251 洋墨と躍れ、心の随に
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誘蛾灯は果たして『どちら』であったのか? このときばかりは、思考回路は働かない。 ただ己は操り人形の操者のつもりで、何事も 白亜の下に隠そうとする彼を見つめ返していたのだ。
「 白に色つけるには、矢張り、 描いてみるのが一番なのだろうな 」
白と黒ではまるで真反対、 デッドコード同士でありながら、在り方も 真逆なのだ・と、尾を揺らめかせ思ってから
(-156) 2018/10/13(Sat) 21時半頃
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「 銀 」 、は。
己に封じ込められた───否──?─ 己に書かれた────己そのものの──── ──────────色であった─────
だからそれを名として与えられたとき 布下の紅蓮が大きく見開かれたのだ。>>48
生を呪い、正を怨み、勢を無くし もう一度生まれるならば、>>0:208 この髪色も、瞳の色も、無ければ良いと
忌々しく思っていたものを この身に付けられたのだ────余計な、 ……「余計な一言」も加えて!
(239) 2018/10/13(Sat) 21時半頃
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あの伝記小説───私にとってはだが───が、 徹頭徹尾“ 私自身 ”の視点でのみ著されたならば。 『語り手』といえど、内訳は私……つまり ジョン・H・ワトスンでしかなかった筈だ。
しかしこの回顧録が必ずしもそうではないと、 一体どれほどの者が識っているのだろう?
例えば友人ホームズが珍しくも筆を執ったり、 どちらでもない、第四の壁を越えた先の“ 作者 ” ドイルが、駆けずり回る私達を鳥瞰していたり。
作品中に短編も多く含むからこそ、 私は“ 私 ”で、“ 友 ”で、“ 作者 ”である。 その比率に、大きな偏りがあるとはいえ。
(240) 2018/10/13(Sat) 21時半頃
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本来、読者と同じ目線で物事を見、 友人の驚くべき頭脳に感嘆する記録係の私が 少しばかり違う反応をするとしたら、それは。
一割にも満たない“ 私 ”以外の ─────
(241) 2018/10/13(Sat) 22時頃
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というのは、また別の話として。 真顔で問われ、私はハットの下の目を瞬いた。
「 実のところ、そうでもないが…… 私達が銃を持つのが大凡 ラストシーンだったからだろうか? 」
驚いていなかったかといえば、答えはNo。
見事と評したのは紛れもなく本心>>85だが、 銃を構えるというのは、私達の冒険において 佳境も佳境、犯人の巣へ乗り込む事でもある。
ダークランタンを持ち出しての隠密活動。 時には英国の法すら犯さねばならなかったし、 実際怪我すらしたとあっては、気も張るものだ。
(242) 2018/10/13(Sat) 22時頃
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全く同じ文であるのに、含む意味は違っている。 ハイパーテキストの先駆けと言われた発想の妙。 知れば多少なり、興味は抱くだろうが それもまた、現在は為されない仮定の話。
次は何が来るだろうか。 内容を推し量れない私にできるのは、 現時点では対症療法と同じく、迎撃位だろう。 先手必勝と、畳み掛けられる程の強者ではない。
数発の発砲>>86、そして彼女は走り出す。 反動もあるだろうが、さすがに肩は外れない。 私も、革靴を踏みしめ花咲く地を駆けるが 当然彼女の方が早く、鉛弾が一発、左脇下を抉る。
(243) 2018/10/13(Sat) 22時頃
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「 ──────、ああ本当に。 かつての冒険に戻った気分だ! 」
熱い鉄を押し付けられたような痛みも昔と同じ。 それでも倒れ込まない霊の身体は、今はありがたい。
垂れ流され、コートに染み込むセピアにも構わず 私も2発、胴を狙い走りざまに撃ち放つ。 彼女が隠れただろう木から付かず離れずの位置で、 私は再び、銃を構え直そうとしただろう。
(244) 2018/10/13(Sat) 22時頃
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「 けれど、どうにも分からない。 洋墨を狩ろうとしていると云うから、 双方、殺意ありきだと思っていたよ 」
叶うなら彼女はどうしたかったか、 それを私は、知る由もなかった>>1:123。
だから“ 獲物 ”のはずの私達を前に、 即座に戦い始めるでもない彼女が不可解だった。 同じ、筆を執られ紙面に描かれた存在であっても 私は彼女より幾分も、血腥い場所にいたのだろう。
これは当人に届かずとも構わない、ただの独言。
(245) 2018/10/13(Sat) 22時頃
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ぞわぞわとした感覚をうまく吐き出せずに 腹の底を掻き出したくなるのを堪えていた。 見開かれた瞳をゆるりと睫帳に隠してから ふ っ、と、何の色も温度もない息を漏らす。
「 ───────── そう 」
今度ばかりは空気に曝される舌も 主張激しい前足のしなりも無く。
(246) 2018/10/13(Sat) 22時頃
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彼女ばかりでなく、書記官も謎めいている。
“ How ”も“ Why ”も、知る必要がない>>44。 蹌踉めきながらも、黒衣は言ってのけた。
確かに捜査においても“ 動機 ”は、 往々にして明かされずに終わる要素ではある。 しかし、世界を変えようなどという難事、 一時の激情でなせる生半可な所業ではあるまい。
戦闘に自信ありげでもない様子の霊や、 世界との縁を求めるデッドコードを喚び出して。 野良霊たちの洋墨を集めて、それでも、きっと。 黒衣が本気なら、何かリスクは負っているはず。
(247) 2018/10/13(Sat) 22時頃
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ふと、秋風よりも肌を刺す風が和らぐ>>149。
石畳を叩く靴音を聞きとがめた私が、 僅かばかり視線をやった。 信仰の十字剣はいまだ、其処に在る。 哲学者の、右腕の挙動はかなりおかしいが。
ずいぶん消耗していると私には見えて、 長期戦は難しそうだ、と帽子の下の目を細めた。*
(248) 2018/10/13(Sat) 22時頃
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( ……仮にひとり、ここを退いても。 私はアンティ、貴方を謗ろうとは思わない )
もし、貴方の言葉が届いていたなら 私はきっと、そう答えていた>>1:65。
元より、勇敢な看護兵に逃がしてもらわなければ 私はホームズに会う事すら叶わなかっただろう。 だから私は、逃げの一手を恥とは考えないのだ。*
(-158) 2018/10/13(Sat) 22時頃
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/* 自分が嫌になりすぎて本当にごめんなさい、皆様のお気遣い心より感謝しています。 マイコプラズマなんて滅べ…予備軍とはいえ滅べ……
(-157) 2018/10/13(Sat) 22時頃
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「 それを綺麗と云うのなら… 君にとっての私は、さぞかし 色男に映ることだろうね───… 」
( …笑声の微塵も滲まない、 面白くなさそうな冗句を呟いた。 時計の音にかき消される程に小さな声色で )
(249) 2018/10/13(Sat) 22時頃
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「 …他の人と被るのは厭なので─── だから──W待雪Wと呼ぶことにする。
吾だけの特別である。 嬉しいか? 嬉しいはずだぞ。
くれぐれも口無しの花だけを 吾の目前に残してくれるなよ 」
任せられた呼名は強引に決めつけて >>49 彩りさえも押し付けた。特別と称して。
それから 雪解けを待つ間柄と成れたのであれば、 後に続けた言の葉の意味は───────── *
(250) 2018/10/13(Sat) 22時頃
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/* ジョンさん…凄く笑わせてもらいました… もう顔にしか見えないよそれww 本当皆さんありがたくて嬉しくて死ねる
(-159) 2018/10/13(Sat) 22時頃
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春を迎えて姿を暴く、その前に 貴公こそが雪となって消えてくれるなよ
W あくまで世に在れ W
──────── そんな意味だ。*
(-160) 2018/10/13(Sat) 22時頃
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/* デコ二人が仲良しで何よりの顔
(-161) 2018/10/13(Sat) 22時半頃
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同じ子どもでも、自分の “かく” になるぶぶんをもつ『少年』と、なにももたないまま、あらわれたその人では、やっぱり、うめられないものはあったでしょう。 そして、『少年』は頭がいいわけでも、すごいちからをもっているわけでもありませんでしたから、その空っぽをうめられはしませんでした。 …… つめこむことはできても、です。
「まほうつかいの人は、ジェフティにいくって。 それにね、そのまほうは、 きれいでやさしいものだったのだもの。」
『少年』はそう言いますが、その人にはいったいなにが、そんなにしんようするにいたるのか、分からないことでしょう。
(251) 2018/10/13(Sat) 22時半頃
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/* 私はホント、ロルを書くたびに何やってんだコイツ状態なので、キェルケゴールさんにとても土下座している
(-162) 2018/10/13(Sat) 22時半頃
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「はずかしがり、な人もいるんだもの。 きっとまほうつかいの人は、 多くの人の前が好きじゃないんだよ。」
『少年』がたにんごと、のように言ったと見えた>>231のなら。 …ほんとうに、きっと、自分のことになってはいなかったのです。 そう、この時、この今までは。 ココロ、がなくとも、人はきょうみをおぼえることがあるのだと>>232、その人は言います。
「それは、見たままのそれがきれいだから? そのりゆうを、だれも気にはしないの?」
…… ええ、その上辺だけのちしきと、かんじょうのないそのコトバでは、『少年』にひびくことは、ありませんでした。
(252) 2018/10/13(Sat) 22時半頃
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[哲学とは、フィロソフィーとは。 『愛智』というその名の通り、 正しさを追求する学問ではない。
──── 一部、反論も出そうではあるが。
ただ、如何なる眼でもって世界を覗くか。 そのレンズをひたすらに磨き続ける。 それが、男の著述の本質でもあった。
如何なるファンタジーも、超理論も、 現実に存在し得ないが故に、 記される事で息吹を得る。 それは、実存のない思想についても然り。
己らは紛れもなく、創作者である]
(253) 2018/10/13(Sat) 22時半頃
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[その黒水晶の映す絶望は>>214。 紙上で絶望と向き合い続けた己にとって、 いっその事、愛着すらを抱かせる。
灼けつくような深菫。 心の削れる幻聴が聞こえるような気がした]
( 嗚呼、私の絶望をまた、 誰か覗き込む者はあっただろうか ──…… )
[後世の人間は、男の日記すらも研究対象とした。 そこに男への共感があったかは、知れないが。 男の絶望は果たして、 どのように受け止められたであろうか]
(254) 2018/10/13(Sat) 22時半頃
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――夜が来る。
[空が暮れゆく、その中に。 それはぽつりと言葉を発した。 「彼」の「科白」と、前後して。 空を仰ぎ見る事もなく]
(255) 2018/10/13(Sat) 22時半頃
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人間は古より夜を恐れた。 夜の闇を恐れた、 恐れたそれは、 最も古くは獣を。 新しくは、隣人ならざる隣人を。
そして、文化の松明を得た「現代」までも、 消え去らず在るのは「悪霊」であり、
それらはつまり並べて、 「死」であるのだった。 人間にとり、分けても、未開なるか、 迷妄なるかの者においては、
夜は、その闇は、 死の象徴、あるいはそのものに相違なかった。
(256) 2018/10/13(Sat) 22時半頃
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[虚無の孕んだ可能性が“これ”であるなら。 生み落とされた現実が“これ”であるなら。
その虚無は今、花を綻ばせ、 実を結びつつあるのだろう。 無は無より脱却して現実を得つつある。
──── かつて、誰かが触れたであろうその闇に。 想起すべくなきものを覗き込む羽目に なったのは果たして偶然であったのだろうか]
(-163) 2018/10/13(Sat) 22時半頃
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[滲む黒水晶に僅か、紫菫を細めて>>215]
ふ、 …… とんだ不躾だったろうね。 “こんな事”になるとは思わなかったが、 私としては、そうだな、
私はきみが、嫌いではない。
[既知の病が如何にその色合いを増したとて。 それは、それ自体では まことの致命傷を与える事はできない>>218。
その事もよく、理解していた]
(257) 2018/10/13(Sat) 22時半頃
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[黒焔に身を焦がしながら、 氷雪に凍てる石畳を、駆ける。
舞い散る氷雪にノイズが混じった。 携えた十字剣の形こそは揺らぎもしないが、 その輪郭が、切っ先が、じわり、 と滲み揺らいだのは見て取れただろう]
──── 、小粋な事を。
だが、不本意でありながら。 私が『この道』一辺倒の人間ではなくてね。
(258) 2018/10/13(Sat) 22時半頃
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「分かってる。 人だって、生きものだって、かわってしまうんだ。 だから、きっとみんな、わすれてしまうんだ。」
そのコトバは、しずかというよりはかぼそくて、なきそうなかおのせいもあって、たえているように見えたでしょう。
「一つっきりなはずがないじゃあないか。 ここにいるきみは、どこにだっていけるのに!」
“そんざいしていない” ということは。 ありかたを好きにきめられるのだと、『少年』には思えました。
── まさしく、ないものねだりでした。
(259) 2018/10/13(Sat) 22時半頃
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[男はその焔に抗う術を持ち得ない。 いや、厳密に云うならば、 その書き換えを覆す術なら持っていた。
ただ、この場面においては。 単なる鼬ごっこになり得たというだけで。
ロゴスを、ミュトスに。 リアルを、イデアに。
本来ならば、その属性の書き換えは 致命的なものであったのだろう。
だが。 男は哲学者として名を馳せこそはしたが、 『宗教家』であり、また、『詩人』でもあったのだ]
(-164) 2018/10/13(Sat) 23時頃
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