253 緋桜奇譚・滅
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/* なでたい…(手が届かない)
近況ありがとうよ! 今日ははよ帰れるはずじゃて。 のちほど。
(-266) motimoti 2018/11/20(Tue) 13時半頃
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[茶葉を三峯茶房に、水羊羹をへいも屋に。 来客用の買い出しに出たが 菓子は少々――多すぎた。
一年経たとはいえ癖が染み付いている。 ……八手から買い求めるようにと言われた個数だ 八手が賞味する数だけなら木葉が食すが、 日持ちのしない数を購入しているのは 菓子を求めてやって来る童女の分も>>0:31 含めての考えであろうことは知っている。] 『…持っていこうかな…。』 [そう口にし、京に広がる穹を眺めた。 夕暮れ色が広がっているが、じき、暮れるだろう。
京の外れと聞いていたが、 翔んで行けばそうとかかるまい。]
(18) motimoti 2018/11/20(Tue) 19時半頃
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[しかし、その辺りまで翔んでみると 紐にぶら下がっている姿を見かける。>>17 翼を休め、塀の上に降り立った。
家に帰らないのか。 そう口にしかけ、この一帯はすべて 改装となり人の暮らす民家であることを悟り]
『こんばんは、暖琴ちゃん。 おうち無くなっちゃったのか…知らなかったよ。 実はね。 羊羹を買いすぎたから、家に届けに来たんだ』
[しかし、童女とその家族が生活していた家屋は 手を入れられた上で、既に人の住居になっている]
『うちでよかったら食べに来ないかい?』
[包みを手首に下げたままそう告げて。]*
(19) motimoti 2018/11/20(Tue) 19時半頃
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/* りあるを色々しながらじゃから、 まだ不安定だけどもとりあえず箱には触れる。
(>>6:-267 ハロウィン) (わっしゃっしゃっしゃ)
(-268) motimoti 2018/11/20(Tue) 19時半頃
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/* (>>6:-269 ハロウィン) もっふっふ 甘いおかしあげるからついておいでーって 現世なら誘拐じみておるのう・・
(>>6:-270 ロゴス) そういえば言葉はそもそも家がなかった・・ 家なき子が紛れ込んだら煙を吸わせてやるとしようかい。
(-272) motimoti 2018/11/20(Tue) 20時頃
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[晴れない顔は笑顔に変わって、ほっとした。]
『よし、じゃあ行こう。』
[童女を連れて、廃寺を目指す。
いつもの様に縁側へと通し、 お茶と水羊羹を乗せた皿を童女に差し出した。]
『はい、どうぞ。 どう? 此処もけっこう綺麗になったでしょう』
[弟子の烏天狗たちが集めたお布施金を使い 以前よりも壁のひび割れが補修されていたり 障子の紙が張り替えられているのが解るだろう。 木葉天狗は自分の分と―― もうひと皿は仏壇へと供えよう。 湯呑の茶を入れ替え、 乾いた羊羹が残ったままの皿と入換に。]
(21) motimoti 2018/11/20(Tue) 20時頃
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[それから、童女のとなりに腰掛けて。]
『……暖琴ちゃんは、 お父さんとお母さんを待ってるんだね。』
[言い出し難いことだが、 ああして民家を見下ろしているだけに やはり触れてしまう話題だった。
彼女の父母が冥府に居るだろう話は、 へいも屋の轆轤から聞いたことだ。 吹聴している訳では無く、 大天狗が消えてしまった経緯を 弟子として知らねばならない過程で教えて貰った]
(22) motimoti 2018/11/20(Tue) 20時頃
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『聞かれたくないことならごめん。 ぼくが、待ってるから。八手様のことを だから暖琴ちゃんも待ってるのかなって思ったんだ』
[二つの湯呑から湯気が上がる中。 ぽつりと口にするのは、近頃胸に収めていたことだった
来客が立て続いて賑やかになったけれど 皆、消えてしまったのだと口にしている。 木葉天狗とてそう思っているのだが 最後に別れた様子は――あんなに元気だったから。
何処かに隠れていて、ひょっこり帰って来るのでは その様に信じてしまう。]*
(23) motimoti 2018/11/20(Tue) 20時頃
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/* (>>6:-273 ロゴス) 確かに煙に家の感慨はなさそうじゃな…。 言葉はおうちがいっぱいあってええのう
あっ…この二人と過ごしてると またしてもマイナスイオン吹き荒れる(〜浄化〜)
(-274) motimoti 2018/11/20(Tue) 20時頃
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『そっか…よかった。』
[綺麗になったと此処によく訪れていた童女が言うなら きっと、大天狗から見ても見違えただろう。
茶も菓子も毎日変えるようにはしているが 減っているようなことも無ければ 位置が変わっているわけでもない。
だからこそ、帰ってきていないのだと解る。 姿が見えなくても帰ってきていると希望を持つにも 来ていないと解ってしまう。]
『そっか……。 ぼくも、行きそうな場所は見てまわってるけど…』
[父母を探して、待っていると童女は言う。>>25 けれど、明くる日もそのまた明くる日も 探し妖は――待ち妖は帰ってこない。]
(26) motimoti 2018/11/20(Tue) 21時半頃
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『八手様のことも待ってくれてるんだね。 …………。 帰って来た妖怪はいるけれど、 八手様も、君の両親も帰ってこない。』
[茶の湯呑をじっと見ていたが、視線を童女に移す。]
『帰れないんじゃなくて、 帰らないのかもしれない
ぼくや君が前を向いて歩けるようになるまで 見守っているのかもしれないね。』
[笑っている――ようにみえるけど。 泣きたいのを我慢しているような目をしていた。 迷った挙句、童女の頭を撫でようとして]
(27) motimoti 2018/11/20(Tue) 21時半頃
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『でも、待つのをやめることはできないし、 探すのをやめることもできないよ。
ひとりでずっと待っているのは 毎日帰ってこないのを実感してつらいんだ 暖琴ちゃんは、どうかな。』
[笑っている、でも。 無理に笑っているのなら] 『かなしいときは口に出していいんだ。 笑えなくても、いいんだよ。 そうじゃなきゃ、ひとりで苦しむだけだもの 苦しい気持ちを外に出さなきゃ、もっとつらいよ。』
[その笑顔は―― きっと、苦痛を溜め込んでしまうのではと]*
(28) motimoti 2018/11/20(Tue) 21時半頃
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/* (>>6:-275 ハロウィン) 文明開化期でよかったぜ!
マイナスイオンで癒される村・・すばらしい・・。 きれいなさらっさらの真人間になれる。
(-276) motimoti 2018/11/20(Tue) 21時半頃
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/* マイナスイオンを運んでくるロリと煙・・さすが京(?)
かわいいは正義。 けむけむと琴が戯れてるシーンほんとすきなんだよな・・ 昇天しちゃう(してる)
(-278) motimoti 2018/11/20(Tue) 22時頃
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『うん、いい子にしてると思う。』
[一年前の事件に関しては触れなかった。
父母が戻らないことで 心を窶れさせていた幼い彼女が 感情だけで選択したこと、 桜に取り込まれてしまったこと―― それを罪とは言えない。]
『みんな、分かってる。 君がいい子にしてること』
[おんなじなのだ。 自分が彼女くらい幼く、そして同じ立場にあったなら。 生まれてからずっと育ててくれた大天狗を 呼び戻せると聞いたら、同じことをしていた]
(31) motimoti 2018/11/20(Tue) 22時半頃
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[寒くて独りなのだと童女は言う。>>30 彼女には友達も居て、お菓子をくれるおとなも居る でも、孤独を慰めることはできない。
それでも笑わなければ困らせてしまうと 泣きながら訴える声を聞いていると心が痛い。 木葉天狗にとっては小さな頭を抱えるようにした]
『ううん、それは……違うよ。
今みたいに泣いたっていいんだ。 だって暖琴ちゃんが泣いてたら みんなが助けたいって思う。 みんなに甘えていいし、 甘えた分お手伝いをしてあげたらいい。 そしたら、きっとみんなも暖琴ちゃんも嬉しいよ。』
(32) motimoti 2018/11/20(Tue) 23時頃
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『嬉しいと、自然に笑えるでしょう? そうしたら、お父さんもお母さんも―― 八手様も、きっと喜ぶよ。』
[苦しいときも悲しいときも 自分の心に嘘をついて笑ってなきゃいけないなんて 拷問みたいなこと、きっと誰も望んでない。]
『あのね。暖琴ちゃんがよかったらウチに…』
[―――ふと、上を見た。
切れ目のような天井の一角。
あんなもの―――、 あっただろうか。]*
(33) motimoti 2018/11/20(Tue) 23時頃
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/* 今日はログの動き穏やかじゃのう。 わしは挟まり気にせん主義ゆえ、気にするでないぞ
(-281) motimoti 2018/11/20(Tue) 23時頃
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『暖琴ちゃんがしちゃいけないのは 独りで無理をすることだと思うんだ。
京のみんなが支えあったから、 今も京がなくならないで済んだ。 だから、支えあって助け合わなきゃ。』 [少なくとも、そうすることが一歩になると思う。 前みたいに我慢していたら、 いつかダメになっちゃう日が来るような気がして。 良かったら此処に住むかと問いかけて、 しかし、天井の変化が目に付き――――。]
(35) motimoti 2018/11/20(Tue) 23時半頃
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[パカッとひらいた。]
(36) motimoti 2018/11/20(Tue) 23時半頃
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『えっ』
[そこから顔を出したのは、提灯と……南瓜? そして、見覚えがあり過ぎて困る―――]
『えっ…え、ちょ』
(37) motimoti 2018/11/20(Tue) 23時半頃
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いやーー、すまんすまん、遅うなったわい!
まさか極楽と天国があるとは思わなんだ。 東洋妖怪は極楽行き、西洋妖怪は天国…だなんてのう じゃこうのすけを探すのに苦労したわい
[首に花を編んだ輪っか――レイを沢山ぶらさげ 山伏姿ではなく南国風の花が 印字されたシャツを着た爺が飛び降りてきた。 続いて提灯と南瓜も落ちてくる。 娘との再会に涙を流して喜んでいた]
(38) motimoti 2018/11/20(Tue) 23時半頃
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[顎を外して固まっている弟子ににたり顔。]
しっかし天国も中々よかったのう。 すけべな格好をしたおなごは沢山おったし …いや、ごほん。
ほれほれ、お土産を沢山買うてきたぞい
[バターたっぷりのクッキイやチョコレエト 身体にあまりよくなさそうな色とりどり]
言ったじゃろう、かならず探してやると。
[共にとはいかずとも、探すと約束した>>4:30。 天国まで掛け合うにも距離があった上に、 二妖を送り届けるにはえらく手続きも掛かったが こうして連れてこれたのは 天狗が詰んだ得であると仏様はお許しになった。]
(39) motimoti 2018/11/20(Tue) 23時半頃
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[親子の再会を目を細くして見守ろう。
『爺ちゃん』へのほっぺちゅーは後回しでも許す たぶん、ないけど]**
(40) motimoti 2018/11/20(Tue) 23時半頃
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/* ご両親に関しては一時的な帰還となるか否かは 琴にぶん投げてしまうぞ。
白ろぐの展開次第の復活で考えておったんで 灰では漏らさずにおったが 泣く子が待っておるなら帰らねばのう。
今日はおやすみ!**
(-299) motimoti 2018/11/20(Tue) 23時半頃
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/* 朝に時間がなかった! 今日は日中きびしめなんで 夜帰宅したら回収しまふ カアチャンはやはり怖い生きもの…木葉天狗の顔が信号機になるね。
(-306) motimoti 2018/11/21(Wed) 08時半頃
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/* ツェンが行ったとこもお国柄感がw たぶん、次に目覚めた時もみんないるんだろうな(フラグを察知)
さいきんくそ寒いからあたたかいところが天国っておもうとワイハーに直結してしまった 腰蓑で出てこようかなってまよったけど きたきたおやじとキャラかぶるんで断念
いってきますー**
(-307) motimoti 2018/11/21(Wed) 08時半頃
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礼などいらぬわ。 おんしらがおらんかった月日――心細さを これから先、とくと埋めてやれ
………あ、待ち。 やっぱいまのなしじゃ
西洋人のぴちぴちぎゃるが観光で訪れたら仲持て。 言語が通じるもんが儂には必要じゃて・・
[>>45 天国のおかげで、西洋文化や西洋のおなごの魅力も ばっちり思い知った爺でありましたとさ。
こそこそ耳打ちした『お礼』が小声なのは 奥さんに聞かれると 色々とまずかろうあれでこれよ。]
(50) motimoti 2018/11/21(Wed) 22時頃
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[まあ、それはそれとして。 一家の親愛を深める家族の様子は心洗われる。>>46]
おんし、いつまでそうしておるんじゃ?
[顎が外れたまま固まっていた木葉天狗も、 天狗爺に声をかけられ、ハッ!と背筋を伸ばす。 母親からのお礼を受けて、 いえいえそんなと頭をぽりぽり掻き]
『い、いやあ突然のお帰りだったものですから…。 しかし、八手様もお二妖も戻られて本当によかった。 ぼくは大したことは出来てませんが…… 何はともあれ、これにて一件落ちゃ』
(51) motimoti 2018/11/21(Wed) 22時頃
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[しかし、事態はまだ解決してはいなかった。>>47]
(52) motimoti 2018/11/21(Wed) 22時頃
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