152 【R18薔薇】名も無き孤島再戦
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ああ。二人とも無事で良かったよ。 グレネードと言われた時には肝を冷やしたものさ。
[>>186ススムの姿を見て安堵の息を漏らす。 殺傷型の威力は昨日の夜に見てきているから。 辺りを吹き飛ばすあれを投げられていたら、 二人とも命があったかどうかすら怪しい。]
木の上から奇襲は、考えたねえ。 後頭部に一撃入ってたら…桜庭さん、慌てただろうなあ。
[そんなことしたら慌てるじゃすまないし、 下手したら致命傷だろうけど。 あくまで声は楽しそうにのんびりと 降りてくるススムにそう言って。 「通信も便利だねえ」と耳を指すのに笑って返した。]
(188) 2015/03/09(Mon) 19時半頃
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───回想
[母が殺された。それ以前の記憶が俺には無い。 自分が何者かも分からなかったし、義父と過ごし始めてからは各地の戦場、有志テロ組織など義父は医者としての腕が使える場所を転々とした。
名は似た顔の子供(戦死者)から盗ったようで特に探す身寄りも無くそいつも何者か分からない貧しく身寄りの無い子供だったんだろう。
義父は日本から中国へ亡命した元名の有る細胞研究の医師、博士だったらしい。頭がイカれたのか非指導的外科手術を繰り返す内に学会から追放裁判の末医師免許等剥奪etc、それでも研究への欲望は止まらず今に至る。
尤も本人自身は脳死したが。]
(189) 2015/03/09(Mon) 19時半頃
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獲物を横取りすることもされることもなかったようで。 怪我もないし、敵が仲間の手りゅう弾を分け合っている可能性があるとわかったのは大きな収穫じゃないかな。
[戦闘に参加できなかったのが少し残念。 でもこの島にいれば、またすぐ殺し合いになるのだろうか。 そうだといいが…等と考え桜庭がいたらしい場所を見つめる。
釣竿とビンを取って戻って来たなら、シェイの考えも聞いて 異論がなければ漁村に向かうだろう。]
(190) 2015/03/09(Mon) 19時半頃
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/* おい……おい……まじかよ……
(-197) 2015/03/09(Mon) 19時半頃
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/* わあ挟んだ。シェイさんごめんよう。
(-198) 2015/03/09(Mon) 19時半頃
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───回想・現実
『シェイ。我々の精神…もしくは生命意識はドコにもない。我々の全身の到るところにみちみちているのだ。脳髄を持たない下等動物とオンナジことなんだ。我々常住不断に意識しているところのアラユル欲望、感情、意思、記憶、判断、信念なぞというものの一切合財は、われわれの全身三十兆の細胞の一粒一粒ごとに、絶対の平等さで、おんなじように籠っているのだ。 脳髄は宇宙間最大最高級の権威を僭称しつつ、人体の最高所に鎮座して、全身の各器官を奴隷の如く駆使している。』
[閃光の中、音と視覚を失い昏迷した時間は短くも長い。両足裏は地表にに凭れ其処を支軸に体重もまた凭れる。
ビリビリと神経を焼き切る感覚が収まると頭を振って意識を覚醒させる。>>170>>171]
(191) 2015/03/09(Mon) 19時半頃
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……ッ、
[唾液には消毒効果があると聞いたことが あるし、このまま傷口を放置しているよりは マシかなと、シーシャの舐めるがままに させておく。>>187]
そうか。 俺にはお前の白の方が美味かったけど。
[にやりと口端を歪めて一昨日の晩に 自分が飲み来んだ彼のものを思い出させる。
悪魔と魔術師が血と精を交わしたら どうなるのかな、とも思考の端で思う。]
俺の赤をやる代わりに 何をしてくれるっていうんだ?
(192) 2015/03/09(Mon) 19時半頃
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[嗚呼、ほんとに悪魔と契約を 交わすのだとしたら何を願おうか。
少し血の抜けた頭は何だか 空気がよく通って、こんな考えが ぽっと浮かんでくる。]
この世には魔法は本当に在るんだって ことを証明してくれるなら、 俺の中にある赤を全部やってもいいかな…… 悪魔さんよ。
(193) 2015/03/09(Mon) 19時半頃
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──とある旅人の手記──
3 からだがあつい めがかすむ
(194) 2015/03/09(Mon) 20時頃
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馬鹿で阿呆だなんて、わかってるよ。
[僕はさっき痛いほど噛み締めた想いを口にして ぎり、と得物を持つ手を握り締める。]
見付からないように、も 早いトコ、も どっちもそのままサクラバに返す。
僕より疾く帰ってきて。
[迎えに行く、なんていう冗談を言うボスに、 僕は湖を目の前にして、どだい無理な要求をつきつけて。
暗く揺れる森の海に、彼が呑まれてしまわないよう お天道様に向けてすこし 目を伏せた*]
(*53) 2015/03/09(Mon) 20時頃
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ーー 穀倉地帯→湖畔
……っは、 ただいま。
[僕は鼻の頭を赤くして、少し上がった息が落ち着くのも待たずに湖畔のフランクとバーナに声を掛ける。
重かったチェーンソーをバーナの隣に置いて、 靴を脱いで湖に素足を付ければ、熱を持った足がみるみると冷えていく。 揺れる湖面から水を掬い上げて、乱暴に顔を洗った。
サクラバが帰ってくる前に、 フランクのお説教が終わるといいなと思いながら 僕は彼の隣に立つ。]
話、するんでしょ? ……なに?
[彼が今一度促すのなら、 僕は足元のスイッチを切るだろう*]
(195) 2015/03/09(Mon) 20時頃
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/* >>194 …かゆうま? ちがうか
(-199) 2015/03/09(Mon) 20時頃
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『そうして脳髄は、その全身の細胞の一粒一粒の意識の内容を、全身の細胞の一粒一粒ごとに洩れなく反射交感する仲介の機能だけを持っている細胞の一団に過ぎないのだ。』
[掌を握り込む。]
『目の球ばかりで物を見ることは出来ない。耳ばかりで音は聞こえない。その背後には必ずや、全身の細胞の判断感覚がなければならぬ。』
[硝煙混じりのクソみてえな空気を吸い込む。]
『我々の全身の各器官を形成する三十兆の細胞の一団は、こうしてメイメイに各自専門の仕事を分担しつつ、脳髄の反射交感機能をつかって、一斉に、直接に物を見て、聞いて、嗅いで、味わっているのだ。 脳髄を中心として一斉に意識し、感激し、闘い、歌い、舞い、 喚き、叫んでいるのだ!』
[吐き気と目眩を振り払い生きている今が、また背中を押した。]
(196) 2015/03/09(Mon) 20時頃
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……白は、嫌い。
[不機嫌そうにそう呟く青年の頬がみるみる紅潮する。 一昨晩の行為を思い出しているのだろう、恥ずかしさのためか目尻にじわりと涙が浮かぶ。]
何を…?
[当たり前にある筈の″色″すら持っていない、欠陥品の自分に与えられるものなどあるのだろうか。 対価を求められ>>192考え込む。
もし、彼が自分を必要としてくれるなら。 喜んでそれを差し出すのに、何も思いつかない自身に少しがっかりして。]
オレがあげられるもの、ある…?
[分かりやすい自分を好きだと言ってくれた彼に問い返す。]
(197) 2015/03/09(Mon) 20時頃
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[>>179通信機から声が返ると、息を吐いて「おせえよ…」と毒を向ける。
もう少し早ければそれはそれで閃光弾の範疇へ踏み込むだけだったかもしれないが、そんな状況こそサドーの望む場所だろうと。含んだ揶揄は狸に伝わるか。
>>180声が通信機を介し聞こえるのは変な感覚だったが、問題無いの一言で片付けススムを探す。
「無事ですー」と声が響き>>186 ガサリと近くの木の上からススムが降りて来た。苦笑と手話の様な素振りに同じ状態だと確認し二人の意見に賛同する。]
追っても…行き先は巣…ボスや仲間がいる場所だろう。罠の恐れも有る。 気になるのはエフと桜庭ゴローの話していた「ボスは一人で拠点の番をして居る」と言う情報だ。>>109>>112
どう思う?俺はシーシャが側に居る事を知った上での情報として、あれをブラフと考える。 恐らく陽動、ボスは他の場所だろう。一人残されても「問題の無い人間」って、二人はどんな奴だと考える?
[自分の予測が当たるだろうか。意見を二人に確認したい。]
(198) 2015/03/09(Mon) 20時半頃
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悪魔のオレができるのはアンタに魔力を与える事だけだよ?
[続く言葉>>193を聞いて 頭のいい彼が本気で魔法を求めていることがおかしくて、くすくす笑いながらも自称魔術師に付きあって言の葉を続けた。]
(199) 2015/03/09(Mon) 20時半頃
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― 湖 ―
[びく、と明らかに身体が跳ねた。 それは船内で見せたような恐怖ではなく、これまで常に穏やかだった声が荒げられた事による>>145]
[表情が常通りとは気付けない――視界は肘から先しか収めず、その拳も、堅く握りしめられていたので>>154]
(200) 2015/03/09(Mon) 20時半頃
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[これが敗着手なら、との言葉に縮こまった。彼を一人にしたのはリーというより己だ]
……でも ゴロウが逃げるだけ、なら
[多分大丈夫、という呟きに重なるように、低い位置から一度聞いた炸裂音]
……閃光弾と発煙筒、だっけ 光と音が出るやつと、煙が出る奴
攻めと逃げにひとつづつ。
(201) 2015/03/09(Mon) 20時半頃
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ー 遠い昔の記憶 ー
「おい、こっちに近づくな!」 「そうだそうだ、お前が来たら不幸になるだろ!」
同じスラムに暮らす少年達が僕を見てそう言う。 石を投げつけられて傷だらけになりながら自分の無力さにただ泣くしかできなかった。
ーーカミサマ、あなたはどうして僕を見放したんですか?
(202) 2015/03/09(Mon) 20時半頃
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[そう説明して暫く後、示された掌は光を放つほどに湿っていた。 ……くすりと笑みを零しながらであっても、それはフランクが仲間の先行きを案じた深さであったから]
……ありがと ごめん
[ハンカチの手持ち――は残念ながらないので、兎のぬいぐるみを引っ張り出して耳をハンカチ代わりにごしごしと。 死とは別の恐怖を優先したことが、何だか申し訳なく思えた]**
(203) 2015/03/09(Mon) 20時半頃
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…ススム、シャベル持ってどう木登りしたんだよ。 てかあんた案外しぶとそうだな。
[>>186降りて来た木を見上げ、間延びする飄々とした雰囲気にサドーと交互に見比べる。一番近くで炸裂音を浴びたからか、耳鳴りに重ねて薄い目眩が暫く続く。頭の奥が痺れたような感覚だったが。
(と言うか、この二人。似たユルさだな)
>>190獲物、と呼ばれて居るのはエフと自分の事だろうか。殺したいなら殺せば良い、という思いは双方に対して変わる事も読み解く事も未だ無い。*]
(204) 2015/03/09(Mon) 20時半頃
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はは、俺な…… 本当は魔法なんて使えないんだ。
[付き合ってくれる彼に>>199、 気がついたら正直なことを告白していた。]
ババ様が俺をちゃんとした 魔術師にする前に死んじまったから。 でも、ババ様は本物の魔術師だった筈なんだ。
俺はそれを証明したくて、 独学で魔術師になろうと決めた。 あらゆる魔道書と呼ばれる本を読み漁った。 でもどれも効果が無かった。
[自称魔術師はそこで無意識に煙草を 吸おうとローブのポケットを探るが、 煙草を吸ったのは船を下りる時に 船員に一本貰ったのが最後だったし、 ライターも持っていなかったなと思い出す。]
(205) 2015/03/09(Mon) 21時頃
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/* 夢野久作@ドグラマグラより。
(-200) 2015/03/09(Mon) 21時頃
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そんな時ある稀覯書の話を聞いた。 なんでもとびきり冒涜的な魔道書で、 人間の皮膚を使って装丁されてるのだとか。
それを手に入れるには大金が必要だった。 だから何でもした。 詐欺でも。誘拐でも。殺人でも。
[そこで一息ついてこめかみを慎重に触る。 もう血は止まったようだ。]
結局その魔道書を手に入れる前に 捕まっちまったけど。
(206) 2015/03/09(Mon) 21時頃
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/* フランクの秘話待ちニャー
どんなお話だろうにゃあ。どきそわぁ 叱られるの楽しみだにゃぁ
(-201) 2015/03/09(Mon) 21時頃
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/* >>205こういうなんと言うか
抜けた感じのところがたまんないなw、エフ面白い…
(-202) 2015/03/09(Mon) 21時頃
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/* >>206 ん?冒涜的………?
ん、あれ。
(-203) 2015/03/09(Mon) 21時頃
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なあ、もし勝ってこの島を出て、 外の世界に出たらさ。 どんな手段を使ってもいいから 魔法の存在を証明してくれよ。 どれだけ時間が掛かってもいいから……
それが俺の血をやる条件。 契約の条件だ。
[条件は提示された。 まるで愛を囁くように。]
だってお前の白は幻想的だ。 お前なら本当に魔法だって使えるかも……
(207) 2015/03/09(Mon) 21時頃
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──とある旅人の手記──
4 気がついたらアイとエフの小屋にいた。 どうやら倒れたところを、薬草などの知識がある魔法使いのところに運び込もうと町の誰かが考えたようだ。
ババ様によると俺はもう少しで命を落とすところだったのだとか。それを治すために貴重な薬を使ったと言っていた。
感謝してもしきれない。俺は大事にしていた短剣を差し出した。彼らが銀以外の金属を嫌っていることは知っていたが、柄には宝石も嵌まっているし換金すればそれなりになるだろう。
エフは台所でシトロンのケーキを作っていた。 明日はアイの誕生日だから彼女の好物を作っているのだそうだ。 是非とももう一晩泊まってアイの誕生日を一緒に祝ってくれと言われたので、そうすることにした。
(208) 2015/03/09(Mon) 21時頃
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/* ネクロノミコンですか……
(-204) 2015/03/09(Mon) 21時頃
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