197 冥桜絵巻
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人
狼
墓
少
霊
全
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/* にやにやにやにやにやにや
(-303) kosake 2016/10/02(Sun) 00時頃
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[その人間の激情は赤子にとって気持ちの良い揺り籠となった。
だが、彼女は赤子に全てを託していたのだろう。
生まれてきた赤子に全身全霊の愛を注ぎ、赤子はその愛<痛み>で泣き叫んだ。]
(47) Enk 2016/10/02(Sun) 00時頃
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いらっしゃい、聖ちゃん。
………………おかえりなさい。
[心からの安堵に笑みを浮かべた、その一言だけだった。]
(48) yuo 2016/10/02(Sun) 00時頃
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[赤子は三日で言葉を操り、五日でその足で立ち、十日で今の姿になった。 その間何度脱皮を繰り返しただろうか。それでもその母親はそれに愛を注ぎ続けた。
彼女は赤子を産み落とした時、既に狂っていたのだ。
狂気的な愛。
その業火で赤子の体内<なか>は感覚をなくすほどの痛みで埋め尽くされた。 小刀で自分や赤子を刺せばすべてに安寧が訪れただろう。 だが女は赤子を愛し続けた。 結果、その化け物から溢れ出る呪い<毒>で死んでしまうことになっても。 女には赤子しかなかったのである。]
(49) Enk 2016/10/02(Sun) 00時頃
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――女が朽ち果て、私は体を蝕む痛みからやっと解放された。 でも、 呪いで満ち満ちているはずの体内がどこか虚しい。
(50) Enk 2016/10/02(Sun) 00時頃
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[門の開く音が聞こえる。]
嗚呼、私はそこに行かなければ。 この世に溢れる痛みから逃げ出さねば。
この身が燃えてしまう。 融けよう。 あの中で。
[人の呪いは募る。 募り、象る。
そして、象られた少女は目を覚ます。]
(51) Enk 2016/10/02(Sun) 00時頃
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……ただいま、露蝶。
[誰も居ない事が幸いしたのか。 彼女の身体を抱き寄せるようにして。]
ありがとうな。
あの言葉があったから、俺は――
(52) 葵 2016/10/02(Sun) 00時頃
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/* あと5分ほどか。
村建ての葵です。 皆さま、今回はありがとうございました。
また、どこかのRP村にて一緒に遊びましょう。 その時を楽しみに――
(-304) 葵 2016/10/02(Sun) 00時頃
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― 河原 ― [夕顔は目を覚ました。]
…再び、目を覚ますとは思わなかった。
[身体が弾けた瞬間を思い出す。 死、を知った。
そして愛、を知った。
今まであった人が恋しいと。 そう思うとまだ胸が痛む。
でも、前のように門の中で融けたいとは思わなかった。 やり残したことがたくさんできた。]
(53) Enk 2016/10/02(Sun) 00時頃
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── 時は流れ:三鎚屋 ──
[それから、暫くしての話。 妖と人間は、合同で見回りを行うこととし、 人も妖も、京を荒らす輩は取り締まる事となる。 《門》の出入りにも決まりごとが定められた。
絶えず溢れていた禍々しい瘴気も今では消え、 京の街に、再び青い空が戻って来た。]
[それ以来、京に戻る人間も増えたように思う。 閉まっていた店々は、少しずつ営業を再開し、 女将が買い物に歩き疲れる事も無くなった。
彼女の考えた打開策が功を奏した。……即ち。 人間の店に、店員として妖を斡旋したのだ。]
(54) 2G 2016/10/02(Sun) 00時頃
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………………。
[>>52大人しく抱き寄せられれば、残る左腕でその背を柔らかく叩いて。]
…………戻ってきてくれたんなら。 他に言葉は、要らないのよ?
[背をさするよう、言葉を掛けて。 肩口に、頭を預けた。]
(55) yuo 2016/10/02(Sun) 00時頃
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[妖の「隠れ蓑」であった三鎚屋はというと。 人間に追われた妖も、妖に追われた人間も、 等しく匿う、「駆け込み寺」へと形を変えた。
荒れていたあの頃よりは減ったものの、 今でも、人と妖の諍いは少なくない訳で。 そういった揉め事を収め、悪は懲らしめる。 それを警察に引き渡す、だいたいそんな仕事だ。
もちろん、女将は旅籠も廃業にする気はない。 最近では人間の客も増え、賑やかになった。 資金が集まったら、増築する計画もある。]
(56) 2G 2016/10/02(Sun) 00時頃
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[当然ながら、今の旅籠は大忙し。 少々古いが、風呂も料理も評判である。]
あーっ!こら、そいつはアタイんだよ! 胃薬ならそっちの箱に入ってるから!
[下働きから慌てて蛇含草の丸薬を引ったくる。 聞くに、料理を食べ過ぎて倒れたらしいが、 危うく常連を一人失う(物理)所だった。
ほっと胸を撫で降ろした所で。]
!! な、なんだい……?
[がしゃあん!!っと、表で大きな音。 玄関を出れば、逃げてきた狸と、追う退魔師。 どうやら問答無用で殺されかけているらしく。]
(57) 2G 2016/10/02(Sun) 00時頃
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/* によによ 夕顔もぎりぎりにお疲れ様。
皆もお疲れ様でした、ありがとう! 特に主水は鳥さんが懐きまくってて楽しかったよ。 それでは、いつまでも。
(-305) simotuki 2016/10/02(Sun) 00時頃
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/* ごふんどころか……いやまぁうん。 お疲れ様でした!
(-306) yuo 2016/10/02(Sun) 00時頃
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……なに、妖が邪魔だってェ? そりゃァ、聞き捨てならないねェ。
[狸を背後に隠すと、 女は退魔師の前に立ち塞がって。]
いいかい? 妖ってのはねェ、 たいがい人間の心が生み出すモンなのサ。
それを腕ずくで消しちまおうってのは、 ちょいと我が儘が過ぎるんじゃァないかい?
[強い怨みや自然への畏れ、慈しみや愛まで。 妖は、人の営みなしには生まれないものだ。 故に、人と妖は切っても切れぬ関係にある。]
(58) 2G 2016/10/02(Sun) 00時頃
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この子が悪い事をしたってんなら、 その訳をきちんと話して貰わないと。
…………訳も話さず、 この子を殺そうってんなら……
残りの言い分は、アタイの腹の中で 話してもらう事になるが……
そ れ で も 良 い の か い ?
[そう言って、蛇の目で退魔師を睨みつけ。 傘を構えて、ニタリと笑って見せた**]
(59) 2G 2016/10/02(Sun) 00時頃
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