人狼議事


167 ― さいごの手紙 ―

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【独】 透明女子会 ヒナコ

/*
わー。ふれて下さってありがとう先生!

[背後霊しながら。]

(-5) 2015/09/04(Fri) 19時半頃

【人】 逃亡者 メルヤ

[ひとつめの手紙を広げる。それは返ってくるとは思ってもみなかったひとからの物だった。
ふたつめ。文の途中に不自然に横たわる黒い魚に首を傾げる。
文を読みおえれば、頬が濡れているのに気付いた。
ああ、わたしは寂しいのだ。
心細いのだ。ひとりがこわいのだ]

 ……ヌマじいさま、

[なにか、言おうとした言葉をぐっと飲み込んで]

(14) 2015/09/04(Fri) 20時頃

【人】 逃亡者 メルヤ


 やくそく、だよ。
 忘れたりしたら承知しないんだから。

 ヌマじいさまも、どうか。

[静かに流れていた涙は、やがて嗚咽に変わる。
握りしめた手紙に、シミが広がっていく。

真昼の星が、きらきらと輝いていた]

(15) 2015/09/04(Fri) 20時頃

【独】 逃亡者 メルヤ

ヌマじいさまへ

 ありがとう。
 でもこれは、使えない。私はあそこに行きたいとは思わないから。
 たとえお母さんがいるとしても。

 だから、双眼鏡を持って、見晴らしのいい場所にきたの。
 ここからなら、星も川も見える。
 ……ヌマじいさまも、見付けられるかしら。

 お気を付けて。行ってらっしゃい。

(-6) 2015/09/04(Fri) 20時頃

【独】 逃亡者 メルヤ

 私も、忘れないわ。
 忘れそうになっちゃったのは内緒にさせてね。
 会えなくても、繋がっているんだから。

 やくそくよ、約束なんだから。
 ちゃんと溺れたら掬いあげてね。
 ヌマじいさまが溺れていたら私が引っ張りあげてあげる。
 一緒に溺れていたら?
 ふふ、その時は顔を見合わせて笑いましょう。

 おじいさまも、どうか お幸せに。

メルヤ

(-7) 2015/09/04(Fri) 20時頃

【独】 地下鉄道 フランク

TO.ヌマタロウさん

ヌマタロウさんから聞く怪奇の話は妙に怖かったなとよく覚えてるよ。
懐かしいな、あれはきっと川の亡霊が足を引いたんだ。
未だにそう思っている。

僕の本は難しいことなんてないよ。
きっとヌマタロウさんでもね。
あの頃と同じ、子どもみたいな空想を書いているだけだから。

流星群の日は、たくさんの人と同じものを見たってわかって
僕は一人ではないのだなと思えた。

だから不思議と、怖くないのかもしれない。

(-8) 2015/09/04(Fri) 20時半頃

【独】 地下鉄道 フランク

星と川に挨拶に行くならば、
美味しい魚をありがとうと僕からも伝えておいてほしいところだけど…

もう、この手紙は君の手には渡らないのかな。
そんな気が少し、している。

自分自身が落ち着いているのが不思議な気持ちと、
こうして懐かしい話を、これからの話を、本の感想を聞けなくなるのはやっぱり寂しい気持ちはあるのだけど。


偶然か奇跡か、必然か、全てに感謝しながら終わりを待つのは
悪くないかな。

フランク

追伸
最近は空ばかりみているけれど、下を見てお洒落な猫を探すのも日課にしよう。

(-9) 2015/09/04(Fri) 20時半頃

【人】 地下鉄道 フランク

[喫茶店で手紙を読みながら返事を書いてみたが
何故かもうその手紙は、送り主には届かない。

そんな気がしていた。

帰り道、酒を買って小屋に戻ると一匹の猫が目について]

 なあ、贈り物を齧ったのは君かい?

[声をかけると猫は振り返り、にゃあ、と小さく鳴いた。
手にした手紙から良い匂いでもするのか夜道を小さな足音がついてくる。

男はそれを気に止めず、小さな来訪者が家に入ると扉を閉めずに
椅子に腰掛けた。]

 猫は好きだよ。自由だからね。

[いつか手紙に書いた言葉を呟くと、酒を開けた。]

(16) 2015/09/04(Fri) 21時頃

【人】 地下鉄道 フランク

[テーブルの上の小さな客は、遠慮も知らない様子で千切って差し出した干物を食べている。

その様子を眺めながら、酒を一口、二口。

猫座も探してみようかと、そんなことを思った。]

(17) 2015/09/04(Fri) 21時頃

【人】 地下鉄道 フランク


 …君は、幸せ?

[隕石が落ちてくることなど知らない獣に問いかける。
ちらりとこちらを一瞥して、また魚を食む彼の代わりにグラスに落とす言葉。]

 僕は…幸せだよ。多分、きっとね。

[自ら一人を選んだ男は、一人を寂しいとは思わなかった。

だけれど誰かに忘れられることが、
自分がいた証を示せないことは、怖かった。

それはずっとずっと、長い間。]

(18) 2015/09/04(Fri) 21時半頃

【墓】 渡し船 ユージン

[あの星が近付いている影響だろうか。
いつもは海へと流れるはずの河が、
今は上流へと流れてゆく。

まだ前進できるほどの流れだが、
流れの勢いが増せば増すほど、こちらの前進は難しくなる。]


 進めるうちにっ 進んでおかないと……なッ!!


[毎日船を漕いでいたとはいえ、
街中の河は流れもゆるやかで、遡上するのにこれほど骨は折れなかった。

腕が、背中が、腹が……全身に疲労を感じる。
けれど、やめようという気にはならない。]

(+0) 2015/09/04(Fri) 21時半頃

【秘】 逃亡者 メルヤ → 地下鉄道 フランク

フランクさんへ

お返事貰えると思っていなかったから、すこし驚いています。
名乗るのが遅くなってしまいました。
メルヤと申します。

じゃあ、今からでも遅くありません。
私がフランクさんの娘さんに、って厚かましいですよね。

私は、父を亡くしてから母と二人暮らしでした。
ひとりを選ぶのも、とても勇気のいること。
最近になってようやくそう思えるようになりました。

けれど、結局は。
誰かと繋がっていたい、って思ってしまうのでこうやってお返事を認めています。

(-10) 2015/09/04(Fri) 21時半頃

【秘】 逃亡者 メルヤ → 地下鉄道 フランク

世界が終わる日にも手紙は届くのでしょうか。
そんな事を思ってしまいます。

あなたと、あなたの大切な子どもたちに。
素敵な明日が訪れますように。

メルヤ

(-11) 2015/09/04(Fri) 21時半頃

【人】 逃亡者 メルヤ

[ひとつはもう届かないと知っているもの
ひとつは、届いてくれたら嬉しいもの。

ふたつを紙飛行機にして、
展望台から愛をこめて。
緩く弧を描けば遠く、遠くへと。
空を翔けて行った]

(19) 2015/09/04(Fri) 21時半頃

【墓】 掃除夫 ラルフ

[男は今、暮らしていた街の、となりの町にいた。

倒したモップも、こぼれたゴミも全部片付けて
それから、自室も綺麗に掃除してから歩き出したから
結局は、星が輝きだしてから出発することとなった。

バッグに沢山の捨てられないものを詰めて
ポケットに封のきられていない手紙を詰めて
ゆっくりと、空を見上げながら歩き出したのだ]

(+1) 2015/09/04(Fri) 22時半頃

【人】 記者 イアン

[川辺のシンボルがひとつ、ぽつり、密やかに消えた。
空に瞬く星がひとつ、消えるように。

舟は、一人を乗せて水辺を走った。
河を、ひとを運んだ舟の姿が、ひとつ消えた。

届く噂話も、届かない噂話も、平等に。
記者は朝のニュースの時間を失った代わり
いやにゴミの増えた通りを駆けていた。
誰かに宛てられた手紙を、拾い集めながら。]

(20) 2015/09/04(Fri) 22時半頃

【独】 記者 イアン

/*
ラルフさん!!!!!!!!!!!!!
良かった!!!!!!!!!!!!!!

(-12) 2015/09/04(Fri) 22時半頃

【独】 記者 イアン

/*
なんだかね、もうね
皆さんの作り上げる雰囲気がとても好きです。
何度でも言いたい。 すき。 さびしい。

(-13) 2015/09/04(Fri) 22時半頃

記者 イアンは、メモを貼った。

2015/09/04(Fri) 22時半頃


【墓】 渡し船 ユージン

[青年はどれだけの時間、前へと進んだだろう。

海へと近付いて星が大きく見えるのか、
星の方がこちらへ近付いて、大きく見てるのか。

今がどの時間帯なのか
進んでいるのか、停滞しているのか、

押し戻されているのか。


朦朧とする視界の中、全てが考えられなくなっていた。

風の音も、水の音も、
自身の呼気の音も、足場の軋む音も全てが遮断され、

ただ、より近くへと在ろうと、
無我夢中で船を漕いでいた。]

(+2) 2015/09/04(Fri) 22時半頃

【墓】 釣り師 ヌマタロウ

[空は青々と輝く。
あの光を隠して全てを無かった風な顔をするような、
甘っちょろい雲は、どこにも見えなかった。

それでも翁は時折、それを仰ぎ見る。
近付く定めと見つめ合う]

 ………はぁ。
 遠ェがね、みなもとは。

[昇れば昇るほど、川沿いの岩たちは鋭さと大きさを増し
丸一日歩いていた筈だが、振り返ってみればまだ
自分の知る風景の形がまだまだ目視できる距離にある。

腰を落として、手頃な岩に座り込む。
魚箱を下ろして蓋を開き、その中から本を取り出した。
丁寧にカバーのかけられた、新品の、一冊。

開いてから、気付いた。
栞の先にはもう、あと数ページしか残っていなかったこと]

(+3) 2015/09/04(Fri) 22時半頃

【墓】 渡し船 ユージン

[星から目を逸らし、
岸を見れば展望台が見えただろうが、その余裕はもうない。


しかし、
旧友と同じ名前の男が教えてくれたあの場所へと、

確かにたどり着いていた。]

(+4) 2015/09/04(Fri) 22時半頃

【墓】 釣り師 ヌマタロウ


 …俺ぁ本ば読めるにんげんだったのだなぁ。

[一人の行軍。
休み休みの手慰みに読み進めていたそれが
不思議とすいすい読めたのは、状況のせいだろうか。
それとも、読めないと思い込んでいただけで
実際は読書人の才覚があったのか。
はたまた、彼の筆遣いの洗練されたことだったか。

 ––––終わりの始まりのあの日、私は何を思って…]

 綺麗だったものなぁ。

[もう一度、空を仰ぐ。
執拗に、何度も、何度も、空を仰ぎみる]

(+5) 2015/09/04(Fri) 23時頃

地下鉄道 フランクは、メモを貼った。

2015/09/04(Fri) 23時頃


【墓】 釣り師 ヌマタロウ


 あ。

[読み終えてから、気付いた]

 ……上巻だったんが、これ。

[名前を見て、そのままの流れで会計に持ち込んで。
そのまま熟練の書店員の–––シャッター通りの中で店を開いていた奇特な––––手によって
迅速に包まれてしまっていたから、見逃していた。

下巻は、もしかしたら買いそびれていたのだろうか。
今から道を戻ろうにも遅い。

だがこれはこれで、良い気がした]

(+6) 2015/09/04(Fri) 23時頃

【墓】 釣り師 ヌマタロウ

 こん男のいのちは、まだ続いていくんがね。

[フィクションの中の世界でも、『先』を感じられるなら。
例え孤独な、たったひとりのにんげんでも。

現状を思う。
ひょっとしたら真逆なのだろうか、なんて笑った。
光の先はきっと存在せず、それでも世界にはまだ
同じ空気を飲んでいるものたちが、居るのだなんて。]

 ……ッと、とと…

[不意にくるぶしを、冷えた感触が撫でる。
ああ、潮が追い付いてきたのか。
肩を竦めて立ち上がって、岩の上へ登りあがり、

もう一度、空を眺めて。
何分間か、眺めて。
ひとつ、深呼吸して。
先へと急ぐ。]

(+7) 2015/09/04(Fri) 23時頃

【墓】 掃除夫 ラルフ

[空を見上げていたからだろうか。
男めがけて、まっすぐに飛んでくる紙飛行機を
手を伸ばして、受け取ることが出来た。
羽よりも軽いんじゃないか、と感じるくらいの
儚い存在感。

開く前から、奇跡の続きだと、もはや掃除を生業としない、ただの男にもわかった。そして、開いて]

(+8) 2015/09/04(Fri) 23時頃

【墓】 渡し船 ユージン

 っあぁ!!!


[もう限界だった。

海へと少し出たところで、潮流によって、
青年の手から櫂が攫われていった。

揺さぶられる船の上、
足元に置いてあったほとんど使われることのなかった、
父の遺品、……猟銃へと手を伸ばす。

疲労によってガタガタというこをきかない手で弾を詰め、
狙いが定まらないまま、大きな星へと――。]

(+9) 2015/09/04(Fri) 23時頃

【墓】 掃除夫 ラルフ

[返事を待たずに、糸をつむがずに
衝動だけで空に放った、水色を思い出す。

月が雲に隠れ、紙飛行機の文字は見えなくなった。


朝が来たら、返事を書こう。
それに適したベンチがあることを、奇跡を、祈る]

(+10) 2015/09/04(Fri) 23時頃

【墓】 渡し船 ユージン

 ………やぁっぱ 

  はぁー 無理だよなーーーハハハッ


[分かっていた。
何の意味もなさないことを。

船の上で仰向けに倒れこみ、
届かなかった星へと左手を伸ばすが、

――握った拳の中身は空っぽ。]

(+11) 2015/09/04(Fri) 23時頃

逃亡者 メルヤは、メモを貼った。

2015/09/04(Fri) 23時頃


【墓】 掃除夫 ラルフ

[夜。すれ違う人はいない。

皆、息を潜め、星に見つからないようにしているのだろう。

話し声も、ラヂオの声も聞こえない。
虫の声と、風の音だけ。
雲が晴れ、月が顔を出す]

(+12) 2015/09/04(Fri) 23時頃

【墓】 渡し船 ユージン

[しばし星を眺め、身じろぎをした時に何かを蹴ってしまい、
コトンと硬い音がした。

荒れる船上で、それはとうに倒れていたが、
ゴロゴロと転がる音に気付いたのはこの時が初めて。

頭の方へと転がってくるそれを捕まえ、
力の入らない手でようやく封を開けた。

中身を取り出して握り、星へと掲げる。
それから、手を口へと寄せて、


       ―――夜空の落し物を呑み込んだ。]

(+13) 2015/09/04(Fri) 23時頃

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