人狼議事


233 冷たい校舎村5

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【人】 記者 イアン


[ 正しく像を結ばなくなった鏡の中
 安楽一記は笑ってやあいなくって、

 ごく自然に安楽一記は思ったのだ。]

 …… やァ、これは俺じゃあない

[ 穴のあくくらい見つめてみたって、
 それは違ういきものであると思う。

 紛れもない自分だと思ったこと等、
 遠い記憶か幻のような気さえする。]
 

(297) 2018/02/20(Tue) 23時半頃

【人】 記者 イアン


 ──…… 嗚呼 なんだ、そうか!

[ 溌剌とした声が踊り場に妙に響く。
 数秒で しん と静まり返る世界。

 その中で、安楽一記はたった一人、
 堂々たる振舞い、自信ある所作で
 落ちている鏡の欠片一つ拾い上げ、
 長駆を正して鏡に向き直ったのだ。]
 

(298) 2018/02/20(Tue) 23時半頃

【人】 記者 イアン


 ……何だ、簡単なことじゃないか

[ すうっと口端を引き、笑顔を作る
 ──…… つくった筈であったが、
 鏡の中で、頬はひくつきもしない。

 …… 識っている。分かっていた。

 だから、右手をそっと左頬に添え、
 すうっと、鏡の欠片を立て引いた。]
 

(299) 2018/02/20(Tue) 23時半頃

【人】 記者 イアン


[ 次は右頬。均等に赤く線が走った。
 酷い痛みか、熱があった気もする。
 零れ出る体液は当然不快であるが、
 仕方なし、背に腹は変えられまい。]

 ──…… そうだ、 これで好い

[ 大鏡の中今度こそ安楽一記は笑う。]
 

(300) 2018/02/20(Tue) 23時半頃

【人】 記者 イアン


[ …… 、チャイムの鳴る音がする。]
 

(301) 2018/02/20(Tue) 23時半頃

【人】 記者 イアン


  …… 誰かが、受験の重圧と言ったとき
  ありきたりだと笑ってやった記憶がある
 

(302) 2018/02/20(Tue) 23時半頃

【人】 記者 イアン


[ ── 世界が、ぐらり と揺れた。

 安楽一記は、よろめいた。壁に背を預ける。

 なんだか何かが痛かったのだ。
 どうしてだろう。
 目眩だってするようで、
 高熱に浮かされたような心地だ。
 首を伝いシャツを汚す生温さが不愉快であった。
 ぼたぼたと滴るものがあったが、
 拭ってやるのも億劫だ。

 ぼんやりと見上げた天井で、蛍光灯がじんわり滲んで
 二つ在ると思ったものは結局一つだった。

 ほう と小さく息を吐いた。膝に力が入らない。]
 

(303) 2018/02/20(Tue) 23時半頃

【人】 記者 イアン


  …… 所詮、安楽一記など
  そういうありきたりな男であったのだ
 

(304) 2018/02/20(Tue) 23時半頃

【人】 記者 イアン


[ …… 右手の中でくしゃりと紙切れの潰れる音がする。
 掌に爪が食い込む程に握りしめていた。汗ばんでいた。]
 

(305) 2018/02/20(Tue) 23時半頃

【人】 記者 イアン


  …… 或いは、只生きるのが下手であった
 

(306) 2018/02/20(Tue) 23時半頃

【人】 記者 イアン


[ もう熱いのか痛いのか何も考えられないから、
 不衛生な床にずるりとそのまま腰を下ろす。
 リノリウムの床がひんやりと冷たく、
 それを心地よいとさえ思ってしまう。
 …… 一体誰がそんなことを考えたのだろう。]
 

(307) 2018/02/20(Tue) 23時半頃

【人】 記者 イアン


  …… 今更そんなことを識ったって、
  このエンディングに名前さえ付けられない
 

(308) 2018/02/20(Tue) 23時半頃

【人】 記者 イアン


[ 何の為かも分からず、大きな身体を畳んで膝を抱いた。]
 

(309) 2018/02/20(Tue) 23時半頃

【人】 記者 イアン


  …… 此れが終わりとさえ
  安楽一記は識らなかったのかもしれない
 

(310) 2018/02/20(Tue) 23時半頃

【人】 記者 イアン


[ チャイムの余韻が消えるのと時を同じくして、
        ──── 安楽一記は意識を手放す。]
 

(311) 2018/02/20(Tue) 23時半頃

【人】 記者 イアン


  …… さようなら、世界
  時の止まった校舎 顔の見えない死にたがり
 

(312) 2018/02/20(Tue) 23時半頃

【人】 記者 イアン


  …… そして、死にゆく安楽一記の世界よ *
 

(313) 2018/02/20(Tue) 23時半頃

【人】 記者 イアン

 ── 午前8時50分 踊り場にて ──

[ 3年4組の教室からほど近い階段。
 一階と二階を繋ぐ踊り場に、そのマネキンはある。

 罅の入った大鏡の下、
 やたらとでかい図体を縮こまらせて、
 踊り場の隅で膝を抱えているのが其れだ。

 かくりと項垂れた首を持ち上げようなど
 誰も思わぬかもしれないが、
 そうすると分かり良いかもしれない。

 真っ白な人形の無表情は、
 口端の延長のように両頬が罅入って、
 そこからとくとくと血を零している。

 笑顔を模しているのだろうね。
 其奴がいつだってそうしていた風にさ。]
 

(314) 2018/02/21(Wed) 00時頃

【人】 記者 イアン


[ …… それから、
 強く握られたまんまの右手の中には
 鏡の破片なんかじゃあなく、
 紙切れが収まっていて、
 そこにはご丁寧に名前が書いてあるのだ。
 ── 安楽一記 と。

 …… その紙が何かって?
 受験生なら見慣れているだろう。
 模試の結果が記されているだけさ。

 とはいえ、可もなく不可もなく
 受かるも八卦落ちるも八卦…… みたいな
 なんとも面白みのない結果ではあるけどね。]
 

(315) 2018/02/21(Wed) 00時頃

【人】 記者 イアン


[ 意味が分からなくたって仕方がない。
 それは安楽一記という人間の問題だ。

 そんなちっぽけな事実如きに殺される
 小さな人間の抱えた問題だ。]
 

(316) 2018/02/21(Wed) 00時頃

【人】 記者 イアン


  …… ああ、でもその手を
  強引に開くというならば覚悟し給え
  自分さえ騙し続けた事実を晒された暁には
  ──…… 安楽一記は死んでしまう
 

(317) 2018/02/21(Wed) 00時頃

【人】 記者 イアン


[ ── 等と、偉そうな声も聞こえない。

 …… 兎に角、その
 其奴らしさの欠片もないマネキンが、
 それでも其奴の残していったものなのだ。

 何にも出会わなかった。追われなかった。
 責められもしなければ、笑われることもなく。

 ひたすらに主観で進みゆく物語に
 他の登場人物なんて居てくれやしない。]
 

(318) 2018/02/21(Wed) 00時頃

【人】 記者 イアン


[ 少なくとも唯一つ確かに言えるのは、
 自身の信念── 或いは正義に基づくなら

 この時の凍った冷たい校舎にて
 選んだ訳でもない終わりを迎えた時点で、

 安楽一記は思い通りにならない世界など
 早く捨ててしまわなければならない。

 ただしいみちと綴って正義なのだからさ。
 これはそういう物語であった。

 別に笑ってくれても、蔑んでくれても構わない。
 或いは、全く関心を示さなくたって。]
 

(319) 2018/02/21(Wed) 00時頃

【人】 記者 イアン


          個人の死のその瞬間から
        その世界は滅ぶのとおんなじこと **
 

(320) 2018/02/21(Wed) 00時頃

【墓】 少年探偵団 ガーディ

[紅茶に目を落としたまま、亀森君の話にあたしは耳を傾ける。>>+65]

 ……うん。
 椿ちゃん、あたしと話した時は、自殺したのが自分だって自覚はないみたいだった。
 だけどさ、校舎からだんだん人が減っていったら、そのうち気づくんじゃないかな。
 あのメールの送り主は自分だったんだ、って。

[携帯を開いても、もうあのメールは残ってないけど。
だけどあのメールの内容は、あたしの中に残ってる。
多分、ずっと忘れない。]

 そしたら、そういうこといっぱいいっぱい考えると思う。
 だって、自殺したんだよ? それって、よっぽどのことだよ。
 みんながどれだけ説得したって、その決意を変えるって、相当大変だと思う。

(+68) 2018/02/21(Wed) 00時頃

【墓】 少年探偵団 ガーディ

[あたしだって、何度も死ぬことを考えた。今だって考えてる。
だけど、実際のところ、まだ実行には移してない。
椿ちゃんは、それを実行した。その重みを考える。]

 一度死のうと思ったんだもん。このまま死ねるなら、死なせてって思うのが自然だと思う。
 帰ってこない理由をいっぱい考えるんじゃないかな。

[自殺した理由が解決したわけじゃないことも。
自殺を図ったって評判が付きまとうことも。
後遺症が残るかもしれないことも。
椿ちゃんが考える、帰らない理由になると思う。]

(+69) 2018/02/21(Wed) 00時頃

【墓】 少年探偵団 ガーディ

 無理に助けることなんて、きっと誰もできないと思うよ。
 そうだなあ……あの校舎で死んだら、この世界に帰ってきたから、あの校舎の椿ちゃんを殺せば帰ってきたりするのかもしれない、けど。
 それって、こうやって帰ってきたから言えることだよね。
 あの校舎にいる時に、死ねば現実に生きて帰れるなんて確信はなかったんだし。

[永谷君の言葉を思い出した。
あっさり受け入れるんだな。>>3:123
しっかりしてんな。>>3:124
決してほめ言葉じゃなかったあの言葉。
今だってあたしが、椿ちゃんが生死の境をさまよってるっていうのに、その状況をこんなに冷静に受け止めている。
やっぱりあたしって、まともじゃないんだなあ。]

(+70) 2018/02/21(Wed) 00時頃

記者 イアンは、メモを貼った。

2018/02/21(Wed) 00時頃


【墓】 少年探偵団 ガーディ

 あたしたちにできることは、椿ちゃんが帰って来たいって思ってくれたらいいなって願うことだけだし、
 あの校舎にいるみんなにできるのは、椿ちゃんが帰りたいって思えるように説得することだけじゃないかな。
 決めるのは、椿ちゃんだよ。

[あたしはそう言って、ふと亀森君に顔を向けた。
自殺を図った人に、ずいぶん理解があるんだなって思ったから。]

 ――――もしかして。
 亀森君も、死にたかった?*

(+71) 2018/02/21(Wed) 00時頃

【独】 子守り 日向

/*
ぱちぱちぱち。
更新してから纏めてもじをかこう

(-94) 2018/02/21(Wed) 00時頃

【人】 覆面嫉妬団 ミルフィ

[ 二階の声が此処まで聞こえていたのなら、そっと近づいて幽霊の振りでもしただろう>>267
 確かに、声は聞こえた。
 しかしそれは教室の外で。

 「 俺、みんなのこと好きだからさ、
 悲しむ顔は見たくないな 」>>0:463

 何処かで聞いた事がある言い方だ。]

  永谷………?一人で何言ってんの。

(321) 2018/02/21(Wed) 00時頃

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