18 Orpheé aux Enfers
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…だめだ。
[思わず楽器の傍を離れて鞄の傍へ向かう。 食べ物は駄目だと解っているが、鞄の中に飴とかチョコとか ガムは入っていなかっただろうか。 相変わらず三分クッキングのテーマを口ずさみながら 自分の鞄の中をがさがさと探し始めた。 その三分クッキングのテーマが空腹を煽っているのだと知りつつ 何だかここまで来たらやめられないよくわからない感覚]
(348) 2010/09/03(Fri) 01時半頃
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―談話室―
…………貴方が真面目だと雨でも振るのかと思ったんですが、気のせいだったみたいです。
[何時も通りの先輩相手に、あからさまな溜息一つ。 楽器を傍に置いて、椅子を引き寄せ座る]
ヤニクとラルフに妙な事なさっていないでしょうね。
[去っていった扉へ一度視線を移し、二人を案じてみる。 先刻のメールにアドバイスが返ると、そのままカタカタと礼を打ち込んでおいた]
(349) 2010/09/03(Fri) 01時半頃
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……――どしたよ?
[僅かに肩を押し上げて見せた。 最後の一文への返事をやめた、微かな心情を察する。 良くも悪くも、人の心の動きには敏感であるのだろう。]
(-115) 2010/09/03(Fri) 01時半頃
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−研究室−
[ふと、窓の外から聞こえてきた音に耳をそば立てる。美しい音色は、なるほど先程のメールにもある通り、]
……「高校生とは侮れない」、ですね。 これはこれは、差し入れ用のお金を下ろしてこなくてはいけなくなった、かな?
[幸いにも彼らとは音楽的な意味では競合関係に無いため、「心理屋」の男は心の底から浮かぶ緩やかな微笑みを浮かべて、サイラスが弾くヴァイオリンの音色を味わっている。]
……と。あれは……
[ふと視線を下に降ろすと、冬服を着た高校生が合宿棟の屋上を見上げていた。]
何故あんなところに?
(@21) 2010/09/03(Fri) 01時半頃
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from:Bennett title:Re;合宿の件 -------------------- ありがとうございます。 もしお時間が許すなら、打ち明け話は先生に聞いていただく事にします。
(-116) 2010/09/03(Fri) 01時半頃
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[ペッコーンと鳴る携帯。 マナーモード状態だったのが解消されたのだろうか。 しかし今は珍しくきちんとメールを運んでくれるものだ。]
うおー…手がぁ、指がぁ…。
さんきゅ、うー たす、かる っと。
[文句たらたら、ジェリーちゃんとはまるで対照的に鬼遅の返信速度。 しかも文字もだいぶ簡素であった。 勿論打つ度に、小声で内容は漏れてしまうのだけれど。]
(350) 2010/09/03(Fri) 01時半頃
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いいえ。
[複雑な心境で短い返事をかえした。 何故普段ズボラなくせにこういうところだけ細やかなんだろう]
貴方に褒められるのはくすぐったいと思っただけですよ。
[顔を背け、扉を見遣る。 照れるなんて真似、素面で出来るものか]
(-117) 2010/09/03(Fri) 01時半頃
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―屋上―
[ヴァイオリンを構えれば、顔つきはすっと変わる。 落ちる視線は何処か冷たさすら持つ程の鋭いもの]
(怒られるだろうなぁ…)
[一瞬だけ過った思考。 それは防音設備のない場所での演奏に対してか。 それは温度管理がなされていない場所での演奏に対してか。 はたまた、三度目の遭難に対してか。
けれど、腕が、指先が、動き始めればもう揺らがない]
[奏でるのは『屋根の上のヴァイオリン弾き』]
(351) 2010/09/03(Fri) 01時半頃
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― 裏口 ― 〔メールを送り終えて嘆息一つ。 らしいいと言えばらしいのか、あの無頓着な様子。
僕は誰もいないのをいいことに屋上を見上げた後は 水道の水を頭から被って 一人水遊びを開催していたから まさか、それを先程の講師に 見られているとはつゆとも知らず〕
(352) 2010/09/03(Fri) 01時半頃
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―――――……あ。
[演奏の中断は突然に。 携帯電話の着信に気づくと、 ぴたりと音は流れるのを止める]
ま、参ったな…。
[誰もいないのに困ったように苦笑して、 カチカチとメールを返信する]
(353) 2010/09/03(Fri) 01時半頃
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― 練習室 ―
・・・もう腹減ったの?
[かけた声>>340に気付かずにバッグへと向かうのを呆れたように見た]
パルプフィクション、楽譜あったら借りようかと思ったんだけど・・・?
[言いながら近くの椅子に座って、ケースから楽器を出そうとする]
(354) 2010/09/03(Fri) 01時半頃
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from:Barnabas sub:Re; --------------------
ステフちゃんサンキュー、助かる。 これでも一応、ステフちゃんの事は尊敬してんのよ? 頼ったら助けてねー?
あと、2限りょーかい。 今度はちゃんと出るわー。
(-118) 2010/09/03(Fri) 01時半頃
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from:Cyrus sub: ---------- 屋上に居るよ。
……練習室には、辿りつけなかったんだよね。
[多分、それで意味は通じるだろうと思った]
(-119) 2010/09/03(Fri) 01時半頃
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バーナバスは、返信を終えて携帯を閉じる。
2010/09/03(Fri) 01時半頃
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宛先:サイラス 件名:…… そっか、そう言うことか…… 連絡、くれればよかったのに。 ……きっと合宿中迷惑かけるだろうから、 道案内くらい、させてよ。ね?
今から、行くね。動いちゃ嫌だよ。
(-120) 2010/09/03(Fri) 02時頃
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セシルは、水遊びの手を止め形態を操作する。
2010/09/03(Fri) 02時頃
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from:Cyrus sub: ---------- 助かったぁ。
ありがとう!待ってる…!
(-121) 2010/09/03(Fri) 02時頃
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んー? そう?
[のそり、近づいてみる。 自分は帽子で視界を隠すくせに、人の視線の先が判らないのは気になる。 おとめ座B型は自分勝手極まりないのだ。]
ちゃーんと褒めますよ。 お菓子いつも作ってきてくれんの、俺の為じゃないの?
[自意識過剰とでも罵られるだろうか。 だが、こういう所は全く気を使えない男だったりした。]
(-122) 2010/09/03(Fri) 02時頃
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ギャー!!
[突然ヤニクの声が聞こえたような状況に驚く。 余りに頭の中が三分クッキングで気付かなかったなんて言えない。 その結果がこの驚きだ]
…お、お腹すきました。はい。イェス。
[思わずプルプルしながら首を縦に振った。 が、続いた言葉にきょとんとして]
あ、はい。 ちょっと待ってくださいね、多分持ってきてるんで。
[鞄の中から探すものが、小腹を満たすものから楽譜に変わった。 きちんと整理された楽譜ファイルをめくることしばし]
(355) 2010/09/03(Fri) 02時頃
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[のそりと、話をする為にジェリーちゃんの傍に寄る。 顔を覗き込んでみたけれど、さてどんな反応をされるのやら。]
おー、あれはサイラスだなぁ。 うんうん、いい音……楽しそうだねぇ、いいことでもあっ た れ?
止まったなー…残念。
[微か屋上から響くヴァイオリンに耳を傾けていたのだが。 途中で止まってしまって、残念そうに肩を竦めた。]
(356) 2010/09/03(Fri) 02時頃
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― 裏口→屋上 ― 〔携帯を確認して僕は小さく笑う 涼をとるため寛げていた襟元を直して。 水に濡れた髪は面倒なのでそのまま ……この暑さ、じきに乾くだろうと……
室内へと踵を返し、階段を見つければ ひたすら上へと階段を上がっていって
突き当たるまで階段を上がれば 屋上へ続くとは鍵もかけられておらず 僕が押せば、いとも簡単に開いたから 後はそこに目的の人物……サイラスを探す、まで〕
(357) 2010/09/03(Fri) 02時頃
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/* とりあえずバナバスのすさまじいまでのニュータイプぶりに吹くんだぜ…
(-123) 2010/09/03(Fri) 02時頃
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/* 指で、文字書くとき、思いっきり触れてたの思い出した!!
サイラス以外の人に、とでも脳内保管、してもらおう……orz
(-124) 2010/09/03(Fri) 02時頃
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うわ、ちょっ。
[突然の叫びにきゅう、と眉を寄せた。 耳を塞がなかったのはケースが膝から落ちちゃいそうだったから]
おやつもらってたんじゃなかったっけ? そういえば合宿・・・ご飯はどうするんだろう? 作ってくれるのかな?
[合奏や練習の事は見てきたが、そのほかのことはノーチェックだった。 大学の人に聞くにしても、小言を言われるかからかわれるか・・・ 難しい選択だった]
ラルフ先輩にも話したら、面白そうだって言ってたよ。 一緒に楽譜借りてきてって頼まれたんだ。
ああ、俺確かバッグにチョコ入れてたような気がする。 食べる?
[楽譜を探す後輩の背中を見ながら、頭小さいなあとか思ったり]
(358) 2010/09/03(Fri) 02時頃
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……終わりました?
[バーナバスのメールを打つ速度が遅いのはいつもの事。 携帯を閉じる音が聞こえて振り返った。思ったより距離が近かったので一度瞬いて、聴こえて直ぐ途切れた音に此方も言葉を返す]
高校生は、防音の練習室に慣れていないのかもしれませんねぇ
[半ば諦めがかった溜息一つ]
それで……伝言?相談? お伺いしますよ。
[笑顔を貼り付けて首をかしいだ]
(359) 2010/09/03(Fri) 02時頃
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/* 散弾銃、です、かね?
いいんです、そーゆー男にしようと思ったんですもん(← だって、だって、みんな可愛すぎやしないか?
のんびりゆったり、罪作りな男を目指しましょう(←←
(-125) 2010/09/03(Fri) 02時頃
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っ――…近いです。
[鋭いのか鈍いのか勝手なのか気遣っているのか、ぐるぐる頭の中で色んな言葉が浮かんだが、結局音にはならず。 返事のかわりに本題を振った]
(-126) 2010/09/03(Fri) 02時頃
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あ、すんませ。
…練習したあとは特にお腹がすくんですー。 ご飯…食堂があるとは聞いてますけど。 後で大学の人に聞いたらいいんじゃないですかね。
[チョコ、の一言に目を輝かせながら]
やった!たーべたいでーす。 あ、先輩これ楽譜。
[ファイルの中から取り出して差し出す。 コピーが必要なら自分が行ってくるつもりではあったけれど。 まさか自分の頭の小ささで感慨を持たれているとは知らないまま]
(360) 2010/09/03(Fri) 02時頃
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―屋上―
[すぐに帰ってきたメールの返事に、 ほっとしたような息をつき。 短い文章を送ると、再び携帯電話を仕舞った。 自分の音を、友人の姿を、 スティーブンが研究室で見守っていることなど知る由も無く]
やあ。
[開いた扉の音に、顔を向ける。 日陰となっている場所は扉からはそう離れていなくて、 だからセシルはきっと、すぐに青年の姿を見つけるだろう。 ―――…未だ、ヴァイオリンを持ったままの姿を]
って、セシル、どうしたの!? ずぶ濡れじゃないか。 良いなぁ、涼しそう。
[頭を濡らした友人の姿にぱちぱちと瞬いてから、くすりと笑いを零した]
(361) 2010/09/03(Fri) 02時頃
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― 屋上 ― 〔暗いところから明るいところに出たため 僕の視界は暫く白で塗りつぶされたけど。
徐々に戻る視界と、聞こえるサイラスの声に 彼のほうを向いて微笑んだ。
屋上で弾いているのでなければ ゆっくり聞きたかったヴァイオリンをもつ姿、 臆することもなく近づきながら、 僕は携帯に文字を打ってそれを見せた〕
『裏口に水道があるって教えてもらったから。 やっぱり、気持ちいいね、水。 ……後で、案内しておく?』
〔零れる笑いに僕も声なく笑い零して〕
(362) 2010/09/03(Fri) 02時半頃
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それ、わからないでもないけどね。 俺もそういうときあるし。
あ、食堂あるんだ・・・それは助かるな。 大学の人には・・・まあ、気が向いたら聞くさ。
[消費体力は楽器の大きさに比例するのかも・・・? と思わざるを得ないカルヴィンの腹の空かしっぷりにふふふと笑う]
ああ、ありがとう。 じゃあ、チョコ持ってくるから待ってて。
[楽譜を受け取って立ちあがる。 ぱたぱたと荷物を置いたままの練習室Aからチョコレートを持って来た。]
はい、ちょっと溶けぎみだけど。
[一口サイズよりも少し大きめで、一つずつ紙に包まれているチョコが入った箱を差し出した。 片手で譜面を持って読みながら、少し楽しそうににこりとしていた]
(363) 2010/09/03(Fri) 02時半頃
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そりゃぁ、近付いたもん。
[うーん、と首を傾げてさらに近付いた。 帽子の奥の竜胆が一度彼の眸を覗く。 その眸が合ってから、するりと離れた。 鋭いのか鈍いのか、勝手なのか気遣っているのか。 にーっと笑顔を浮かべたままで。]
(-127) 2010/09/03(Fri) 02時半頃
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