97 wicked ROSE 【ハジマリの五線譜】
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[パイプオルガンを演奏する手が止まる。 果たして、ひとりぼっちの誰か?は 今の演奏だけで来てくれる、だろうか?
ただ、目の前で床に崩れた ……も放置はできなかった。] [確かに青年はその名前と印象に憶えがある。 か弱い白い小鳥ではあったが、 高く伸びる美しい声を持っていた。 物静かではあったが、人一倍熱心に 楽曲に取り組んでいた。 より、専門的な音楽教育をうけることが 彼の才能に適していると推薦書を書いた。
……保護者という男が頑なに 国立音楽院ではなく、 近場の音楽院への推挙しか 認めなかったのが心残りだった。]
[ーーーーー全てが過去形。彼の記憶は。]
(233) 2013/09/25(Wed) 20時半頃
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[よく晴れた初夏、彼は本当の鳥のように 窓から飛び立った。 何故そうしたのか?理由は青年にはわからない。
いや、それは嘘だ。 保護者という男にまつわる噂は知っていたし 近場の音楽院しか認めぬ理由も 青年は気づいていた。 気づいていながら、何も、できなかった。]
(234) 2013/09/25(Wed) 20時半頃
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[座っていた椅子から立ち上がり、 床に崩れ座る猫の……セシルの前で 片膝をついて、昔のように笑いかける。]
ーーー偶然ですね、セシル。 ええ、私は主の導きの元恙無く過ごしております。
[夢かどうか?それは青年にも自信がない。 現実と言い切るには摩訶不思議が多すぎて。 だから、曖昧に微笑んでから昔したように 数度頭を撫でる、フードの上からだったが。]
何にしても、今のままでは 風邪を引いて喉を痛めますよ? 歌の練習ができないのは、お嫌でしょう?
[着替え……思いつくのは自分の衣類。 セシル当人ならともかく、猫のは身長も近くて 多分青年の服でいけるだろうと思う。]
(235) 2013/09/25(Wed) 20時半頃
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[その頃だろうか?鈴の音が近くなる。 顔をあげれば、そこには東洋人の 明之姿があった。
そういえば賊の少年はどうしただろうか? 猫のがこの様子では、わからない まさかに、すでに逃げ切っているとは知らず。]
……明之、お一人ですか? 先ほどの少年は、今は……?
[と、声を掛けるが、 果たしてその場にいたイーシャや 途切れた誰かを呼ぶ声は どういったじょうきょうだったろうか? ]
(236) 2013/09/25(Wed) 20時半頃
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記者 イアンは、メモを貼った。
2013/09/25(Wed) 21時頃
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/* あまりにわからんちんなのでべねっとはやくきて (わからん仲間だとしんじる) (いっしょならほらこわくない)(いやこわい)
(-80) 2013/09/25(Wed) 21時頃
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[りん]
[りん]
……先の童でしたら、何処ぞへと行かれましたよ。 アスラン殿が追ったようなので、彼の方が詳しいかと存じまする。
[微笑みながら。 鈴の音を纏い、歩みを進める。 視線と言葉は神父へ。 けれど意識は其方に在らず]
(237) 2013/09/25(Wed) 21時頃
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――――……मित्सुकेता
[ 見 つ け た ]
[浮かべる笑みは慈愛の其れか。 あるいは狂気を纏いし物か。 果たして見る者に与える印象はどちらか]
このような場所に御座したのですね。 比翼の君。
[また今までと同じ言の葉で紡ぐ。 黒曜が捉えるは、今は翼無き...]
(238) 2013/09/25(Wed) 21時頃
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落胤 明之進は、メモを貼った。
2013/09/25(Wed) 21時頃
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──???──
[揺れて、揺られて、揺さぶられた。
眩暈がして、目眩がする。]
────ぁ う……
[いつもの音より激しい。 いや、]
なんとも、ない……
[言い聞かせは、嘘や本当など無縁のもの。 本質がなんであれ、そうであれと命ずることだから。]
(239) 2013/09/25(Wed) 21時頃
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ここ……どこ、だ……?
[見回したそこは、見覚えがあるけれど、身憶えのない場所だった。]
──── 1900年代初頭、倫敦 ────
[少年の記憶は、未だ此処をしらない。]
(240) 2013/09/25(Wed) 21時半頃
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[そも、神父というものをまだこの目で見たこともない。 歌声>>218が、本来ならば届く事自体が異質だということも知らず、降る降る、その言葉を《聴く》。]
ほんの、すこし、
[踏み出し方は知らない。けれど自然と体が動くこれを《勇気》というなら、神父はこの幼い"天使"の怯えを払うことに成功した。 アップライト・ピアノの手前、左右に振るメトロノーム。等間隔に刻むリズムに、鼓動が重なる。 ゆるりと、ステンドグラスに手を向け、]
(241) 2013/09/25(Wed) 21時半頃
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――1900年代初頭:倫敦聖教会――
ぅ、わぁ!!
[落ちる、と思った瞬間にはもう遅く。 階段を転げ落ちる派手な音。 痛みにその場を動けずにいれば、そのうちに青年になりきらぬ程度の年頃の、黒髪が蹲っているのを誰かが見つけるか。
歳の頃よりも、トーガにすらならないぼろの白布一枚羽織っただけで、他には何も身につけちゃいない身格好のほうを先に咎められるかもしれないが。]
(242) 2013/09/25(Wed) 21時半頃
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[明之言葉に、猫の……アスランを見る。 同時にセシルでもある姿を。
そして、一度頭をかいた。 ……ふと思う、セシルの心が 本当にここにあるのなら、 猫の心はどこへ行ってしまうのか? 深く、考え込んでしまいかけて、 顔を上げる……イーシュの仕草に 明之仕草を思い出したことを思い出す。]
(243) 2013/09/25(Wed) 21時半頃
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イーシュっ、よかったな! 同郷の、お前を知っている人がいるじゃないか!
明之は、イーシュを知っているんですね! 良かった……言葉がお互い通じず どうしたものか、悩んでいたんです。
[と、明之内心知るずべなく、 明之とイーシュを喜ばしげに見る。 ……二人の摩訶不思議な出現状況は この際そっと、思考のすみにおしやった。]
(244) 2013/09/25(Wed) 21時半頃
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/* あれだよ。実在の場所が舞台だと、すきかっては
いやしたらいいの?
(-81) 2013/09/25(Wed) 22時頃
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記者 イアンは、メモを貼った。
2013/09/25(Wed) 22時頃
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−どこともしれない−
[森は鬱蒼としていた。 獣は駆ける。駆ける。ただ駆ける。 河の流れにたどりついて、少しだけ舌先が水面をつつく。
獣は進む。 一歩二歩、前へと進む。 長い長い、大河であった。
やがて、河のあるところまで来ると 細い遠吠えとともに
姿は水面から消えた]
(245) 2013/09/25(Wed) 22時頃
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[ぴしゃり、と、霧の都の煉瓦の上に水が落ちた。 濡れたことで体毛はぺったりと身体に張り付いてる。 子牛ほどの大きさがある獣は煉瓦の上に 水を撒き散らすべく身震いしたあと くしゃみのあとに屋根へ寝そべって毛並みを干す。
1900年代初頭のある日、時を知らせる塔から突然にわか雨。 何事かと思えば謎の黒い獣が現れた。 暫くの間、それは怪異として新聞を賑わすことになる]
(246) 2013/09/25(Wed) 22時頃
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イアンは、そうして、階段の方角から知らぬ声と派手な物音を聞いた
2013/09/25(Wed) 22時頃
本屋 ベネットは、メモを貼った。
2013/09/25(Wed) 22時頃
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/* べねっと!!!!まってた!!!!!!
(-82) 2013/09/25(Wed) 22時頃
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/* イアンさんがモテすぎてるの把握してる
(-83) 2013/09/25(Wed) 22時頃
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/*どうしようかなー セレスとも拾いたいんだけど アスランの動き待った方がいいし、 明之とイーシュの反応もみたいし*/
(-84) 2013/09/25(Wed) 22時半頃
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記者 イアンは、メモを貼った。
2013/09/25(Wed) 22時半頃
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── 庭園 ──
[……としか、表現しづらい。 周囲の植物たちは、むせ返るほどの芳香を放っている。]
…… ここ、って。
[眉間に皺を寄せたまま、ふらつく足を進めた。 物音。声。 どこまでが本物かなど、わかりはしない。]
……
[怪訝な表情のまま、垂れ下がった蔦をかき分け、]
(247) 2013/09/25(Wed) 22時半頃
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女王の庭《クイーンズローズ》……?
[見えたのは、空。 まるで空中に浮いているかのようなこの空間は、2000年代では既に破壊され、存在しない。
その名前がすぐに浮かんだのはなぜか、今はまだ、わからぬまま。]
(248) 2013/09/25(Wed) 22時半頃
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────── …… ?
[遮るもののない庭園の端、下に広がる街並みを見下ろしもせず、 視線は、まっすぐ。
>>246時計塔にうずくまる、黒い塊のような何かを、見た。]
(249) 2013/09/25(Wed) 22時半頃
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吹牛方士 芙蓉は、メモを貼った。
2013/09/25(Wed) 22時半頃
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[鐘の音、人の声、機械の音。 そういったものに興味がないのか、煩いのか 黒い獣は先程までぴんと尖っていた耳を器用に両の前足で押さえる。 しばらくそのまま少ない日照で毛並みを干していたのだが 風の中に紛れ込んだものに気付いてのそりと起き上がった。 決して快晴とは言えない空の匂いを感じるように 鼻の先が揺れ、耳が揺れ、塔の屋根を湿度を持った尾が叩く]
(250) 2013/09/25(Wed) 22時半頃
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/* ところでですね、 今までGoogle先生にアラビア文字ほおりこんで 尋ねても回答なかったんだけど 翻訳のほうにほおりこんだら……
ローマ字をへんかんしたんですね…… 例文サイトか何かからとってきた わけじゃなかったのか!! どうりでひっかからないはずだ……
(うにさん、他国語使うとき 例文サイトから持ってくるので……) */
(-85) 2013/09/25(Wed) 22時半頃
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[獣は遠吠えをあげる。 鐘が聞こえる中ではっきりとそれは響く]
"───浄典へ至る者に、誉れあれ。災いと共に"
[獣の遠吠えの中に、混じる青年の声]
(251) 2013/09/25(Wed) 22時半頃
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……否。知りませぬ、よ? なれど……ええ、存じ上げておりますとも。
[矛盾の言の葉を紡ぎ。 くつりと、小さく笑う]
(252) 2013/09/25(Wed) 22時半頃
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/* なにをいっているかわからないひとばっかりだ……
い 一般人から悪化する すたーとは おそすぎるのかい……?
(-86) 2013/09/25(Wed) 22時半頃
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" 浄典へ至る者に、誉れ在れ。災いと共に。
浄典とは幸いである。尊く天より来る雨である。 浄典とは災いである。地の底より轟く鯨である。
浄典へ至る才を潜める者に誉れ在れ。 災いと共に在れ。
光に至るものであるならば、浄典は披かれよう。 闇にいたるものであるならば、降りしきるものは
やはり、災いである"
(253) 2013/09/25(Wed) 23時頃
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―1900年代初頭:倫敦・大聖堂の祭壇―
[涙は一筋、それを知られる事はなく。 パイプオルガンの曲は変わり、怯える音を誘い導き。 そこへ突如として現れる猫耳の男、彼の事をまだ知らぬ男は彼が中に二つのものを内包している事を知らず。
そして。
同じ発音、同じ言語、鈴の音が響き渡る(>>238)]
याहारि ओमाएहा ......!!
[追って来たのか、と。 慈愛にも狂気にも見える表情、或いはそのどちらもか。 男が見せるのは喜びなどではなく、硬く、怯えた眸。
『比翼の君』と紡がれた瞬間、背に走る―――激痛。]
(254) 2013/09/25(Wed) 23時頃
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/* ……
(べねっとのことばをきいてくびかしげている)
(-87) 2013/09/25(Wed) 23時頃
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