256 【R18-BL】もうじき聖夜だってのに!
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[……先程の表情の意味を考えたら無碍にもできないし。]
(*12) 2018/12/22(Sat) 00時頃
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[ああ、部屋に呼ぶといえば。]
恋人は、部屋にあまり来なかったのか?
[酔っていたから。 遠慮もなく、問いが転がり落ちた。*]
(!12) 2018/12/22(Sat) 00時頃
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[滅多に滲ませない憂いは、はてさてなんのせいで滲んだか。 視線に疑問を感じる視線はあれど、追及しない『距離感』。 それは、きっと、似通ったものがあって。
その距離感が『大人』なのかといわれたなら きっと苦笑して、違うよと、俺は言うだろう。 ――問われたなら、の話だけど。]
大人にかー…、何が大人で何が子供かわかんないけど。 レンレンは、レンレンで、いいんじゃない?
[小さく落とされた本音らしき言葉にふっと笑う。 少し息を吐いて、じぇらぴけの柔らかな生地に こんどはもふりと顔を埋めて。]
(*13) 2018/12/22(Sat) 00時頃
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好きな人、いる?
[たぶんそれはとても唐突な、言葉。]
(*14) 2018/12/22(Sat) 00時半頃
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林檎って、艶っぽい詩歌多いですし。
どんな味がするか、気になるものなのかも。
[わがこゝろなきためいきの、と思い浮かんだ詩をそっと口ずさみ、また酒を舐める。見てるだけでは落ち着かない気持ちは分かるな、と一つ息を呑んだ]
(=6) 2018/12/22(Sat) 00時半頃
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その言葉がもう大人の台詞に聞こえちゃいますけどねー……
[自分では絶対出せない答えに溜息をつく。 それとも、これも否定されてしまう意見なのか。
自分らしくある。 聞こえはいいがとても難しいことだ。自分の姿と理想の姿が乖離している場合は特に。
……この人は、理想の姿なんだろうか? 柔らかい生地に埋まる顔を眺めながら考えた。]
(*15) 2018/12/22(Sat) 00時半頃
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……ええと…… ラブの意味で、って話ですよね?
[唐突な言葉に、なんとなく不真面目になってはいけない気配を察知した。 普段ならアシモフちゃん! と即答したり、安日荘のみんなを愛してますよ、とか言うんだけれど。]
(*16) 2018/12/22(Sat) 00時半頃
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俺も、食べたい。
[抵抗も何もされなければ、唇に挟まれていても 少しばかり出ている部分を齧り取ろうとするつもりで]
(!13) 2018/12/22(Sat) 01時頃
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[一瞬思い浮かべたのは「もか」のこと。 液晶を隔てた向こう側の、煌びやかに飾られた見知らぬ少女の日常に憧れる日々。
──けれど、今はそれよりも。 目の前で濡れた唇が紡ぐ恋の詩が、 いやに生々しく、鼓膜を撫でる]
……薄紅の秋の実に、人こひ初めしはじめなり。 藤村ですか。確かに艶っぽい詩です。
[知識を蓄えた禁断の果実。なんて。 この身には過ぎたる名なれど、蠱惑的な響きを持つのは確か]
(=7) 2018/12/22(Sat) 01時頃
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[イチゴの攻防の後、恋人の話を振られると 少しばかり困惑の表情は免れない]
恋人って言うか、誰も来たことないですね。
なんだろう……寝るだけの部屋だったし。 呼んだら馬鹿にされるって思ってたのかな。
[遠慮のない問いに、忘れていた想いがぽろりと こちらも零れてしまった]
(!14) 2018/12/22(Sat) 01時頃
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そうか。 彼女もそうだけど、俺も彼女の事好きじゃなかったんだ。
何にもない六畳のこの部屋に入れる位、 彼女の事を信じてなかったし、許してなかった。
[口にして今更判る自分の感情。 随分ひどい感情だが、妙に納得できたと1人頷いた]
彼女もひどいって思ったけど、俺の方がひどかった。 彼女の事信じてないから伝わるんだよね、そう言うのきっと。
振られても仕方ないや。 あ、ごめんねこんな話付き合わせて。
良かったら葛籠さんも何か話あったら聞かせてよ。 正真正銘俺が初めて許した人だし。
[先程までの真面目な表情は何処へやら。 へらり笑って絡んでみた*]
(!15) 2018/12/22(Sat) 01時頃
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……っ、んん!?
[瞬きを忘れ、息が止まりかけた。 身体だって固まった。 まさか唇で奪いに来るなんて、思わなかったから。
上手く唇から苺を離すこともできず。 楠の歯で潰れた果実から、甘い甘い味が広がり、口の中に届いた瞬間にようやく金縛りは解けた。]
……、…なにやってんだ、よ……。 この酔っ払いめ。
[流石に友達でも、これはやり過ぎだろう。 荒い息を吐き楠を見つめる。
果汁が顎まで伝い、ぽたりと手の甲に落ちた。]
(!16) 2018/12/22(Sat) 01時頃
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ま、これで一応最年長ですしね?
[たまにハメを外しすぎて、自分の年齢をふっと忘れるときがある。 よく言えば若い、のだろうが。 しかしもう子供といえる歳など随分前に過ぎてしまった。 誰にとも告げなかったが今日、またひとつ歳を重ねたことでもあるし。
彼は彼のままでいいと思う。 そうは言ったが、自分は? そう聞かれると……今は少し、微妙な表情をしてしまうかもしれない。
ほんの少し。 ほんの少しだけ。 自分の中にある、違和感。]
(*17) 2018/12/22(Sat) 01時頃
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んー、…まあ、そうね。 ラブかなぁ……だれかいないの?
ほら、アオくんとか。
[抱き締めたまま、なんとなく。 同年代で仲もいいだろう二人をふっと思い浮かべて。 いや、なんでそこで男の名前が出てくるんだとか 普段ならもっと軽く、からかうように、言えたのに。]
(*18) 2018/12/22(Sat) 01時頃
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[多分、唇同士は触れ合ってはいない。 そう認識すれば、ふぅ、と密やかにため息をつく。]
まったく、
…………男とキスなんて、したくないだろうに。
[このバカが。 繰り出したデコピンは成功したのだろうか。]
(!17) 2018/12/22(Sat) 01時頃
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[大丈夫、平静に戻れ。 酔って距離感が近くなりすぎるのはありがちな事。 過敏に反応し過ぎても良くない。
苺の香りを振り払うように、 語られる楠の言葉に集中していった。]
――そうか。
お互い、時間が足りなかったのかもしれないし、そうだな、どうしようもないことも、あるよな。
[今初めて聞いた話だ。 踏み込んだことなど何も言えないが。]
……大丈夫だよ。
その相手も、楠サン、も。 まだまだ時間はある。
[今度は部屋に呼べるような、部屋を知って欲しくなるような人と出会えるといいな、と言葉にする。]
(!18) 2018/12/22(Sat) 01時半頃
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そういえばそうでした……
[自身よりずっと年月を重ねている人間だったと今更ながら。 それを感じさせない気安さが、オレにはありがたかったりするのだが。
失礼な呟きを落として、それから。]
(*19) 2018/12/22(Sat) 01時半頃
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……へ? 透?
[出てきた名前にきょとんとした。 そりゃあ、透はあんなにクールで格好良いのに意外とノリもいい良い奴だが。]
……や、そういう風に見たことはないですけど…… ……そうですね、ラブの意味なら透も含めてそういう人はいない、かな
[なんでそこで男? などと口に出さずに。 ……その言葉だけは、出してはならない気がした。]
(*20) 2018/12/22(Sat) 01時半頃
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何はともあれ、別れは辛いしな。
[言葉が正しいのかは分からないが。 頑張ったな、と今度はデコピンではなく、避けられることがなければ頭に触れて、ほんの少しだけ撫でた。]
オレの話、か。 そうだなぁ。
[迷うように瞳が揺れる。]
大した恋愛はして来てないな。 何人かと付き合ったりしたけど……なんつーか、はっきり言うと、セフレっぽい感じだったというか。 割り切ってたというか……。
爛れててゴメンな。
[これでは管理人のことをとやかく言えない。 自分の場合はお互いにそうだったというだけのこと。]
(!19) 2018/12/22(Sat) 01時半頃
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……、
ま、若い頃は青春な恋もしたけど。 そういうのは大体叶わないからな。
[あっけらかんとして、言葉にすることが、出来た。]
ちなみにこれ、話したの君が初だ。
[初めて返し。*]
(!20) 2018/12/22(Sat) 01時半頃
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[思考回路の鈍麻は著しいようで、 しかし俺はキスするつもりではないから 動揺する理由は微塵も無かった。
動きを止めた葛籠さんに、イチゴを齧りやすいように してくれたんだ、位の認識しか無い。
前歯でイチゴの果肉と生クリームを削り取る。
例のシューとは違う甘酸っぱいイチゴの味と香りが まず鼻腔、唇、そして舌、最後に喉へと広がった]
(!21) 2018/12/22(Sat) 02時頃
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美味っ、あ、え? あ、ごめん。 イチゴ全部食べたかった?
[酔っ払いと言われて勘違いの発言をした後、 何か違うと漸く気が付いた]
あー、そうか。キスか。キスになるのか。
[葛籠さんの危惧に、今更納得したと頭を下げはしたけれど]
(!22) 2018/12/22(Sat) 02時頃
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いや、今考えても葛籠さんなら別に大丈夫な気がする。 知らない男同士なら嫌かもだけど 葛籠さん今あんまり男の人に見えないし。
[猫耳フードの葛籠さん可愛いですよ?と、 考え込んだ後、嫌悪のない声で大丈夫ですよと 重ねて答えてはおいたが、デコピンは見事喰らい、 痛い、と額を押さえてじろりと軽く睨みはしてしまった]
時間は、確かに足りなさ過ぎたんでしょうね。 お互い自分の考えばかり押し付けようとして、 押し通そうとしたんだと思いますよ。
[しかし真面目な話に戻れば、きちんと正座して耳を傾ける。 こうやって誰かに言われるまで判らないなんて ダメだな、と反省しつつも、頭を撫でてくれる手と共に これは大切なプレゼントだと受け入れる。 誰かに頭を撫でられるなんて暫く記憶に無く、 存外心地よいと瞳も口元も柔らかに微笑を作っていた]
(!23) 2018/12/22(Sat) 02時頃
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彼女にもいい人出来ると良いんですけどね。 俺ですか?
俺は葛籠さんでミッションクリア出来たから 出会えたんですよ。
[そして笑顔を交えて しみじみとLINEで別れた彼女を想った後、 自信に満ちた笑顔ですぐ傍の猫耳に話しかける。
今度部屋に呼びたい人、もうそれは見つかったと 指させば彼はどんな顔をしただろうか。
俺と言えば結構管理人さんと並ぶ経験豊富さに 目をぱちくりとさせるのがやっとだ]
(!24) 2018/12/22(Sat) 02時頃
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あ、案外大胆な経験を持っているんですね。 管理人さんと言い、葛籠さんと言い、モテるなぁ。
[よく考えたら俺この数カ月ヌいてもいないと 部屋以上に質素な性活との落差に呻いてしまう。 それでも軽蔑出来そうになかったのは 何とも言えぬ間のせいか。
あっけらかんとされた過去の話、初めての話、だが]
(!25) 2018/12/22(Sat) 02時頃
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俺もえらそうに言えませんが。 そんな大事なもの、俺もらえて嬉しかったです。 俺から他に上げられそうな大事なのって 思い付かないんですけど、これなら初めてって 言うものあったらあげますね。
[俺の初めては今思い返して理解したもの。 しかし葛籠さんの話は、軽そうに見えても一緒に してはいけない気がして。
釣り合い取れるものを考える最中、ダメダメクッションと 他に何があるかなと思考は流れて行った。 やっぱり酒が入るといけない**]
(!26) 2018/12/22(Sat) 02時頃
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[分かりやすいような、分かりにくいような。 ある意味素直すぎるというか純粋すぎるというか。
さっき自分があんなにも動揺したことだって、彼にとってはただ苺が食べたかっただけなのだ。 キスなんて単語、出すんじゃなかった。 密やかに後悔する。
だが、まさかそこから、大丈夫な気がすると返ってくるとは思わなかったのだけれど。]
可愛いって……この服に感化されてないか。 まぁ、髪は男にしては長いか?
[面倒くさがりの結果の伸びた髪。 片方を耳にかければ、楠の顔が瞳に映りやすくなる。]
(!27) 2018/12/22(Sat) 02時半頃
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[デコピンに睨まれたら、なぜか嬉しい。 年上にも遠慮ない感情の表現だと思ったから。
正座して話を聞いてくれた年下に、突然爛れた恋愛模様を暴露した自分はいかがかとも思うが――せっかく快く撫でさせてはくれたのに――反省する前に、真っ直ぐな言葉が降ってきた。]
嬉しいって。 ……大げさじゃないか?
オレの話に。
[猫耳フードを外す。 なんだか、暑くなってきて。
それは酔いと気恥ずかしさのせい。]
(!28) 2018/12/22(Sat) 02時半頃
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無理はするなって。 初めてなんて、意識してあげるものじゃなくないか?
[何やら考え込み始めた彼に。 やれやれと。]
自然と、そうしたくなったらが良い。 対価としては、いらない。
[気持ちだけ今は貰っとく、と。]
(!29) 2018/12/22(Sat) 02時半頃
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着ぐるみ、暑くないか。
[窮屈ではないのか気になりつつ。]
飲み物いる?
[ケーキだけでは甘いだろう。 自分も一度、口の中の苺の甘さを遠ざけてしまいたい。 その理由は深く考えないでおくが。
カップを差し出し、酒か、コーヒーか。 こちらも酔っ払い、不安定な手元が注ごうと傾けたその瞬間、ギシリ、一際大きく屋根が軋んだ。**]
(!30) 2018/12/22(Sat) 02時半頃
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