171 獣[せんせい]と少女
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[白黒のクラリッサは、花柄のエプロンを身につけて。 クラリッサの描いた果物は、色とりどり。 甘い果物のケーキは、これまで食べたどんなケーキよりも美味しかった。
少女を連れて、岩だらけの山中にある、洞窟の奥。 灰色と土色の岩を動かしながらでないと進めなかったその場所は、人の手の入らない地底湖があった。 貴重な宝石が磨かれずに転がるばかりのその場所で、ただの岩である自分が生まれたのだと説明すれば、少女は驚いただろうか。]
(275) lalan 2015/10/20(Tue) 21時半頃
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[手を繋いで歩いて。 疲れたら寄り添って休憩して。 時々想い出を絵に描いて。
そして、顔を見合わせて笑いあう。
もっと我侭でも構わないのに。 本心を言ってしまえば困らせそうだとも思えて。 言葉の変わりに、黒の混じる少女の髪をひとふさ、指先に掬って口付ける。
終わりを示すその色も、共に歩んだ時間を刻む愛おしい色。 そう考えてしまうのは、独占欲のような何か、だったかもしれない。]
(276) lalan 2015/10/20(Tue) 21時半頃
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/* おずがよだれだばあしてる
(-442) lalan 2015/10/20(Tue) 21時半頃
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[大地に属する獣の能力で、多少の道のりの険しさを軽減できる山の奥。 少女に怪我をさせまいと、大切な大切な壊れ物を扱うかのようにその場所へ。 予想よりも時間をかけながら、そこへと向かった。
オイルランプの明かりと、岩の隙間の何処からか漏れてきた外光に照らされた静かな湖。 クラリッサが冷え切った水を掬う音が、暗がりに反響する。 足を滑らせたりなどしないようにと、少女の傍で。
この静かで、珍しい場所を。 綺麗、とクラリッサが感じたのなら、嬉しかった。]
(294) lalan 2015/10/20(Tue) 22時半頃
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……それがクラリッサの望みなら、 わたしは、困らない。
ずっと傍に、いる。
……クラリッサ、君の終わりの、その先まで。 だから……
(-452) lalan 2015/10/20(Tue) 22時半頃
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[もう二度と、 君の笑顔を見れなくても、別れではない。、
もう二度と、 君の描く絵を見られなくても、寂しくはない。
その筈、なのだ。]
(-454) lalan 2015/10/20(Tue) 22時半頃
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[曖昧に微笑む少女の頬へ、硬く冷えた両手を伸ばした。 揺れる感情を抱いたその表情を逃すまいと、包み込む。]
……わたしは、しあわせものです。
大好きです、我が主。
[少女の優しさも想いも、すべてを喰らうと約束する。 その決意は、なんと幸福なのだろう。]
(295) lalan 2015/10/20(Tue) 22時半頃
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[指先に感じる少女のぬくもりが、冷えた温度をじんわりと暖める。 照れて上がる体温まで愛おしい。]
(305) lalan 2015/10/20(Tue) 23時頃
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わたしも、愛している、クラリッサ。
(-462) lalan 2015/10/20(Tue) 23時頃
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[恐怖を抱くならば、それごと包み込みたいと願う程。 欠片も残さず、全てを自分のものにしたいと思う程。
しあわせで満たしてあげたいと願う程。
出会えて良かったと告げる少女に微笑む。 ふわりと触れるだけの口付けを、額へと贈ろうか*]
(306) lalan 2015/10/20(Tue) 23時頃
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/* くらりっさなでなで。 お疲れ様、寝るときはちゃんとあったかく!しよう! (毛布かけかけもっふもっふもっふ)
お返事考え込んでしまって遅くてすまない。
(-463) lalan 2015/10/20(Tue) 23時頃
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[少女の頼みならば何だって。 そんな強い想いではなく、簡単な頼みごとに屈んだのは自然に。 視界に、黒に近づく髪が揺れ近付いて]
……っ。
[触れたクラリッサの唇に、きっと予想通りに冷えた感触を与えたのだろう。 だろうけれど、された獣は混乱の中。]
く、クラリッサは、すっかり大人、だな……
[思考は縺れて、どう返事をすべきものか、悩みぬいた末に、搾り出す。 そして、照れた顔を見せまいと、クラリッサを抱きしめた。
格好がつかない。 血流に染まるヒトと同じ肌でなくて良かった、と心底思う。*]
(308) lalan 2015/10/20(Tue) 23時頃
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/* クラリッサをなでなでして添い寝ー。 ぽふんぽふん。
ひんやり伝わらないように、ぐるぐるに厚着するヴぇらさんだし、 お宿が安物ベッドだったら穴開けそうで怖いヴぇらさんだよ!
(-466) lalan 2015/10/20(Tue) 23時頃
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/* ひとけのないところでよかったです!
ヴぇらひんやりだから、冬はだいぶもこもこになってもっそもっそになっておこうとおもう……つめたいきらい!ってなったらこまるから……
夏は重宝する(たぶん)
(-473) lalan 2015/10/20(Tue) 23時半頃
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/* あっあってなったりおっおってなってるなう。
どっち方向も眼福で……せつない。
(-523) lalan 2015/10/21(Wed) 01時半頃
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/* ちなみに 「ここまで読んだ」(通称:栞)は、 アクション選択時のようにキャラ名を選択しても反映されないのだ! 気をつけよう!
みんなおやすみ。 切なさに埋もれながらわたしもそろそろスヤスヤ
(-555) lalan 2015/10/21(Wed) 03時頃
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ヴェラは、かわいいクラリッサを抱っこしてすやあ
lalan 2015/10/21(Wed) 03時頃
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ああ。 君は、もう大人だ。 ……それに、わたしに色々なことを教えてくれる。
まるで、"せんせい"のようだ。
[それは、ずっとずっと、思っていた言葉。
儚い命の終わりを知る少女は。 永い命を続かせる獣には気付けない様々を見せてくれる。
抱き寄せる少女の身体は、いつも通りに軽い。 黒い色の示す残した命を思えば、疲労に瞼を重くする理由も頷けた。]
……おやすみ、クラリッサ。
[腕の中で眠りにつく少女を見るのは、慣れそうにない。 唯、少しだけ、終わりを恐れるのは赦して欲しい。]
(404) lalan 2015/10/21(Wed) 20時半頃
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愛しているよ。
[鏡写しのように微笑んで。 感情に名前をくれた礼のように、瞼へと口付けよう。]
(-562) lalan 2015/10/21(Wed) 20時半頃
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/* 着席。 えふぺちぺちしていいのか!する!
ゆーじんしっかり!ゆーじん!
(-565) lalan 2015/10/21(Wed) 21時頃
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― epilogue ―
[秋色の平原。 見渡す限りに秋桜が植えられた花畑。
旅立つ前のクラリッサの髪色を思い出させる優しい淡色で、大地が包まれていた。]
……クラリッサ、見えるか?
ここは、わたしが、 ひとりめの少女と共に作り上げた場所なんだ。
[風が吹き、ざわざわと、花弁たちが囁き合った。]
(447) lalan 2015/10/21(Wed) 22時半頃
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[深く、深い眠りの泥に埋もれた少女を、 獣はどれほどの間抱き締めていただろう。
最期は、酷く呆気なく訪れた。
何時ものように暖かい時間の中、 何時ものように暖かな少女が腕の中、 何時ものように微笑んだ顔のまま。
わたしも大好きだよ、と返した。
これが最期かもしれないと恐れていた癖に、 これが最期だなんて思わずに、きっと少女の眸には、 ただただ、愛おしいものを見つめる獣が映っていた。]
(-591) lalan 2015/10/21(Wed) 22時半頃
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[――そして、獣は、喰らった。]
(-592) lalan 2015/10/21(Wed) 22時半頃
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[いつかに二人で作ったとびきりのフルーツケーキを思い出させる、そんな味がした。
少女の無事を祈った、 二人の旅の全てを見てきた石ごと、呑み込んで。]
(-593) lalan 2015/10/21(Wed) 22時半頃
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[もう、少女はここにはいない。
ヴェラの中で。 ずっとずっと一緒に。
瞼を閉じれば、愛おしい少女の笑顔と言葉が蘇る。]
(448) lalan 2015/10/21(Wed) 22時半頃
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[あの日から絵から遠ざかっていた獣は、 その秋桜畑の端で、久方ぶりにペンと筆を手にした。
少女の残した荷を、絵を、見返したのは何度だろう。 自分の描いた絵を、見返したのは何度だろう。
そこには確かに、二人が過ごした月日、 二人しか知らない思い出が遺されていた。
それを見るたびに、思うのだ。]
(450) lalan 2015/10/21(Wed) 22時半頃
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[獣とは、なんと不器用な生物だろうか、と。]
(451) lalan 2015/10/21(Wed) 22時半頃
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[感情なんて無ければ、少女を喰らう胸は痛まなかった。
感情が無ければ、きっと少女に何も返せなかった。
感情が無ければ、きっと少女を覚えていられなかった。
感情があって、少女のことばかりを考え、 少女に微笑んで貰うことができて、良かった。]
(453) lalan 2015/10/21(Wed) 22時半頃
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[描きあげた一枚は、自分と、そして、自分の中のクラリッサとの合作だった。
少女が使い残した絵の具で塗られている、二人分の一番の笑顔を鞄に仕舞い込むと――、
獣は、一人分の足音で秋桜畑を後にした。**]
(454) lalan 2015/10/21(Wed) 22時半頃
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― prologue ―
[少女という生き物を前に、岩でできた獣は戸惑っていた。
誰かの"せんせい"となった経験もなく、 教師というものを知ろうと、本を漁るべく書庫に通った。
見た目だけでも立派にあるべきかと、 先達を模倣しようと観察したりもした。
慌しく過ぎ行く獣にとっての一年は瞬く間。 少女にとっての一年は――。
そうして、契りを前にした獣は、また、戸惑った。
純真無垢な、穢れ知らぬ存在を前に、 命の灯火の終わりを知る子供に、 自分には何ができるのだろうかと、考えてしまうのだ。]
(-595) lalan 2015/10/21(Wed) 22時半頃
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[飢えを満たすべく、食事が必要であった。
自分が喰らわなくても、誰かの糧になるのだろうと思った。
誰にも喰らわれなければ、唯少女は意味なく終わりを迎え、朽ち果てて。 それならば、拒絶はありえないとも、考えて。
それらは、真実であり。
あるいは、釈明だったのだろうか。]
(-596) lalan 2015/10/21(Wed) 22時半頃
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