128 終世に降る雨/ツイノセニフルアメ
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[礼節に則った挨拶は、彼の躾の行き届いた誠意に返すもの。 大陸を隔て、時を隔てたとして、真摯は所作に出る。 同じくして、気丈な姫巫女も名乗りを挙げると、 緩く微笑んで、その様に満足げな溜息を一つ。>>269]
自信と言うには障害が多すぎますが、 ―――ふむ、命を秤に賭けての交渉ですか。 [思案めいて呟きを零すと、数瞬の間。 彼と通じるは意思同じくか。>>270]
その言葉を成すは私では御座いません。 生きたいと願わぬのなら、生かすことなど神にも出来ますまい。
―――…私の刃を彼の人に向けるべからず、 と言うお話ならばお受けも出来ますが。
(278) 2014/07/15(Tue) 00時頃
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─ 少し前 ─
[>>261願いを捨てさせてくれるなと告げるトレイルには、静かな困惑を向けてしまう。彼と妹には、もう嘘はつきたくないと思ったからだ]
今は1人でもなんとか、か。
[着替えに対するぽつぽつとした答えに苦笑してしまうのは、なんとなく危うさを感じたから。 だから男は進んで、彼の着替えを手伝うことにした>>273。
その時見た彼の白い肌に刻まれた古傷に気づいたが、触れないほうがいいと判断して何も言わずに。 ただ、ひとつだけ告げる]
今は、何があっても護れる位置にいるつもりだ。
──今だけは。
[告げて、ラフな衣服を纏う彼の背中をあやすように撫でた。*]
(279) 2014/07/15(Tue) 00時頃
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/* ジェフたん呼び噴いたw
(-187) 2014/07/15(Tue) 00時頃
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[リリンラは主の問いかけ>>*3に首を振った。] いいえ。いいえ、主様。 何も、ございません。
[人を見つめ続けたリリンラは、いつしか天上へ住む方々への疑念を抱き始めていた。 何故、二人で一人、一人で二人とはいえ一つの身体で観測する者をこの館へ配置するのか。 そして、何故終わりを見たがるのか。 何一つとして、リリンラは分からない。 知る必要もない。知って良い存在ではないのだから。]
私には弱き者は分かりませぬが、あの者が強そうに見えまする。 [そう言って一つの鏡を指差した。その指先には老紳士の姿が見える。] 他の者たちも鍛えているのは分かりますが、あの者が最も武術を会得し、熟練しているように見えまする。
(@4) 2014/07/15(Tue) 00時頃
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[揺らがぬ心が言葉にあらわれる。 ヴェスパタインの願いを聞き、考えるような表情。]
キミは私の腕であり翼だから。 切り捨てることなんてできるはず、ない。
[そんな想いを知るからこそ紡がれた言葉とも思うが それでも言わずにおれないのは、彼も知る甘さゆえ。]
(-188) 2014/07/15(Tue) 00時頃
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/* が、頑張れー。(;`・ω・)
(-189) 2014/07/15(Tue) 00時頃
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―――――貴方は、彼女に、 生きることを押し付けられますかな?
[そっと指先を乗せるは、左右に携えし双剣。>>272]
貴方の死は、彼女に絶望ではなく、希望を乗せられますかな。 割り砕いた希望の代償に、貴方の決意に、 ――――彼女を奮い立たせることが出来ますかな?
[言葉は呪いのように編まれて低く、彼の決意を量る。 彼の死を以って、問う声。
応と答えるのならば、彼女の一時の安寧と、 彼の死を引き換えに贖う算段。*]
(280) 2014/07/15(Tue) 00時頃
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[リリンラの会釈にそれはゆるく頷き、かの者の眼差しを追う。
ひととは違い、あまり表情から感情の読み取りが難しい蛙の身。 声も放たなければ、かの者がその身に哀しみを抱く事にも気づけないでいる>>@3]
(*4) 2014/07/15(Tue) 00時頃
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/* 間に合いませんなぁ。(絶望顔)
(-190) 2014/07/15(Tue) 00時頃
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/* 現時点で譲っちゃいそうな相手はパティさんかな。 但し、主人枠でなくなってしまったのであうあう。
(-191) 2014/07/15(Tue) 00時頃
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[ぱりん、とあっけないほどに、軽い音と共に割れる鏡。 あ、と思う間もなく、心臓を鷲掴みにされたような痛みが走る。 男はその場に膝を着き、喘いだ。 ぎゅうと抑えた胸に、外傷はない。 しかし、呼吸さえままならないほどの痛みが襲えば、妙に冷静な頭の片隅で、あぁこれがお嬢の感じた痛みか、と考える。
もう一度、これを味あわせずに済んで、良かった。
思わず口元に浮かんだ笑みは、とてもとても場にそぐわなかった事だろう。 こちらにかがみ、顔を覗き込むお嬢に、思わず手を伸ばし。 半ば縋り付くようにして、抱きしめる。]
(281) 2014/07/15(Tue) 00時頃
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…すま…ない。 あんた…を…守って、やれない…
[本当は、友に生きられぬことを謝るべきなのだろう。 しかし、男はお嬢と共に生きようとすることを放棄した。 謝ることも、許されないと思う。 お嬢の頬を両手で包み、額に額を押し当てて。]
大…丈夫。 子爵は、あんたをちゃんと…愛して…
[言いかけた言葉が止まる。 違う、そんなことが言いたいわけではない。 本当に言いたかった言葉は…]
(282) 2014/07/15(Tue) 00時頃
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あったーらしーいーあーさがっくる きぼーうのーあーさーだ
(-192) 2014/07/15(Tue) 00時頃
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何度も何度も、見捨てるような真似をして、すまなかった… 俺を、憎んでいいから…
(-193) 2014/07/15(Tue) 00時頃
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[最期にささやいた言葉、それすら本心では無かったけれど。
本当の、本心は、最期まで…
お嬢に伝えること、叶わなかった。
大切なことを置き去りにしたまま、男の時は終わる。]
(283) 2014/07/15(Tue) 00時頃
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