140 Erwachen〜lost wing of Jade〜
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――――……ィッン…!
[白く細い指先が、鍵盤の上を踊る。 小さな体の後方で煉獄の炎が燃え上がり、飛びかかってきた魔物を焼いた。]
……。 私はソフィアほど人と世界を愛していませんが。 Reinaよりは人と世界を好ましいと思っているつもりですから。
[歴史書が願う>>91>>92ように、嘗ての座に戻る事はあるまいと呟きを零す。 直接言わぬは、例え嫌われてもそれが愛し子故に。]
(110) 2014/11/13(Thu) 22時半頃
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……ままなりませんね。
(113) 2014/11/13(Thu) 22時半頃
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[笑わぬ呟きは雨音に消える。
――――――……。
一瞬、周囲は雨音だけの静寂に包まれ。 悪魔は動くものの気配を目指し、悠々と歩き出した。]
(115) 2014/11/13(Thu) 22時半頃
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―光翼高校 空き教室―
酷い天気ですね。 こう雨《ノイズ》が酷くては「解析」も面倒でしょう。
[まるで世間ば話をするような気軽さで。 いつの間にやら校舎内へと入ってきていた悪魔は、窓の外を見る《解析者》>>120へと声をかける。]
(124) 2014/11/13(Thu) 22時半頃
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―光翼高校 校庭―
[それは校舎内へと移動する前。]
おや、可愛らしい。 私ですか? 私は一般的には悪魔などと呼ばれる存在ですよ。
[向けられる問い>>126とにまにま笑いにそれはそれは優雅に微笑み返し。]
お話がしたいなら共にいらっしゃいな。 雨に濡れるのは嫌でしょう?
[黒雨に濡れる気配すらない悪魔は、誘うように言って校舎内へと足を踏み入れた。*]
(131) 2014/11/13(Thu) 23時頃
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雨《ノイズ》を降らせているのは私ではないでしょうに。 《解析者》の瞳もこの天気のように少々曇りましたかね。
[嗾けられ、飛びかかってくる魔物一匹>>129。]
ネクロ・メロディア 葬操曲5番
コキュートス 『 氷棺 』
[早く激しく、魔器《ハーディ・ガーディ》は旋律を奏でる。 急速に教室内を満たす冷気が、今まさに目の前へと迫った魔物を絡めとり、凍結さる。]
(136) 2014/11/13(Thu) 23時頃
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私に残った片目を抉れというのですか。 なかなかどうして、恐ろしい事を言う。
[右目に咲く薔薇からはらりと花弁が落ちる。]
悪魔を前にしたのなら交渉しなさいな。 貴方は私の瞳《ディザスター・アンバー》を得る対価に何を差し出せます?
[試すように悪魔は問う。]
(139) 2014/11/13(Thu) 23時頃
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……とまあ、このような用がありまして。 居るのが私の姉ではなくて残念でしたね。
[背後を振り返り、後を追ってきた男>>133へと薄笑いで小首を傾げた。]
(141) 2014/11/13(Thu) 23時半頃
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/* 薄々気づいていましたがこの悪魔さん、チート臭いですね いや、実は、楽器の方壊されるとおうちに帰っちゃうとか、真名を知ったうえで帰れと命じると帰るという初期設定が……。
どうなるんだろうね(遠い目)
(-119) 2014/11/13(Thu) 23時半頃
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[砕け散った魔物>>142と氷の破片がキラキラと輝きながら舞う。]
そうですね。 元々は私の瞳ではなかったものですし。 でも、無料奉仕するほどお人好しではありませんよ。
[無くとも視えるという点については首肯する。]
……おや。 人間、しかも《解析者》にとって。 例え片方だけでも眼は大事なものでしょうに。 それを差し出してしまうのですか?
[指差された対価。 悪魔は仮面のような微笑みを浮かべ。]
(155) 2014/11/13(Thu) 23時半頃
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そんな簡単に差し出せるものに価値があるとでも。
(156) 2014/11/13(Thu) 23時半頃
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己の全てを賭けなさい。 他者を踏み躙ってでも願いなさい。
報うとは叶うとは限りません。 その権利を幸運な他者へと掠め取られるかもしれない。
それでも賭けて、捧げて見せなさい。 それが「悪魔」への対価です。
[抱えた魔器《ハーディ・ガーディ》が、まるで泣く様に不協和音を奏でた。]
(157) 2014/11/13(Thu) 23時半頃
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/* Qエリちゃんに無料であげたよね?
A幸運でしたね
(-123) 2014/11/13(Thu) 23時半頃
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……まあ、知り合いの命をどうとでも思わぬ人では、相当屍を積み上げないとダメですよ。
[二人の会話>>145>>146へと落とすのは微苦笑。 悪魔の返事に《解析者》はどう出るかと見守る姿勢であったが。]
……貴方には誘い文句の練習が必要なようですね。
[突然の言葉と共に掲げられる掌>>161。 様々の色の球体の形をとって集う力の気配>>162に眉を顰める。]
(169) 2014/11/14(Fri) 00時頃
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《斯くして 我は氷の棺の中で微睡み落ちるのであろう》
[奏で続けられる葬操曲《メロディ》に乗せ。 悪魔は氷よりも透き通った音で唄う。
声に乗り足元より現れる氷の壁が、襲い掛かる豪炎>>164を遮る。]
(171) 2014/11/14(Fri) 00時頃
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……そんな誘い方では女性は去っていくばかりですよ。
[僅かに防御は遅かった。 右目に咲く薔薇の一部がちり…と焼い落ちる。]
互いに価値を見いだせないなら。 ご縁がなかったという事ですよ。
よかったですね、悪魔の誘惑は退けられました。
[それでも、悪魔は賞賛するかのような微笑みを《解析者》>>165へと向ける。]
(173) 2014/11/14(Fri) 00時頃
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名前も知らぬ間柄なのにいきなり「やろう」ですからね。 私が無知で純情可憐な乙女であったなら、悲鳴の一つも上げて逃げ出してますね。
[氷の壁に隔たれた向う側>>179へ。 悪魔はころころと笑い声を零す。
子供、しかも少年にしか見えぬ姿で言うのは少々奇妙なものであったかもしれない。]
(191) 2014/11/14(Fri) 01時頃
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……さて。 私なりの都合もありますが。
[ちらりと視線を送ったのは傍観を決め込む《解析者》――妹《ソフィア》への攻撃者。]
(192) 2014/11/14(Fri) 01時頃
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ですが、その無粋な誘いをお受けいたしましょう。
私は戦慄の悪魔《アリア・アフリート》。 今はハーディ・ガーディを名の代わりにしております。
異常(わたし)を倒して。 異常(かれ)を倒して。 異常(たにん)を倒して。
倒して、倒して、倒して、倒して、倒し続けて。 破滅の先までも走り抜けていかんばかりのその衝動の「導き」の助けになれば幸いと、弾き語りましょう。
[隔てる氷の壁が融解し、遮るものは何もなくなる。]
(193) 2014/11/14(Fri) 01時頃
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ネクロ・メロディア 葬操曲4番
インフェルノ 『 火葬 』
[奏でる音《メロディ》は天空樹《スカイ・ツリィ》の上で奏でたものと同じ。 残り香のように漂う冷気を打ち消して、煉獄の炎が悪魔の周囲に燃え上がる。**]
(194) 2014/11/14(Fri) 01時頃
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礼見丈……。 ふふ、素直な良い名ですね。
[戸惑いもなく悪魔に向け名乗り上げられるその『名前』>>221に、右眼の薔薇の花が揺れる。
退避した《解析者》の視線>>223に僅か目を細め返すも、回転し出す三つの球体>>224に礼見へと微笑みを向け直す。]
(226) 2014/11/14(Fri) 21時頃
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《 謳え 嗤えよ
真紅の衣を纏い 》
[煉獄の炎は演奏《メロディ》に乗り、ひらめく踊り子の衣装のように舞い踊り。 青い破砕の衝撃を受け止め、軽やかにいなす。]
(227) 2014/11/14(Fri) 21時頃
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《 餞 眠れよ
灰になるまで 》
[空き教室の天井を隅に重ねられた椅子と机を、踊る焔は絡め取り音も無く灰へと変えて。 礼見だけではなく《解析者》をも抱きすくめようと、灼熱の腕を伸ばす。]
(228) 2014/11/14(Fri) 21時頃
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魅せなさい。 全て賭けて滅びを願うのならば。
私は貴方自身の滅びでもってそれを叶えましょう。
[炎に包まれ行く其処はまさに地獄の様相を呈し。 悪魔はその中央で嫣然と微笑む。]
(229) 2014/11/14(Fri) 21時頃
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/* 今気づいたのだけど。 高校生男子組がこぞって赤だったせいで、この村で今一番主人公してるの ヨアヒム なんじゃない?
(-166) 2014/11/14(Fri) 21時頃
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/* あーそこ首無しかー!! 占うつもりだから、結果準備に助かる
ジェレミーどっちやろ。 囁きって言ってるから囁きなのかな?
(-168) 2014/11/14(Fri) 21時半頃
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……流石に片手間では無理ですか。
[面倒くさそうな声>>230に流し目をくれる。]
お互いもういい大人同士で。 世話を焼く必要もないんですけどね。 『妹』に悪い虫が群がるのは、『姉』としてはあまり面白くないですから。
[鼓膜震わす音ではない、微かに罅が広がる音。 僅かに《解析者》の向こう側の空に意識をやる。]
(236) 2014/11/14(Fri) 21時半頃
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/* あ、落ちて行っちゃうのー? 折角占おうと……追っかけて強行占いでいいかw
(-171) 2014/11/14(Fri) 21時半頃
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…………おや。
[意識の逸れたその瞬間。 不吉な音>>234と共に足元の床が崩れ落ち――。]
(237) 2014/11/14(Fri) 22時頃
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[全てが落ちるその刹那。]
魅せて欲しいのでしょう?
[悪魔は堕ちる礼見の瞳を覗き込む。]
(238) 2014/11/14(Fri) 22時頃
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