166 悪魔の揺りかご
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[色々考えさせているとは露知らず、掛かる言葉の一つ一つにやはりにまにまと。 死んでから半世紀は生きた気がするが、ディさんの一割も生きていなかったりするのだろうか。それこそ、息子より細く小さい気さえするディさんの。]
言えてんじゃないですかね、打ち棄てたりされなきゃ。 面と向かって言われるんなら感謝もされてんですよ、きっと。 本気で嫌ってるんなら逃げるなり避けるなり…やり様あるよな気がしません?
[半ば盲信的に頷いて、続きへも至って真面目に。 何なら殺されたって生き返らせてもらえるなら、その事を喜べる気さえしていたり。]
それだけは、起きるとかなり大変そうな… や、ディさんなら大丈夫か。
[やっぱり信頼丸出しだ。]
(282) 2015/08/05(Wed) 00時頃
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その、ディさんの、に、なりたいです。 ください。与えて欲しいです、教えて欲しい、です。
[幾ら視界が揺れようが、頭が惚けようが、餌が目の前に有ろうが、その意志は自分の確固たるもの。だと思う。この際釣られていたって構わないとも思う。どうあれともかく、欲しい。
注ぎ込まれる力が、響く水音さえもが心地良く、舌を絡め返されると上擦った息が漏れる。 熱が高まって、暑い、というより、熱い。熱い。]
ディ、さん。まだ、足りないてす。 熱くて、熱くて目が回って、熱い。
[頬を撫でられながら、溶けかかった目でじぃ、と訴えた。]
(283) 2015/08/05(Wed) 00時頃
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不死の王って…あのコウモリが、うむ。 それとワンコ… え、彼らまさかあれからずっと門のとこで喧嘩してたん!? どんだけバトルフリークなんだ。
[多少の誤解も込みだけど。]
上級悪魔でなく、弟子候補にもそんな振る舞いをするヤツがいるとはなー くく、主が決まったなら、うちの屋敷に呼んでみようか。
ああ、報復は不要? うん、わかった。 お務め、ごくろーさん。
[手櫛で鬣を梳いてキメラを労う。]
(284) 2015/08/05(Wed) 00時頃
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そう、なんですか……?
[嘘をつかれていたのか。からかわれたのか。 真相はわかりません。 なんにしろ、モンド様がそう仰るのならば 海はあたたかくはないのでしょう。 なんにしろ、モンド様があたたかいことに変わりはありません]
見たことは、あると思う ……のですが
[おぼろげな記憶。自信はありません。 けれど触れたことがないのは、確かです。 涙を拭ってくれるような、その動きからも 微かに海の気配が流れてきます。 離れてから瞬きすれば、睫毛の先から零れた雫が ゆっくりと螺旋を描いて落ちるのが見えました]
(285) 2015/08/05(Wed) 00時頃
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僕ら、もうすぐにお暇するんだ。 えへへー、 匂いでわかった?
あ、うん… 妖精と二角獣は泣かせちゃったな。 妖精はサイズがタイニーすぎて狩猟本能が抑えられなかった…、二角獣は垣間見えた業が…《器》が深すぎて落っこちそうな気がしてビビッちゃったんだ。 どっちも綺麗な声をしてたから、歌ってくれたらまた印象違ったかな。
僕がこんなこという資格ないのかもしれないけど、彼らの喜びの歌をいつか聞いてみたいよ。
(286) 2015/08/05(Wed) 00時頃
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ああ、此方もまだまだ師匠としては新米の類だがよろしくな
[彼>>271と固い握手を交わす 師弟の形に万別あれど、この師弟にとってはこれが最も似合っていたことだろう]
機密事項と言う訳でも無いが…確かに野外で話すのもアレだな
[キルロイの気遣い>>260ふむと少し思案顔になれば、やがてついて来いと言う様に歩き出す 腕から流れ出た血はいつの間にか途絶え、そして傷口もふさがりきっていたか]
(287) 2015/08/05(Wed) 00時頃
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――…はい モンド様のこと、 もっと
もっと、知りたい
[深い、足裏のずっと下。 全ての奥底から押し寄せるような音。 これが海の、果ての音なのでしょう。
果てに位置するこのお方を、知り尽くすことはきっと出来ない。 出来ないで、いて欲しい。 "それまで"は、ずっと長く遠いほうがいいのだから]
(288) 2015/08/05(Wed) 00時頃
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あ、ジェフの支度が済んだみたい。
[やってくるシルエットにぶんぶか手を振る。]
…なんで腰さすってんのかな。 まだ一回しかしてないのにね?
(289) 2015/08/05(Wed) 00時頃
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[ジェフが傍らにくれば、並んで極夜城の主を遥拝する。]
噂に違わぬ縁結び、ありがとう。 いつの世も惹かれ合う魔物たちに栄えあれ。
(290) 2015/08/05(Wed) 00時頃
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―テラス― [愛馬と押し問答をすれば、中庭へ向かう前に 気配をたどり、テラスへと影を走らせた。 どうやら、お取込み中らしいのを見て声はかけず。 ただ影から出て、腰を折る]
…ありがとうございます。
[他の言葉が思いつかず、その一言を残して 城を後にするため、主の元へ**]
(291) 2015/08/05(Wed) 00時頃
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[蒼い光は円を描く。 曲線に添いて浮かび上がるのは転移の刻印。 古い紋様が座標を絞り、部屋に放射線状に広がる陣となる。]
――…ああ、月光には強いようだが、 慣れねぇうちは転移に酔うから気をつけな。
[ニッ、と悪戯気に笑えば、同時に紋様から立つ水柱。 部屋に渦巻く嵐は、到着の静けさと雲泥の差。 開け放しの窓は海水を飛沫かせ、力の移転。
後に残るのは水浸しの部屋と潮の香り。 大海ひとつに寄り添う新洋が城より失せること、 力在るものならば、気づくだろうか―――。*]
(292) 2015/08/05(Wed) 00時頃
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根が生えても、構いません
私が足を沿わせるのは地面じゃない ……海なのですから
[―――"俺のもの" 海があたたかいと感じてしまうのは、 私にともる熱が少しもひかないせいでしょうか。
誰かの気配にも、月の吐息にも、振り返ることはしませんでした。 深すぎる海から、どうにも私は、視線を逸らすことができないのです。 それは今だけでなく、これからも、ずっと――*]
(293) 2015/08/05(Wed) 00時頃
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ようし、 お菓子の材料、ゲットして帰ろ♪
[自分だけの騎士の腕にしなやかに身を寄せるのだった。*]
(294) 2015/08/05(Wed) 00時頃
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―主の元へ― [黒髪の小人に挨拶と一礼と 城の主への感謝を続け。]
…お待たせしました。
[腰を摩りながら、主の前に膝を付いただろう*]
(295) 2015/08/05(Wed) 00時頃
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