244 【R18】ミゼリコルディアの宴【魔女村】
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[ 優しい両親だった。 敬虔なナルチーゾの信徒だった。 それでも、両親はその闇を知った時に 自分の子を生贄に差し出すような真似は 出来なかったのだ。
まだ、その時でなくとも。 その事実を自分が知ってしまったから。 それがどれほどの闇なのか、 子供である自分はまだ分からないけれど 父と母の顔色が変わった、それを見て 触れるべき、見るべき、知るべきではなかったと 悔やんでももう遅かった。 ]
(15) 2018/06/10(Sun) 19時半頃
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[それはドリベルがドリベルになる前のこと。
『ドリベル』なんて妙ちきりんな名前ではなく 両親の考えた普通の名前を持ったその子供は カラダは弱いけれど優しい母と足の悪い父 それに兄と妹たちと一緒に暮らしていました。
家族の家があったのは、山間にある小さな村
澄んだ川と畑しかないようなこの村で人々は 豊かではないけれど 取り立てて不自由を感じることもなく 村の人々は日々を過ごしておりました]
(16) 2018/06/10(Sun) 19時半頃
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……母さま、父さま
[ ほろり、涙がこぼれた。 息がきれる。 自分がいなくなったあと、家族はどうなるのか。
忘れろと言われた。 逃げなさいと言われた。
けれど、真実の全てを知らぬ幼心には。 ]
(17) 2018/06/10(Sun) 19時半頃
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……ごめんなさぃ……
[ きっと悪い事をしたからこそ。 自分自身が悪いのだろうと、
悔やみ赦しを乞う気持ちが、強い。
あんな、悲しい顔させて、怖い顔をさせて 自分はきっと禁忌に触れてしまったから 国を追われる事になったのだろうと。 **]
(18) 2018/06/10(Sun) 19時半頃
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[藁半紙にインクが落ちるように、じわりと滲んだ異変 ひっそりと村に訪れたそれに 最初に気がついたのは誰だったのでしょう。
いつも川で遊んでいた子供たちだったか それとも畑を耕す大人たちだったかもしれません。
けれど、変化を認めてしまうのは恐ろしいもの 見ないふりができるうちはと 誰しもがそっぽを向いているうち
一匹また一匹と、川に浮く魚の死体は増えていき 豊かな緑に覆われていたはずの土は赤錆色に 澄んでいたはずの川の水は 鼻をつくような臭いを放つ澱みへと変わっていきました。
村を覆い尽くした凶作の日々 いつ終わるのかもわからないその異変に このままでは生きてはいけないと 村に暮らす者は一人また一人と減っていったのです]
(19) 2018/06/10(Sun) 19時半頃
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[『人買い』の噂が囁かれたのは、ちょうどその頃です。 何処からか子供を買い取る商人が来て お金の代わりに子供を連れて行くのだと。 ひっそりと囁かれていたその噂は、いつしか噂ではなく真実となり 子供を買い取る者が村を訪れるようになりました。
最初こそ、子供を売る者はいませんでしたが 実りのない月が重なっていくにつれ やがて子供の姿が一人、また一人と村から減っていきました。
明日の見えない暮らしへの不安ばかりではなく 『良いところに貰われていく』 そんな噂に縋りたかったからかもしれません そしてそれは、ドリベルの両親も例外ではなく
雪が降りしきる冬の頃には、3つになる妹が 雪解け水で畑がぬかるむ頃には、その上の妹が そしてとうとう最後にドリベル自身が 住み慣れた村を離れ 荷馬車へ乗ることになったのです]
(20) 2018/06/10(Sun) 19時半頃
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[荷台に乗せられ、どれ程の時間が経った頃でしょう 最初こそ荷台に他の子供もいましたが どこかの町へよるたびに、一人二人と減っていき 気がつけば、残ったのはたった一人。
話す相手も、これといって出来ることもなく 壁に寄りかかった姿勢でうつらうつら 手足に繋がれた鎖が重たい音を立てます。
『ドリベル』と名前の刻まれた札のついた金属の鎖 子供達の名前を覚えるのが面倒くさかったのでしょうか 人買いは、札に刻まれた名前で子供たちのことを呼んでいました。
そのことに、最初こそ文句を言ったりもしましたが 怖い顔で怒鳴られてしまえば、口をつぐむより他はありません そうして素直に幾度か返事をするうちに いつの間にか、この名前にも慣れてしまったのです。
そして、金属の擦れるその音を子守唄に いましも眠りに落ちようという時のこと]
(21) 2018/06/10(Sun) 19時半頃
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!?!!
[ガタン!と、大きく荷馬車が揺れ、ドリベルは壁に頭を打ち付けました。
雪崩のように積荷が押し寄せてくる光景に 何が起きたのかと考える間も無く、身体が浮く感覚がして―――― 荷馬車は、そのまま沢へと落下していき]
………ぅ
[どれくらいの時間が経ったことでしょう。
運良く岩場に叩きつけられずに済んだドリベルは 中身の詰まった大樽に足を挟まれた状態で ぼんやり瞳を開けました**]
(22) 2018/06/10(Sun) 19時半頃
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掃除夫 ラルフは、メモを貼った。
2018/06/10(Sun) 19時半頃
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―プロローグ:魔女と孤児―
[日が暮れて、夜の帳が下りた黒い森。 誰も立ち入ることのない最奥を 鬱蒼と茂った樹々に遮られ、星明りすら届かない真っ暗闇をふたつの影が歩む。
影のひとつは角灯を提げた、 真っ白なローブに身を包んだ小柄な人間。 もうひとつは夜色の天鵞絨の毛並みを持つ、逞しい体躯の狼だ。
決して人が触れてはならない、 足を踏み入れてはならない黒い森の深く。 禁断の領域を夜色の獣を先触れに。 迷いのない足取りで進む、御伽噺のように幻想めく姿白い影をもし誰かが見るならば。
きっと恐れを込めて ”魔女”と呼ぶのだろう]
(23) 2018/06/10(Sun) 19時半頃
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[ふたつの影の行く先で葉擦れと枝の折れる音がして。 不意に何かが走り出す気配。 それは獣のものではなかった]
イグナーツ。
[魔女が鋭く名を呼べば。 夜色の獣は機敏に駆け出して、走る影を追う。 短い追いかけっこの末、 大きな樹の根本に小さな影を追い詰めると。 忠実な狼は主の検分を待つ]
(24) 2018/06/10(Sun) 19時半頃
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[黄金色の鬼火が踊る角灯を蹲る小さな影に向ける。 明かりに浮かび上がるのは、 怯えた顔をした、まだ年端も行かぬ娘だった。
森を彷徨ううちに、獣に追われ、 転んだり枝や茨で傷ついたりもしたのだろう。 彼女が身に纏う白い長裾のワンピースは泥と血に汚れ、あちこちにかぎ裂きが出来ていた。
じっと娘を観察しているうちに。 小さな姿が記憶の底に押し込めた悲しい思い出と重なって。 魔女はフードの下で微かに眉を顰める。 森に踏み入るのに到底相応しくない形をした少女が ”今、此処にいる意味>>9”を察することは容易かったから。
やるせなく、小さな溜息を落とした]
(25) 2018/06/10(Sun) 19時半頃
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[娘の傍らにそっと近づくと、しゃがみ込んで視線を合わせる。 汚れのない幼い目に、魔女の姿はどのように映るだろう。 浮かびかけた疑問から目を背けると]
……怪我をしているのね。 見せて御覧なさい。
[意識して、感情の籠もらない平坦な声で呼びかけると。 角灯を置き。娘の血に汚れたワンピースの裾を払い、 細い脚に手を伸ばそうとする*]
(26) 2018/06/10(Sun) 19時半頃
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逃亡者 メルヤは、メモを貼った。
2018/06/10(Sun) 19時半頃
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なんで、おれがこんな目にあわなきゃならないんだよ!
(27) 2018/06/10(Sun) 19時半頃
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[理不尽な罵倒の返答などある筈もない。 ──フェルゼ・リストゥーク。
其れがこの幼子の名であったが齢はまだ三歳。
貧乏籤を引いたらしい。 家付きの従者の隙をつき逃げ込んだのは獣道を掻き分けた樹海の先。
小さな体を駆使してあの大人達の目から逃げるように、避けるように。
命の危機に葉で頭覆い低く匍匐前進しながら逃げ場所を探した。 あると信じて探した。]
(28) 2018/06/10(Sun) 19時半頃
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[ フェルゼを殺すように命じたのは親で 盗み聞きをしていた幼子はそれを知っても尚
──…皮肉な運命に抗った。]
(29) 2018/06/10(Sun) 19時半頃
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[ 尊い血筋でありながら 銀髪は不吉された国で生まれ──…秘密裏の暗殺。
救いのないような闇の中で 灯火を探すように。
小さなからだを泥塗れにして、枝の裂傷の痛みをも越えて 不明瞭になりつつある視界で
屋敷で暮らしていたフェルゼにしてみれば 小屋に等しい家の前で体が動かなくなった。]
(30) 2018/06/10(Sun) 19時半頃
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[こんなところで終わってたまるかよ。
そう密やかに息巻いて。石を掴んだまま意識だけは手放さぬようにしながらも その体はもう限界を訴えて高熱を発していたか。]*
(31) 2018/06/10(Sun) 19時半頃
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/* 確認して入ったつもりだったのに、のっけから挟まりごめんなさい!!(平伏
(-3) 2018/06/10(Sun) 19時半頃
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[霧ふり山は今ようやく冬の妖精が去ったところでした。 真っ白な雪の冠から新緑の髪飾りにつけかえて 今日もおやまは麓の村々をじっと見守っているのでした。
寝惚け眼の蛙やリスが、長い冬眠から目覚めて のそのそと顔を洗いに沢辺に降りてきています。
そんな中、真っ青に生え初むる木の葉の下を 殊更ゆっくり歩く者がいます。]
(32) 2018/06/10(Sun) 20時頃
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[それは山のように大きな熊でした。
一声鳴けば雷鳴のよう 大きな手は薙払えば大木すら圧し折れるよう
そんな大きな熊は、桑の実がぎっしり詰められた 籐の籠をくわえて山道をのそのそと歩いておりました。
時折頭の上の枝を走る栗鼠の親子に目を向けたり 柔らかな緑に鼻先を埋めて目を細めたり 熊は塒までの道を、季節を楽しみながら歩いています。
そうして、木漏れ日にうっそりと目を細めて……]
(33) 2018/06/10(Sun) 20時頃
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───── タァァ───ン ……
[山の木々の間を縫うように響いた銃声に]
ああ、また、だれか、しんだ。
[悲しげな呟きを漏らすのでした。]*
(34) 2018/06/10(Sun) 20時頃
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森番 ガストンは、メモを貼った。
2018/06/10(Sun) 20時頃
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── むかしむかし ──
[むかしむかし まちにはまじょがいました まじょは たくさんのまほうをつかいます にんげんは それをよろこびました
まほうでうみだした ほのおやみずは にんげんが うみだしたものよりも とても とても きょうりょくなのです
しかし ごうよくなにんげんが まじょを じぶんたちのつごうのよいように りようしようと しはじめました ]
(35) 2018/06/10(Sun) 20時頃
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[おこったまじょは そのごにんげんの おおきないえを つよい ほのおでもやしました
それからまじょは にんげんに おそれられるようになりました それまで にんげんとなかよくしていた まじょたちまで きらわれたのです
まじょなんて いなくなればいい だれかのこえは だんだんおおきくなって
やがて まじょは いなくなりました ]
(36) 2018/06/10(Sun) 20時頃
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[この地域に伝わる 魔女の御伽噺はきっと この街に住む大人も子どもも知っている。 だけど皆、今の一節を聞くのなら 不思議そうに首を傾げることだろう。
なぜなら人間の間に広まっている御伽噺には
しかし ごうよくなにんげんが まじょを じぶんたちのつごうのよいように りようしようと しはじめました
── この一節は、含まれていないのだから。]*
(37) 2018/06/10(Sun) 20時頃
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―プロローグ:魔女と孤児―
[僅かな角灯の灯にわたしは顔をあげた。>>23
救いを求めるような黒い瞳は惑う。 きっとこの夜を越えられないだろうとわたしは、思っていた。
黒くよどんだ──そうわたしには感じられる森の奥。
一体何が起きたのだろう? わたしを追い掛けていた”魔女の手先”はどこにいったのだろう?]
(38) 2018/06/10(Sun) 20時頃
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[こんなにも暗い昏い夜なのに >>25知らない少女は白く目映かった。
まるで……語り継がれる魔女のようでもあり──…。]
(39) 2018/06/10(Sun) 20時頃
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