241 The wonderful world -7days of KYRIE-
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[ジリヤはあっさり諦めようとしてるみたいだけど>>239]
(俺のバッジあげようか?)
[喉元まで出かかった声が、どうしても出ない。 苦しくて、息が出来なくて。どうしてそんな事を思うのかすらよく分からない。 だって今は命がかかってて、バッジを渡すなんて自殺行為だ。]
(244) 2018/05/18(Fri) 10時頃
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ジ、ジリヤ!!
……あ、ごめん。
あの、さ。バッジ、残念だったね。 あの……もし、もしね? 95点に届かなかったら、さ?
一緒に戦わない? 俺達も結構バッジ集めてるし。どうかな?
[立ち去りかけたジリヤに、そう言って持ちかけるのが精一杯で。 それは戦略として正しい事な気がしたけど、何故か胸が苦しくて笑顔が少し不自然だった。*]
(245) 2018/05/18(Fri) 10時頃
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―少し前:オシリスカメラにて―
[二つの碧は、暫し俊太郎を見つめます。 ややあって、ジリヤはにっこりと笑いました。]
お気持ちだけ、頂戴しておきますわ。
……自分でもお気付きかしら? 今の貴方、とっても苦しそうよ。
[その顔は、ゲームを 心待ちにしていた時>>242とは大違いです。
苦虫を噛み潰したような、 歯の奥に何かものが詰まったような。>>245
少なくとも、昨日 掃除を提案してくれた>>2:197時とは 異なった表情を浮かべているように ジリヤには思えます。]
(246) 2018/05/18(Fri) 10時半頃
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[素敵な申し出ですけれど、と付け足して、 少女は眉を下げました。]
俊太郎様にそんな顔をさせてしまう提案を わたくし、お受けしたくはありませんわ。
[信頼のおける相手でなければ 共闘すること能わず。 今の彼に命を預けることは わたくし、出来そうにありません。 ジリヤはそんなことを思います。
ごめんあそばせ、と頭を下げて、 少女は踵を返します。 振り返ることは、ありません。*]
(247) 2018/05/18(Fri) 10時半頃
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お針子 ジリヤは、メモを貼った。
2018/05/18(Fri) 10時半頃
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/* 地味に俊太郎様呼びに戻してある(伝わらない表現選手権)
ジリヤにとって様呼びは距離というか壁作った感じ
(-65) 2018/05/18(Fri) 10時半頃
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−プシュケーランド−
[ゲームセンターやカラオケなど、 様々な遊戯施設が揃った賑やかな場所。 プシュケーランドは若い人々で溢れかえり、 わいわいと活気付いている。
私も昔はカラオケなんかによく友達と 足を運んだものだ。……昔は。
ゲームセンターエリアには 件のクレーンゲームが大々的に設置されていた。 Wバッジ大量ゲットのチャンス!!Wの張り紙と共に ケースの中には『SMILE』と『わくわくハート』が 所狭しと積まれている。]
(248) 2018/05/18(Fri) 11時半頃
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[ジリヤの返答を聞いて、不意にニーナの言葉>>2:274を思い出した。 ああ、本当に。アンタの言う通りだね。ニーナ。]
そっか……
[苦しさはいや増して。 正直今は、肩で息をして脂汗を流していた。]
うん。ありがとう。
[それでも最後に浮かべた笑顔は、嘘じゃなくて。 心から、嬉しかったから浮かべたんだと、伝われば良い。弱々しかったかもしれないけど。
振り返る事無く歩み去るジリヤを見送ると、膝を着いて肩で息をした。苦しくて、苦しくて、立って居られなくて…… そんな自分を、誰も振り返り、顧みる事は無かった。*]
(249) 2018/05/18(Fri) 11時半頃
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私クレーンゲーム得意だった記憶は ないんだけどな……
[コインを入れて、ボタンに手をやる。 動き出したアームはウィーンと音を立てて バッジの山めがけて降下していく。
いくらかポロリとこぼれ落ちてしまったが、 アームは5個の『SMILE』と 5個の『わくわくハート』を 受け取り口へと運んでくれただろう。]
(250) 2018/05/18(Fri) 11時半頃
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/* これは……強すぎる!!
(-66) 2018/05/18(Fri) 11時半頃
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── キリエ駅 ──
[誰にも顧みられないと言うのは、ある意味気楽だなと思いながら、暫くしゃがみ込んで息を整えた後、キリエ駅に向かって歩く。
なんとなく…… 少しずつ、自分の”大切なもの”が掴みかけて来た気がするけれど。 でもそれを受け入れる事が、今の自分には出来そうもなくて、考える度に頭がガンガンして、脂汗が流れるから……
とりあえず今は、考える事をやめた。
今の俺は、一人じゃないから、と。 ワレンチナの命だって、背負ってるんだから、と。 無理矢理自分に言い聞かせて、歩く身体は重くて、太陽が妙にギラついて感じた。]
(251) 2018/05/18(Fri) 11時半頃
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[スクランブル交差点の雑踏に眩暈がしながら。 辿り着いたキリエ駅で、コインロッカーを見付ける。]
…………
[メール>>#0:2を確認するけど、死神のゲームは7日間らしい。 今が何日目か、考えるのもきつかったので、7日分のコインを入れて、ロッカーの中にナンマンドーWicthを大切にしまった。
……そう、自分の”大切な”ナンマンドーWicth。]
(252) 2018/05/18(Fri) 11時半頃
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……マジか。
[掴みどころが良かったのか、アームは 大量のバッジをバサッと落としてくれた。 驚きながらも出てきたバッジを手に取る。 これは運が良かったとしかいいようがない。
さて、そんなにたくさんのバッジを持っていると 近くにいた小さな子ども達が寄ってくる。
『お姉さん、僕にひとつちょうだい!』
『わたしにも!』『俺も!』]
(253) 2018/05/18(Fri) 11時半頃
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[寄ってきた子どもには、 笑顔でバッジを一つずつ渡してあげた。
______あの頃の自分もそうだったから。
結局、バッジは半分以上子ども達の手に渡り 残ったのは『SMILE』と『わくわくハート』 2個ずつだっただろう。*]
(254) 2018/05/18(Fri) 11時半頃
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[ナンマンドーWicthをロッカーにしまいこんで。 誰にも……自分にも、簡単には取り出せなく、人にあげられなくすると、少しだけ、頭痛と吐き気がおさまって気分が良くなる。
ほっと息をして、肺に空気を吸い込むと、改めて、バッジの点数を数えてみた。
ホーリーバッジが2個、クリムゾンとSMILE>>@14、ウシワカ2個、それとイケメンミサイル。
……67?正直合ってるか自信無いが、まだ足りないのは間違いない。 本気で共闘も視野に入れつつ、自分達でも最大限バッジを集めようと、立ち上がって、水族館へ向かって歩き出した。*]
(255) 2018/05/18(Fri) 12時頃
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/* ホーリーバッジ【5】×2 SMILE(傷だらけ)【9】×1 SMILE【9】×2 わくわくハート【10】×2 ウシワカ【12】×1
合計レベル【69】
(-67) 2018/05/18(Fri) 12時頃
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うっわあ、ホントに鎧龍王Xだ……!
[ 霊園奥の静かな森の一角、 ニーナは向かい合っていた獣が ただの黒色に変わり果てる>>#14と同時に、 ニーナは地面に落ちたバッジを拾った。
拾って、声を上げた。子どもみたく。
森の木々の間から差す僅かな光に そのバッジをかざして模様を確認したり、 模様をそうっと指先でなぞったり。
そんな動作をひとしきり経たのち、 はっと、自分以外の存在を思い出し、 ぎょっとした表情で、顔を上げた。
たぶん、ぎょっとするべきは 男の二人組のほうだった。]
(256) 2018/05/18(Fri) 12時頃
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………………後援、ありがとう
[ ニーナは微笑もうとしたけれど、 気まずくって視線は逸れてくようだ。
黒髪の男の申し出>>235はありがたいが、 本当にそれでいいのだろうか、と ニーナは思った。考えて、でも──、]
いいのか? こっちも命が掛かってるんで、 そう言われちゃ、遠慮しないけど
[ 手の中、入手したバッジを握りしめ、 ニーナはもう一度、男たちを見やった。]
(257) 2018/05/18(Fri) 12時頃
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[ 掌のタイマーにちらりと視線を落とす。 まだ、目指す数値には程遠く、 ニーナは悟った。ここで問答してる場合じゃない。]
……わかった、これはもらっておく 恩にきるよ、また後ほど、ショップで……かな?
[ 口調を元どおりにしたって、 猫を被りきれてるかなんて、わからないが。]
それじゃ、私はもう少し "戦えるように"してくるよ
[ ひらり、軽やかにその場を立ち去る。 なんせニーナの腹は空っぽだ。*]
(258) 2018/05/18(Fri) 12時頃
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── 若い頃の思い出 ──
[マブスラは、多分それなりにやったと思う。 霞みがかって思い出せないけど、多分自分は……
いや、やめよう。 バッジの点数が計算出来る程度には嗜んでる。
それより自分は中学時代。 バカな友人達と”ジェネシス”に夢中になった。 果てしないウォークライダンス。 繰り返されるコイントス。 噛まずに言う方が難しいんじゃね?っていう審判の点数コールも、多分今でも噛まずに言える。 毎日友人達と校庭の片隅で、ボールを巡って戦ってた。
アレは本当に楽しい遊び<<戦い>>だった。 中学生の俺は、真剣だったんだ。]
(259) 2018/05/18(Fri) 12時頃
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イエローマンっつったな……>>#3
はっ。”ジェネラル”黄老師気どりか?
[俺の中の中学生が疼きだす。]
(260) 2018/05/18(Fri) 12時頃
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ぜってー負けねー!!
ジェネシスで負けてたまるか!
[マブスラです。]
うっしゃー!やるぜ!!
[気合を入れ直すと、マリンパークへの道を駆け始めた。]
(261) 2018/05/18(Fri) 12時頃
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−回想・SMILEとの出会い−
[まだ幼い少女はクレーンゲームの前で 泣きべそをかいていた。
あの日、少女は一握りのお金を持ち 有頂天でプシュケーランドにやってきたに違いない。
何故なら今日はマブスラのバッジが手に入る 特別なクレーンゲームをプレイできる日。 お目当ての『SMILE』をゲットするのを夢に 少女は意気揚々とやってきたのだった。]
(262) 2018/05/18(Fri) 12時頃
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[けれども結果は惨敗。 お目当てのバッジを一つも取れず、 負けず嫌いでワガママだった少女は 人目もはばからず泣き出してしまった。
そんな時に声をかけてくれたのは 同じくらいか少し歳上の男の子。 『これやるよ』 と1つのSMILEを差し出し 泣きわめく少女にくれたのだった。]
ぐすっ、ありがとう。 これ大切にするね……
[少女の涙は嬉し涙にかわる。 少女はこの『SMILE』を エースバッジとして使い続けるのだった。]
(263) 2018/05/18(Fri) 12時頃
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[後で聞いた話、バッジをくれた彼はあまり バッジ集めにお金をかけられなかったという。>>115 もしかしたら、大声で泣く私を見て 自分の分をくれたのかもしれない。
その彼が今少女の姿で死神のゲームに 参加している>>17ことは知る由もなく。**]
(264) 2018/05/18(Fri) 12時頃
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──東エリアへ──
[ 急ぎ足で、ニーナは先を進む。
……制限時間は90分。 狂戦士とやらをとっ捕まえ、 対戦にこぎつけて試合を終えるまでに 30分間使ったとして、
1時間でバッジレベルを96以上に、 というのは、なかなか無茶である。 ……と、パートナーと手分けしてまで 駆け回っているニーナは考えて。
入手したバッジについて、 パートナーに念を送る。]
(265) 2018/05/18(Fri) 12時半頃
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──ジリヤ? 今、南から東に向かってる 実は、鎧龍王X……………いや、 すごく強いバッジを手に入れたんだ
ただ、時間がもうないから あとはもう手段は選ばず──、
[ テレパシーなんて慣れてないから、 声に出てしまっているのはご愛嬌。
……そう、マブスラが小学校で大流行してたころ、 改造バッジが流行ったのを思い出した。
それは商店街の子どもだけの特権で、 金物屋や家具職人の兄ちゃんが、 面白半分でバッジを改造してくれた。 ──ってだけの話だったんだけれど!]
(266) 2018/05/18(Fri) 12時半頃
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── 水族館 ──
[水族館に行けば、入口でバッジについて質問する。 どうやら受付で貰えるらしく、あっさりと「わくわくハート」をゲットした。]
どうすっかなー……
[77点か? 聞こえて来る噂>>#13に耳をすませて。]
カレーは無理すりゃ食えなくはねーけど、無理して飯を食うってーのはなんかちょっと違うしなー……。
[激辛カレーは一度食べて以降食べてない。 中辛だったら食べられると思うし、アボカドはぶっちゃけ好物だったが、いかんせんラーメンギガ盛完食後である。本当に無理をすれば食べられるだろうが、決して美味しく味わう事は出来ないだろう。少し迷って却下した。]
(267) 2018/05/18(Fri) 12時半頃
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[ それがある日、関係のない同級生が 改造バッジを持ってきたときの衝撃といったら!
ニーナは悟った。 バッジを改造する人間は、 どうやら他にもいるらしい。
そして、漏れ聞こえてきた噂>>#13。 これしかない、とニーナは思った。 正規ではない手段に頼るのは 騎士道に反するとも過ぎったが、 ニーナは別に騎士でもなかった。]
(268) 2018/05/18(Fri) 12時半頃
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──改造、しかないと思う
(-68) 2018/05/18(Fri) 12時半頃
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[ よし、今度はちゃんと声に出さず送れた。
必要以上に真面目な声音で言葉を飛ばし、 ニーナは奈落亭に向かって足を進め、
ひとりの女>>219が 奈落亭から立ち去っていくのに目を留めた。
……血みどろ幽霊さんだ。
それが参加者であると気づいた瞬間、 ニーナは思った。
仮にも主催者側が、バッジの改造という 反則的なルールを支持するだろうか……? 時間的にも、単純に集めるのは難しい。 つまり、他の参加者と協力しろということでは、]
(269) 2018/05/18(Fri) 12時半頃
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