44 愛憎トロイメライ
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――――ったぃっ!
[大きな声が漏れてしまう。 それでも必死で堪えたのに。 声を聞いて、父や弟が何事かと寄ってきた。 けれど裸の私を見ると あまり汚すなとだけ兄に言い残して 何もせぬまま去って行った。]
……は はっ、 っぅ
[抜いて、地に座り、大声をあげて泣きたかった。 けれど前髪は掴まれたままで きっと抵抗すら許しては貰えない。]
(23) 2012/02/15(Wed) 01時半頃
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ごめんなさい… もう しませんか、
[だから必死で謝った。 涙が零れても、許して貰えるまで。 兄の手がその都度、先を奥へと押し込んだ。 私の声を聞いて何が愉しいのだろう。]
っ、う あ――――、く
[父も、兄も、弟も大嫌いだ。 みんな、何もかも消えてしまえば良い。 願いは叶う事無く、玩具にされる時間だけが続いていく*]
(24) 2012/02/15(Wed) 01時半頃
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祈りを――?
[場末にある酒場。 養い親が営む其処は、古めかしさに包まれている。 煙と酒が染み込んだ壁に一度視線を向け。 再び、養母の瞳を覗き込む。]
(25) 2012/02/15(Wed) 19時半頃
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……、うん。 わかった。
[覗き込んだ視線が、一瞬だけ逸らされた気がした。 何か頼み事をされる時の態度は常にそう。 それが何であったとしても。
だから、薄く微笑んだ。 少しでも養母が安心するように**]
(26) 2012/02/15(Wed) 19時半頃
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――西の村ヴェスト・教会――
[青年に家族は居ない。 独りきりの小さな家で家事をして 食事を摂り、仕事に出る。
カンラカンラと糸を紡いだり 裁縫をしたりする、 男にしては珍しい紡織師だ。]
司祭様。 頼まれていたテーブルクロス、完成しました。 お気に召せば良いのですが。
[今日は教会からの頼まれものを持ってきた。]
(27) 2012/02/15(Wed) 20時半頃
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……?
[シメオンに頼みがあると切りだす司祭様。 この村から東へ向かった先にある、 廃村へ行って欲しいと言う。]
あの廃村に何が?
[廃教会のこと、精霊の涙を捧げるということを丁寧に話され ぼんやりとした眼で、耳を傾けていた。]
……俺は、もう、この村に 常に居続けなければならない理由が無くなりましたから 構いませんよ。
[頷いて、承諾する。]
(28) 2012/02/15(Wed) 20時半頃
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[司祭様から渡された、食料と、水と、精霊の涙が入ったボトル。 皮のショルダーバッグに入れて、司祭様に一礼した]
今の作りかけの生地が終わったら、 早めに出発します。 任せて下さい、腕っ節は弱くても、男ですから。
[そう言って、教会を後にし、 駆け足で工房に戻った]
(29) 2012/02/15(Wed) 20時半頃
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――工房――
やれやれ 一大事だ。
[生地を丁寧に生織りながら、 ショルダーバッグの中の精霊の涙に意識を遣る。]
でも俺に頼むってことは 大して重要じゃないんだろうな。
[思わずそんな卑下めいた言葉が口を吐いた。 紡織の腕には自信があるが、 自分自身の価値観に関しては無頓着。
織り機が聴き馴染んだ音を立てる。 この仕事も村では決して必需というわけではない。 紡織くらいなら自分よりは劣っても 女達がやってのけるだろう。]
(30) 2012/02/15(Wed) 21時頃
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のんびり行こうか。
[自分に投げかけるような軽い声が響く。 カタン、と生地を織り終えれば、 工房の隅の棚に丁寧に仕舞い込み、 仕事場を簡単に掃除した。
どうせ一週間程度の旅だろう。 帰ってきてすぐに仕事に取りかからなくてもいい。
それに、頭がぼんやりとしている。 昨日の少年の死が、そうさせているのかもしれない。 気を紛らわすには、いい旅になるだろうか。]
(31) 2012/02/15(Wed) 21時頃
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[工房の外で煙草に火を点けた。 中では吸わない、商品に脂が付いてしまう。]
――…
[ふぅっと吐き出した紫煙が冬の空気に霧散していく。 弟のように大切だった少年の魂は あの空に逝っただろうか。]
お前に必要とされなくなった途端、 自分が可愛くなくなったよ。
[悲しげに呟いた。 他人に自分を映すことで、 自分自身を見つめていたのだろう。 鏡のなくなった今、自分の存在価値が分からない。]
(32) 2012/02/15(Wed) 21時頃
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―――楽しかったなー。
[お前と過ごしてる時間、と無言で続けて シニックに*笑う*]
(33) 2012/02/15(Wed) 21時頃
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― 東の村・オスト 雇い主の家 ―
[ほんの数か月前までは窓から見える隣家の娘よりも酷い生活を送っていた、堕ちる所まで堕ちた人間に救いなどないと、そう思って生きてきた]
ほンっと、人生って何があるか分かンないもんだよねェ。
[盗み、売春、生きるためならそんな事に手を染めるのは容易い事だった、今の雇い主は自分の眼が気に入ったと言っていたが、それとは裏腹に雇い主の妻はこの眼がお気に召さない様子で、いつもこちらを見下した目で見てくる]
はッ、旦那様に愛されないのはあんたのその腐った性根が原因だろって、なァ?
[綺麗に毛並みを整えられた猫を抱きあげそのふわふわとした毛を堪能する]
アタシはお前に似てるんだとサ。 いッつも生意気だとか、気持ち悪いなんて言われてた眼を好いてくれる人なんて現れると思わなかったよ。
[猫は黙ってこちらを見つめて、そして可愛らしいピンクの鼻先を擦りつけてくる]
(34) 2012/02/16(Thu) 00時半頃
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多分旦那様はアンタとアタシを混同してんだろうけどサ。 それでもこうして人並の暮らしをさせてもらえるのは有りがたいことさね。
あの女に言わせりゃ『泥棒猫』で、旦那様に言わせりゃ『野良猫』だとさ。 ほんと、アタシの眼つきといい、猫に縁があるね。
[抱きあげていた猫を降ろすとポンと背中を叩いて]
ほら、アンタとばっか遊んでらんないんだよ。 お前はその辺で寝てな。
[こちらを見つめている猫にそう告げると、隣家が見えないようにカーテンを締めて昨夜乱れたベッドを整える仕事から取りかかるのだった**]
(35) 2012/02/16(Thu) 00時半頃
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/* ラディスラヴァかわいい リンダと同じくらいかわいい
(-0) 2012/02/16(Thu) 08時頃
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スリーカード俺の勝ちだな
[苦虫をつぶしたような顔をした男の前に にやりと笑いながらテーブルにカードを並べる]
お兄さんもう一勝負するかい?
[にやにや笑いながらそっと肩に乗せた小さな猿の頭を撫ぜた]
(36) 2012/02/16(Thu) 09時頃
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―― 東の村オスト・自宅 ――
ぅ
[気付けば朝を迎えていた。 冷たい床の感触が素肌に触れている。 結局昨晩は遅くまで玩具にされた挙句、 態度や目つきが苛立つ、と言う理由で 太ももを数回蹴られ、鳩尾の辺りを数回殴られて 胃液を吐いて床に転がった。 そこからの意識はほとんど無い。]
いっ―――
[残るのは痛みと空腹感。 もう朝食の支度をしなくてはいけない時間だ。 衣服をかき集め俯きながら着替えを済ます。]
(37) 2012/02/16(Thu) 11時頃
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……
[襤褸雑巾で吐瀉物の掃除をする。 と、言っても胃液しか吐き出していない。 若干黄色がかった液体を拭く眸は寂しげな色を浮かべ]
朝御飯、何がいいかな…
[最近、増え始めた独り言にも気付かない。 拭き終えると立ち上がり、襤褸雑巾を濯いだ。 裏の家畜小屋に行かなくては駄目だろうか。 怒らせた翌日は肉を使った料理を出さないと またきっと、叱られるから。]
(38) 2012/02/16(Thu) 11時頃
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―― 東の村オスト・家畜小屋 ――
おはよ
[自宅の裏手にある家畜小屋の小さな扉を開き 室内でコッコと元気に鳴く複数の鶏へと挨拶をした。 決して大きな小屋とは言えないが、 摂れる卵や鶏の肉は食にも売りにも使え、 家計の何分の一かを担う程度にはなっている。]
ごめんね ……私また、怒られちゃった
[怒られる、という事は食卓に予定しない この子達の肉を並べるということ。 つまり、予定よりも多く この子達のうちから命を奪わなくてはいけない。]
(39) 2012/02/16(Thu) 11時半頃
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お父さんもお兄さんも ……あの子も此処があまり好きじゃないから
[父も兄も弟も此処へは立ち入ろうとしない。 全て自分の役目だった。 世話をするのも、命を奪うのも。 傍の棚から血で汚れたエプロンを取ると 其れを静かに身に着ける。]
痛く無いように ……すぐ、終わるから 終わらせる、からね……
[手早く卵を回収し、籠へ入れると 変わりに一本のロープを手にした。]
(40) 2012/02/16(Thu) 11時半頃
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……
[可愛くない訳が無いのだ。 小さな雛の頃から世話をしているのだから。 その分だけこの瞬間は何時も、辛い。 傍を歩く鶏をそっと両手で掴んだ。 抵抗は無い。それだけ私に警戒を示していない証拠。 暴れる姿も泣き声も、此処では決して聞かせないから。]
―――、ごめんね
[謝罪を零す自分の表情はわからない。 ただ、何時ものように 困ったような泣いている様な笑みを浮かべたのだと思う。]
(41) 2012/02/16(Thu) 11時半頃
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[鶏を抱えたまま小屋の裏へ回る。 陽も差さない薄暗い軒下に太い柱が在る。 其処へロープを使いこの子を括りつけるのだ。]
……
[自身の先行きを察したのか鶏が泣き出した。 だから手もその分、早く動く。 首を切る時に羽ばたくと抑えにくいから 羽交い締めにし、右の羽を左の羽の上に重ね、 外側を通して左の羽の下に右の羽を重ねた。 形の悪い瓢箪のような光景が広がる。]
ごめんね ……すぐ、だから
[両足にロープを括りつけ、柱に逆さにして吊るす。 鶏の首が地面から30cm程、浮く程度に。 そして左手で優しく鶏の頭を掴んだ。]
(42) 2012/02/16(Thu) 11時半頃
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―――っ!
[一瞬だけ躊躇が在った。 けれど、それもすぐ消える。 躊躇する分だけこの子の苦しみが増すのだから。 傍に置いてある大きな包丁を手にすると 其れを鶏の首目掛けて思い切り振り下ろした。]
……
[鈍い音と共に首が切断され、 驚くぐらいに鶏が暴れるも、 私は眉一つ動かさなかった。 見慣れてしまった、光景だったから。]
(43) 2012/02/16(Thu) 12時頃
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っ、う
[未だ暴れ続ける身体を手で押さえる。 切断された首から上がる血飛沫が散らないように。 血は勢い良く下へ、下へと流れ落ちた。]
……何か 私と一緒、だね
[今日は酷く胸が痛む。 鶏の様がまるで自分に重なるようだった。 家族に都合の言いように扱われ、玩具にされ そのうちには、こんな風に 殴り蹴られ、殺されてしまうのだろうか。]
(44) 2012/02/16(Thu) 12時頃
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―――、怖い、なぁ
[へらりと下手糞な笑みを浮かべた。 自分の未来を見れば見るほどに、 厭な顛末しか浮かばないのは 卑屈になっているからなのか。]
朝御飯、……急がなくちゃ
[命を奪うという事も、初めての頃に比べればだいぶ慣れた。 極力血を散らせない遣り方も どうすれば首が上手く切れるかも 繰り返すうちに覚えてしまった。 初めなんて鶏の首に包丁が刺さったまま切断し切れず 血を噴出しながら暴れる姿に号泣さえしたものだけど。]
(45) 2012/02/16(Thu) 12時頃
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……汚れてる
[自分の掌を見て呟いた。 其れは今の鶏の血液だけでは無い。 なんだか洗っても落ちないような 染みのようなものがこびり付いている気がして仕方ない*]
(46) 2012/02/16(Thu) 12時頃
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……クラブAのハイカード。
[眉間に刻まれる深い皺。 弱い手札に勝負を託した結果は明確に男へと返り来る。]
この辺りで降りるよ。 ……これ以上続けたら、何処まで負け続けるのやら。
[舌先が乾いた唇を湿らせる。 3回の勝負で手持ちの金は半分以下に目減りしていた。]
(47) 2012/02/16(Thu) 14時半頃
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