237 それは午前2時の噺。
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…… しあわせ、ね。 だれも連れ去られないで、私達も、みんな、ぶじで。 きっと、かれも、ぶじで。
[しあわせ。とても、しあわ、……呟き続ける音には祈りに近い色を乗せて、途端。 途端、あぁ、腕の中から甲高い泣き声が辺り一帯に響き渡っていく。滴り落ちる雫は薄桃のカーディガンを濡らし、がばっと腰を上げる。我に返った自身の晒す肌は、日を忘れた風を受けて鳥肌を作る。 ごめんね、とそうっと子を置いて、一枚脱いだカーディガンで包み込む。ごめんね、ごめんね。繰り返される謝罪に促されるように、叫ぶようなその声は大きく、拡がっていく。ぱちり、電灯越しに人の気配を感じ取り、────たった一人のいとし子を抱き抱えて、逃げるように立ち去った。
しあわせ。ごめんね。そう、しあわせだから、だから、……泣かないで。]
(-13) 2018/03/25(Sun) 22時頃
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[帰路に着いたのは、月明りの下でのこと。部屋へと入った直後にそうっと頬へと触れる。その肌には既に水気は消え去っていて、残っていたのは僅かな熱。呼吸音だけだった。*]
(-14) 2018/03/25(Sun) 22時頃
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書きたい事あるけど間に合わないので物語駆け足になってしまう。ごめんち
(-15) 2018/03/25(Sun) 23時頃
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「じゃあ三割方さんは何度も殺されて何度も同じ日を繰り返してるんですね」
深夜のととら第一公園。街灯に小さな羽虫が集っている。砂場に設備されているドーム型の遊具の中で、三割方と六掛は息を潜めていた。繁華街を抜けて、逃げ道を探した。以前殺された大通りを避け、細い路地を駆け抜けると公園があった。「ここなら6割方は安全です!」と六掛はドームの穴に飛び込んだ。
「殺しにきたって一体どういうこと何なんですか!?」
六掛は三割方にしつこく詰め寄った。玩具を買って貰えない駄々っ子のように三割方の身体を揺さぶる。新人でも記者は記者。取材対象者に食いついたら意地でも離さない。誤魔化すのに妥当な言い訳も見当たらず、終いには「アタタァしますよ?」の一言でついに口を割った。
(9) 2018/03/25(Sun) 23時頃
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「でも、何で三割方さんは命を狙われてるんですか?」 「知るわけないだろ」 「誰かの恨みを買っているとか」 「んなもん買い溜めしてるわ」 「じゃあ誰なんですかね〜この町で三割方さんを殺したい人」
仕事柄、誰に恨まれていてもおかしくない。三割方は不倫を暴いた写真を撮った時に一度や二度殺されそうになったことはあるが、いずれも単独犯だった。だが、今回は明らかに組織的だ。サングラスの男が車を襲撃する。大通りに逃げれば別の者が車で衝突する。繁華街に逃げればモデルのような女が刺し殺す。どの場所に逃げても殺せるように仕組まれている。これだけの数の人を動かせるのだ。黒幕は相当な立場の人間に限られる。
「あれ? ……それって」
六掛と顔を合わせる。頭に浮かんだ共通の人物。 双六の賽の目が振り出しへ戻った。
(10) 2018/03/25(Sun) 23時半頃
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[ほうら、だから言ったのに。働き過ぎですって。……早く帰った方がいいですって。
閑散とした社内の一室。溜息一つ零しながら、隣の部下が差し出してくるのはスマホの液晶。彼女が出来たのかあ、と呟く冗句は無視され覗いてみれば、吊り上がった口角が凍り付く。 其処に示されていたのは、ニュース記事。停電、復旧未定、場所は、────妻が、子どもがいる、斗都良の町一帯。]
……、まじかい。
[積み上がった書類の塔等の中で均整に整えた金髪を掻きむしる。事務仕事をも営業をも二足の草鞋を履かなければならない環境において、例え如何に忙しさに身を委ねていても襟足にも掛からない短髪だけは維持していた。 背凭れに深々と掛かって、取り出したスマホを弄っていく。一人だけ浮いた、初期設定のアカウント画像をタッチして、大丈夫か、一言連絡を入れる。既読は、付かない。一つ上のメッセージ、「ごめん、今日も遅くなる。食事は要らない。」日付は、数か月前を示していた。]
(11) 2018/03/26(Mon) 00時頃
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お前さんは足、あんの? 確か、俺よりも遠かったんじゃない。
[そうっすよ、と項垂れる頭が首肯する。やっぱ、車って大事っすね。免許取れば良かったなあ。ぐちぐちと自省を繰り返す口、口より先に動かすものがあるんじゃない、と何時もの営業での口癖は出て来ない。 硝子窓の向こうは、黒で塗り潰された背景に煌々と輝く人工灯、ネオン、ビル明かりの数々。停電のての字すら浮かばせない、その光景が先程のニュースの現実味を損なわせていく。スマホを一瞥、既読は、付かない。一瞥、付かない。更に深く、腰を委ねてしまう。 てか、俺よりも奥さんたちの心配した方がいいっすよお、気遣いの一言に苦笑を浮かべて、……どうすっかねぇ、と小さく、か細く漏らす。もう一度、今度は電話を掛ける。耳元へと押し当ててみれば、断続的な機械音が響くだけだった。]
「……大丈夫、ですか?」
(12) 2018/03/26(Mon) 00時頃
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[視線を上げれば、お盆からグラスが一つ、自身の乱雑に置かれた書類を退いて、そっと置かれる。淡い茶がかった豊かな色味、アイスティーがもう一つ、部下の目の前にも差し出されて。 目を見開く部下の姿を尻目にありがとう、と声を掛ければ、表情の起伏の少ない彼女が僅かに笑みを作っていた。栗毛色のボブカット、目尻が少し下がった大人しい子。確か、隣の部署だったか。]
お前さんも残業だったの、お疲れさん。 ……いや、うら若い子がこんなに残っちゃ駄目でしょ、って。
[足はあんの、部下と同様に訊けば、ほんの少し流れる異質な沈黙。疑問符がチラつく手前、ふるりと首を振る度に撒かれた毛先が躍っていく。 途端、あ、タクシーあるじゃないっすか!がばっと腰を上げて叫ぶ声は、階を越して響き渡るように反響していった。そう叫ばずとも聞こえてんよ、と半笑いで宥めては。電話しますよ、部下が触れていくスマホへと視線を投げて漣立つ彼女の唇を見ずに、背を向ける。]
(13) 2018/03/26(Mon) 00時頃
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然しだな……、これ終わらせないと、明日がなあ。
[何故、1日が24時間しか無いのだろう。積み上がった書類は、明日のプレゼンの為の資料やら営業先の企画書やら。日々のノルマを達成しても更に乗せられる重圧と仕事の束は、わんこそばのよう。きっと、食べても食べても終わりはしない。その先に果てが無いことは目に見えていた。だが、食べなければ、……男は、社会の歯車は、その噛み合いがほんの少しでも崩れることを、その崩れた先に訪れる未来を恐れていた。 妻子か、仕事か。天秤に吊るしたものの重みは緩やかに傾きを見せる。────停電だけならば大丈夫だろうと浅はかな、祈りのような言葉を連ねて。心の淵で、重ね合わせて。 ほう、と誰かの安堵の息が聞こえたような、気がする。きっと気のせいだろう、そう結論付けては、用意されたアイスティーに引き出しから取り出したスティックシュガーの端を破き、注いでいく。]
(14) 2018/03/26(Mon) 00時頃
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「あの、ガムシロップ、ここにありましたけど……。」
[おずおずと顔色を窺うように小首を傾げる彼女へとこれでいいんだ、そう笑みを作り、からん。からん。グラスの中の氷を揺らし、掻き立てれば、小気味の良い高音を奏でていく。奏でていくだけだ。 底に沈殿したままの甘さを尻目に、グラスを一気に呷った。嗚呼、……甘ったるい。*]
(15) 2018/03/26(Mon) 00時頃
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/* じゃにすめっちゃふおん はらはら…
三割方の話めっちゃたのしい そわそわよんでるわ ふふふ
(-16) 2018/03/26(Mon) 00時半頃
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[裏山に抜けるには、住宅街の先、用水路と田んぼを抜けて行かなくっちゃいけない。 アヤと手を繋いで歩く道は驚くほど静かで、そして、ここまで誰とも遭遇せずに来てしまった。
大人に内緒の冒険だけど、繋いだ手の温かさは私だけが知っている。 一緒に見上げた星空の明るさは、わたしたちが一緒に感じてる。
まだおねむな蛙は田んぼの中でじいっと春を待っている。あぜ道を行く間、アヤの草履がたてるぺたぺたした音が嫌に大きく聞こえた。]
あ、ねえ、あそこから裏山に入れるよ!
[指差した先に、遊歩道の入り口がある……とはいってもそんなごーじゃすなものじゃなくて、どんより生い茂った木と、その下に踏み固まった道、そして申し訳程度にぽつぽつと灯りがあるだけなんだけれど。]
この山のね、ピクニック広場なら星がきれいに見えると思うんだ。
[そこでみんなお弁当を食べたり、お花見をしたりする。まだ桜は咲いていないだろうけれど、咲いていたらきっと素敵だ。]
(16) 2018/03/26(Mon) 00時半頃
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[一歩、アヤの手を引いて遊歩道に踏み入ろうとしたとき……ブズン、と音を立てて、わたしの真上にあった電灯が消えた。 夜の森の中、たったひとりで森の入り口を守っていた門番が死んだみたい。 何の前触れもなく、突然、世界は闇に包まれる。]
アヤ、大丈夫?!
[掌に感じるアヤの手……大丈夫、アヤはここにいる。見えないアヤの顔がもっと見えなくなってしまったけど、ちゃんといるのが分かる。 でも、アヤは声を潜めて囁いた。]
「なにか、きこえる」
[確信を持った声音に、わたしは耳をそばだてた。 視界が閉ざされた中、木々の間を通り抜けるように、微かな音が確かに聞こえる。]
(17) 2018/03/26(Mon) 00時半頃
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[音がだんだん近づいてくる気がして、慌ててアヤの腕を掴んで、近くにあった茂みに押し込んだ。 距離が近くなると、アヤのにおいがいっそう強くなった気がする。それでも声を殺し、息を殺して、その気配が通り過ぎるのを待った。
それは、山の奥から、遊歩道に降りてきている。]
(18) 2018/03/26(Mon) 00時半頃
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…… リィィーーーン ……
…… カラン …… カラン ・・・・・・
…… うう ……うぅぅ ……
……ズルズル…… ズリ ……
(19) 2018/03/26(Mon) 00時半頃
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[なにこれ。なにこれ。なにこれ。何がいるの。
わたしたちが隠れた茂みのすぐ真横、何かを引きずるような音が聞こえる。 苦しそうな息遣いが聞こえる。……でも、真っ暗闇に包まれて、もう何も見えない。 ただぎゅっとアヤの手を握りしめ、それが通り過ぎるのを待った。 掴んだアヤの手は、ほんのちょっと震えて、手先が冷たい。]
大丈夫……大丈夫、わたしがついてるから……。
[ついているからなんだ、って言われたら困るんだけれど。 それでも、公園でわたしの手をアヤは取ってくれた。]
アヤは友達……おばけなんていない……。
[何度も口の中で呟いた。消えろ、消えろ、と強く願う。 ……やがて、音は遊歩道から田んぼの方への消えていった。]
(20) 2018/03/26(Mon) 00時半頃
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[そおっと茂みから顔を出したら……やっぱり真っ暗森。鼻をつままれても分からないほど、って比喩表現がぴったり当てはまるような。 あの変な音を出すものは何処かに行っちゃったんだろうか。 茂みにしゃがんだままのアヤの手を引っ張り上げて、服についた泥を払うと、アヤがおずおず口を開いた。]
「ともだちになってくれるって、ほんとう?」
[わたしはびっくりして目を見開いた。ここにくるまではじゃあ一体何だったんだろうって。 黙っていたらアヤはすまなさそうに「ごめんね」と言った。]
「いままで、おともだちできたこと、なかったの。 ……ねえ、あなたのなまえは?」
[わたしの手をアヤが握り返してくる。細い手。冷たい手。爪の間に泥が入った手。 なんで今更そんなことを聞くの?]
(21) 2018/03/26(Mon) 01時頃
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わたしは、エリ。
[真っ暗でアヤの顔は見えなかった。でも「そう」と返したアヤの声は、何だかひどく悲しそうだった。]**
(22) 2018/03/26(Mon) 01時頃
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くらくなると、こわいものがやってくるよ。
うそ! よるがくると、ゆめにはいって、たのしいことが たくさんになるんだから!
ほんとうに? ほんとうに?
ほんとう……、だよ。ほら、きれいないろの ことりが、おかしのおうちにみちびいてくれる はずなんだから──あれは……なに…?
こわいものが、やってきたんだよ!
[ヒッ。 掠れた息を飲みこんで、座り込んだまま自分で自分の肩を強く抱きしめる。 現実には恐ろしい妖怪なんている筈無いと分かっていても、自分の指先さえ見えないこの闇の中では僅かな物音でさえ、悪いものの気配のように錯覚してしまう。]
(23) 2018/03/26(Mon) 01時半頃
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[手で肩を擦りながら右に左に首を巡らせるけれど、視界を助けるような光源は見当たらなかった。 完全なる、闇。
鎖された闇の中で急速に失われる平衡感覚。 今自分が立っているのか座っているのか、前と 後ろと右、左、どちらを向いているのかさえ あやふやで、不確かで──酷く不安になる。]
……あっ、
[チリン。 微かな鈴の音。聞き覚えのあるそれは、ヨムマジロ君のキーホルダーに付いたものだとすぐに思い至る。 先程慌ててポシェットに入れた時に、しっかり仕舞えていなかったのだろう。座り込み、不安に身を震わせる内に不安定に引っ掛かっていただけのそれはずれていき、遂に地面に落ちたのだ。]
(24) 2018/03/26(Mon) 01時半頃
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[携帯電話は、携帯してきていない。 手元を照らせるものは、なにもない。 手探りで周りの地面を探るけれど、一瞬指先に触れた硬い物は、その指に弾き飛ばされころころと離れて行くのを感じた。]
や、やだ、どうしよう…!
[自分の周囲をパタパタと叩いて探しながら、暗闇の利点を一つだけ知った。 どんなに瞳に涙を浮かべても、滲むべき視界がないのだから困らない、ということ。]**
(25) 2018/03/26(Mon) 01時半頃
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/* ブラン子さん遠征してもうてるけど多分齟齬にはならぬはず……!構ってもらえるのはとても嬉しい
(-17) 2018/03/26(Mon) 12時半頃
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[ 窓から眺めたととらはどこまでも暗かった。握ったままの、電気の線。悪事の証拠が重たい。月とか星とか、自然にある明かりだけが見えていて、時間が経つごとに目が慣れてゆっくり明るくなっていく。
ぺた、とそこに座り込んだ。悪い事をした。
だけどすぐに人が来ることはわかって居たから、急いでまた立ち上がる]
(26) 2018/03/26(Mon) 17時半頃
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[裏山に生い茂った木は、一片の光も通さないとでもいうように、下を歩くわたしたちに意地悪をする。 飛び出す木の根も、湿った腐葉土も、全然先に進ませてくれない。 アヤは草履だし、わたしはガラスの靴……ママの買ってくれたお気に入り。 それでも真っ暗闇に慣れてきた目に、僅かに映るものを頼りに、一生懸命アヤの手を引いて歩く。
きっと真っ暗な街に取り残されてる人たちの誰も、ここにいるわたしたちのことを知らない。 大人も、子どもも、犬も、猫も、みんな。 おうちにいる人たちはみんな、誰も気が付かない。 早く山を登らなきゃ……焦る手が、アヤの身体を強く引く。
と……ずるり、腐葉土に足を取られてアヤの身体が落ち葉の上を滑り落ちていく。]
アヤ!
[わたしの手からアヤが離れてく。 体温が 遠 く は な れ て
それから、真っ暗闇だけが残った。]
(27) 2018/03/26(Mon) 19時半頃
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[葉っぱの滝つぼに飲まれていくように、軽くて小さなアヤの身体は私の届かないところまで落ちて行って……]
「……ごめん、サンダルがこわれちゃった」
[やがて、ぽつりと声だけが返ってきた。 冷たい風に乗って、アヤのにおいが鼻先を擽る。生臭くて酸っぱいにおいと……ブランコのさびた鎖のにおい。 アヤの無事を確認しないといけないのに、そんなことばっかりが気になった。
助けに来ないわたしに、アヤは静かに口を開いた。]
「ねえ、わたしね、おかあさんからくつをかってもらえないの すぐおおきくなって はけなくなるから。」
[生臭い風に乗って、またあの鈴の音が聞こえた気がした。]
(28) 2018/03/26(Mon) 19時半頃
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…… リィィィン …… 「ねえ、わたし、ともだちがいないの」
「だから、あなたのほんとうのきもちがわからない」 …… リィィン ……
…… リン …… 「わたしにはなにもうらやましいものはないよ」
「わたしをにくんでうらんでねたんでも」 ……カラ、コロン……
…… ふぅ、うぅぅ …… 「あなたはきっとみたされない」
「ねえ、おしえてほしいの」 …… シャン、シャン、カラン ……
「わたしがにくい?ともだちになりたい?……ころしたい?」
(29) 2018/03/26(Mon) 19時半頃
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「あなたのほんとうのなまえは なあに?」
(30) 2018/03/26(Mon) 19時半頃
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[こういうのをきっと「息も止まるよう」っていうんだろうか。 今までアヤはちっともおしゃべりしてくれなかったから、こんなにしゃべる子なんだって知らなかったの。
アヤの姿は、わたしには見えない。でも、確かにアヤはここにいる。見えなくても、アヤのにおいがするから。 酸っぱい汗のにおい、取り換えられない服の饐えたにおい、垢とほんのちょっとおしっこみたいなにおい。]
……だって、アヤ、くさいんだもん。
[それが、わたしの答えだった。]
(31) 2018/03/26(Mon) 19時半頃
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[うらやましくて仕方が無い、“いきてる”におい。
わたしより背が低くて、がりがりで、友達もいない可哀そうなアヤだけど、そのうちわたしより大きくなってしまう。 背が伸びて、靴が入らなくなって……わたしなんか見えなくなる。わたしなんかいないのと同じになってしまう。
だから、大人なんてバカだ。ここにわたしはいるのに、誰も気が付かない。 おばけなんてうそだ。わたしだっていつかおばあちゃんにカーディガンを編んでもらって、お父さんから髪を結うゴムを買ってもらって、ママから靴を買ってもらって……
それから、可愛い名前で呼んでもらえる。想いを込めて、成長を願って、つけた名前。
大人にも見える子だけずるい。ずるい。わたしはここにいるのに。]
(32) 2018/03/26(Mon) 19時半頃
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「あなたがブラン子さんでしょう?」
[ああ、でもその名前は、大嫌いなの。]*
(33) 2018/03/26(Mon) 19時半頃
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