88 めざせリア充村3
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[ヤニクたちと別に動くことにより、戦力の分散を図り、どちらかの駒を進める。 膠着状態に能力者で波を立てる。それも、あからさまに。
それにより引きずり出された化物たちとぶつかり、強引にでも一般兵たちの戦いに持っていくのが狙い。 能力者たちは能力者たちが潰さないと、犬死が増えるだけだ。
こちらのみが強力な能力者を保持するのが、理想]
尚、あちらも能力者を投下することが予測されるため、戦力の保持のために拒否権は認められる。
[以上。 短く切って、リッキィの顔をじっとみた]
(254) 2013/06/28(Fri) 00時半頃
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結構。
[リッキィの返事に、頷く。
あえて、あちらに誰がいると予想されるのかは伝えない。 過去のことをいちいち話したくはなかったし、それに 能力者がいると伝えた時点で、皆ある程度の覚悟は出来てるはずだ]
……俺が死んでも、代わりくらいいくらでもいるだろう。
[リッキィの言葉には、ふっと優しげに笑って]
では三番隊の召集が出来次第、任務に当たる。 それまで休息を十分に取るように。
[リッキィを再び召集したのは、それから少し後のこと**]
(324) 2013/06/28(Fri) 05時半頃
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そういえば、リッキィ。
[天幕からリッキィが出る前、ふと思い出したように名前を呼ぶ。 優しげすぎて不穏な笑顔を浮かべて、手招き]
……リッキィは、髪はもう少し軽くしたほうがいいね。
[コートから取り出した鋏で、つつと彼女の輪郭をなぞり、にっこり笑った。 逃げなければ、そのまま本当に一束切ってしまう。 切れ味の鋭い刃は、不用意に動けば頬か耳か、近い素肌を薄く傷付けるだろう。
顔のすぐ横で刃物が動くことの不安感を知ったうえでの行為。
それはかつての自虐行為が他虐へと移ったように。 瞳は、暗い。
天幕からリッキィが出るのなら、ひらり手を振って見送って]
(334) 2013/06/28(Fri) 08時頃
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/* 秘話にする予定が……!!
(-203) 2013/06/28(Fri) 08時頃
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―そうして、戦場―
[少数の選び抜かれた兵のみを連れた行軍は、大変楽だった。 狙う地点に着き、ざりと土を踏む]
それじゃ、リッキィの言う通り俺は後ろで高みの見物といくかな。
[なんて、元々さほど前に出るつもりはなかったのだが。
銃弾を一掴み持ち、ひとつひとつ地面に落としていく]
(キリ,キリリ)
[耳障りなぜんまいの音と共に、それらは地面に触れる前に白鼠へと姿を変えた。 赤い目のそれは、小さな足音を立てて敵陣へと侵入していく。 電気系統がネズミに噛み切られたイメージが伝わると、号令をかけた]
さて、行くか。
[チアキの術は人を殺さない]
(335) 2013/06/28(Fri) 08時半頃
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[だが、
イメージせずとも、火薬は火気があれば爆発するし、死体が動けば皆驚く。
ほら、もう爆発音。
役目を終えたネズミたちが、火へと飛び込んでいく。 増えすぎたネズミが海へと身投げする光景に、それはよく似ていた。 そんなイメージ]
(336) 2013/06/28(Fri) 08時半頃
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(ガリ,ガリリ,ガリリリリリ)
[死体置き場から程近い場所より突入。
敵兵の前で、見せつけるように手を伸ばし、死体のネジを巻く。 研究所でも何度もした行為だ。複数のネジをいっぺんに巻くのは、さほど苦にならない。
撃たれても、どこから撃たれたというイメージが明確ならばそれはすべて白鼠へと姿を変えた。 それでも視野外や接近した兵からの攻撃は取りこぼして そちらは、リッキィたちに任せる]
(キリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリ)
[……それは、まるでおとぎ話のような光景。 死体たちは起き上がり、薄っぺらな体で、幼子の出したような威勢のいい声を上げた。
トランプの兵隊たち]
(339) 2013/06/28(Fri) 08時半頃
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囲め。
[敵を指差す。
トランプの兵隊は手に槍を持っていたが ―そしてたまにペンキの刷毛も― それを使うことはなく。 まるで壁のようにくるくると広がり、混乱した敵兵たちを囲み、追い詰め、一所に集めて]
リッキィ、後は頼んだ。
[ひどく狙いやすく固まったそれを遠距離から一掃するのは、赤子の手を捻るより簡単だろう。
そうして倒れた敵兵は、ゆっくり起き上がり、トランプの兵と化す。 まだ生きている、遠くの敵に見せつけるように、ひどくゆっくりと。
子どもの残酷な夢。無邪気な悪意。 そんなものが滲み出た能力だった]
(340) 2013/06/28(Fri) 08時半頃
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チアキは、淡々と、攻略を進める**
2013/06/28(Fri) 08時半頃
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―拠点にいたときのお話―
[>>355抵抗らしい抵抗をしないリッキィに目を細め、鋏をゆっくり閉じる。 地面に金色が散らばった]
さっきのさ。心を痛める人がいるって話。
[言いながら、半分ほど切ったとこで鋏を退かす。
心を、と言ったそのとき、ちらりと浮かぶ期待のような、喜色のような色は、しかしすぐに仮面に覆われた。
淡々とした声と、優しげな笑顔で首を傾ぐ]
上官としての俺に、必要?
[兵器にそんな情、いらないだろう?]
(387) 2013/06/28(Fri) 23時頃
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リッキィはさ。
[手を伸ばし、傷を付けた耳に触れる。 傷を遠慮なく触り、にこり笑って]
賢いし、強いし
[耳を引っ張り、自分の口の前へと引き寄せる]
もう、妹じゃないから、気に入ってるよ。
[『別に私のせいじゃないのに』 昔言われた言葉を、よく覚えている。 じゃあ、今は誰のせいなのだろう]
(僕とリキがライジに甘えられなくなったのは、誰のせいだったのかな)
(-240) 2013/06/28(Fri) 23時頃
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―今、戦場での話―
[首のないトランプ兵は、あたふたとデフォルメされた手で地面を探ったりごちんと壁にぶつかってみたり。 見つけた頭は、絵本にあるようなにっこりマークのものに変わっていた。 こんな状況でなければコミカルな姿だが、戦場では面白いと思う暇もないだろう。
冷静に戦況を見ながら、そんなことを思った。風と悪夢で蹂躙される、赤の兵士たちに同情さえ覚える]
…………?
[しゃらん。 聞こえた澄んだ音に、ふと頭を上げた。
動きが鈍り、倒れるトランプ兵。 突然動きのよくなった赤の兵]
……し、
[>>378見えた、“舞姫”と、“水龍”の姿。 息を飲む音が、妙に響いた]
(388) 2013/06/28(Fri) 23時頃
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あ、ああぁあ、いやだ。やだ、やだよ……。
[小さな悲鳴は、リッキィにしか聞こえなかっただろう]
(-243) 2013/06/28(Fri) 23時頃
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……ナユタ……志乃……
[がり、頭皮をかきむしる。 一瞬浮かんだ、迷子のような、怯えたような色は押し殺し]
ああ、久しぶり。元気だった?ちゃんと美味しいもの食べてる?
[にこり、優しげに笑った。
そうしながらも、トランプ兵はコミカルな動きで赤の兵と交戦していた]
(390) 2013/06/28(Fri) 23時頃
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[近付く志乃から逃げるように、一歩後退する。 それでも、聞こえたリッキィの声に理性で足を止めて 震える深呼吸]
……俺が戦ってるわけじゃない。
[志乃の言霊には、自分には無関係だと言霊への否定を返して それでも、近い場所にいた味方の一般兵が幾人か止まってしまった様子に舌打ち]
俺?俺は……そうだな。
[動揺を、誘おうと。 コートに手を入れながら、言葉を口にしようとして ……身を削られるような心地がした。
だから何?いま、それは必要?]
(411) 2013/06/28(Fri) 23時半頃
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僕はね。しーちゃんとナユタに会えなくて寂しかったよ。
長いこと会えなくてほんとに僕寂しかったんだよー?でも元気そうでよかったあ
[あの時のように。 あの時と同じ声で。 無邪気な笑顔で。 くるくると子供っぽく。
そうして、コートから小銃を取り出して 酷く冷静に、妹に向けて、撃った]
(413) 2013/06/28(Fri) 23時半頃
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だから、下がれ。 また、長いお別れをしたいわけじゃない。
[撃った玉は、到達はしただろうか]
(416) 2013/06/28(Fri) 23時半頃
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