191 The wonderful world -7 days of MORI-
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[一方で]
( 朝比奈。俺がこいつを足止めするから、 お前は鴉を追え)
[そんな事をテレパシーで卯月に伝えたが、さて*]
(-78) 2016/06/08(Wed) 00時頃
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[何を喋ることもなく駆け抜ける相手を、睨み、 こちらも警棒を構えることはなく
振りかぶられる左足を一瞬見るや、 右足で一歩下がって、深く蹴りが胴を抉らぬように 爪先が腹を掠るのを感じながら――>>@43
俺にとっては左手側から。 死神にとって右手方向から滑るように距離を詰め、
叶うなら、その鳩尾に拳を一つ叩き込もう。 叶わぬなら、と、と軽い身のこなしで一歩また下がろう*]
(223) 2016/06/08(Wed) 00時頃
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[卯月に当たらなかったのをほっとする余裕はなく、 危ないですよ、の言い振りに間抜けだなと笑う事もできず
ただ、パートナーを信じるだけ*>>218>>220]
(231) 2016/06/08(Wed) 00時頃
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[その類稀な聴力、というより、サイキックを知る事はなく 俺は拳を振り出し――相手は避けることもなく、それを受ける。 ダメージが入ったようには思えない。
――”死神”ともなると、外見は人間と変わらずとも 身体能力は格段に違うのかもしれない。
内心で舌打を一つ。 その時、丁度相手の右腕が動くのが見えた。
(微かに動きが鈍ったお陰で>>@51 それに気づけたんだろう。 その死神が怪我をしていなかったなら―― 切れていたのは俺の首かもしれない)
脚の動きは間に合わない、だから、 首を庇うように左腕を差し出した。]
(242) 2016/06/08(Wed) 00時半頃
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[――Zot!]
…………っっっってえなあ!
[呻く。 手首にぶつかる寸前、短剣の先を細い棒に変えて それは俺の手首をしこたま打った。
ビキ、と痛みに顔を顰めながら、 一歩大きく後ろに下がる。] 盗れたか?!
[そう、どこかにいる卯月へ叫んだ。]*
(245) 2016/06/08(Wed) 00時半頃
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[死神の視線を追うと同時、「盗れた」という声が耳に届く。 (どうやら俺を呼ぶ声は聞こえていなかったようで)
そちらを見て、]
よくやっ……
[笑い、褒めきる前に、目の前の銀髪が揺らめいた。 全速力で卯月へ向かう死神を見て、 舞うナイフに息を飲む。>>@56]
――させるかよ!
[死神と卯月の間に出したのは薄い、死神の胸ほどの高さの壁。 鋭い音を立ててナイフが落ちていく。
アスファルトが隆起して執拗に死神の脚に絡もうとするが、 避けられないほどではないだろう。]
(259) 2016/06/08(Wed) 01時頃
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逃げるぞ卯月、 コロシアムへ!!
[この状態で他二箇所を回れるとは思えない。 だから、思いついた最善は、 一つだけでもあの子に返すという事だった。
声をかけながら、俺は卯月とともに駆け出した。**]
(260) 2016/06/08(Wed) 01時頃
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・・・・・・?! [なぜ今ごーちゃんと呼ばれたか解らない俺は>>@57 動揺を密かに抱いては消した。 跳躍し暗器を使いこなす彼を見て>>@59 適宜壁などを出しつつ]
ニンジャめ……!
[恨み言のように呟いた。]
[逃げる道中。 昨日見た茶髪の男や、赤髪の少女と出会う事も もしかしたらあるのかもしれない。**]
(262) 2016/06/08(Wed) 01時頃
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[ああ、ミッション終了時刻に遅刻してしまう。 遅刻したら情け容赦なんかありゃしない、 文字通り女王様に首を刎ねられる。
そんな感じで白兎のように卯月と二人で逃げていた。 ユニシロの傍を抜けて、モリ駅方面へ走る途中だっただろうか
缶バッジが特徴的なナップザックを背負った赤い髪の少女と、 昨日白金の光で狼を一掃していた青年の姿が見えた。 >>286>>280]
お前たちっ……
[その子を――卯月か、卯月の持つバッジを保護してくれ、 と叫ぶ前に、死神を防ぐのに手が一杯になる。
少女が理解した通り、 俺が作り出せる壁は「凌げる」というだけで 大して厚さもない、とりあえずの物だ。>>286]
(290) 2016/06/08(Wed) 10時頃
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[彼女とすれ違う、その背後で。 「アンタが悪役ね」と叫ぶ声、それから、 何か粘性のあるものが湧き上がるような、そんな音がした。
ハッ、と振り向けば、 人の三倍はある壁が少女の前に出現し ナイフを海のように飲み込んでしまっていた。
少女の「いまのうちに」と、 卯月の「とりあえず」で我に返る。]
……ありがとう……!!
[協力するだの、蹴落とすだの、 そういった思考は頭の中から抜けていたけれど ”ミッションをクリアしなければ全員死ぬ” その思考が俺を突き動かしている。
辛うじて感謝を叫ぶと、 走りながら、卯月へ向けて]
(291) 2016/06/08(Wed) 10時頃
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モリ駅前の通りを北へ! 交差点からコロシアムへ!
[経路を軽くナビゲートして、再び疾駆する。
道中襲い来る狼二体を串刺しにして削除すると、 ついにコロシアム前、といったところで]
あれは……?
[そこにいたのは、イタチ、と思しき何かだった。]*
(292) 2016/06/08(Wed) 10時頃
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――ヴァニタス・コロシアム前―― [俺達を視認するや否や、そいつら二頭は腕を振り、]
――!
[咄嗟に張った壁は、風によりガラガラと崩れ去る。 チ、と舌打を一つ。額に汗を浮かべて]
朝比奈。 俺がコロシアム前にトンネルを作ったら そこを通り抜けて、あの子にバッジを
俺がいつまで持つか解らん上に…… お前に任せてしまう形になるが
[少なくともここで足止めを食らっている場合ではない。 いつあの死神が迫ってくるか、わからないからだ。
じりじりと迫ってくるミンクたちの攻撃第二波に身構えながら、 俺は卯月に問いかけた*]
(293) 2016/06/08(Wed) 10時半頃
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/* ああ? 待って 相方の可愛さ一体どうしたんだまじで>>295
(-107) 2016/06/08(Wed) 11時頃
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、な。
[ヤダ、と小さく聞こえた声に、 視線だけちらりと卯月の方へ。
頼ってよ、と言われて、頼ってるじゃないかと思った ――多分、そういう事じゃないんだろう。]
おい、危ないから……ッ
(いつか、あの日の子犬のように 心無い誰かに殺されてしまわないかが不安で また守れなかったら、 どんなに恐ろしいだろう、とも思うんだ
本当に信頼しているなら 背を任せるべきなのか ……本当に?)
(310) 2016/06/08(Wed) 16時頃
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[駆け出していく卯月は止まらない。 咄嗟にいえたのは、]
死んで約束破るなよ。
[やけくそのような言葉。 撫でてねという要求に是と答えるのを省略した。]
(311) 2016/06/08(Wed) 16時頃
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[残った一匹に向き直ると、 そいつも卯月を追おうとしていたから 即座に壁で阻み、注意をこちらに向けさせる。]
お前の相手は俺だ、Fake
[ダッ、と駆け寄る。 特殊警棒を剣のようにして切りかかる。 が、水の流れを切ることが叶わないように受け流される。 厄介だ、と焦る。 背後で卯月が何かを引き寄せぶつける音が響いている。 ミンクが腕を振りかぶる。 鎌鼬が襲い来ては防ぎきれず腕に切り傷をつくる。]
(312) 2016/06/08(Wed) 16時頃
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[――沸々と、苛立ちと焦りが沸く。]
(ああ、それもこれも こんなところにこいつらがいるから、)
[こうしている間にも、卯月は。]
(……なんでこんなにムキになってるんだ)
[少なくとも最初は、 出会った頃は、もう少し冷静だったはずだと 己を省みるのは一瞬の事。]
(313) 2016/06/08(Wed) 16時頃
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[Pop、と足元に飛んできた三角コーン>>296を 思い切り蹴り上げて、 避けようとしたミンクの真後ろに発現させたのは その首を掴む、アスファルトの手。
身をよじりミンクが逃げ出す、前に。 その胴を腕から突き出た棘が貫く。] ノイズの心臓はどこだろうなあ。
[そうと自覚するほど低い声で言い放つ。 剣をその胸に――
深く深く、突きたてた。]**
(314) 2016/06/08(Wed) 16時頃
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[ず、と突き刺した剣を引き抜けば 血の代わりに雑音が耳を掠め、 その身を明滅させた直後、鼬型ノイズは消滅した。
それはきっと、赤髪の少女がコンテスト会場に行った後の事。
左腕が痛む。 あの死神に殴られたのが原因だろう。 ついでに片手のタイマーを見れば、 時刻は着々と進んでいる。]
……卯月。
[先ほど作った薄い薄い壁も、アスファルトの手も取り崩し 剣も特殊警棒に戻して、彼女を探せば 散らかったコンテスト前の一角、 横たわる自販機の傍に、彼女は背中を預けていて]
(354) 2016/06/08(Wed) 21時頃
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卯月!
[思わず駆け出した。 もしも大怪我でもしていたらと気が気じゃなかった。 頬に、腿に、腕に、擦り傷をこさえた姿は痛々しいけれど ちゃんと彼女は生きていて――]
よかっ、た……!
[ほっとして、たまらず卯月の前にしゃがみこむと、 その頭を血塗れていない右手で何度も撫でるだろう。 「よかった」と、小さな声でしつこいくらい繰り返して 何度も、撫でるだろう。]
約束、守れたな
[ふ、と浮かんだのは安堵の微笑みだ。]
(355) 2016/06/08(Wed) 21時頃
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[けれど、すぐに真顔に戻って]
……急に駆け出すから驚いた
[ほんの少し彼女の行動を咎めてしまうのは ほっとした証だと許してほしい。 一分に満たない休憩の後、 俺はこう声をかける。]
早く行こう。 あの子が待っている。 ……俺達は一個しか持っていないしな、バッジ
[バッジは三つあるといっていた。 間に合わなければ――その後の事を考えて背筋に寒気が走る。
叶うならばその頬の血をハンカチで拭い、 その手をとって 会場に連れて行こうとするが、どうだろうか。]
(356) 2016/06/08(Wed) 21時頃
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[――会場に入った後。]
『お待たせェしましたァァ!Jブロック、第1回戦ンン!!『黄金の英雄』はどうやら深紅の妃殿下を連れての参戦!!兄妹揃って熱き世界の平和を救えるカァ!!?』>>350
[と、いうアナウンスと、実況モニターにうつるあの子、 それから先ほどの、赤髪の姫君の姿を見て、 唖然としたのは、また別の話だ*]
(357) 2016/06/08(Wed) 21時頃
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/* 2
(-130) 2016/06/08(Wed) 22時頃
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[力なく笑う様子を見れば、 やっぱり無理させたんじゃ、と心は翳る。 >>393>>394 けれど――認めてくれた?という問いに 何を求められていたのか、理解して]
……ああ。 本当に、よくやった。 お前がいてくれなきゃ、ノイズ相手に死んでいたかもな。
[ぽつぽつと、たどたどしい褒め方ではあったけれど そう云った。]
(408) 2016/06/08(Wed) 22時頃
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…………。 おんぶ?
(409) 2016/06/08(Wed) 22時頃
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[思わず振り向くと、 俯きほんのり赤く頬を染める卯月の姿がある。
ゲームが始まって何度目かの居た堪れない気持ちを 視線を彷徨わせて逃がす。
確かに、脚は震えて居るし、 息はあがっているから、 すぐには立てないだろうと気を回した。]
……わかった。
[背を向けてしゃがみ、 背負ってやると、口数少なくコロシアムの中へ。]
(410) 2016/06/08(Wed) 22時頃
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あの女の子、マブスラの選手でもあったのか こんな時じゃなけりゃ、 のんびり実況が見られるのにな…
[どこか違った解釈をしつつ、会場内で少年を探す。 彼を見つけられたとき、そこには茶髪の青年や、 黒髪の男女がいたんだろうか。 ともかくも、俺は卯月を背負って少年の傍へ。
茶髪の青年がいたなら、 「先ほどは世話になりました」と頭を軽く下げただろう。]
待たせたな。 ……まだ一個だけだが
[相変わらず泣きはらした目の黄金の英雄の前で、 卯月、と呼びかければ 彼女はバッジを渡してくれただろうか*]
(413) 2016/06/08(Wed) 22時頃
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[……一瞬何をされたのかわからなかった。 ばっと抱きつかれるのは二度目だな、と 頭を撫でてやりながら思う。
ゆるやかに胸の中を滑り落ちていく暖かな感情は 生前には覚えがなかった。
卯月を背負い、少年の前へと至る。]
(438) 2016/06/08(Wed) 23時頃
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[黒髪の可憐な少女が笑顔でぺこりと頭を下げた。 彼女と傍に居る彼>>428も参加者なのだろう。 俺は微笑み、会釈を返した。]
[ほっとした顔を見せた茶髪の青年に声を掛けて 礼を言う>>413
彼はサッとポケットから ノートを出し文字を書いて見せてくれた。>>429]
( 声が……? ) いえ、感謝されるようなことは、
[と小さく頭を振ると 漸う、卯月にバッジを渡すよう促した]
(440) 2016/06/08(Wed) 23時頃
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[卯月のよくわからない自慢は耳にくすぐったい。>>415 泣くのをやめた少年の姿を見て、 俺はほっと息を吐き出した。 ――タイマーはいまだ、止まってはいないけれど>>#6]
後二個を俺ら二人では……無理、だろうなあ
[欠伸をする卯月にそう返す>>416 もう二戦、三戦この調子で戦っていたんじゃあ身が持たない。
だから、凛としたパーカーの少年に 「こいつ見といてください。」と言われた時は 少し小首を傾げながらも、]
……わかった
[と返す他なかった。]
(442) 2016/06/08(Wed) 23時頃
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