80 あの日、僕らが見た空は
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>>1:@27
[一瞬見えた白い何かは、 もしかすると、と思えるような者でもあったかもしれない。
でも、幻影といえば、そうなるだろう。]
――……トリ?ヒト? なんだ?
[風というものをよくは知らないけれど、きっと風のようだと風を知っているものは言うだろう。 そして、それは、彼にしか見えない幻影。]
――……女神?
[そう、彼は一瞬、確かに、口はしをあげて嗤う女性の姿を見た。]
(10) 2013/04/21(Sun) 08時半頃
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(一番下じゃないから、安心って思っているヤツなんて、 下衆としか思えないわね。)
[その女神のような女が、言った。]
(*8) 2013/04/21(Sun) 08時半頃
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[だが、それはすぐに消え去る。 見えなくなった女の姿を探すように、また自転車を漕いだ。 やがて、その町の中心部につくと、いきなりぐるるると腹が鳴る。
雑嚢を開けて、おやっさんがくれた硬貨を一枚握った。 教えてくれたこと、金だけは、この中、どこでも共通に使えるのだと……。
一つの店の暖簾をくぐるけれど、 それが汁蕎麦屋だったのは、まだ、彼が彼でいる証であること、
先に知ることになる。]
(11) 2013/04/21(Sun) 08時半頃
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(そんなモノばっかり食べないで?)
(もっと、野菜とか果物とか摂ってほしいわ。)
[なんだろう、この頭の声は。]
(*9) 2013/04/21(Sun) 08時半頃
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[おやっさんとは違う味のどんぶうを平らげたあと、 外に出て、空を見上げる。
まだ、四角い空は遠くにある。**]
(12) 2013/04/21(Sun) 08時半頃
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/* その場所に帰ると記憶が蘇る。
一番てっぺんには、神様と呼ばれる場所がある。 最新のあらゆる医療をつくしている場所。 だけど、クローン技術は発達せず、緊急の手術時には、 この過密人口のどこからか、ドナーをひっぱってくる。 それは人買いのような形をとられることもある。
(-2) 2013/04/21(Sun) 09時頃
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/* ドナーと患者を合わせることはない。 だけれども、ミルフィは、心臓だけになってからも、少年に話しかけてくる。
異国からきたおぼっちゃんに、嫉妬と呪怨を込めて。
やがて呪いは、記憶を失わせ、少年を最下層まで追い込んだ。 そこはミルフィの故郷であり、そこにまで貶めたことを満足していたけれど、 もう一つの呪い。
また上を目指したいと思ったならば。 一番上についたとき、彼はそこから外へ飛び降りるだろう。
でるだめにと。]
(-3) 2013/04/21(Sun) 09時頃
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/*
自身の心臓を愛している。 自身を愛している。
でも、それと溶け合ってしまった少年もいつしか愛している。 心臓は恋して愛して、
そして……。
着いたとき、 誰もそばにいないなら、 きっとそのまま。
(-4) 2013/04/21(Sun) 09時頃
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/*
そう、ここで生まれた、 ミルフィの心臓は、ここで生まれた。
(-5) 2013/04/21(Sun) 09時頃
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[サミュと別れて、のんびり行くと やがて、長い長い階段に]
(…まさか、天国に?)
[そんなはずはあるはずもなく どれくらい登り続けただろうか?
たどり着いた街のあちこちに見えるは『2』]
(13) 2013/04/21(Sun) 10時頃
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…こっちは、天使? で、あっちは…女神?
[ふらりと迷い込んだ路地裏で 並ぶ二軒の看板に首を傾げて立ち止まる
片方は2人のラッパを吹いた天使が向かい合い もう片方は2人の女神が向かい合う
どちらも窓と扉は閉ざされていて 入るには躊躇われる]
…これ…店だよね?
[看板と佇まいを見るとただの家とは思えず]
(14) 2013/04/21(Sun) 10時半頃
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バタン!!
(*10) 2013/04/21(Sun) 10時半頃
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[突然、天使の方の扉が開き 中から弾丸のようにひとり飛び出す赤毛の少年
『トニー、待ちなさい!』
遅れて出てきたのは、少年のものと思われる名前 それを叫んで呼び止めようとする 女神のような女のひと―母親にしては少し若いか]
(15) 2013/04/21(Sun) 10時半頃
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[事情は飲み込めないが 飛び出た赤毛の弾丸少年をキャッチすると
女のひとはこちらへ「ありがとう」と礼をいい 少年トニーの目線に合わせてしゃがむ
『悔しいのは分かるわ…なら、どうしたらいいと思う?』 『難しいかしら…なら、大人になってもずっと考えて』
優しく囁かれたトニーは涙目でコクンとうなずいた 女のひとはトニーを促して先に行かせると
『お茶でもどうかしら…親切な旅人さん?』 『あたしはジェニファー、お名前訊かせてもらえる?』
そんな挨拶をしてきた 笑顔の口元のほくろが印象的だなと*ぼんやり*思う]
(16) 2013/04/21(Sun) 11時頃
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…じゃあ、行ってくるよ。
[煙草を投げ捨てて、僕は立ち上がった。
今日は少し下の区画で大きな市がある。 時折そこへ出かけて、生きるために必要なものを調達するのだ。 幸い、この街にはかつての住人たちが残して行ったものがまだあるから。それらを拾い集めて加工し、余裕のある連中に売りつける。目下、僕らの生きる術はそういったものだった。]
『生きて帰っておいで』
[毎度の冗談だ。実際はそう、危険でもない。 確かに闇市やら、ならず者の溜まり場やら、危ない場所はいくつもあるけれど。だからこそ自治自警は発達しているし、そういった場所さえ理解して避けていればそうそう危ない目に遭うこともない。…少なくとも、僕らはそう認識していた。]
(@7) 2013/04/21(Sun) 12時頃
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/* Σどくどく
(-6) 2013/04/21(Sun) 12時頃
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[背後から、足音ではない物音が聞こえてきた。特別狭い道でもない、故に避ける必要もないだろうと、足を止めないばかりでなく振り向いてみすらしなかった、が。横に止まった姿に、かけられた声に、立ち止まって其方を見た。 自転車に乗った、見知った姿]
…… 上に。 うん……そうだよ。上にね、行くつもりなんだ。 ……君も。行くの?
[サミュエルに、肯定してから問い返す。 同じように肯定が返ってくれば、頷いて]
行けたらいいね。
[そう短く呟くように言い、小さく爪を噛み鳴らした。 自転車と共に去っていくその姿を、少しの間立ち止まって見送る。また、とだけ言葉を加え]
(17) 2013/04/21(Sun) 12時半頃
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[それから、どれくらい歩いたか。 少年は――住処より一つ上の階層に辿り着いた]
……、
[街の景観を、行き交う人々を、立ち尽くして眺める。見慣れない、しかし特別に真新しくもない、それら。ただ、明確に違っているのは、異質なのは、あちらこちらに2という数字が刻まれているという事だった。 2。 黒い紙にそう白く描かれた張り紙に、ぺたりと掌を付け]
2。 2、…… 二番。二つ。二度。二人。ふたり、……ふたり……
[連想を、ぽつりぽつりと口に出す。そして、ふと、張り紙から手を離し、頭を押さえた。刹那、殴られたかのような強い痛みが走ったために。う、と呻き声を零し]
(18) 2013/04/21(Sun) 13時頃
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[二人。二人。二人。二人。二人。]
[頭の中をその短い言葉が駆け巡る]
[2 という数字が
ちらばって]
(*11) 2013/04/21(Sun) 13時頃
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[僕らが暮らしているのは幾重にも折り重なった要塞のようなこの街の、海と空とを見渡せる周辺部。ただ、半端な場所ゆえ、陸の孤島のごとく外部との接触が難しい地区だ。
毎日目にしていながら手にすることの出来ない空と海への憧れを募らせた結果、ある者は空を、ある者は海を、またある者はヒトとモノを求めて次々に生まれた街を捨てて行った。
そして時折、中央下層階からの旅人が現れる。彼らもまた、空への憧れを募らせているのだ。微笑む石の女神たちは、そんばないものねだりの人間を笑っているようにも、見える。]
(@8) 2013/04/21(Sun) 13時頃
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……何、……何なの、……何だったっけ…… 何だっけ…… 2? え、そう……そうだけど、……そう、……
……何だよぉ……
[その場、古びた雑貨屋の脇の壁際に蹲り、がりがりと指先を噛み始めた。鈍く痛み続ける頭、脳裏を過ぎるなにか、それを、消し去ろうと努めるように]
……どうでもいいよ。……どうでもいいのに。 見なきゃ。空、 僕は、怖いんだ。……怖いんだよ。 だから、空、見に行かないと……
……痛い……
[指を噛む合間に呟きながら。 ぽろぽろと、幼い子供のように涙を流し]
(19) 2013/04/21(Sun) 13時半頃
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[また、空色の瞳が、思い浮かんだ]
[いつか、何処かで見たような。 いつか、何処かで、見たのだろうか?]
(*12) 2013/04/21(Sun) 13時半頃
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/* どこまで進んだ?
1.まだテリトリー 2.そのつぎ 3.そのつぎのつぎ 4.むしろ逆 5.つぎくらい 6.つぎのつぎ
6 4
(-7) 2013/04/21(Sun) 14時頃
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/* じゃあシーシャのその先で
(-8) 2013/04/21(Sun) 14時頃
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[いつの間にか。 線引きはないけれど、綺麗な街に出た。 まだ空は四角いけれど、ほんの少しだけ広い。 気が、する。
…どうにも、落ち着かない。 ここには、きれいなものがたくさんあるけれど そのどれも、自分とは関わりがなかったものだから。 着古したシャツにジャンパースカート、履き潰したスニーカーでは この世界では異分子。
こそりと路地の裏に行けば、すこしは浮かないだろう。 そう思って、細い道を行く]
(20) 2013/04/21(Sun) 14時頃
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[裏は裏なりに、活気があった。 呼び声、掛け声。 それでも、自分のような子供はいないらしい。
声を掛けられたのは、そのとき]
ちがう。 迷子じゃないから。
[恰幅の良いおばさん。 いかにも親切そうに、半ば同情を含んだ目。 親がいないの?などと聞いてくる声を振り切って、駆け抜ける。
ああ、鬱陶しい]
(21) 2013/04/21(Sun) 14時頃
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[たどり着いた先は、ゴミ捨て場。 適当に放ってあるだけのあの場所と違って、ある程度種類が違うらしい。
きれいなほうのゴミをあされば、袋の中から服を幾つか見つけた。
…なぜ捨てられるのだろう。 こんなにきれいなのに。
一箇所ほつれを見つけたけれども、それは少女にとってはまったくもって気にならないことだった。 すこし大きめだったが、着られるサイズのスカートとTシャツ、それにフードのついた服を羽織る。 パーカーなんて名前は知らない。
…普通の子供、のような出で立ちになれば、そこを離れる。 ゴミを漁るような“異分子”は、連れていかれてしまうから。 風景に溶け込まなければ]
(22) 2013/04/21(Sun) 15時半頃
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[忘れていた、と、きていたポケットから取り出したのは、指輪。 すでにお守り代わりになったそれは、変わらずに鈍く光る。
あれ、と思う。 あの暗い路地裏、ランプにかざしたとき、これは赤だったはずなのに。 今、空がすこし広くなった、そこでは。 うっすらと緑に変わっている。
…気が、する]
(23) 2013/04/21(Sun) 15時半頃
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[その変化は僅かで、見間違いではないかとさえ思った。
…きっと気のせいだ。 色が変わる指輪なんて聞いたことがない。 スカートにはポケットがなかったので、パーカーのポケットに入れる。 すこしだけ急ぎ足で路地裏を抜け、表通りに出た。
やっぱりそこは、きれいな場所で。 ぱちりと瞬きをすれば、人の流れに沿ってレンガ道を進んだ]
(24) 2013/04/21(Sun) 15時半頃
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[翌朝、遠く甲高い音が聴こえた。 学者たちと宿から出たばかりの時間だっただろうか。 「鳥の声」かと問う助手へ笑いながら]
…いいえ、多分…下層の何処かで鳴った汽笛かと さすがに…あんな声で鳴く鳥はここにもいませんから
[学者もこれは初めてだったらしく、なるほどと頷いていた。 「スプリングヒルズ」は離れ小島の巨大な建築物と外では認識されているようだが。 階層を超えての行き来をせずとも暮らしていける区域も数多く存在してるため、小さな都市国家というのが中にいると実感できる。 この中どころか、階層から出ることなく一生を終える者も多い。
この汽笛は―故郷の下層にあるクズ山から、誰かが組み立てて鳴らしたものなのを男は知っている]
(@9) 2013/04/21(Sun) 15時半頃
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