191 The wonderful world -7 days of MORI-
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……ネル、怪我はないか?
[ おれは、そう言いながら、 結果として挟み撃ちのような形で前後にいる、 死神どもへの警戒を怠らぬよう、 せわしなく視線を配り、
無傷の無礼なペンギンもどきへと、 今度はおれのほうから、近寄っただろう。
特に声がかからぬようなら、 刃物片手に、ソレの身体にあるものと、 少し違う模様の浮いた手を、伸ばすつもりで。*]
(155) 2016/06/11(Sat) 22時頃
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/* この村に入って、めちゃくちゃ毛虫が出るようになりまして、 調べてみたら毒はない特に害はない蛾の幼虫みたいなんですけど、 ほんとになにかの呪いかってレベルで出るし、 犬を飼っているのもあって、毎日毎日駆除に追われている こんなにイヤなシンクロははじめてです!!!
(-46) 2016/06/11(Sat) 22時半頃
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死神も、仕事ってするんですね。 ……? 死神が仕事?
[ おれは、新事実を復唱して、 きっと、大変だなあという顔をしていた。
死神が仕事だとすれば、 通り魔なんかも参加者になる可能性がある、 ってことしれないな、って思って、 できれば、今回のゲームに、 そういう危険な参加者がいないことをねがう。
……にしたって、彼女の問いは不可解で、 ”何かあったか”なんて、 今、ここにいる時点で、わかりきってるじゃないか。]
(191) 2016/06/11(Sat) 23時半頃
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── この歳で、死にました。
[ しかもそれが、きみを巻き込んでのことだったとか、 そうだ、「きみになにがあったのか」ということであれば、 きみは、おれに殺されたのであるとか、 考えは、したけれど。
言ってしまえば、そういうことで、 おれは、きみを死なせたくなくて、 きみを生かすために、それだけ考えて、
── 結果、ここにいる。きみを生かすために。それがすべて。]
(192) 2016/06/11(Sat) 23時半頃
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[ さて、
死神というのは、どうしてこうも、 ……なんというか、性格が悪いのかな。 おれがやるというのに、きみばかり狙う>>180から、 だから、嫌いなんだ。死ねばいいのに。 きみを狙うとかいうのは、 ルールにはなかったじゃないか。
── と。
手の届く直前、するりと動き出したノイズに、舌打ち。 舌打ちと一緒に、おれは、また、振りかぶって、]
── ネル、盾のうしろにいて!
[ その、大ぶりな包丁を、投げる。]
(193) 2016/06/11(Sat) 23時半頃
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[ 結局のところ、そのノイズとやらが、 生きているのか、死神の使役する”モノ”なのか、 意思を持つのか、持たないか、 おれは、きちんとは知らないけれど、
”好むモノ”なんかがあるくらいなら、 多少の感情を持つ種類も、あるんじゃないか?
── 当たれ。当たらなくても怯め。怯んだら殺す。
って、おれは念じて、中華包丁は、1。
1. ペンギンの身体を直撃した。 2. 目標を掠めて飛んで行く。 3. ノイズのスピードには追いつけない。
── もっとも、おれがしくじるようなら、 あるいは、しくじらなくたって、 トドメをさすため、きみの支配下にある兵隊は、 今日も、顔を見せたかもしれない。*]
(194) 2016/06/11(Sat) 23時半頃
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/* 今回めっっちゃくちゃランダムの引きが良くて怖いんですが
(-52) 2016/06/11(Sat) 23時半頃
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へえ。 死神って、ヒマなんだと思ってました。 意外と大変なんですね。
[ おれは感心する。
アミューズメント施設の前に座り込んでいたり、 日中からふらふらと死人を付け回すだけが、 死神のお仕事ではなかったのか。
あるいは、このひとが特殊なのか、 信心深くてマゾなのか、よく分からないけど、
おれは、ちらりと銀髪の死神のほうも見た。 彼が二足の草鞋をはいているとは到底思えない。]
(223) 2016/06/12(Sun) 00時半頃
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[ そうして、さらに続いた言葉>>213に、 おれは、恥ずかしい、と、思う。
── そんなふうに言われるほど、 おれは、なにもできてはいないし、 きみを、頼ってばかりいると、思って。
少しためらって、口を開く。]
── トドメを刺してくれるのは、いつもネルなんです。
[ ちらり、と君を見やって、おれははにかんだ。
情けないし、とても申し訳なく思ってきた。 そのことについて。]
(226) 2016/06/12(Sun) 00時半頃
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ほんとうは、おれが、全部、背負いたいけれど、 おれの”力”じゃ、ノイズは殺せなくて、 ……結局のところ、ネルを頼ってばっかり。
[ 結局のところ、きみに、おれの助けなど、 必要ないのかもしれない、って。>>3:406
きみが、きみの支配する兵隊たちが、 おれには倒せない化物共を防ぎ、 貫き、撃ち殺すたび、
やっぱり、きみはすごい、って、思う反面、 何度も考えてきた。おれは無力だ。
どれだけ、足掻いたって、 このゲームにおける、決定的ななにかが足りない、って。]
(227) 2016/06/12(Sun) 00時半頃
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……ずっと、それを恥ずかしい、って、思ってたけど、
だけど、ネルを取り戻すのが、生き返らせるのが、 ── おれの役割、で。
おれは、おれにできることをすればいいんだって。 そのために、ネルがくれた力なんだ、って。
[ ── だけど、おれは、それでも、 今度こそ、きみのために、なにかをしたかったのだ。 おれの手で、きみを守りたかった。 今度こそ、きみを、生かすために、なにかがしたくて、 そして、やっと、見つけた。]
(229) 2016/06/12(Sun) 00時半頃
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── ネルが、教えてくれたんです。
.
(230) 2016/06/12(Sun) 00時半頃
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[ おれは微笑む。
また、きみの兵隊が、雑音ひとつ打ち消して>>211、 おれは、きみに歩み寄りながら、 ノイズが消滅したあとに残る包丁を拾い上げる。
使えるものなら使おう、と思って、 だから、彼女の言葉>>214に、躊躇うことなんて、なくて、 不安げなきみ>>211に、安心して、と目で訴えかけて、
おれは尋ねる。]
(231) 2016/06/12(Sun) 00時半頃
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── 西のブタが好むものは、なんですか。
[ ミッション内容と、銀色の死神のくれたヒント。 それをつなぎあわせた質問。
彼女が不思議そうな顔をするなら、 「彼が”好むものが違う”って教えてくれました」と、 背後の銀色の死神を指し示し、 あっけらかんと、答えたことだろう。*]
(232) 2016/06/12(Sun) 00時半頃
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/* とりあえず日本語通じなくてごめんなさい もっと薄っすら信者感出すか、狂いきれない感じにするつもりが、 がっつり頭おかしくなってしまった
(-59) 2016/06/12(Sun) 01時頃
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[ ── はい。
と、言ったかもしれない。 口の中で転がして、声にはならなかったかも。
どうして、今、出会ったばかりの女に、 きみのことを信頼しろ、だとか、 あまりにもわかりきったことを言われるのか、 なんだか、とても解せなかった。
理解はしたけど、納得はできない、というか。
確かに、おれは、きみをもっと信用すれば、とか、 おれなんて必要ないかも、とか、思うことはあって、 だけど、それって、きみ以外の誰かに指摘されるような、
そんなに、おれは、きみを信じてないように見える?]
(290) 2016/06/12(Sun) 02時半頃
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[ この世界で信じられるのは、きみだけだよ。誓って。] .
(291) 2016/06/12(Sun) 02時半頃
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[ そして、おれは知っている。
命の価値は平等、って、みんな言うのだ。 みんな言う。父さんも母さんも言った。
── だけどさ、
別に、世の中に溢れる、みんなが持ってる、 そんな、ほとんどのものがなくても生きていけるし、
成長期にバランスの良い食事をしなくても、 伸びるとこまで、背は伸びたし、
高校、行かなくたって、 お金くれる人は、いたしさ。
……要は、この世の”みんな”のほとんどは、嘘だってこと。]
(292) 2016/06/12(Sun) 02時半頃
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[ 結論。
きみのことは、もちろん信じている。 きみにもそう信じてもらえるように、 もっと努力する。
でも、 「命の価値も揃って同じ」なんて言葉>>248は、 絶対、絶対、絶対に、信じられない。 理解もできなきゃ、納得もできない。
── だって、きみこそ、取り戻されるべき存在なのだから。]
(293) 2016/06/12(Sun) 02時半頃
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[ そんなことを考えていたら、 きみも、なにやら、質問があったようで、 それ>>252を聞いて、おれは、
もしかするときみは、うすうす、 ほんとうのきみはそんなじゃないことに、 気づいているのかもしれない、と思う。
そうなんだ。ほんとうのきみは、そんなじゃなくて、 きみが今、そうも不安げで、おれを頼ってくれるのは、 間違いなく、”エントリー料”とやらのせいで、
── おれはそれが、とても、悲しい。
だけど、おれは知っている。きみはきみだよ。 きちんと、正しく、きみを取り戻そう。 きみを。きみの見る世界を。
おれは、そんなきみの役に立ちたい。]
(294) 2016/06/12(Sun) 02時半頃
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[ ……さて、
そんな、あまり信用ならない存在>>249とは云えど、 宣言どおり、きちんと質問に答えてくれたことには、 こちらもきちんと、感謝の意を示そう。]
ありがとうございます。助かります。 腹を割けばいいんですね。
[ そういえば、銀色の死神に礼を言っていない気がする。]
(295) 2016/06/12(Sun) 02時半頃
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[ なんて、考えるまもなく、 おれは、正しく”おれに”向かってくる化物>>249に、 どこか、安堵さえして、
地面を海に見立てて泳ぐんだろ? 鮫は、イルカと違って、高々と跳ねない。 ……たぶんね。
ソレがきみを狙わないなら、 おれは、空に飛び上がり、 それから、上から刃を叩きつけてやろう。
── って、考えて、 思ったよりも近くに迫っていた、 その、影に、少し慌てたとき、だ。]
(296) 2016/06/12(Sun) 02時半頃
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[ 爆音>>270、に。
おれは、死神が黙ってついてくるよりも、 死神たちが存外親切にヒントをくれることよりも、 なによりも、驚いて、
そして、翅を生やしたまんま、 その場で数秒、固まって、]
(297) 2016/06/12(Sun) 02時半頃
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── ネル。
[ まただ。また助けられてしまった。
やっぱりきみはすごいね、って、喜び。]
……ありがとう。
[ きみに、辛いことはしてほしくない、とか。 きみに、無理をしてほしくない、とか。
── やっぱり、思ってしまうのに、 (できない って、思えないのに)
おれの力は、ついてこなくて、届かなくて、 行き場のないもどかしさ。このきもち。 おれの、大したことのない頭と心は、 抱えきれない感情や思惑を、溜め込んでいく。]
(298) 2016/06/12(Sun) 02時半頃
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[ ── 鮫は、消えた。
そう、ノイズは正しく倒されたら消えるんだって、 それがふつうにできないおれは、いつも忘れそうになる。
そのあとには、おつまみの袋が落ちていて、
そんなことはないのかもしれないけれど、 おれはなんだかふつうに、”汚い”とも、思い、 指先でひょいと拾い上げる。]
── ちょうどいい、って、言ってたな。
[ それは、立ち去った死神の言葉>>249を指して、
おれはきみを振り返って、微笑む。]
(299) 2016/06/12(Sun) 02時半頃
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ほんとうに、ありがとう、ネル。 ……戻ろうか。
[ 包丁を鞄にしまい、金属バットをしっかり回収し、
おれは、戦利品をきみに預けようか、 化物の腹に一度入ったものをきみに持たせるなんて、 よくないかもしれない、やめておこう、とか、
多少の思案の末、また、来た道を戻り始めただろう。 ── 恐らくまた、奇妙奇天烈な隊列を組んで。**]
(300) 2016/06/12(Sun) 02時半頃
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/* ヴェスさんあーーーーあーーーー そういうあれかあーーーーー(日本語がだめ)
(-72) 2016/06/12(Sun) 08時半頃
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── 中央エリア→西エリア・道中 ──
[ きみの名を呼ぶ者など、 死んでから、おれくらいしかいなかった。
……というのに、
死神から発せられたその声>>@40に、 おれは、きみより先に立ち止まり、 振り返るきみ>>324を、 落ち着かないきもちで、見ていた。]
(332) 2016/06/12(Sun) 11時頃
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[ ── 余計なことを言わないでくれ、って。
言ってしまえばバカを見ることくらい、おれにも分かる。
きみは、なにも気にしなくていい。 きみが生き返る、って、そのこと以外、 きみが、必要もないのに、気を病んだり、 他の誰かを気にすることなどない。 今は、気づかずにいてくれたら。
── 魔法の椅子は、4つしかないのだ。]
(333) 2016/06/12(Sun) 11時頃
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…… ネル、行こう。
[ きみが、どんな顔をしているのか。
おれは、見ないようにして、 それ以上、なんにも言わないで、 きみに、先を促して、自分もまた、歩き出す。
さっきよりも、歩調を速めて。 速く、遠く、きみが、災いにのみこまれないように。。*]
(334) 2016/06/12(Sun) 11時頃
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