279 宇宙(そら)を往くサルバシオン
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[ 己が理解しきれていないことをどうにか形にしようと苦戦していると、アーサー>>83の言葉が続く。 猫ではないが、猫の形をしている。 アーサーに起こったのは紛れもない変化なのだろう。まろい口元に浮かんだ笑みは、どこか悲しげにも見えた。]
あいまい な こと、 はこわい、 よ。 わからな い ことは、 こわい。
ぼくに は、 あーさーの いうこと、 わかってない かも しれな いけ ど、
[ アーサーが寂しそうな笑みを浮かべた理由も、今の形を得た原因も解明する方法も、分からないことだらけだけど、見上げる瞳が肩に向いていることだけは分かったから、分厚く覆われた手を上下させて手招いた。]
(97) 2020/08/26(Wed) 01時頃
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わからない なら ききに いこ、 う。 ぼくも、 ちょうど みんなに あいに いくとこ だったん だ、よ。
もな りざに うちゅうくらげの こと、ききたく て。 あーさーは しって る?
[ もし飛び乗るなら、一瞬身体全体が上下するだろう。しかしすぐに浮力が勝り、元の位置まで上昇する。]
……ちがう けど、 わかんないのは、 おなじ だね。
[ アーサーはどうしただろうか。もし視界の端に鮮やかな毛並みを捉えたなら、落ちないようにと注意も添えて。 背中のジェットパックを起動し、とりあえずは談話室の方へと前進を始めた。]**
(98) 2020/08/26(Wed) 01時頃
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/* 分かりやすさと速さを両立したい夢ばかり見ている。
気体も個体も境界線はなくて、背が高いとか低いとか、手が大きいとか小さいとか、唇が厚いとか薄いとか、それくらいの差として認識している、という。 個体に近い程自我が強い。だからシルクは肉々しい。
アーサーさん読み解こうとしてくれてありがとうございます……! 変化を戻そうとするアーサーさんとの対比になれたなら嬉しい次第です。
(-61) 2020/08/26(Wed) 01時半頃
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/* 時間が……! 皆さんのログは明日じっくり読ませていただきます。 どこも魅力的で楽しい。だからこそこの後の展開もそわそわします。
(-63) 2020/08/26(Wed) 01時半頃
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― 電子の海より:とある隊員の惑星SIL3399922探査記録 ―
[ 小惑星群の中のひとつ、SIL3399922に降り立ったのは研究員を中心とした探査チームだった。 酸素、なし。生体反応、なし。あるのは遠くを見通すことを阻む薄ぼんやりとしたガスだけ。大きさ以外一介の石ころと相違ないこの地に我々が降り立ったのは、他でもないこのガスを調査する為である。
可燃性、なし。支燃性、極微弱。 毒性、極々微弱。構成要素、不明物質数点。
外部活動服を纏った面々が黙々と任務を遂行する中、隊長が地表近くにくり抜かれたような虚を発見した。 人が縦に1人半、横なら3人は通れそうな空間は地表より濃くガスの色を漂わせ、行き先を覆い隠すように立ちはだかっている。
皆が隊長の判断を仰ぐように視線を向けると、フェイスカバーの向こう、鋭い眼光がベールの向こうを示すように顎が跳ねるのが見えた。 酸素の供給は十分。注意すべき生体反応もなし。ガス自体も特別危険なものでもない。より詳細なデータを得る為には、濃度の高いガスの獲得が重要だ。 研究員とはいえ調査チームに配属された隊員たちは素早く隊列を組み、調査機材と共に大口に飲み込まれていった。]
(123) 2020/08/26(Wed) 21時半頃
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[ 酸素もなければ艦艇のライトさえ届かぬ虚の奥、装備した光源のみが頼りだと思ったが、どうやらこのガスには僅かに発光する性質でもあるらしい。 未だ数歩先を見通すことはできないが、手の届く周囲の状況を把握するには十分だった。 地表と変わらぬ、鈍い黒に覆われた岩肌。極僅かな支燃性が何らかの要因によって発動し、空洞でもできたのではないかというのが隣の研究員との間で交わされた仮説だ。 周囲も同様の結論に至った者が多いようで、万が一の危険性に先頭に立つ者が隊長へと進言しようとした時、我々は最奥へと辿り着いた。
そこは、ひとつの部屋のような空洞だった。 何かに包まれるような感覚に、先程までの警戒が僅かに緩んでしまう。
そう、まるで。胎の中にいるような。
――目が合ったのは、その時だ。]
(124) 2020/08/26(Wed) 21時半頃
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[ ぎょろりと浮かんだ球体が周囲を見渡すかのように一回転するのが見えた。足りないと思ったかは分からないが、次の瞬間にはもうひとつ。ぎょろり。ぐるり。 自身の悲鳴がフェイスカバーの中で反響するまでにそう時間はかからなかった。
後退した自身を後ろの隊員が支えてくれた。仮説を立て合ったバディは腰を落とし、警戒態勢を取る。助けに感謝しつつ自身も遅れて反応すれば、ふたつの目玉らしき物体を中心に円ができていた。
隊長が輪を潜り、円の中心へと立つ。 誰かの制止する声は、彼の掌ひとつで閉ざされた。
目玉は、隊長の周りをぐうるりと巡る。 まるで品定めされているようだと、自分のことでもないのに背中を冷や汗が伝うのが分かった。 それから、手がフェイスカバーの輪郭をなぞる。
――そう、手が! いつの間にか現れた形に、一瞬波のようなざわめきが広がる。その音を聞きつける”何か”も有していたのだろう。手は彷徨うように逡巡した後、残念そうに後退した。]
(125) 2020/08/26(Wed) 21時半頃
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[ そう、見えてしまった。 まるで、心があるように、見えてしまった。
ゴースト、と呟いたのは誰だったか。 自身だったかもしれないし、隣のあいつだったかもしれないし、どこかのどいつかもしれなかった。そんなことはどうでも良かった。 生体反応のない空間に心ある何かがいるなんて、研究者の端くれとはいえ、頭に浮かぶ単語を口にしてしまった誰かをどうして責められようか。
浮かびはしても、認められない。 心と頭が相反して、皆が皆、張り詰めた沈黙を選んだ。
生者か、亡者か。 敵か、味方か。]
(126) 2020/08/26(Wed) 21時半頃
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[ ……間違いなく、そんな雰囲気だったんだ。 それなのにあの隊長は、
『惜しい。目玉と鼻が逆さまだ』
なんて言い出したんだ! あの時の感情は未だに見合う言葉を見つけられない。 怒りや落胆が押し寄せてきたはずなのに、どこか晴れやかな気持ちも浮かびやがった。
向こうも意味を理解したのかしないのかパーツを上に下に走らせるものだから、怖ろしいやらおかしいやらで、虚を”そいつ”と出る頃には全員が何とも言えない表情をしていたのを覚えている。
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――後に、浮遊種と仮の名を与えられる一名を保護。 現在もその者の協力の下、希望する個の保護、観察、研究は続いている。]*
(127) 2020/08/26(Wed) 21時半頃
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― 花瓶のある廊下 ―
[ お互いが言いたいことを口に出来ないまま、今度は睨めっこの当事者になったみたいに向かい合う。結局、アーサー>>108の鼻が綺麗なピンク色をしていることだけが分かった。 知らぬ間にすれ違って>>27、知ろうとして尚すれ違って、それでも今を怖ろしく感じないのは、]
いつ か、 分かる よ。
[ 理解を喜びに感じることが同じ>>109だからだろう。 それが数歩先か、十年を飛び越えるか。それはやっぱり分からないけれど、きっと。 何の根拠もないいつかを語り、今度は懐かしい顔にではなく、目の前のアーサーへと仄かな笑みを浮かべた。]*
(128) 2020/08/26(Wed) 22時頃
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― 廊下→談話室 ―
ま ん、 じゅー う。
[ 異文化交流の第一歩を踏み出したことでやや弾んだ声で、ごにゃごにゃご飛び乗ったアーサー>>110の言葉を追いかける。 それは確か、ヘリンが食べたり配ったり食べたりしていたものだったか。談話室に辿り着くのが遅れたせいでおおかた>>40に加わることの出来なかった身は、その形を思い浮かべることしかできない。甘いらしいということは知っている。]
あまい のは、 いい こ、と?
[ ことわざ。とまた知らない音を繰り返しながら、苦味に震える触覚>>7を思い出していた。 確かにいいことかもしれないと思った。ことわざはすごいな。感心したように頷く。]
いち、 にー い、 ……たりない、ね。
[ アーサーと己を数えても、外部作業服に覆われた指はふたつしか曲がらない。これではあまいいことに辿り着けないではないか。 絶妙に収まるアーサーの身体を支えるように掌を向けながら、サルバシオン小型艇シルク号は通路をとても緩やかに航行する。]
(129) 2020/08/26(Wed) 22時頃
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…… 、 ?
[ 何やら口籠った様子のアーサー>>111に視線を向けるも、続く言葉に尋ねる機会を失ってしまった。頷いて、話の流れに乗る。]
もな り、ざ こーひーに、 くわしかっ た、の。 だ から、 ほかも いっぱい しってるのかなって、
うちゅう 、くら げ のこと 、も。
[ 当人が介助を得意とすること>>102はこれまた知らない話。 花瓶の前を通り過ぎれば、再び無機質な通路が続く。ガスに覆われた時みたいに見通しの立たない不安は、景色ひとつさえ、温度を変える。熱さにも冷たさにも鈍いこの身さえも、だ。 片方の肩だけが、辛うじて確かな温度を伝えてくれる。 それもこれも"man-ju"の知恵に足りないから駄目なんだと、ゆらりゆらり、時折ごつり。最短経路とは程遠い道のりで、談話室への道を前進して行った。]
(130) 2020/08/26(Wed) 22時頃
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/* 漢字という名の異分子が混入しております……! 分ー!
コタスプリザ組とばったりするのも楽しそうだけど、人数的にも方向的にもそのまま談話室かなぁ。どのルートも楽しそうなのは、皆さんが全員魅力的だからですね。入って良かったなぁ。
ミタシュさんともリアルタイムでお話できたら嬉しいなぁ。極々僅かだけど、もう害にすらならないくらいだけど毒のあるガスなので、生い立ち的にいかがなものかとは思いつつ。それもまた楽しい。
(-78) 2020/08/26(Wed) 22時頃
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― 談話室 ―
[ man-juの知恵を求めて三千里。もとい、三千秒……かどうかは個人の判断に任せるが、ゆったりとした宙の航海は目的地に辿り着いたことで終わりを告げる。]
いた。
[ 残念ながら優秀な学習機能は搭載されていない為、ノック代わりとでも言うように扉の上部にフェイスカバーを擦る。 アーサーが伸び上がっていない限り、危険はないはずだ。]
あ 、 さん。 よ ーん。
[ 室内にはふたつの影>>121>>132を捉えることができた。 思わず数を発してしまい、慌てて、ゆっくり、言い直す。]
へりん と、 ……とるど 、い ん。
[ 耳にした名>>0:214をそのままなぞったつもりだったが、慣れない発音にやや失敗したかもしれない。 申し訳なさそうに頭を下げようとして、ぐらぐらうごうごと宙で身を沈める努力をしている。 当然、肩の上も波が荒れた。]
(136) 2020/08/26(Wed) 22時半頃
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/* メモでアンカをどこまで提示するかは未だ悩みますね。 〆の分まで並べると多くなるかなぁとか、全部あった方が分かりやすいかなぁとか。
はっ。当然ソラさんとお話する時は>>26をしっかりばっちり回収する所存です。 全員とお話できたら嬉しいけど、無理はしないつもり。入村タイミングが後ろでしたしね。拝見するのもまた楽しい。 滑り込み気味だったので、1dゆったりとっていただけるのとても嬉しいです。
(-80) 2020/08/26(Wed) 22時半頃
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[ そこにいたのはヘリンとアーサー。 あるのはman-juとヘリンの淹れたコーヒーらしい。 拙い発音も彼>>137の気に障ることはなかったようで、身を倒す挑戦はそう長くは続かなかった。 アーサーに大丈夫だった? と心配する声をかけつつ、ヘリンの手元のカップを見つめる。]
きょ うは、 へりん が いれた、 の? このまえ 、は、 こー た、だ った。
[ その彼も探していたモナリザもここにはいないようだった。 両者とも白い箱の君と行動を共にしていることは知らないまま、個室で休んでいるのだろうか、などとその姿を思う。 そんな思考もすぐに手元へと戻ってくる。]
ぶ っさ、 ちゃん ……?
[ ヘリン>>139は最初に己の名を呼び、次いでもうひとつ名のような音を紡いだ。 しかしそれは己の知るアーサーとは異なる響きで、彼女の母国語だろうかなんて考えの下、ぶっさちゃん。と繰り返してみた。]
(145) 2020/08/26(Wed) 23時頃
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[ 己もまた、猫という種族には詳しくない。 ヘリン>>140の声に何の疑問も持たないまま頷いて、アーサーにお先にどうぞ。なんて純粋に声をかける。]
のむ ときは、 さめて る かも だけど、 おいし く、 いただく ね。
[ 己はフェイスカバーを外せない以上、今回も持ち帰りとなるものだから。 申し訳なさそうな、あるいは寂しそうな声は、ガスに覆われてその感情さえ朧にした。]
(147) 2020/08/26(Wed) 23時頃
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/* >>141>>144 かわわわわ かわ かわ いい
(-83) 2020/08/26(Wed) 23時頃
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/* モナリザに会いたいと言いながら遠ざかっていますが、会えたら嬉しいし会えないのもまた楽しいの精神でいます。 会いたいはPCの気持ちであって行動の予約ではないし、友好的関係を築く同志が見られてハッピーな気持ちでいる。 仲良しに見えるけど仲良しじゃないんですね。
モナリザさんのヒューマノイドらしいというか、機械的な反応が整然と徹底されているの、すごく気持ちいいなぁ。 スプスプイさんの翻訳っぽさもどこから来るんだろう。機械的と翻訳的で雰囲気が違って見えるのは、その周囲のRPの丁寧さ由来なんでしょうか。すごい。素敵。
(-85) 2020/08/26(Wed) 23時頃
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― 談話室 ―
[ 眠気覚ましにコーヒーを飲んでいたというアーサーに、一瞬研究者の皆のこと>>0:226が重なった。 道中、己に様々な文化や知識を教えてくれた皆のことを話すこともあっただろうか。 ひとりで不安だった道のりも、ふたりで進めば少しだけ怖くなくなるような気がした。]
どっ 、うい たしま し、 て。
[ 身軽なアーサーの身体>>150が肩を蹴ると、そのしなやかな脚力に身体が一方に傾いた。 先程は自ら傾けていた為取れたバランスも、咄嗟のことにやや揺らぐ。 トルドウィン>>137の腕を借りられたなら、ほっとガスを零した。]
ぼく も、 たのし か、った。 おなじ めの たかさ、 たぶん はじめ 、て。
[ 華麗に着地を果たした小さな影は、顎が首に食い込まなければならない程下にある。 その差がほんの少しの間零になった。 だからありがとう、と。距離の空いた手を振る。]
(155) 2020/08/26(Wed) 23時半頃
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[ 先程の話を聞いていたのもあり、アーサーの反応にはやや疑問を覚えたか。 しかし言葉では喜んでいるようだから、疑問は言葉として表出するには至らない。]
まん じゅー 、おん な。
[ また新しい響き>>151が現れた。 ふたりとも多くの言葉を知っているんだなと感心しつつ、聞き覚えのある”man-ju”を頼りに想像を膨らませてみる。 man-juの知恵。あまいのはいいこと。
……。]
…… へりん は、 あたまが い、い?
[ 賢人という結論が出たようだ。 すごいね。などとのほほんと告げて、ヘリンのman-juを有り難く頂戴しながら、的が逃げ出す外れっぷりを晒す。]
よにん 、 いて、 まんじゅ うも、 ある。 これ で まん じゅー の、ち え?
[ 分からないことも分かるようになるのだろうかと、不安と期待が燻んだ瞳にこぽりと滲んだ。]
(157) 2020/08/26(Wed) 23時半頃
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[ 咄嗟に掴んだせいかやや棘に触れた気もしたが、厚手の生地には僅かな痕が残った程度だろう。影響はないはずだ。 むしろ痛くなかったかとトルドウィンを労りつつ、アドバイス>>156には素直に頷く。
手を離して、自浮して。 ヘリン>>154にも勧められたman-juは、既にコーヒーの隣にあった。]
おみや げ 、って いうん でしょ 。 あと での、 たのしみ に、 する。
[ 苦味に対する拘りも影響も薄い故に、警戒も抵抗もない様子でふたつの形を眺めた。]
(162) 2020/08/26(Wed) 23時半頃
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[ 金属音を立てて新しい姿が入り口を潜ったのはちょうどその頃だったか。 音の方へ視線を向ければ、放送で聞こえた声の主>>153が姿を現した。
仕事。 たぶん、ひとつ前にここを訪れた時なら、きっと何も引っかかることはなかっただろう。 ノイズ混じりのラジオの音声が、未だ不安の端を引っ掻き続けている。]
おつかれ、 さ ま。
[ その不安を拭う為の仕事なのだからと、努めて自然を意識して声をかけた。 ヘリンのコーヒーをねだりながらman-juに怯える姿に、ヘリン>>163とはまた違った印象を受けた。
――甘いの苦手なのかな、と。 トルドウィンと逆さまなのだろうか。両者を見比べてみるも、見た目だけでは当然判断がつかない。]
(172) 2020/08/27(Thu) 00時頃
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ぶっさ ちゃ…… あー さあ、 に? んー と、 さんにん よれ ば、 まん じゅーの ちえ。 って、
[ 視線は次にもみくちゃにされているアーサー>>159と行使者のヘリン>>163へ向かう。 手に隠れてアーサーの表情は見えないが声音はやや不満そうだ。しかし逃げる様子もないことから、そわそわと見守るに留める。]
……その ようす じゃ、 まだ、 みつかって いないんだ ね。
[ 呟きに反応したコータ>>164の口ぶりからは、発見できたというニュースが聞こえてきそうになかった。
まだ、なのか。元よりないのか。
見えない現実がカリカリと不安を掻く。音のない胸元を片手でぎゅうと掴んだ。]
(174) 2020/08/27(Thu) 00時頃
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[ ……と、尋ねた緩慢な声は、彼>>169の去りゆく背中に投げかけられることになった。 彼の迅速な休息に、機動力のない己はついていけなかったらしい。
まだ、仕事は始まったばかりなのだろう。 滲む不安に言い聞かせて、いってらっしゃいと手を振り見送った。]*
(175) 2020/08/27(Thu) 00時頃
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/* シルクもゆっくりでしたが、中身の筆がコータさんのスピードに追いつけなかった……! お仕事お疲れ様です!
そしてアーサーさーん!
(-93) 2020/08/27(Thu) 00時頃
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[ トルドウィン>>167の微動だにしない身体は、普段よりかかる壁や柱を想起させた。故に安心して掴んだ結果、棘を掠めてしまったのだろう。 問題がない旨によかったとガス越しに伝え、皆が注目するman-juの知恵について……]
あー さあ ?
[ ……経緯を説明するつもりだった。
警告のようにアーサー>>170の喉の奥から聞こえる音に、首を押し込むことも躊躇わず足元を覗き込む。 どうにも様子のおかしい姿はあれど、肩に乗っていた先程とは違い、手を伸ばしてもその毛並みに触れることはできない。]
だ、 だいじょ ぶ? どう し、 て ?
[ 故に、ただおろおろと言葉を降り注ぐばかりだ。]
(178) 2020/08/27(Thu) 00時頃
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/* 降り注がせるだった。見直し大事。 多角はわくわくして大好きなのですが、上手く捌けるかは別問題なのでいつもあわあわします。でも楽しいからついやりたくなる。
どう考えても手の届かないシルク。完全にリアクション担当。 地上50cm+165〜170cmくらいを想定しています。 50cmの先は宇宙服の足先。実際の足は小さかったり細かったりガス状だったりするので、そこを省けば身長は155〜160cmくらいのイメージ。性別はありません。
宇宙服サイズはメモにも書いた方がいいかもしれない。 目線の上下大切ですよね。
(-96) 2020/08/27(Thu) 00時半頃
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[ 毛玉というヘリン>>180の声が聞こえると、誤飲の可能性に思い至る。 直前に好きだというコーヒーを飲んでいたが、液体が喉に詰まることはないだろう。ないはずだ。]
え、 えと、 ぼく、 おいしゃ さん、 よんで、 く、る 。
[ 移民船ではあるが、救護室くらいはあるだろう。 あるいは猫の症状に詳しい誰かでもいい。アーサーは猫ではないが、今の形は紛れもない猫なのだから。
状況が均衡するようなら、談話室を出て救援を求めに行くつもりだ。]**
(182) 2020/08/27(Thu) 00時半頃
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/* そういう時、猫ちゃんってしょんぼりするんですよね。 よしよし。もーふもーふ。したい。届かない。 誰ですか浮かべたの! わたしだ!!
(-97) 2020/08/27(Thu) 00時半頃
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