194 DらえもんNび太の遺産相続
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執事 ハワードは、メモを貼った。
2016/07/29(Fri) 00時半頃
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─客室─
[足繁く通っていたせいか、数日間過ごす場所として用意された室内は普段通される場所と同じだった。 身体は無事だ。寧ろ質の良いベッドで横たわったから疲れなどない。
また、人が少なくなってから訪れたディナー>>0:188は残念ながら少し冷えていたけれども、好物のシュリンプは舌を満足させるに十分な鮮度と味付け。 人が幸福を感じ、喜ぶには十分なものが揃っていたというのに、なかなかに寝付けなかったジェフは瞼を擦り、自嘲気味に呟いた]
………。いないのか。
[確認ではない。確信。分かりきったことだ。 だのに項垂れた頭が上がることはない。 青年の前では選ぶっていたって一人になるとすぐこれだった]
救われないな。ぴったりだ。
[献花に選ぶことのなかった花の色。 それに込められた想いを浮かべながら口角を上げたままつぶやく。 思い出の残る場所に居座ることは酷く居心地が悪い。 居場所が、立場が、あるだけマシなのかもしれないが]
(15) 2016/07/29(Fri) 00時半頃
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[思い出したのは娘のようだとも囁かれていたメルヤの存在>>0:357 マダムからは名を。メアリーからは誕生日を与えられた彼女。 そんな彼女の心境>>0:358を男は知らぬからこそ、邪険にしてしまう。
だが、立つ瀬がないのはメルヤも同じだろう。 娘のように扱われていたのならば母のように思っていてもおかしくはないかもしれない。 いや、だからこそ、メルヤをメアリーの姉のようにして扱えないのだ。 姉妹のように、もう一人の姪のように扱ってしまうとそれこそ、姪を追い込んでしまう、そんな可能性と。 そして血が分かたれていないにもかかわらず、何かを得ることができるそんな妬ましさから、テディベアとは別に用意されたうさぎの人形は結局、渡されることなく、閉じた箱の中。
失われた記憶。重なる悲劇>>14 それを握る棚の中の写真の存在を男が知ることがあれば変わっていたかもしれないけれど]**
(16) 2016/07/29(Fri) 00時半頃
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捜査官 ジェフは、メモを貼った。
2016/07/29(Fri) 00時半頃
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/* ひええええねむい。 ヤニックくんやポーチュラカちゃんに何かお願いしたいなぁ〜あとメルヤちゃんに会いに行きたい〜。 キルロイくんも隙があったらお話したいドン。
(-11) 2016/07/29(Fri) 01時頃
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/* 一応おじさんメルヤちゃんも可愛がりたかった時期はあったらしい。 うさぎとくまって安直すぎるよねほんと。
(-12) 2016/07/29(Fri) 01時頃
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〜廊下〜
[かつかつと慣れない革靴の音が屋敷内に響く。あの時の男との出来事のせいか、やはり身体に生々しく残る古傷は抉るように若者を襲う]
っつ、う、
[ひと呻きして、壁伝いにそろり、そろりと動いてゆこう。特にお腹は早く胃になにか詰め込めよと彼に罵るかのごとく変な悲鳴をあげていた。]
……くそ、お腹すきましたね…
[人探しより、まずは食探しか。時折軽い呻きを上げながら、たどり着いた先のドアを、ぎぃっと開く。]
(17) 2016/07/29(Fri) 01時頃
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/* ジェフさん、拾うのはやあぁあ
(-13) 2016/07/29(Fri) 01時頃
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― 文通 ― 『親愛なる オーレリアさん こちらこそ、先日はご来店ありがとうございました。 本当にお手紙頂けるなんて思ってもみなくて、今とってもドキドキしています。おんなじですね。
わたしも、こうしてお友達と…あ、えと、突然ですが、お友達になってくれますか…?(なんか順番がバラバラでごめんなさい) あ、それで、お友達と文通できるなんて、夢にも思わなかったですわたし。だからとても嬉しいんです。
立派なお城…実はわたしも、そんな場所からあの花の種を貰ってきたのです。昔、とある古城のお庭で庭師をさせてもらってて… もしかしたら、オーレリアさんの国とわたしのいたお城のある国はおなじだったりして。だったら、とっても素敵。
お店のこと、褒めてくれてありがとう。 お花屋さんはわたしの小さいころからの夢だったから そう言ってもらえるととても嬉しい!
また会えるなら。ううん、絶対会いましょう。 わたしも一緒にお茶、したいです。
その日を夢見て。 露蝶 (オーレリアの似顔絵らしき落書きが添えられている)』
(18) 2016/07/29(Fri) 01時頃
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〜食堂〜
[その先は、人気が少なくなっていただろうか。惨めな若者の姿を見たものは少なかったはずだ。 1人、探していた少女は少ない人間のうちの1人だろう。>>0:333 胃の余裕を作ろうとフォークを置く彼女を視界に捉え、軽く息をついた。]
(一石二鳥じゃないですか。さっさと食べて話を聞いちゃいましょうかね。)
どうも。ちょっと失礼しますね。
[オーレリアの正面を陣取って座り、並べられていた料理>>0:188を、がつがつと立ち食い蕎麦の如くちょっと貴族御用達のピアニストのする行動ではない、もっと悪くいえばかなりお下品なマナーで素早く食らう。
だって貧民街出身だもの。だって早く食べたかったんだもの。だって早く話聞きたいんだもの。
仕方が無いだろう。 いや仕方なくないけれど。
ぺろりとすべて平らげ、最後だけマナーよく口をぬぐい、丁寧にフォークもナイフも置いた。]
(19) 2016/07/29(Fri) 01時頃
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ご馳走様でした。また会いましたね、オーレリアさん。
[無表情の仮面は崩れないが、声色は少々明るい。痛みは弱まりまた興奮が、蘇っていた。 破裂しそうな胸を抑えながら、再び口を開いて。]
では、さっき気になっていたお話、お聞かせ願えますか?
[口角を少々あげよう。約束していた彼女と似ている者>>0:219の話。 行儀よく椅子に腰掛けて、聞きたげに首をかしげた]**
(20) 2016/07/29(Fri) 01時頃
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/* 欠片をつなぎ合わせるのはパズルみたいで好きです。 でも齟齬ってないか心配だ。
(-14) 2016/07/29(Fri) 01時頃
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[少年である時分から“あれ”に、 いや、彼女に。 自らの内に秘めていた想い人を頭の中描いては、その人の横顔に口付ける。
一生叶わぬ願いなど、想いなど、このまま枯れて朽ちてしまえばいい。 言葉にして伝えなかった苦しみを味わいながら、思い出の日をなぞっていくのだ。
黄色のチューリップの花言葉は、 “unrequited love”───…報われぬ恋]
( ある “者” に 恋をしている )
[時計の針が示すのは10(0..100)x1度]
『 。』
[僕の唇が紡いだ言葉はたったの5文字をですら器用に囁けない]*
(-15) 2016/07/29(Fri) 01時頃
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/* こいつに絵画が与えられなくてあんしんした。
(-16) 2016/07/29(Fri) 01時頃
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捜査官 ジェフは、メモを貼った。
2016/07/29(Fri) 01時頃
奏者 セシルは、メモを貼った。
2016/07/29(Fri) 01時頃
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[所々用事を済ませ、部屋に戻る前、部屋をがちゃりと開け、注意深く顔を出す。
見えたのは、屋敷の料理人>>=0。とりあえず1人知っている人間がいたことに安心した。 他にも先客がいたのならば、頭を下げようか。]
どうも。お食事、美味でした。ありがとうございます。
[まさかまさかこんな作法>>19で食べていたなんて想像もしていないだろうか。どちらにせよ自分の口にあったことには変わりはない。 次もよろしくお願いしますね、期待していますだの手もみしながら料理をベタ褒めしつつ。
頭の中はマダムのことを考える。と、彼の口から「遺産」の言葉が出て、肩がびくりと動く。]
……興味が、おありで?
[同じ無表情でも、視線は少し変わっていただろう。自分は守り人。職務を全うすべしと、彼を見つめる]**
(=1) 2016/07/29(Fri) 01時頃
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[旅行客の行きかう通りの一角、オフィスビルの一階にちょこんと存在する花屋。そこが今のわたしの城だ。
品揃えがそんなに多いわけでは無いけれど、お花の鮮度と、ブーケや花籠、寄せ植えなどのアレンジメントが人気で、細々とではあるがなんとかうまくやっている。
それもこれも、あの広大な庭で仕入れた知識が基になっているお蔭だ。]
あ 綺麗に咲いた
[持ち帰ってからずいぶんと時間がかかったけれど、すくすくと育った芽は、立派な蕾を膨らませるまでに至って。いまや、ふっくらとスカートが広がる様に純白の花を咲かせている。
小さな鉢植え。株分けして増やせたら、アレンジメントにも使っていこうか。そんなことを考えながらたっぷりお水をあげたら、折角だからと店先に飾った。
この花を見るとあの古城で過ごした日々を、婦人のことを思い出すから。]
(21) 2016/07/29(Fri) 01時半頃
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/* ところで能なしの案山子を気に入ってる自分です。
オズの魔法使いは実は詐欺師で、それを信じてる案山子は、糠、ピン、針を詰めた偽物の脳を貰って喜ぶんですよね。
この人も最後、偽物でも何か中身が詰まったものが。 例えば、昔の"記憶"とか貰えればいいですね
(-17) 2016/07/29(Fri) 01時半頃
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/* ジェフとのやり取りを忘れてしまうのがもったいなさすぎるうううう 記憶にも残さないから、完全消去だよぉお
消えた記憶は思い出さない気がするんだよなぁ。 これから、記憶を刻みましょうみたいな。
(-18) 2016/07/29(Fri) 01時半頃
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/* オーレリアちゃん食堂にいてるんでいいんやんね……?
(-19) 2016/07/29(Fri) 01時半頃
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/* 思い出すも何も、記憶に刻まれてないからな… あぁ、でも心には刻むという粋な言葉を村立てさんが、おっしゃってるね!
(-20) 2016/07/29(Fri) 01時半頃
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/* 秘話の誤字かなしい。 ト書きで送ってしまったけどよくなかったかな…もうしわけない…。
(-21) 2016/07/29(Fri) 01時半頃
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承りました。 貴方に分配される遺産については開封をお待ちください。
[己が務めを果たすだけの遺言執行人は 男の秘めた想いは知る由もない]
(-23) 2016/07/29(Fri) 01時半頃
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/*
ジェームス:9 オーレリア:37 ポーチュラカ:34 キルロイ:79 ドロシー:38 露蝶:89 リッカ:39 メアリー:5 セシル:92 ジェフ:10
未:ハワード/メルヤ/ヤニク
(-22) 2016/07/29(Fri) 01時半頃
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[店をオープンして暫く経ったころ。 ある旅行客が店先に顔をのぞかせた。>>0:240 白銀の髪がきらきらと眩しく、お日様は彼女の産毛すら透かしてその肌の白さを際立たせていた。 着ているワンピースは襟や袖口にレースがあしらわれていて品が良い。良いところのお嬢様なのだろう。
そんな少女が食い入るように見つめていたのは、 あの白い花だった。 此方の国では珍しいから、当然かとさして気にも留めなかったのだが、「この花は沢山咲いているのか?」と質問までされてしまったから]
えと いえ 此方でも めずらしです
[ただ、興味で訊いてきただけでは無い様な気がして。 苦手な外国語をなんとか駆使しながら、懸命に答えた。 彼女の両親が、彼女の名前を呼ぶまで。 答えられる限りの話を。
そうして手紙の申し出にはコクコク、と頬を紅潮させながら一も二もなく頷き、オーレリアがその花を買っていくのを見送るまで、その心臓は早鐘を打つのをやめてはくれなかった。
まさか異国の、文通相手が出来るなんて。 驚きと、困惑と。なにより「あの花」に気付いてくれたことへの喜びで、胸がいっぱいだった。]
(22) 2016/07/29(Fri) 01時半頃
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[彼女がとある画家の、 ―――それもあの『X城の思い出』の 画家の末裔だと知るのは、もっとずっと後の事。
「再会したときは、一緒にお茶を」
その約束が果たされるのが、 まさか葬儀でだとは、当時の自分には 想像もつかなかった。]**
(23) 2016/07/29(Fri) 01時半頃
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/* 見逃しないか、焦りますよね。
>>0:336 (´;ω;`)
(-24) 2016/07/29(Fri) 01時半頃
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― 廊下 ― [食堂への道を歩みながら、手にしていたのはレモングラス。ハーブ園から少々拝借してきたものだ。 これでお茶を淹れてもらおう。 きっと気分転換になるはずだから、と。
急ぎ向かった食堂からは何とも空のお腹を刺激する良い匂い。 正直な身体はぐう、とひと鳴きして、その空腹を懸命に訴えるのだが、今は我慢。
果たして食堂に着けば、そこには既に凄腕シェフの姿も黒髪の居候さんの姿も無く、給仕に励むメイドにお茶の用意をお願いしたのだけど。
さあいざ用意が出来たと庭に戻ったときには、 ジェフリーもセシルも、もはや立ち去った後だった。]
…遅く なっちゃいました
[銀盆の上で湯気を立ち昇らせる茶器を見下ろして。 そうして暫く佇んでいたけれど、やがてもと来た道を引き返していった。**]
(24) 2016/07/29(Fri) 02時頃
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ー 食堂→ ー
ええ・・・どうぞ
[ 正面に座ってきたセシルを拒む理由はなかった。 運ばれる料理を物凄い勢いで平らげていく様子には 驚きの色を隠せない。>>19マナー云々よりも思わず 「こちらもどうぞ」とどさくさに紛れて食べられそうにない料理をすすめる始末。
一種の清々しささえ覚えてしまった。勿論、音を 立てて食べるのは行儀良くないのだけど。 (釣られて食欲が湧いたりもしないが、彼のせいにする つもりはない)
最後だけ上品な仕草。 マナーを知らないわけではないらしいが、生来から 身についていたわけでもないのかな、とピアニストが 貧民街出身だとは知らないオーレリアはぼんやり思う。]
(25) 2016/07/29(Fri) 04時頃
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またお会いしましたね、セシル、さん その・・・見事な食べっぷり、でした
[ 皮肉のつもりでも嫌味のつもりでもないが、彼に どう伝わったかはわからない。整った無表情との差異に 戸惑いはするものの、応接間よりも明るく聞こえた彼の声色は、警告色を若干淡くした。 ただし警告色は警告色。 首を傾げる彼がつけている仮面など知る由もなく、 オーレリアはにこり、とこちらも普段周囲に向けている ような微笑みの仮面で対応した。>>20]
・・・「覚え」のことですか? 大した話ではないのです。 知り合いに、少々。なんとなくの話ですから [ 指輪を撫でる。約束していたのにあんまりな返答だとオーレリア自身も思う。 しかし話したところで信用されるのか、そして話せるほど信用できるのか。考えても答えは否だった。 「ご馳走様でした。少し風にあたってきます」と席を 立ち、お辞儀をして食堂を出ようとした。]**
(26) 2016/07/29(Fri) 04時頃
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――朝:自室にて――
[昨夜は夕飯の途中で美しい女性が目の前に座ったので、少しお行儀よくしなければと思った。 ちょうどその時食べていた分のローストビーフで、我慢してデザートを頂く事にした。から。
ローストビーフは3枚しか食べてない!!
これは快挙だ。 胃もたれもしてない。お腹がはち切れそうで、朝になってもきつかったりしない! むしろデザートは美味しかったし、朝ごはんが待ちきれないくらいだ。 あのお嬢さん。名前は聞かなかったけれど、途中でセシルが会話に来ていたから後で聞いてみようか。 最も、そろそろ自分も、応接室に顔を出して、招待された皆さんにご挨拶すべきなのかもしれない。 けれどその役目は、メアリーの方が相応しい気もして。正直まだ、気遅れしていた。]
(27) 2016/07/29(Fri) 07時半頃
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――廊下――
[今日は喪服を着る必要はないから、赤と白で彩られたワンピースを身に着けた。 下手に黒を選ぶと、客人にメイドと間違えられるので、黒はそれこそ葬儀の時くらいしか身に着けない。
ふわりと裾をなびかせて、何時もの遊び相手を探して歩く。 廊下にハワードの姿を見つけたなら、たたたっと、微笑みながら駆け寄って。一礼してみせてから、声をかける。]
はじめまして。ハワード。 私の名前はドロシー。
[そうして今日もまた背伸びをして、彼の耳元に内緒話を。]
(28) 2016/07/29(Fri) 07時半頃
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名のある怪盗、X、とは、私の事。 『X城の思い出』を頂きに、見参したの!
(29) 2016/07/29(Fri) 07時半頃
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