270 「 」に至る病
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……どうして。 そんなに悲しそうな顔をするの。 やっと本当の家族になれるのに。 ずっとずっと、この日を待ち望んでいたのに。
[こんなにあたしは しあわせでしあわせで堪らないのに、 どうして彼は悲しい顔をするのだろう]
(272) 2019/10/13(Sun) 15時頃
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ずっと忘れないわ。 今日という日のことは。
(273) 2019/10/13(Sun) 15時頃
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[あなたと血で再び結ばれるこの日を、 あたしは一生忘れない]
(274) 2019/10/13(Sun) 15時頃
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[強く強く、セイルズに抱きしめられる。
それは、今までのやさしい抱擁ではなく、 欲望のままに人生の伴侶を抱きしめる 激しい抱擁であった]*
(275) 2019/10/13(Sun) 15時頃
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――ん、あ
(-128) 2019/10/13(Sun) 15時頃
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[思わず、甘い吐息が漏れた。 体が火照る。熱い。
ぴちゃぴちゃと淫靡な音を立てて 血を舐めとられる。 白い柔肌に、紅い血が滲んだ]
熱い。もっと……!
[父の激しい一面を、あたしは初めて知った。 彼は確かに、ひとりの男であり、 ひとりの吸血鬼だった]
(-129) 2019/10/13(Sun) 15時頃
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ぅ、蕩けそう……ッ
[セイルズのネクタイに手をかけ、 するりとそれを外す。 火照った体を持て余し、 自らのブラウスを脱ぎ捨てた。
柔肌を、セイルズの身体に重ねて]
(-130) 2019/10/13(Sun) 15時頃
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しあわせ。しあわせ。
ありがとう。あたしを求めてくれて。
ずっとひとりでいたあたしを、 あの雨の日に救い出してくれて。
[歓喜に身が震え、頬を涙が伝う]
(-131) 2019/10/13(Sun) 15時頃
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……もっと。ひとつに、なりましょう?**
(-132) 2019/10/13(Sun) 15時頃
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――ひゃ、ん
[おいで、という甘い囁きと共に セイルズに横抱きにされる。 あたしは彼の首元に手を回して、 蕩けるような喜びに身を震わせた]
(-182) 2019/10/13(Sun) 22時半頃
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[最後に彼にこうして抱かれたのは 果たして何年前だっただろう。
思い出すのは、子供のみぎり。 あたたかな父の手。
疲れて歩けなくなったあたしを 抱き上げる父の姿。
成長するにつれ、そのようなことはなくなって]
(-183) 2019/10/13(Sun) 22時半頃
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[子は次第に親から巣立ってゆくものだ。
親子関係という垣根を越えたからこそ、 セイルズから巣立つことなく ずっと近くにいられる。
――ひとつに、なれる。
なんと素晴らしいんだろう。 あたしは、いま、しあわせの絶頂にいる]
(-184) 2019/10/13(Sun) 22時半頃
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[父に毎晩、絵本を読み聞かせをねだり やさしく寝かしつけをしてもらった 思い出の寝室。
いつだって父の匂いのする そのベッドにもぐりこんで、 父のぬくもりの中で眠った。
父娘の記憶が詰まったその寝室で、 あたしとセイルズは、女と男になる]
(-185) 2019/10/13(Sun) 22時半頃
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……あっ、ぐ
[胸の蕾をやさしく揉まれ、 思わずはしたない声が漏れそうになった。 それを必死に堪え、 火照った瞳でセイルズを見上げる]
怖いはずがないわ。 ずっと、この日を夢見てた。
[唇を塞がれれば、鉄錆の味が広がった。 舌と舌を絡ませて、熱を交換する]
(-186) 2019/10/13(Sun) 22時半頃
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[情熱的な、口付け。 あたしのファーストキスだった]
(-189) 2019/10/13(Sun) 22時半頃
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[あたしの髪も、瞳も、血も、 このからだ全部がセイルズのものなのだから、 あたしのすべての初めては、彼に捧げよう。
それが、あたしのしあわせなのだから]
あたしも、愛してる。
[彼の全てを受け入れるために、からだをひらいた]*
(-190) 2019/10/13(Sun) 22時半頃
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/* 近親相姦(?)って萌えるよね… 血は繋がってないけど!!!
(-209) 2019/10/13(Sun) 23時頃
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/* パッパ!!!エロエロのエロやんけ〜〜〜!!!!!! ちょっと待ってくれ、かくぞかくぞかくぞ
(-221) 2019/10/13(Sun) 23時半頃
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っん、いぢわる
[セイルズの言葉に、 あたしはさっと顔を赤らめた。
あたしにもっと乱れろ、というのだろうか。 はしたなく喘いでほしい、というのだろうか。
羞恥に、興奮に。 からだが灼けそうに熱かった。 思わず身をよじる。
けれど。それが彼の望みならば]
(-230) 2019/10/14(Mon) 00時頃
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ぅぐ……、 せ、ぃ……るず、 そこ、あつく……ッて
―――ああッ、 んっ
[セイルズの指先が、 容赦なくあたしの中へと入ってくる。
淫らな水音を立てながら、 あたしの内側がゆっくりと、ねっとりと 掻き混ぜられてゆく]
(-232) 2019/10/14(Mon) 00時頃
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数え……ッ、きれないほど っ、いま……まで く、
[何度も内腿を小さく震わせながら、 火照った瞳でセイルズを見つめていた]
(-233) 2019/10/14(Mon) 00時頃
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[ずっとずっと、ママが羨ましかった。 ずっとずっと、大人になるのが怖かった。
捨てられて、ひとりになるのを いつだってあたしは恐れていた。
いっそのこと、子供のまま 見た目の年齢が止まってくれればいいのにと 何度願ったことか分からない]
(-234) 2019/10/14(Mon) 00時頃
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[あたしはどんどん大人になって、 パパの娘として不釣り合いな 見た目になってゆく。
娘として不必要になるのが、怖かった。
だから、早くあたしは クラリッサの代わりにならなきゃいけなくて。 化粧も似せて、髪形も似せて。
今ようやっと、血もからだも 繋がろうとしている]
(-235) 2019/10/14(Mon) 00時頃
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[娘として、 そんな願望を抱いちゃいけないって 何度も自分に言い聞かせてた。
けれど、もう我慢しなくていい。
あたしたちは互いに愛し合っていて、 父娘をこえた家族になるんだ]
(-236) 2019/10/14(Mon) 00時頃
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――――ひゃ、ぅ きも、……ち いい
[濡れた肉壷をひくつかせながら、 あたしは懇願する]
(-237) 2019/10/14(Mon) 00時頃
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はや……くっ いれ て、 ん、ああ、ぁっ! がまん……でき……ないッ、 ぅあ
[セイルズの背に手を回す。
快楽に乱れるあまりに、 興奮のままにセイルズの背に爪を突き立てた]*
(-238) 2019/10/14(Mon) 00時頃
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/* ミルフィのロルは 絶対的に昭和元禄落語心中の影響を受けてる
(-254) 2019/10/14(Mon) 00時半頃
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ひ、んッ
[奥を指で突かれる。
あられもない声を上げ、 体を弓のようにしならせた。
指先が引き抜かれれば、 栓が抜かれたように肉壷から蜜が溢れ出す。 セイルズにすべてを委ね、 待ちわびた陰茎をその身に受け入れた]
(-269) 2019/10/14(Mon) 01時半頃
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――――あッ が、
しゅ……ご、 あつ、くってッ! ――ひ、ぐ
[熱せられた鉄の楔が、 身を貫いたかのような衝撃。
セイルズにやさしく頭を撫でられれば 自然と痛みが薄れていった]
(-270) 2019/10/14(Mon) 01時半頃
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[父であった男と、ひとつに繋がる。
歓喜と、興奮と、背徳感に頭が真っ白になる。 小刻みに腰を揺らされるたびに、 快楽に内股を幾度も痙攣させた。
熱い吐息と喘ぎが漏れる]
あっ、あっ、……ぐ、 しゅき……ッ あっ、ん
[子供のようにたどたどしい言葉で ただセイルズへの愛を囁き続けた]
(-271) 2019/10/14(Mon) 01時半頃
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