219 The wonderful world -7days of SAIGAWARA
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[この携帯浮いていないだろうか。角度の問題? まじまじと集人の手元を見て。
「片思い」との言葉で自分の異変を思い出し、 表情が曇る。]
……すごく、素敵な人が「居たらしい」事は覚えているの。 その人が来たらレジを交代してもらったり… 少しでも可愛く見えるよう、休憩室で髪を直したり。
でも…何で好きになったかとか、 どんな人だったのか、とか…全然…消えちゃって…
[どうしよう。 話していると、すごく悲しい。 心にぽっかりと穴が開いたような。 自分を形作る何かがごっそり消えたような喪失感。
思わず視線を伏せると、 その頭にぽすりと大きな手が乗った。>>14]
(22) 2017/06/11(Sun) 08時頃
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そう…ね。 そうだ。 生きて帰ることが出来たら…戻るんだよね。
私の記憶も。 熊さんの、手も。
うん。生きて帰ろう。 一緒に、生き返ろう。
[少しの間、暖かい手の温度に目を細め… その手が離れたところで、携帯の着信音が鳴り響いた。]
(23) 2017/06/11(Sun) 08時頃
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[そのメールは、唐突に着信した。>>#0 ざっと内容を確認し、もう一度最初のメール>>0:#4を開く。]
『☆2、 1日に1回、ゲームマスターから出題されるミッションを制限時間以内にクリアしてください。 もしも、参加者の誰一人としてクリアできなかった場合は、参加者全員が消滅します。』
えぇと…このメールがこの、ミッション、っていうやつ?
[集人にそう聞いていると、 突然ちくりと掌に熱い痛みを感じた。>>#1]
痛っ!今、掌が…… えぇぇ何これ!!数字が出てる!!!
[握った手を開くと、見えたのは60:00の数字。 まるで時計のように、1秒につき1、数字がきっちり減っていく。]
(24) 2017/06/11(Sun) 08時頃
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よくわかってないけど、一時間以内に謎々解いて メールの場所に行けっていうの? 無茶振り!解けなかったらどうしろっていうのよー!
[ぷーぷーと文句を言いつつ、添付されている地図>>0:#6を開く。 自分にとってはお馴染みのサイガワラ区マップだが… ランドマークは沢山あるのに、 なぜか特定の建物だけが表示されている。]
…わざわざ書かれているってことは、 この中のどこかって事なのかな。 ――!! SAKAKIが混ざってる! 海鮮ワンタン塩ラーメン食べたい!
……あ。
[マップの中にお気に入りの店を見つけ、 指差して全く関係ない主張をしている途中で 手がぴたりと止まり、すすすっと移動した。]
(25) 2017/06/11(Sun) 08時頃
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4たす7って、11。
熊さん、ね、ここ。
4+7=11で、 11って、トランプのJ(ジャック)よね。 自信は無いんだけど…ここ、どうだろ。
[指差したのは、ラーメン屋と同じ西エリア。 お気に入りのファッションビルのお向かいにある 「コキュートスJ」*]
(26) 2017/06/11(Sun) 08時頃
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/* 桐生君と推理が被った! それならあってるかな…大丈夫かな。
(-2) 2017/06/11(Sun) 08時頃
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[携帯が浮いていたこと、 ヒナにみとめられたこと、気づかず。 でも、これが、何かその、 サイキックというやつだろうか。]
と、あ、なんだって?
[だが、そんな思考を、つき破る携帯音。 自身の携帯を慌てて出した時は、 ヒナはもう、文面を、確かめていた]
なんだか、 吃驚するが、
カウントダウン入ったら焦るな。
(27) 2017/06/11(Sun) 08時半頃
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>>25
[その後、実に素直に、文句をいいはじめ、 と、思えば、ラーメン屋の件できゃらきゃら感想を言う姿に、 きょとりとする。
ああ、こう、そう言えば、 こんなに若い女の子と話すなんて、 久し振りだなあ、とか。 感慨深い。
いや、そんな場合ではないが]
(28) 2017/06/11(Sun) 08時半頃
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ブローリンは、すすす、と寄ったヒナの携帯覗き込む。
2017/06/11(Sun) 08時半頃
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>>26
4たす7って、11だもんな。 そうか、ジャックか。
[しまった。素で、答えがわかっていなかった。 というか、コキュートスとしか覚えてなかったが、 Jがついていたのか。
ともかく、そうだろうと頷いて、 行くかと脚を西へ。
まずはGO WESTということか。*]
(29) 2017/06/11(Sun) 08時半頃
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1時間以内っていうから焦ったけど 思ったより近くで良かったー。
ここからだったら、 十王ストリートをこのまま真っ直ぐ進んで 踏み切り越えたらすぐ! 行こ行こ!
[気を取り直し、進路を西へ。 歩き出したとき、自分達の背後…北東の方角辺りから、 一斉に上がるざわざわとした声・怒号・悲鳴… 様々が入り混じった声>>4>>5>>6]
…皆、メッセージ見て一斉に動き出したのかな… 急ごう、熊さん…
[ふるりと頭を振り、西へと歩を進めていく。 背後から滑空してくる、コウモリには気づかずに。*]
(30) 2017/06/11(Sun) 09時頃
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ー 1st Day ー
[お呼出がかかったのは充電が溜まった頃。 ゲームマスターさんの許へ馳せ参じ、中央エリアの中心にて端末が浮かび上がらせる映像>>1。 音量を最大まで引き上げつつ電気屋で買っておいたスピーカーも繋げれば、声の届く範囲も大分広がっただろう。 口上が終わるまではソシャゲもお預け。 近くでだるーくヤンキー座りしながら彼女の言葉を聞いていた。
恭しいお辞儀>>2が見えれば、ぶちんと映像を消す。 ソシャカスは恥でもないが(稀に)役に立つ]
『乙ー、ゲーマスさん。 あっそうだ、そういえば相談があるんだけどさ』
[通常のボリュームまで下げた端末から聞こえる声が、内緒話をするように近付くと自然一層と密やかになっていく]
(@0) 2017/06/11(Sun) 09時頃
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『今回のゲームで俺、通常のじゃないノイズもどき出していい?』
[普通、ノイズはなんらかの動物を模している。 だが俺のサイキックは、その規則性に反したノイズ――厳密には自分の意思以外で稼働するという点くらいしか共通していない、いわば劣化版ノイズもどき――を生み出すことが出来る。 例えば、ひたすらに「どこ住み?ねぇどこ住み?」と契約者を追いかけ回す<デアイ=チュウ>なんかは追いかけ回すしか脳がなく、魂を潰すどころかか弱い女子の平手打ちだけで消滅するくらいの雑魚だ。全くもって改悪版でしかない。
わざわざ許可をお伺いした理由。――悉く不評なのだ。 前回、初日で使ったところゲームマスターには「今後一切視認できる範囲で使わないでくれ。気持ち悪い通り越していっそ怖い」とのお言葉まで頂いたくらいには*]
(-3) 2017/06/11(Sun) 09時頃
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……ほぇ!??
[自分達の居る位置は、スクランブル交差点を西に外れた 十王ストリート沿いだったので。 カタミ薬局近くでのリアルのあれこれは ちゃんと把握はできていなかったのだが。
空中にドドーンでババーンと映し出された映像と声には さすがに驚いた。>>1>>2>>3]
あっ…あ…あれ…! さっきの!さっきのツインテールの女の子!!!
え?何、司会? もしかして、このゲームの司会とか、そんなの??
[語る口調は流暢な標準語。 TVで見るなら、極上のエンターテイメントであろう場面。 ただ、話の内容は不穏of不穏で笑えない。 丁寧にお辞儀をして消える姿を、呆然と眺めた。**]
(31) 2017/06/11(Sun) 09時半頃
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―西エリア:Mey-F前―
[別に、サボっていたわけじゃあありませんよ、と。
そう主張せんとて、僕は、参加者の目的地となっている(?)場所の近く、 もとい、目的を果たした場所の入り口に陣取っていた。 謎解きは苦手だから、確証はないけれど、 まぁ、きっと、間違いないでしょう。多分ね。
傍らには、人気ブランドの新作がパンパンに詰め込まれた大きめの紙袋、 片手にはムーンバックスの抹茶ラテを持っている時点で、 まぁ、少々、ユルい雰囲気を醸し出してはいるんだけどね。
片手でお手玉のように、ふたつの青いバッジを弄びながら、 適当な参加者が通りかかれば、軽いミッションでも出題しようか。
丁度、おあつらえ向きな建物が、そこにあるのだから。*]
(@1) 2017/06/11(Sun) 09時半頃
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/* そうだよ今日切り替えなかったじゃん! テヘペロ……(震え声)
(-4) 2017/06/11(Sun) 09時半頃
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>>30
了解。 ああ、君が地理に詳しそうでよかった。 実は、あまり、出歩かないものでね。
[ヒナの道案内にふむ、と頷いた。 ちなみにさっきのサイキックらしきものも検証したいが、 それよりも、背後からの喧騒。
あきらかにヤバい雰囲気しかしない。]
その、ミッションとやらに 素直にかかったほうがいいか。
[そして、西向きに歩き出そうとして、 >>31やはりヒナと同じ感想を持つことになる]
(32) 2017/06/11(Sun) 09時半頃
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>>31
あの子。 訛ってたはず
[名前を言ってあげてないのは、故意ではない。]
訛っていない。 ということは、ビジネスモードということか。
[どういう理屈かは置いといて、間違いではない]
どうやら、 このゲームの、舞台側のようだな。 あんなに可愛い顔して。
[素直な感想をヒナの前で堂々と言いつつ]
(33) 2017/06/11(Sun) 09時半頃
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/* っていうか皆頭いいねぇ。 十王だと10と12だから違うしな!?アレ!? ってなってたから11=Jってマジで思いつかなかった死神がこちらです。
(-5) 2017/06/11(Sun) 09時半頃
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― 十王ストリート ―
おー。はじまったか。
[ 空に浮かぶ映像に拍手>>1>>2>>3
中央エリアと西エリアの境界線。 そこに陣取る死神が一匹。まァ、俺だな。 ]
よお、お二人さん。
[ もしもそこを通りかかる参加者がいるようなら 片手を挙げて挨拶してみせようか。 お一人様? 問答無用でポイントになってもらおうか。 ]
(@2) 2017/06/11(Sun) 09時半頃
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残念ながらここの道は封鎖されていてなァ? 通す訳にはいかねえんだわ。
[ そう言ってから、ひょいと足元の石を手に取ると ぽいと放り投げてみせる。 放物線を描いて空中を飛んでいた石は、 ちょうど境界線のところで急激に向きを変え、 中央エリアのほうへと弾き返された。 まるで見えない力に道を封鎖されているかのよう。 ]
(@3) 2017/06/11(Sun) 09時半頃
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/* これ、ナオ的には…分からなかったら あとで持ってる誰かから、な手段取るのかな…
多分、その為の温存だし… 不完全な能力をそこで敢えて使う思考をしそうだ
そして、リツと一緒にいることから 現状、このこゼロワンになるんだろうな…
キルシュたんにもまだ明かしておらんのだが ナオは「自分自身を作るものとしてリツへの感情」を 質に出しているので、持って生きるという選択肢がない
(-6) 2017/06/11(Sun) 09時半頃
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ぼうっとしてないで、 いくぞ。
[どうやら、その方向から、 なにやら飛んでくるのが、見えた。
それが、高速の蝙蝠であること、 知るのは遠い未来じゃない。]
残念ながら、 また、走るようだ。
[そして、ヒナの腕を掴むと、 移動開始となるだろう。]**
(34) 2017/06/11(Sun) 09時半頃
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ここを通りたかったらそうさなァ…。 なんか甘いモンが食いてぇなァ。 そう、暑くなってきたし アイスクリームとかアイスクレープとかいいねェ。 他の奴でもいいんだけどさ。 飴、そろそろなくなりそうだし。
[ このサイガワラ区で甘い物というと、 北エリアにあるスイーツショップ『44アイスクリーム』 デザートのテイクアウトが可能な 南エリアの喫茶店『純喫茶くさかげ』 中央エリアの便利なドラッグショップ『カタミ薬局』 地図を見ればその三つの店を確認できるはず。 ]
(@4) 2017/06/11(Sun) 09時半頃
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他の場所を通りたけりゃあ、好きにしたっていいんだぜ?
[ 回り道をすることはいくらでも可能だ。 それに、もしかしたら他の奴がミッションを手に待ち構えてるかもしれねぇしなァ?>>@1]
ま、ここを通るのが一番の近道なんだけどなァ?
[ ケラケラ笑いながら、相手の反応を伺う。 ついでに胸元の目立つ位置につけたブルースカルバッヂを ちらちら見せつけることも忘れない。 ほら、これが欲しいんだろう? ]*
(@5) 2017/06/11(Sun) 09時半頃
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─ 北エリア・44アイスクリーム ─
……ん? 干支の方角で11番目…… 戌年って事は西北西……
位置的にここじゃねえな!!
[自分でどうやら気付けたらしい。 どうやら44アイスクリームでは無さそうだ! そんな訳で西北西は、と地図を見る。 大体「こだわり麺家・SAKAKI」が そこに当たりそうだ。 コキュートスJも気になるがそこの方が近い]
ってなワケでこっち、行ってみる?
[なんて、アイスを食べながら追加提案するのだった]**
(35) 2017/06/11(Sun) 10時頃
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【十王ストリート】 >>@2>>@3
[そして、西に向かえば、 その踏切を、というところで、 さあっと、空気が変わる。
これは、さっき、 あの訛った子にも会った時や、 死神のような女の子を見た時と、同じ感覚。
恐る恐る見上げれば、 視界には、想像よりも、かなり線の細い、 いかにもこの街の若者っぽい青年の姿。
に、見えた]
(36) 2017/06/11(Sun) 10時頃
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─ 時は少し、と遡り ─
[>>0:500 きみの言葉にははは、と小さく笑みを落とす。 「気にしすぎだろ、きみは」なんてあとは軽く返し、 灰色の路上に似合わぬ木の音色を経れば。
天の恵みと呼ぶよりは、 悪魔だとか(本当のところは死神であったが、) そんなところの悪戯のように降ってくるものたちは 何処から湧いてんだか、──と、 まなざしの先のかれの言葉にふい、と見上げたものだ。]
───ただのもののたとえ、ってやつだよ。 しッかし、普通の雨ってのも梅雨みてえに続けば 湿っぽくなるが、……あの静けさは悪くねえのにな。 [今しがたの雨たちは、紙片は兎角、煩かったもので。 静けさの片鱗などありもせん、と、肩を竦めた。]
(37) 2017/06/11(Sun) 10時頃
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( >>0:501 歯切れを悪くさせている何某かの原因の深瀬へと 唯でさえ踏み込もうとしない足は、 現れた影に更にたち尽くし、ぽかん、と 呆気の取られて目を開くは常の理、ってとこだ。 )
[>>0:502 だからこそ、 抉った疵の深さなんて気づきもしなければ、 見えすらもしないのだ。 ( 「間柄ではない」と言うひとことは、 どうとでも取れるが、──嗚呼、 悪夢と知らぬ今は嬉しいもの、と取る。 )
夢幻に曇らせた瞳硝子はこく、と頷きながら、 半歩、踏み出したきみの横姿を眺めては凶獣が形るを 眺め、直前─── ……。]
(38) 2017/06/11(Sun) 10時頃
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───知らなかったな。
”僕のほうは、だが。” ( ”輝久”のほうをちら、と見る。 >>503掻い摘む程度には、と表現した きみは知っていたのだろうか。
そういや、契約とやらを知っていたのも きみだったな、───とは、思うわけだが。 )
……にわか、には信じられねえなあ。 記憶だとか、これっぽっちも───ねえんだが。 [>>0:494 とっつきづらい格好が急にまあ、 咄嗟に訛ったひとことに微笑ましくなりかけるのだが、 それも奇術か、魔術か、分からぬものが現れれば、 文句のひとつ、ふたつ、言いたくなるものだった。]
(39) 2017/06/11(Sun) 10時頃
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……せめて贈りものなら、 もっと聞き分けのいいけものが好かったねえ。 狼よりも犬だとか、なぁ…。
[なんて言って居るから、 藤衣の袖端はおんなものよりは短いと言っても 多少の長さはあるから、食い千切られるのだ。
弱ったように眉を潜めるのも暫しのあいだ、 >>495聞こえた”慈悲深い”声には「ありがとさん」と 邪気は無く返せば、肚は、まあ、決まる。]
( …”諦めて逃げる”だとか、 そう言う選択肢は、元より無い。)
(40) 2017/06/11(Sun) 10時頃
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