241 The wonderful world -7days of KYRIE-
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[ それから、先程駆けてった黒髪の男。
彼の戦い振り>>271を見て──、 ニーナはまた、小さく「 あっ 」と呟きかけて 何かがこぼれかけたみたいに、口元を抑えた。
──消防士さんだ。 と思って、
成る程、粉塵爆発。と合点がいった。 といっても、ニーナはその瞬間まで 消防というとバックドラフト現象くらいしか 思い浮かぶものはなかったんだけれど。]
(296) 2018/05/16(Wed) 23時頃
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──回想として:消防団──
[ 地域の消防団を仕切っているのは、 商店街の男たちだった。それも、熱心に。
”大会”が近いらしいから、 最近は”練習”で忙しいみたいだ。
……と言っても、中学の友人は 「 なにそれ? 」という口ぶりだった。 という記憶があるが、仁衣奈には身近なものだった。
年に何度かだけ、消防団の演習訓練に 消防士さんが”指導”に来てくれるというのが ……”お決まり”というやつで、
仁衣奈はいつか、そのときに 黒髪の、鋭い目をした男を見たはずだ。]
(297) 2018/05/16(Wed) 23時頃
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[ 商店街の男たちは、勿論”素人”なわけで、 ……なのに、毎度のことながら本格的だなと、 操法訓練だとかを見て、かっこいいなあ、とか。
そんなことを思いながら、 主会場の市民グラウンドや校庭に 演習が終わる頃を見計らって せっせと冷えた飲み物を運んでいたのが、仁衣奈。
十八になったら、今は女でも入れるんだって 金物屋のおじさんに言われて笑っていた記憶。
……実際のところ、 仁衣奈には火事に遭遇した覚えもないし、 訓練や演習は、いつまでも練習のままだった。 それは幸運なことだったんだろう。*]
(298) 2018/05/16(Wed) 23時頃
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[ 白い子に渡しつつ、 得意なのは掃き掃除の方だけれど、 まあ壁掃除もよくするので、良いか、なんて。
余った分を貰うことに、 ── しようとして>>283。
ぱち。碧色はおとこのこに向かう。 嗚呼、勿論。手を差し出される前に、 洗剤は渡しましたとも。 ]
(299) 2018/05/16(Wed) 23時頃
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── ……、ああいや、僕もするよ?
[ 流石に人任せばかりという訳にもいかず。
( 任せたとして、それを知った"ヒーロー"が どういう顔をするか、 一瞬想像してしまった。 )
おとこのこ、こと、 シュンタロに、洗剤を分ける。 昨日も思ったけれど、良い子なんだなと、 過ぎりつつ。 ]
(300) 2018/05/16(Wed) 23時頃
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/* 我々のダイス運なさすぎでは?(真顔
(-99) 2018/05/16(Wed) 23時頃
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―むかしのこと、すこし―
はははさいしょからいなかった
ちちはいつもせんじょうをとびまわっていた
こどもにきょういくを、なんてたいぷでなかったちちについて、いまかんがえればよくいきていたものだとおもう。 にほんごはははのくにのことばだからと、ちちがおしえた。 よみかきやきほんてきなこと、せんとうにひつようなべんきょうはちちと、ちちのどうほうたちがおしえてくれた
もしかしたら、かわいそうとか、ふこうとか、いうひともいるのかもしれない。
けれど、われんちなはしあわせだった。
かれにとってちちはひーろーで、そのそばにいられることがとてもしあわせだった。 たとえ、ともだちのひとりいなくても。
(301) 2018/05/16(Wed) 23時頃
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── ゼン。 あっちに行った方は、ヒイロ。 残念ながら、僕は見た目だけ外国人。 どれだけ"混ざってる"かも知らなくて。 …嗚呼、ええと。 蕗之原モールに行ったときは、花屋を宜しく。 もう僕死んでるけどね? 好きな人がいたのなら、花束の一つ、 ── なんて気障っぽいかな。このご時世。
[ 世間話とともに。 見せるのはすっかり慣れた、営業スマイルだ。 片手で器用に作ったのは、 氷の薔薇。…ベタだって良いじゃ無いか。 ]
(302) 2018/05/16(Wed) 23時頃
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[ ……炎の力強さ、というものを ニーナはそのとき、はじめて知った。
同時に、無視しきれない”チグハグさ”に、 ニーナは立ち尽くしてしまう。]
……なんで、こんなことを
[ 私は知っているのだろうと、 芽生えた疑問は、その記憶に対してだった。
ほんの少しの間、その炎をまじまじと見つめて ……その間に、ひらりと動く黒い影>>@71。]
(303) 2018/05/16(Wed) 23時頃
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[ 氷の薔薇はあっという間に霧散。 シュンタロ、と。白い子が、 この光景をどう見たかは知らず。
当の名乗った本人は、 …そう言えば互いに"片側"しか知らなかった。 などと、思う。
生憎此方は名字をすっかり忘れているし、 知らないところで不都合は起こっていないので、 問題は無いのだけれど。 ]
(304) 2018/05/16(Wed) 23時頃
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──あ、セノオ先輩
[ あの黒ずくめの姿はきっとそうだ。 が、どうやらもう立ち去るところ。
人知れずお見送りをして、 それからようやく、ノイズ犇めく場を見遣り。
「 助太刀しよう 」と言い損ねたことにより、 飛び込むタイミングを見失ったことに気付く。*]
(305) 2018/05/16(Wed) 23時頃
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……ところですごく消えるものだね?
[ 掃除の始め、なんとも呑気なおとこの声が、 いちご横丁にふわんと溶けた* ]
(306) 2018/05/16(Wed) 23時頃
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──1st day──
[ セノオナツミ、と名乗った先輩死神に、 ジリヤは一体どんな顔をしていたのだろう。
すぐさまそれを確認したい気持ちはあったが、 ……そう、”王子様”として、 ニーナは悠然と微笑むしかなかった。]
……はじめまして、セノオ先輩
記念すべき”ひとつめのバッジ”、 貴方にいただけたこと──光栄です
[ 優雅にしてみせた一礼には、 ……トイレの花子さん扱いしてごめんなさい、と そんな謝罪を込めていた、なんて。
…………これも、ニーナの秘密のひとつ。**]
(307) 2018/05/16(Wed) 23時頃
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許婚 ニコラスは、メモを貼った。
2018/05/16(Wed) 23時頃
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[様子を見る中、先に動いたのは御嬢さんの方だった。 口調の印象からも感じていた事だけれど、志のある方なんでしょうね。
…それでも、今回ばかりは どうにもできなかったみたいだけど。>>290]
これで残ったパイに1つずつね。 おめでとう、素敵なお兄さん。
これからの1年、あなたに幸運がありますように。
[残された内の一切れに手を伸ばし、 中身に気を付けて食すとしましょうか。*]
(@72) 2018/05/16(Wed) 23時半頃
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ゼン?
よろしく!向こうはヒイロね! ”混ざってる”って変な言い方!ははっ。 なに?昔いじめられたりした?
そう言うので、からかうヤツが弱いんだよ。 ゼンはゼンなんだから、そんな言い方しなくていい。 残念なんかじゃねーよ。
[だってなんだかとても…… とても胸に刺さる言い方をするから。]
(308) 2018/05/16(Wed) 23時半頃
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[でも聞こえて来た”好きな人”って言葉にぼんっって顔が赤くなって慌てふためいた。 いや今の俺にその言葉禁句だってば!!!]
いや!えっと!その!!!
あ、花。花ね!!
[食べ物の事しか考えてなかったけど。そか。花か。花ね。メモメモ。]
(309) 2018/05/16(Wed) 23時半頃
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[そうして氷の薔薇を出して見せたゼンは、男の俺が見惚れるくらい様になってた。]
ふはっ!俺がやったら気障どころか滑稽だけど アンタがやったらめっちゃ様になってる! イケメンはつえーわやっぱ!
[恰好良いなと純粋な感想を零して。]
(310) 2018/05/16(Wed) 23時半頃
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[洗剤で壁を擦ればみるみる汚れが消えて行って。]
おう!この調子なら時間内に終わりそうだな!!
[相手から男の子って思われるくらい年下なのかもしれないけれど…… 知ってる?イケメンって年齢不詳なんだよ? そんなに年が離れてると思いもよらず普通にため口だった。*]
(311) 2018/05/16(Wed) 23時半頃
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[>>281>>306毒々しい緑とピンクのインクが、
薬剤を用いて擦られ続ければ、いとも簡単に剥がれ落ちる。
落書きが姿を消し、後に残るのは元通りのいちご横丁の塀。]
「お待たせしました、清掃業者の者ですー」
「……ってあれ? 落書きってここだと聞いたんですが……。」
「えっ、終わった? ええーっ!?」
[遅れてやってきた業者が目を丸くして仰天すれば、その傍ら、
綺麗になった塀の足元に、いつの間にやら3つの白い輝きが——
ホーリーバッジが3個、落ちているのを見つけられるだろうか。
そして、全ての参加者の手のひらに刻まれたタイムリミットも消え失せて。
またしばしの時間を置き、意識は翌日へ移ることになるだろう。]
(#9) 2018/05/16(Wed) 23時半頃
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/* ミッションクリアのバッジ個数、 前村の経験から言って固定でもいいとは思ったんだけど、 日替わり前にすったもんだするのを誘発するのもなあ、ってことで 様子を見つつ調整するような感じになるだろう……
(-100) 2018/05/16(Wed) 23時半頃
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/* 今回の「生き返って幸せになれよ枠」は、俊太郎かもしれない……
(-101) 2018/05/16(Wed) 23時半頃
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……2日目の終わり、か。
[<ウルフ>と<ヘッジ>の進軍も、折を見て停止する。 ミッションがクリアされた今、余計な手を加える必要は無し。 あとは明日に回そうか。
気怠げに首を触りながら、 ぶらり、都会の喧噪へ向かって歩んでいく。*]
(312) 2018/05/16(Wed) 23時半頃
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おーー!綺麗になった!!
[足元に落ちたバッヂ>>#9を拾いあげる。 1個は自分に、1個はゼンに、1個はジリヤに。 ニーナによろしくって言葉を添えて。]
おつかれー!
あー、なんか達成感あんなー。やったー!!
[自分達が掃除に専念出来た裏で、激しい戦いがあった事なんて知らずに。 でも、居なくなったヒイロにニーナ。聞こえて来た喧騒。少しは想像つくよ。ありがとう。]
(313) 2018/05/16(Wed) 23時半頃
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「…少なくとも今は。敵になるつもりは無いな。 生憎と全力は出せそうにない、がな!」
[山嵐のノイズが力をためて放出するまでには時間がある。 それまでに背中を丸めておいてくれたら 気持ちがいいくらい山嵐は飛んでいっただろう。
勿論狼型のノイズも時折飛びかかってきたが 剣山に傷ついたり、削られたりで 確実に数を減らしていた。]
(314) 2018/05/16(Wed) 23時半頃
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[ 桃色を消し始めようと、して。 かかる声に、…良い子だなァ と、重ねて思う。
はて、いじめられた、と言えば良いのか。 何か言われたので言い返したり、 殴り返そうとしたり、── おっと。此は駄目。 王子様は誰かを殴らないらしい。とは、 イメージを広めた店長のお言葉である。
……嗚呼、でも、 ]
(315) 2018/05/16(Wed) 23時半頃
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「──と。さっき落書きの前に居た…?」
[ひ、と息を呑む音に来た方向を振り返れば 落書き前の銃火器ガールを説得ガールの姿。>>294 口許を抑えるものだから、>>296 …出ちゃうの?と身構えて
脇をすり抜けようとした狼を小脇に抱えてホールド、ボスン! ─燃やしてしまえば、切ない鳴き声と共に消えて。 残る敵は、あと数体。]*
(316) 2018/05/16(Wed) 23時半頃
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── 色んな人が来るよ。
こどもも、おとなも、君ぐらいの人も、 家族へ、友達へ、恋人へ、…死者へ、
色んな理由で。
[ 桃色の中央を、洗剤が横切る。 ── 初恋のいろ、とは、誰が言ったか。 "恋"を諦めている人間は、 碧色をまた、細めて告げる。 ]
(317) 2018/05/16(Wed) 23時半頃
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滑稽だと笑う奴は殴れば良い。 僕なら殴ってる。多分。
[ すこぅし王子様っぽく無い言。 ]
(318) 2018/05/16(Wed) 23時半頃
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― 少し前・死神少女と>>@61>>@62>>@63>>@64 ―
[問いに答えた後>>215 内心どきどきしながら死神少女の答えを待つ。
そうして頷く様子には、ほっと息を吐いた。 彼女の様子がどこか夢うつつというか、 曖昧な様子にはいまいち気づかず。
精々、忘れていたことを思い出したことに 意識が向かっているのだろうかなんて思う程度。]
おうよ! 俺だってこの程度のことは知ってるんだぜ?
[よく知ってたわね、と言われれば>>@63 ふっふーんと得意げに薄くなった胸を張る。 イカサマだって?ばれなければ以下略。]
(319) 2018/05/16(Wed) 23時半頃
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[ "白い子"と、シュンタロと、自分と。
三人がかり、というと 如何にも大仰な言い回しだけれど、 桃色はあっという間に綺麗になった>>#9。
清掃業者要らず。 此には花屋も満足というものである。 ]
(320) 2018/05/16(Wed) 23時半頃
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