18 Orpheé aux Enfers
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― 部屋F ―
[穏やかな時間が、ずっと続いてくれるのではないかと錯覚する。 そう、それはあくまで錯覚。夢は、いつか覚めるもの]
………………。
[小さく囁かれる男の言葉にも、瞼が開かれることはない。 ただ寄り添ったまま、静かに声を返す]
(159) 2010/09/04(Sat) 23時半頃
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うん。分かってる。 ごめんなさい。
[苦笑と共に吐きだされた言葉に、暫し間が空いてから返した言葉。 声はあくまで穏やかで、そして、妙に大人びていた]
僕は、立派なヴァイオリニストになって……。 世界中の人に音を聞いて貰うんだ。
沢山の人に、笑顔になって貰って。 沢山の人に、幸せになって貰って。
…………、
―――――――……あのね、ナツキちゃん。
あのね、…
[言いかけた言葉の先が、どうしても出てこない。だから細い声は、そこで途切れる]
(-85) 2010/09/05(Sun) 00時頃
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………え。
[演奏は今回でおしまい、という声>>150に虚を突かれたように零す]
[音楽を止めることになるだろうと、告げる彼の言葉。 「何で」と、問いを投げかけることは出来なかった。 だけど吹奏楽部の顧問が夢だというならば。 彼は未だ音楽を、―――…。
ぱちりと開いた瞳は、緩く細まる]
僕はナツキちゃんのフルート、好きでした。
[お互い、何事も無かったかのように微笑み合う。何故だろうか、とても哀しい]
(160) 2010/09/05(Sun) 00時頃
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……うん。
[離れるつもりはないと言う彼に、返すのは何処か生返事]
あはは。ごめん、ごめん。 大きくなるにつれて、会える時間もどんどん減っていったから。
ナツキちゃんの健康を心配している数人の人の為にも、 長生きしてよ?
[冗談を返してみるけれど、やはり力ない。 やがて携帯電話の振動によって逸らされた眸。 それを切っ掛けとするように、すっと立ち上がった]
(162) 2010/09/05(Sun) 00時頃
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[携帯電話片手に悪戦苦闘するバーナバスを横目に、 ヴァイオリンケースと楽譜を準備する。
ずっと彼に背を向けていたから、互いに表情は見えていないだろう]
頑張って、副部長さん。 あんまりベネット先輩を困らせちゃ駄目だよ。
[小さく振り返って相手に向けるのは、いつも通りの子供っぽい笑顔で]
僕も全体練習の前に、曲を一通り弾いておかなくちゃ。 南高の子達と練習する約束してるんだ。
[嘘だ]
それじゃ、また後でね。
[ひらひらと手を振ると、部屋を出て行く。 方向音痴の青年を気にして相手が呼びとめても、止まらない。駆ける足音だけが後に残された]
(164) 2010/09/05(Sun) 00時頃
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―物置部屋―
[息を切らしながら、辿り着いたのは物置部屋らしかった。 壊れた机などが、積み木のように部屋の隅に重ねられている。
鍵は開いていたようで、その部屋に入り込むと座り込んだ。 同時にメールの着信音。 ぎくりと肩をふるわせた後、内容を確認する。普段より多く震える指先で、返事を打つ]
(170) 2010/09/05(Sun) 00時半頃
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from:Cyrus sub:Re;全体練習の場所大丈夫? -------------------- 大丈夫だよ、気にしないで。少しは楽になったかな。 また辛くなったら、無理せずに言ってね。 セシルが無理して苦しい思いをする方が、僕は哀しい。
自分の部屋までは行けたんだけど、 全体練習の場所が少し怪しいかもしれない…! 未だ時間はあるから、大丈夫だと思うけど。 もしかしたら、助けてー、って連絡するかも。 僕の方こそ迷惑かけっぱなしだね。ごめんね…。
話を聞くのは、僕はいつでも構わないよ。 セシルの用事が色々終わってからで良いからね。 ちゃんと待ってるから。また、声をかけてください。
追伸 大学のオケはやっぱり指導も厳しいみたい。 でも、僕たちなら大丈夫だよね!頑張ろうっ。
(-89) 2010/09/05(Sun) 00時半頃
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―物置部屋―
[メールを打ち終えれば、手にする物を携帯から楽器と楽譜に変えて。 ヴァイオリンを一度構えてしまえば、指の震えなど微塵も無い。
流れる旋律は軽快で楽しげに。 踊る弦の奏でる音には、一点の曇りも無い。
昔からそうだった。 嬉しい時も。楽しい時も。哀しい時も。苦しい時も。 彼は同じ音を奏で続けた。 情感を込めて弾くことはできる。 ただし、本当の意味で彼自身の感情が音に反映されることは、ない。 陶酔型の奏者との決定的な違い。 深淵に入り込むような色を紡ぎつつも、 何処か冷めた眼でみつめるもう一人の自分が常にいる]
(179) 2010/09/05(Sun) 01時頃
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―物置部屋―
[青年は『自分の音』を愛したことなど無かった。 そしてこれからも、きっと愛することはないだろう。
けれどその音を「好きだ」と言ってくれる人がいたから。 その言葉を信じて此処まで歩き続けてきた。
彼が笑ってくれるのは嬉しかった。 彼に嫌われたくなかった。だから、頑張った。
頑張ったら、他の人も褒めてくれるようになった。 それがまた嬉しくて、また、頑張って。
けれど、やはり自分の音を愛することは出来なかった。 愛していない者と寄り添うのは、苦痛でしかない。 だけどそんな弱音は吐けなかった。 あの父の元に生まれた自分にとって、それがどれほど我儘なことか!
なにより、彼に嫌われたくなかった。彼に失望されたくなかった]
(189) 2010/09/05(Sun) 02時頃
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[嫌われたくない。
――――…でも、本当は助けて欲しい。
なんて、そんなこと。 音楽を愛しているのに、音楽の道から離れなければいけない相手からしてみれば、何と情けない甘えであることか]
[生まれた時から、音楽の道に進むしか、なかった]
[このまま頑張り続ければ、きっと、少なくとも嫌われずに済む。それで良いじゃないか。 傍にずっといたいけど、叶うなんて思っていない。 彼が望むなら、僕は世界一のヴァイオリン弾きになろう。そして、世界中の人を笑顔にしよう。 自分の本当の夢なんて、とっくの昔に何処かに置き忘れてきてしまった]
(-99) 2010/09/05(Sun) 02時頃
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[音は滑らかに旋律を奏で続ける。
――――――――……つと、頬を涙の滴が伝った]
(190) 2010/09/05(Sun) 02時頃
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[溢れだした涙は止めることが出来ず、ぼろぼろと流れ続ける。 それでも演奏は狂いも迷いも無く続いて行く。
それは彼の演奏を知る者からすれば、奇異以外の何物でもない光景だ。 普段の青年はと言えば、落ち着いた冷めた眼差しか、緩やかな笑みを浮かべて音を奏でることが殆どだったから。少なくとも、演奏中に情感が高まり涙を流したことは一度も無い。
丁寧に最後の一音まで弾き終えると、崩れるように再度その場に腰を下ろした。 涙は止まらない]
[いつの間に来ていたのだろう。メールの着信があったことを告げる携帯電話のライトが点滅していた。 けれど、その電話を手に取ることも出来ずにいる]
(191) 2010/09/05(Sun) 02時頃
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薬屋 サイラスは、メモを貼った。
2010/09/05(Sun) 02時頃
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/* 先生!サイラス君が鬱陶しいです!
僕は桶村を何か勘違いしている気がしてならない。
(-101) 2010/09/05(Sun) 02時頃
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はぁー…。こんなんじゃ駄目だよう、全く、もう…。
[楽器を丁寧にケースへ仕舞ってから、両手で自分の顔を覆った]
南高校の代表がこんなことでは、後輩にも迷惑をかけてしまう。 しっかりしろー。しっかりしーろー。
[自己暗示をかけるようにブツブツとつぶやいてから、顔を上げた。 ……涙で目は真っ赤だったけれど]
急性発症した花粉症、ということで誤魔化せないかな。
[部屋に置かれていた古びた鏡と睨めっこしつつ、 至極真面目に呟いた]
(197) 2010/09/05(Sun) 02時半頃
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[心を落ち着けてから、漸く開いた携帯電話。 ついでに見えた時計は、もう全体練習まで時間があまりないことを示していたか]
ええと……。こ、ここ、…何処?
[色んな意味で絶望した。迷った末に、メールを打つ]
(198) 2010/09/05(Sun) 02時半頃
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from:Cyrus sub: -------------------- 物置部屋みたいなところにいます…。
何でこんな所に来ちゃったんだろう。
ごめんね、ごめんね。 少し動いて目印になる物とか探した方が良いかな?
[危険だ!]
(-108) 2010/09/05(Sun) 02時半頃
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―物置部屋―
[部屋の扉から顔をのぞかせてみたり、 うろうろしていた所でメールの着信音]
……………!
[驚いたような表情になると、大人しく物置部屋の出口の側に佇む]
えーと、ええと。 僕はセシルみたいに、上手くないんだけどなぁ…。
[ヴァイオリンケースを掲げたまま、数度咳払い。 …ただでさえ、泣き腫らした後の枯れ気味の声だったけれど。 Yesterdayを口ずさむ]
(201) 2010/09/05(Sun) 03時頃
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/* どなどなをうたおうとしたが、いろんな意味で却下されて無難なところに。
(-116) 2010/09/05(Sun) 03時頃
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[静かに開かれた扉の音にも、驚いて一度肩を跳ねさせた。 けれど振り返って友人の姿を認めれば、ほっと表情は和らぐ]
セシル!本当に来てくれたんだね。 ありがとう、ありがとうっ。
[態々自分を迎えに来てくれた彼へ駆け寄って、深く頭を下げた。 多分、普段通りに振るまえている筈だ。 …真っ赤になったままの眼を除けば。
彼が自分の歌声に、哀しげな色を感じ取っていたことを知らない]
急がないと、揃って怒られちゃうね。大変だ。
[冗談めかして言いながら、強がって笑みを浮かべた]
(204) 2010/09/05(Sun) 03時半頃
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[セシルの顔は、明らかに自分のことを心配しているようで。 本当にもう大丈夫だからと。 再度笑みを作ろうとした所で、伸びてきた腕に包まれる]
……………………っ。 せ、セシル…。
[いつもと逆転した立ち位置。 彼だって今、大変な筈なのに。余計な負担をかけてはいけないのに。 確りしなくてはと自分に言い聞かせるのだけれど、それでも包み込む腕があまりに優しくて。引いていた筈の涙が、再び溢れてくる。視界がぼんやりと滲んだ]
(206) 2010/09/05(Sun) 04時頃
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んっ…。大したことじゃ、ない、んだ。
ちょっと急に、色んな事があって。 驚いてしまっただけ。
[あはは、と情けない表情を浮かべながら、声を震わせる。 相手の肩にぽたぽたと、涙の滴が零れた]
セシルの顔見たら、何か、ほっとしたよ。
――――――――……ありがとう。
[自分も片腕を伸ばして、彼の背にそっと回す。 少しだけ力を込めて、一度ぎゅっとしがみ付いた]
本当に、ありがとう。
[涙を流しながらも微笑んだ顔は、先ほどよりも曇りのない表情]
(-120) 2010/09/05(Sun) 04時頃
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/* ナツキちゃんの真意が未だに読めていない僕です。 本命はベネット先輩で良いんだよね。よね。
ど、どう、動けば、良いんだー!
[まず合同練習をすべきだと思う]
(-121) 2010/09/05(Sun) 04時頃
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サイラスは、セシルに身を預けつつ、しばしの間おとなしく髪をなでられていた。**
2010/09/05(Sun) 04時半頃
薬屋 サイラスは、メモを貼った。
2010/09/05(Sun) 04時半頃
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[眼が合えば、彼も涙を眼に溜めているようで。 驚いたように瞬いてから、指先でそっと彼の目元を掬う。 そして一度だけ此方からも髪を撫でて、腕を下ろした]
部屋割り……?
[相手の出した話題に、不思議そうに。 そういえば、部屋を変えて貰うと言っていたか。 彼が混乱状態に陥った原因が部長の戯れだったということは、 見ていなかったので知らなかったのだが]
うん。どうしたの。
[彼の気遣いを知らず、促すのは穏やかな声]
(-134) 2010/09/05(Sun) 09時頃
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―物置部屋―
[ずっと撫でていてくれたから、呼吸が落ち着くのも少しは早くて。 彼が指先で綴る文字に、静かに意識を傾ける。
やがて一段落つけば、頬を伝う跡を消すように軽く擦って。 セシルと共に、大練習室へ向かうだろう**]
(211) 2010/09/05(Sun) 09時半頃
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/* みんな、僕の発言に被せるのは、やめて…!
中の人が悶えて死にそうだよ…!
ぎゃああああ。ごめんなさいもうしません。
(-144) 2010/09/05(Sun) 15時半頃
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―メインホール―
[握られた手を握り返し。セシルに手を引かれてメインホールまで向かう。 戸口に立てば、真剣な表情をして深く頭を下げた]
遅れてすみませんでした。
[足早に自分の位置へと向かう。途中、ワットの渋い表情が目にとまり]
あはは、ごめんねぇ。秘密の特訓してた。
[小声で冗談めかして告げて、持ち場へと到着した。 ラルフに声をかけられたなら、眼が赤く腫れていること以外は、何一つ先ほどまでと変わりないようににこりと微笑んで]
此方こそ、宜しく。 あ、そうそう。さっきは本当にありがとう。
[さっき、というのはセシルを気遣ってくれたこと。 のんびりとした様子には、緊張感が欠片も感じられなかったとか]
(239) 2010/09/05(Sun) 20時頃
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[自校の生徒―――ワットに、ドナルドに、セシルに順番に目配せを送ると、小さく頷いて楽器を構える。 別人のように鋭い視線がヴァイオリンへと落ちた]
――――――――――……。
[一度だけ、その冷ややかな視線はバーナバスへ向けられた。 睨んだ心算は無かった。ただ、楽器を持ってから彼の方を見たら、そうなってしまっただけのこと]
[指揮が振られる]
[初音から安定した色を紡ぐ彼の演奏は、その心を表しはしない。 想いが素直に音に表現される友人とはまるで正反対のようだなと、心の中で苦笑した。
指示が飛べば繊細に、大胆に、リズムを刻む弓は滑らかに形を変えて行く。 個性豊かな音色が次第に纏まりを持ち、共鳴し合い、膨らんでいく中、ヴァイオリンは風のように唄う。ときには原っぱの中心を、ときには低い水面の上を、ときには日陰の暗がりを。 道を辿り、追いかけ、見出しながら進んでいく]
(249) 2010/09/05(Sun) 21時半頃
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[高校生たちの演奏が、次第に熱を帯びてきた。 普段と違う環境。刺激の塊のような個々の奏者達。 高揚するのは無理も無いことで、そして、―――――――…]
(まずいな、浮いてきた)
[この局面に置いても振れの無い青年の音が、全体から僅かに浮かぶ格好となる]
『サイラス! 音、安定させろ!』
(んー………)
[それが見逃される筈も無く、飛ばされる檄に思案する。 迷子になりかけた音を、助けてくれたのは…]
――――――――――……♪
[再び風は心地良さそうに舞い始める。 支えてくれたのは耳慣れた低音。一度乗ってしまえば、もう見失ったりはしない]
(250) 2010/09/05(Sun) 21時半頃
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[傍らで響く、同じパートの第二ヴァイオリン。 忠実で正確に弾きこなされる旋律は、彼の積み重ねられた努力を現しているのだろう。好きな音だった。
その落ち着き払っていた横顔の口角が、僅かに持ち上がるのを感じた。 彼のことなど、全く知らない筈なのに―――ああ、そんな顔をするのかと、感心にも似た驚きを感じていた]
…………………。
[さて、それにしても。 昨年の文化祭で聞いたのと、明らかに違う音が混ざっていた。何処か閉塞感すら感じるトランペットの音。 技巧的にはむしろかなりのハイレベルだろうその音色。けれど、違った。 僕の心に大きな衝撃を与えた、あの姿。 ―――――それは、決して女装していたからではなく(しかし、残念ながらその要素も完全に否定はできないが)]
[バーナバスの檄を受けて、トランペットの音は踊り出す。ああ、これが「いつもの」彼なのかと、衝撃はあの日のままに]
(258) 2010/09/05(Sun) 22時頃
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―回想・物置部屋―
[ゆっくりと携帯電話に打ち込まれる文字を、静かに見守っていた。 バーナバスの名が其処に現れた時、微かに息をのむ。 僕は彼が此方を横目で見たのに気付かなかった。けれど、彼は僕の表情の変化に気づいただろう]
そっか、分かった。なら、その時に聞くね。
[理由を伏せる相手に、素直に頷く。 きっと何か深い事情があったのだろうと、それだけは察することが出来たから]
え。
[そして、変更となった部屋割り。文字が画面に映し出された瞬間、声が零れた。 がっかりしたわけでも、喜んだわけでもないような、その声。 其れはただ驚きを示していたに過ぎないけれど――――…。
ならば怯えたように脈打つ僕の心音は、何を言いたかったのだろう]
(-166) 2010/09/05(Sun) 22時半頃
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