105 CLUB【_Ground】
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イアン…君が今、ここにいる。 それだけで私はこんなに――幸せなんだ……。
[どうしたら彼に伝わるだろう。 どうしたらこの愛しさを、彼に伝えられるだろう。]
(-539) 2013/12/20(Fri) 22時頃
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/* もう…もう…この子は…! 抱きしめたまま背骨折るぞっ!
(-543) 2013/12/20(Fri) 22時半頃
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どうしてそうなるかな…。
[少し困り顔で眉を下げるが。 どうしたって甘くなる声と視線に、怒りなど微塵も感じていないことくらいは伝わるだろう。 簡単に何度も捨ててくれと言えるのは、まだパートナーとなった自覚が足りないのかも知れない。]
ああ、ありがとう。 そこに置いておいてくれ。
[店員が頼んだカクテルを運んでくる。グラスを愛らしい黄色で彩るはイエロー・パロット。 オウムの名を持つカクテルを選んだのは、翼を持つものを意識してだ。]
さて…そんな事を言うお口は、どうしてくれようか?
[店員が去った後、あの小さな部屋でした時と同じようにイアンの顎を掴み、上を向かせる。]
(350) 2013/12/20(Fri) 22時半頃
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[祝福の鐘の音も賛美歌もない、あの場所でしたのと同じ仕草に、イアンは何をされるのか察しただろうか。]
イアン……目を閉じて。
[グラスを持ち上げ、カクテルを一口含む。]
(352) 2013/12/20(Fri) 23時頃
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[アプリコットブランデーとハーブの香りが口内に広がるが、飲み込むことはせず。 目を閉じたイアンの唇をこじ開けるようにして唇を重ね、流し込んだ。
彼が飲み下すまでは唇を離そうとせず、飲み込んだ後もやはり離すことはなく。 彼の舌を自らのそれで追いかけ回し容赦なく絡め取り、犯し、嬲った。 可愛い見た目に反して度数の高いアルコールが思考を犯すは計算の内。]
(-552) 2013/12/20(Fri) 23時頃
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そういう事を言うと、こういう目にあうよ?
[甘い酩酊感を誘いながらやっと唇を離せば、2人の間を細い銀の糸がひいた。 悪戯っぽく笑い、耳に唇を押し当てて囁く。]
(-555) 2013/12/20(Fri) 23時半頃
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イアン…離れることは許さない。 君は永遠に…私だけのものだよ。
[初めての有無を言わさぬ命令口調。 だけどひどく声が甘いのは、もうどうしようもない。 欲に燻ってるのは、何もイアンだけではないのだ――。]
(-557) 2013/12/20(Fri) 23時半頃
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これからそれを、証明してあげよう。 ひとまずはこれを全部…、飲んでからね。
[唇を離せば、またカクテルを口に含み同じ事を繰り返す。 彼の感じる羽根を優しく撫でながら、一度目と同じように彼の喉奥へとアルコールを流し込み。 互いの舌を絡ませて――何度も、何度も。 蕩かすように――。]
(359) 2013/12/20(Fri) 23時半頃
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[イアンの様子に満足そうに微笑むと、携帯端末を取り出して連絡を入れる。 このままだとここでイアンを押し倒してしまいそうになるが、流石にそれはまずい。]
私だ、すまないが今夜大切な人を連れて行く。 ああ――そこでいい、空けておいてくれ。
[ホテルの支配人へ話をつけると、すぐさま運転手にも連絡を入れてソファから立ち上がり、コートを掴む。]
それでは、私はこれで失礼いたします。 皆様に良き出会いを――。
ミナーさん、それではまた――。
[クロイツとまだ残っているならばシメオンに別れを告げて。 それからミナーとテッドを見つけると柔らかい笑みを向け、イアンとVIPルームを後にする。]
(366) 2013/12/21(Sat) 00時頃
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―VIPルーム→【_Ground】前―
[VIPルームからイアンの肩を抱くように出てきた後は、じりじりと迎えの車が到着するのを待った。 窓の外に雨はなく、既に降り始めていた雪が景色を白く染めていた。 端末が到着を知らせて震えると同時に表に出て、黒光りする愛車から運転手が降りてきて扉を開けるのを無言で見守り、何も言わずにイアンを抱えるようにして車に押し込んだ。]
(371) 2013/12/21(Sat) 00時半頃
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いつもの所だ、今夜は帰らない。
[運転手に短く告げると。長年信頼関係を結んだ運転手は心得たように頷き、車はなめらかに発進させる。]
イアン…申し訳ないが、もう――これ以上は無理だ。
[郊外にはちゃんとこの国での邸宅がある、本来は彼をそこに連れて帰るはずだった。 だがしかし、そこまでの時間を耐えられるほど。理性は丈夫ではなかったらしい。]
これでもかなり、必死なんだ――。
[それだけを告げると、先ほどの行為のせいか火照ったイアンの身体を抱き寄せて黙り込む。 手のひらは常にイアンの羽根を、背を撫で。 目的のホテルに着くまで、ただ無言で彼の唇を貪った。]
[何の音楽も流れない静かな車内で、抱き合う2人の衣擦れが響き。 深く絡み合う水音だけが空間を支配する。]
(377) 2013/12/21(Sat) 00時半頃
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/* 一体、2年前に何が!?
(-597) 2013/12/21(Sat) 01時頃
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【Grange Continental】
[すっかり身体も高ぶりきった所で、ようやくホテルに到着する。
背の高いドアマンが扉を開ければ彼にチップを渡し。内心、案内は入らないとばかりにイアンを抱き寄せて歩き出す。 チェックインを手早く済ませると、そのままエレベーターに乗り込み上昇する箱の中で欲望を抑え込むようにイアンを抱く腕を強めた。
開放的な吹き抜けを見下ろして、あっという間に最上階へと到着したエレベーターを降りる。 この間も終始無言。 目的の部屋へ辿り着けばベルマンにもチップを渡し、彼が背を向けるなり扉を閉めた。]
(384) 2013/12/21(Sat) 01時半頃
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イアン…!
[扉を閉じて外の世界から隔絶させてしまえば、もう耐える事もないとばかりに名前を呼び。 もう何度目か、両手でイアンの頭部を掴むと深く口づける。]
(-613) 2013/12/21(Sat) 01時半頃
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[店からここまで我慢に我慢を重ねた欲望は止まることを知らず。 何度も角度を変えて口づけを交わしながら、イアンの服を剥いでいく。 興奮のせいで少々手荒くなってしまったが、許して欲しい。]
(-618) 2013/12/21(Sat) 01時半頃
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[少し訂正するならば、チップを渡すときも普段はにこやかに微笑み、ちゃんと一言礼を述べている。 ただこの日はとにかく、余裕がなかった。
そのかわり通常よりも多めに渡しているので、聡い彼らなら分かってくれるだろう。*]
(388) 2013/12/21(Sat) 01時半頃
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[胸元を掴むイアンの手に気がつけば、手首ごと掴み上げてその指を口に含み、キツめに吸い上げる。 一本一本指を食むように舐めあげる様は、これから行われる行為を否が応でも意識させるもの。]
イアン…私のイアン…っ
[熱に浮かされたように名前を呼び、一糸まとわぬ姿を弛緩する。]
[きめ細やかで色白の肌に手を伸ばし、躊躇うことなく抱き寄せて首筋に唇を押しつけ。 ジュッと音がするほどに強く吸って、初めの所有印を刻みつけた。]
(-633) 2013/12/21(Sat) 02時頃
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