25 仮面舞踏会
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― ダンスホール ―
[兄の友人と客室でしばらく時間を共にした後、女はダンスホールに戻ってきた。
女は、ダンスホールを悠然と歩む。 向かう先は、この舞踏会の主催者―――兄王子ヴェスパタインの元へと。
男に近づくにつれ、激しい嫌悪感と怒りで身体が僅かに震えるが其れを何とか堪え、耳まで届く口が不気味な弧を作っているマスクで顔を覆う彼の前に立つ。 そして女は、自ら膝を折り挨拶するようなことはせず、手の甲を上にして手を差し出した。
男はくつくつ、と笑った後にマスクを少しだけずらし、女の手の甲に口付けた。
女は男が手の甲に口づけた際に自身の顔も寄せ、男に何か囁きかける。]
(153) 2011/02/04(Fri) 13時頃
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この舞踏会で私のパートナーを指定したのは誰なのです?
(-151) 2011/02/04(Fri) 13時頃
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[其れを受けて、男は仮面と同じような口元をつくった後、何かを囁き返した様であった。
其の様なやり取りの後、女が男から顔を遠ざけたように見えた刹那、ダンスホールに「パァン」と、明らかにその空間に異質な音が響き渡った。
彼女は男の頬を思いきり叩いた左手で優雅に髪をかきあげると、そこでようやく膝を折り頭を垂れた。]
この度はこのような素晴らしい舞踏会に御招きいただきまして、光栄ですわ。
[鈴を鳴らすような、涼やかで透き通るような美しい声でそう男に挨拶を述べた後、くるりと後ろを振り返ると、男の前から立ち去ろうと歩み出した。
王国の第五皇女は、気の強さで有名であると知る者ならば、それほど驚かぬ光景だったかも知れない。
異母兄がこの光景を見れば、その仮面の下で口の端を歪めて笑うのだろう、と女は思った。]
(154) 2011/02/04(Fri) 13時半頃
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[彼女はダンスホールに入ってきた時と同じような足取りで、臆することなくヴェスパタインの元から離れてゆく。 途中、異母兄と黒蝶が会話する横を通り過ぎる際に、異母兄の背後で小さく呟いた。]
(155) 2011/02/04(Fri) 13時半頃
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[叔父様とお話を始めた直前のことになりましょうか。 どこからか向けられる視線は感じておりました。 ですから、私は少し回復をしたのを契機に、叔父様の大柄な身体の向こうを少し覗ったのです。]
あら、覚えて頂けていたのね? 頂けていたのだわ。
[その視線はローズマリー様のものでした。 相手様の胸中など知らず、私は微笑を送りました。 嗚呼、是非、あとでお話をと、そう思います。 叔父様が怪訝な顔でもされたのでしたら、見知った方がいたのだとお伝えしたことでしょう。 その間に過ぎるは、銀と紫の瞳を持つお姉様でした。]
(156) 2011/02/04(Fri) 13時半頃
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そういえば、貴方も美貌でもって誘うのはお得意そうに見えますけれど……
あぁ、これは褒め言葉ですよ?
(-152) 2011/02/04(Fri) 13時半頃
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[くすくす、と仮面の下で小さく笑うと、振り向くことなくその場を立ち去った。]
(157) 2011/02/04(Fri) 13時半頃
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貴女はなかなか忘れられるものではありませんよ。
[ヨーランダの言葉に柔らかい声を向けつつも仮面の嘴の先をローズマリーへと向けて暫く居たが、男はそっと背筋を伸ばすと、長椅子から離れた。離れる前、異国の装いに身を包む男にもう一度深くお辞儀をするのは、彼女を頼みます、という無言の願いを篭めて]
何かありましたら呼んでください。
[ヨーランダにも、添え置いた。]
[それからリズムを壊さぬ足取りでゆっくりと部屋の端を歩き、壁際、腕を組んで給仕の盆から取ったグラスを揺らして凭れる。薄いアルコォル。酒に弱いわけではないが、今は酔う心算が、無い。 嘴を着けた仮面はじっとホール中央へと向けたまま、その内側で碧眼が忙しなく動いていた]
(158) 2011/02/04(Fri) 13時半頃
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[お姉様が、くださる礼に立ち上がり礼を返すほどには、まだ私は回復しておりませんでしたから、頭を垂れるだけの礼でご容赦を願います。 その後、計ったようなタイミングで、ディーン様から白濁が印象的なお飲み物を受け取りました。]
無理はしないわ。約束致しましょう。 ディーン様も、私の御守ばかりではつまらないでしょう? 仮面舞踏会は無礼講と聴きます、どうぞお楽しみになって?
[教師然としたお言葉と髪を撫でる感触に、私は仮面の奥で眼を細めました。ディーン様の視線は、先程私が視線向けた先に向かったように思いますがどうだったでしょう?]
ローズマリー様もお美しい方ですもの。 ああ、けれど、パートナーの方はどういったご関係かしら?
[世間に疎い私はそのように呟いてから、ディーン様が距離を取ろうとする前に、片手をとり引き寄せて、内緒話を1つ2つ致しました。]
(159) 2011/02/04(Fri) 13時半頃
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[ディーン様が距離を取られるその前に、私は手を取ります。 そっと金の髪の間に見える耳朶に唇を寄せました。 先程頂いた言葉の応え、お伝えするために。]
私という存在が欲しいのでしたら 私はそれを止めることは、致しません。 いいえ、できないのだわ。
[思い出すのは、使用人たちの噂話。 ディンディア家は貧乏籤(私)を引かされたのだと。
貧乏籤でもいるというのならば。 繋ぎとめるを拒否することが、どうしてできましょう? いいえ、できません。 ただ、同じようにこの身に潜む 死 という存在も、どうにもできるものではないのでしょうけれど。
私はゆっくりと手を引いて、距離取るディーン様を笑みを持って見送りました。]
(-153) 2011/02/04(Fri) 14時頃
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[パートナーが飲み物を探しに行っている間、座っている「彼女」からは、人に馴れぬ野生動物のような緊迫した気配が放射されていた。 組まれた両手は手持ち無沙汰を示して、親指同士を擦り合わせるように動く。
ふとその真紅の仮面が上がり、少し離れた椅子に一人座る女性に向けられた。 そのままじっと観察したのは、呼び止める彼女の声に聞き覚えがあったからか。>>148 それとも足を止めた獅子の仮面の男に興味を覚えたからか。>>151 女はおそらくガティネ公爵夫人。男はエントランスでは見かけなかったため、おそらく最後に到着したのだろう。]
(160) 2011/02/04(Fri) 14時頃
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奏者 セシルは、メモを貼った。
2011/02/04(Fri) 14時頃
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今宵は何方が誰かも判らぬ仮面舞踏会。 私からは告げられませんから――お尋ねになるとよろしいでしょう。
[離れる直前のヨーランダの呟き>>159にはそっと声を置き土産。 彼女が金髪の隙間に流す言葉に 触れられた身が 僅かに僅かに動きを止めたけれど、仮面の下の男の表情が伝わる事は今は無く、また言葉も重ねることは、しなかった]
(-154) 2011/02/04(Fri) 14時半頃
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[嘴の先は正面を向いた侭、男の碧眼は炎の精たる女の上で止まっていた。眼孔の奥から、じっと真っ直ぐ視線を向けて眺めるのは今この場だからこそ咎められる事の無い不躾だと、肩を僅かに竦めてから背を壁から剥がす。歩みよろうと足を出すが、僅かにそれが流れぬのは 野生動物のそれに似た気配に威嚇のようなものを感じ取った気がしたから]
飲み物を御取りしましょうか?
[手を折ってお辞儀は優雅とはとても云えぬものだけれど、間違いは無い動き。鳥の仮面被る男はセシルの座る椅子を横手から、そっと低い声を掛けた。彼女が上げた仮面の下を覗き込むような事は、しない]
(161) 2011/02/04(Fri) 14時半頃
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/* コリーンがタイムワープしたwwwww
(-155) 2011/02/04(Fri) 14時半頃
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― 少し先のお話 ―
[それからどれほど時間が経ったことでしょう。 その間の内、どれ程叔父様とお話をしていましたか。 その内容は、また改めることとし、少し時間を進めましょう。
時刻は、一度立ち去ったお姉様がお戻りになるくらいは、過ぎていたようです。私の手には空になったグラスが握られておりました。随分ふわふわとするのは、飲みなれぬアルコォルを摂取したためでしょうか。それとも華やかな空気に酔ったためでしょうか。 どちらにせよその所為で、ローズマリー様とお言葉交わすは未だ叶わぬままでした。
あれから踊ることは無く見詰めていた空間。 そこに響いたのは乾いた音。 きっと、皆様の目は其方に奪われていたのだと思います。 ですから、私はこっそりと酔いに任せて思いついた悪戯を決行したのです。音を立てずにひっそりと、鳥の翼からもがれた羽毛のように、それとも幽鬼のようでしたでしょうか?ふわふわと、誰に告げることなく、1人ダンスホールを後に致しました。]
(162) 2011/02/04(Fri) 14時半頃
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コリーンは、異母兄の元を立ち去った後に、先程挨拶だけを済ませた友人や妹や従兄弟に声をかけに行っただろう**
2011/02/04(Fri) 14時半頃
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/* こちらへの話しかけがなければフィリップの回想でなんとかできたけども、さてどうしようかなwww オスカーと話し始めた時間がコリーン戻ってきてから、で大丈夫か?
(-156) 2011/02/04(Fri) 14時半頃
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奏者 セシルは、メモを貼った。
2011/02/04(Fri) 14時半頃
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― お庭へ ―
[私の足は自然と外に向かっておりました。 太陽の下は出れぬ身、夜は冷えが身体に障ると外に出るは叶わず。けれど、私は今、仮初の自由を得ておりました。
冷えた外気は、今は心地よく感じます。 光少ないお庭は、恐ろしさより幽玄さが勝って私には見えました。]
嗚呼、冬薔薇が。
[外へと向かったのは、もしかすれば、淡い花の香に誘われたからかもしれません。庭の片隅に忘れ去られたように咲く薔薇を見つけました。月明かりでは色ははっきりと致しませんが、それはおそらく紅だと思われました。]
(163) 2011/02/04(Fri) 14時半頃
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………っ、ぁ。
[私はその薔薇を手折ろうと手を伸ばしました。 茎に触れれば、つきりと痛む指先に、小さく聲をあげます。 私は忘れておりました。薔薇には棘があるということを。 私の部屋に飾られるそれらは、侍女達が一つ一つ丁寧に棘を排除しているものですから。
月明かりに手を翳して見れば、白い手袋の先にシミが広がって行きます。思うより深く傷つけてしまったようでした。 私は暫くうっとりと、白が紅に染まる様を、そのまま見詰めるのでした*]
(164) 2011/02/04(Fri) 14時半頃
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[冷たい飲み物はどこに置いてあるかと使用人に尋ねれば 不意に声をかけられて>>149]
いえ、仮面舞踏会と言えど多少は構いますまい。 失礼ですが、どちら様でしょう? 何分お互いに仮面を被っておりますからお顔が分からず。
[使用人を手で待つように合図を出しながら 仮面をずらす相手の容貌に理解を示して頷きを返す]
ああ、スタッフォード卿のご子息でしたか。 貴方も『アレ』に呼ばれたクチですか?
お父様ではなくご子息を招聘するとは。
[先刻ヴェスパタインが居た方向を一瞥し彼をアレと表する]
なんにせよ、見知った方も居られたのは良かった。 王宮関係の人間ばかりで少々辟易しておりましたので。
(165) 2011/02/04(Fri) 15時頃
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[コルセットに締め上げられた内で、心臓がどくどくと早鐘を打つ。時折、舞い上がるドレスのレェスが掠れるほどに近付く他の参加者たち。其方へ意識をやる余裕もなかったが、バーナバスは幾らか心当たりの名があったのか、世間知らずの従妹を気遣うように教えてくれた]
王子様……。 だから、百獣の王の扮装を?
[それは、我こそ王たらんと、ヴェスパタインへの無言の挑戦に思えた。気の利いた趣向だと、相変わらず口元は笑みを保ったまま。 バーナバスの癖を理解するのに時間はかからず、不自然な揺らぎのない内は、安心して身を委ねた。アイリスを"踊らせる"巧みなリードは、まるで彼こそが操り人形の糸繰る主と錯覚させる。小刻みなステップで跳ねる、三重のレェスを左右に裂くように爪先を蹴り上げる。ターンを経る毎に、これ以上ないほど近く、近くへと二人の距離は縮まっていった。 やがて訪れる小休止。礼を欠かぬよう辞儀を一つ。彼の唇が甲に注がれることはあったか、そそくさと逃げ出すように、弔いの蝶は窓辺へとその身を移した]
(166) 2011/02/04(Fri) 15時半頃
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[仮面で目元を、扇で口元を隠しながら、壁の花となった侯爵夫人は、なるべく蝋燭や暖炉の火は見ぬようにして、他者の動向をそれとなく眺めている。 中でも、空気をぴりりと震わせるほどの、ヴェスパタインを打つ平手の音には、思わず肩を竦めた]
このような公の目があるところで、 面と向かって王子を愚弄なさるなんて。
……勇ましいお方ですこと。
[或いは、命知らず。ヴェスパタイン憎しの心はアイリスの内にとてあるが、表に出すのは貴婦人にあるまじき醜態だ。 せせら嗤うは、感情を御しきれなかった、麗しい声の皇女に向けて]
それとも、仮面を着けただけで、あのような野蛮も赦されるのでしょうか。
[即刻、首を刎ねられても文句は言えまい]
(167) 2011/02/04(Fri) 15時半頃
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受付 アイリスは、メモを貼った。
2011/02/04(Fri) 15時半頃
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ああ、申し訳ない。 つい私の都合ばかりお話してしまいました。
ところで貴殿はお一人なのですか? この催し物は皆パートナーが居るようですが。
[と尋ねればフィリップからパートナーの話を聞けるだろうか]
(168) 2011/02/04(Fri) 15時半頃
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―ダンスホール・壁際― [近付く気配を感じてさっと振り向いた。>>161 炎の仮面に半ば覆われた顔の、表情は分からぬだろうが、薔薇色の唇が更に強く引き結ばれたのは相手にも見えたかも知れない。
声を掛けてきたのは、ヨーランダ姫の付き添いであった男だ。 その突き出した猛禽ごとき嘴の先にある筈の瞳をじっと見据える。]
……今、友人が取りに行っているので。
[低い声に応じて答(いら)えを返す。 緊張の所為かその声は、普段より幾分か高く聞こえた。]
(169) 2011/02/04(Fri) 16時頃
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奏者 セシルは、メモを貼った。
2011/02/04(Fri) 16時頃
奏者 セシルは、メモを貼った。
2011/02/04(Fri) 16時半頃
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[ヴェスパタインは彼女に叩かれても、馬鹿にするように鼻をならし、仮面の奥から見下すような目で彼女を見るに留まった。 彼女は見目だけで召上げられた妾の娘。 ヴェスパタインを叩いても、彼は惨めで虫けらのような存在が自分に牙を向くという無様な様を見て楽しむだけなのはわかっていた。 だからあえて叩いてやった。 その惨めで無様な様を見る為に、今日彼女はこの舞踏会に招待されたのだ。
彼女には失うモノなどもう何もない。 王宮中が、彼女を憐れみ、蔑んだ目で見ている。
今更見栄を張ったところで何になろうか。
しかし、あの男を堂々と叩く事ができるのは自分くらいのものだろうと思うと可笑しくなり、仮面の下で小さく笑った。]
(-157) 2011/02/04(Fri) 17時頃
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[ヴェスパタインは彼女に叩かれても、馬鹿にするように鼻をならし、仮面の奥から見下すような目で彼女を見るに留まった。 彼女は見目だけで召上げられた妾の娘。 ヴェスパタインを叩いても、彼は惨めで虫けらのような存在が自分に牙を向くという無様な様を見て楽しむだけなのはわかっていた。 だからあえて叩いてやった。 その惨めで無様な様を見る為に、今日彼女はこの舞踏会に招待されたのだ。
彼女には失うモノなどもう何もない。 王宮中が、彼女を憐れみ、蔑んだ目で見ている。
今更見栄を張ったところで何になろうか。
しかし、あの男を堂々と叩く事ができるのは自分くらいのものだろうと思うと可笑しくなり、仮面の下で小さく笑った。]
(170) 2011/02/04(Fri) 17時頃
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踊れ踊れ、余のために。そうだ、もっと。
[思い思いの衣装を仮面を纏い、音楽に合わせさざめく色彩の波。
家来に用意させた繻子張りの椅子に、長い足を持て余し気味に組んで腰掛ける。
それはさながら、玉座に君臨する王の如く。
仮面越しに見下ろすホールには、渦巻く憎悪が目視できそうなほど。
彼等が心中に何を秘めながら、こうして踊る駒と成り果てるか。
幾度も向けられる刺すような視線が、この上なく心地良い。
それだけで、王子はこの余興の歪さに満悦を覚える。]
(#2) 2011/02/04(Fri) 17時頃
[奏者の腕が痺れようが、弦が切れようが、一晩中、演奏が途切れることはない。
――王子の許可なく中断する自由が、彼等にはない。
誰かが望みの曲調を伝えたなら、一流の演奏家たちは従順に応じるだろう。]
ああ、愉快だ。
この上なく、な。
[長い手指が、王子の端整な頤を支えている。
ふとホールを真っ直ぐ此方へ突っ切ってくる異母妹の姿を見つけた。
仮面の下の表情は誰にも見えず、彼女と交わす囁きも当人以外には知り得ない。
頬を切る鋭い音が、周囲の注目を集めてしまったようだが。]
――ハ。さすがはあの阿婆擦の娘だな。
[毅然と去る背、仮面に免じて呼び止め咎めることはしなかった。
悪趣味で組ませた第四王子も、莫迦らしいと招待を断らなかった分は、
腑抜けの第一王子や呆気なく逝った第三王子より骨がある。
愉しませてくれそうだ。]
(#3) 2011/02/04(Fri) 17時頃
[第二王子ヴェスパタインはその横暴さでよく知られるが、
直接誰かを殺したことは一度もない。
ただ飽きた玩具を「要らぬ」と言っただけ。
その意向を汲んだ某かが裏で動き、まんまと王子が首謀であったかのように仕立て上げる。
宮廷は一枚岩ではない、そこは各々の利害が複雑に絡み合い、尾のない蜥蜴が跋扈する世界だ。
其処に君臨する、王たる資質は何か。
偶像であり、象徴である。権力を、威光を、輝かしいばかりに放ち、比例するように濃い闇を生む。
戦争に敗北したならば、全国民の鏖殺と引き換えに、馘を落とされる運命。
やり場のない不満の捌け口を、彼こそが悪だと、全ての災厄の元凶だと
一身に浴びるもまた、上に立つ者の役目だと受け入れている。]
真に掌の上で踊っているのは、誰なのだか。
(#4) 2011/02/04(Fri) 17時頃
ああ、しかし。あれは面白い。
[男も、女も、いずれは全て己が統治の下に所有物となる。
所望されれば拒否はなく、不要になれば廃棄するだけのこと。
王子にとって、周囲の全ては取替えの利く駒だった。
例えば――ワイアットの妻を奪おうとした自覚もなければ、
瓜二つの妹が、彼女と別人であることすら気付いているかも怪しい。
女の顔もいちいち覚えぬ王子が、今興味をそそられたのは、
歪められたもの――男の生を強いられた炎の女神の滑稽な艶姿だった。]
(#5) 2011/02/04(Fri) 17時頃
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[さっと振り向く様子はまるで俊敏な獣のようにも見え、幾分かつま先に力を入れるのは気取られるも仮面の下。嘴の上、暗い孔にシャンデリアの光が入り込めば見える碧は細くほそく眇められているのが見えるだろう]
おや、そうですか。 それは無粋を申しました。
[引き結ばれた薔薇色を見てか、返す声の高さにか 鳥が小首をかしげるように、男は僅かに傾いで]
あまりに眼を惹くお姿でしたので、思わず声を。
[視線はセシルへとじっとりと注がれる]
(171) 2011/02/04(Fri) 17時頃
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