251 洋墨と躍れ、心の随に
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[しかし、なんともシニカルな笑みに 彼はよそゆきの冷笑で返してやりながら、 覗く菫に向けて竦めた腕を振って見せた。
>>221とはいえ、 言い換えられた言葉ごと真正面から見つめるだけで しばらく黙っていたが。]
…。 ……。
喚醒ますべからざりき─── ああ、端的だと助かりますね。 長ったらしく遠回りな話は聞き飽きていますから。
(239) 2018/10/09(Tue) 02時半頃
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[そこまで言って差し出すかのように、 掌で『どうぞ』と、続き勧めてから、 次に口を開いたのは>>224指さきを追いかけるように 街並みに目を向けてからであった。 とはいえ、その目線は情景を見下ろすと言うよりは、 ただ投げ出された指から離れもしなかった。]
...ところでさっきの話ですが、 ひとつ、それはそうだと認めてもいい。 ぼくたちのようなものが、 何もないところから生まれるわけはないとして、ですよ。
[スタヴローギンは、目を伏せ、しばらく黙ってから、 再び開ける頃には少し苛だたしげにも、 (矢継ぎ早に、吐き捨てるようにも)そう言った。)]
(240) 2018/10/09(Tue) 02時半頃
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ですが、『理由あったとして』。 ぼくや、
(『...これは、よりにもよってかもしれませんがね』) [そう舌を巻く時、ほんの少し声色が下がっていた]
ぼく達のようなものが あなたの知らない新たに 喚ばれたところでなんなのでしょう...と そう思っていたのですがね。 なるほど。
そういうこと、と笑ってやりたくもなりますね。 ───『それが本当なら』。
(241) 2018/10/09(Tue) 03時頃
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それにしても 決闘遊びのようなことは卒業したつもりなんですが... つくづく、ぼくはそういうのに付きまとわれるらしい。 ああ、研究員なんて知りませんよ。 ...ガガーノフよりたちが悪い。
─────...退屈凌ぎにはいいかもしれませんけどね。 獲物になる予定はとくにありませんから、 念頭に入れて起きましょう。
[そこまで言い終えると 『もうたくさんだ』とでも言いたいのを堪えるかのように、 背の後ろで腕を組んで、前題に挿げ替えられた興味の 名残りを鬱屈そうに、髪糸ごと首を振った。]*
(242) 2018/10/09(Tue) 03時頃
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そう、どちらでも変わるまいよ。 媒介の違いで何が違う訳でもあるまい。
[ただ、根本的な存在は決定的に違えども。
竦められる肩>>238。 さて、その所作にも何をか含むものありや、 僅かに上がった口角もまた、 北国の氷雪めいた外面の冷笑を見やり>>239。 苦笑めいて、小さく喉を鳴らすばかり]
(243) 2018/10/09(Tue) 03時半頃
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/*
もう少しドストの比喩的言い回しをしたいが 力不足〜〜となるしあのミステリアスがでない がんばる
(-68) 2018/10/09(Tue) 03時半頃
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[振った指先を追い駆ける氷青を横目に>>240]
さてね。 実存に関する問答は脇に除けるとして。
[むしろ、今この霊としての存在において、 生前唱えた実存についての論理からは その前提すらもがかけ離れているが故に。 弁証の誘惑に駆られながらも、 其処には辛うじて待ったをかけた] 出逢ったばかりの私の言葉が信用に値するかどうか。 選ぶのはきみに任せよう。
[秀麗なそのかんばせが吐き出す声音。 強調される言葉には一層、 柔らかく眉を上げながらも、 くっ、と口許の笑みを深めても見せた]
(244) 2018/10/09(Tue) 03時半頃
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[だが、ややあって、 小さな溜息と共に唇を緩めれば。 彼の視線を払うかのように菫袖を下ろす]
まァ、俄かには判断もできまい。 私とて、まだその現実を目にしていないのだし。 そう、頭の片隅にでも入れて貰えるなら、 私の寝覚めも悪くはなるまい。
[さて、と空気を変えるように。 揺れる銀糸>>242を眺めながら、 軽く踵で地面を叩いた]
憂鬱な話題はこのくらいにして、だ。 そういえば、自己紹介をしていなかったね。
(245) 2018/10/09(Tue) 03時半頃
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私は、キェルケゴール。 セーレン・オービュエ・キェルケゴールだ。 著述家であるつもりだが。 人は哲学者と私を分するのだろう。
[秋風に小さな独白を攫わせて]
…… 所詮、私は己の実存、 それにつき纏う不安と闘ったに過ぎぬのだが。
ね。
(246) 2018/10/09(Tue) 03時半頃
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[そんな事はどうでも良い。 打ち消すように此度、ゆるく振られたのは金糸の方]
さて。 きみの名を問うても許されるものかな。
[ゆるやかに、傾げた首をさらりと滑る横髪。 白皙の貴公子に向けて差し向けられた紫菫は、 再びにその好奇、或いは、興味の色を燻らせていた**]
(247) 2018/10/09(Tue) 03時半頃
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許婚 ニコラスは、メモを貼った。
2018/10/09(Tue) 03時半頃
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/*
何も信じないニヒリストみたいな根底を頭に入れてるが 村とは思えないやつ過ぎない?大丈夫? (いつものこと)
(-69) 2018/10/09(Tue) 04時頃
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/* 大分マイルドなキェルケゴールしてると思う。 もっと鋭角辛辣なイメージあるけど。 死後ですからね。
多分、余裕なくなれば攻撃的になるやつ。
(-70) 2018/10/09(Tue) 04時頃
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ええ、まったく... そのとおりですね。
[>>243 今しがた大差ないと口遊んだものをしかし、 恣意の砂糖を頬張るかのようにたっぷりと噛み下してから、 苦笑の喉鳴りが耳につきでもしたのか ただでさえ寒々しい色を冷ますかのように 笑みの位置を元に戻す。
実存問題については『そうして下さい』と息を吐きながら、 何か、考えこみでもするかのような色が過っていた。 それが明らかになるのはもう少しだけ先のことだ。]
(248) 2018/10/09(Tue) 05時半頃
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[しかし、哲学と文学は 非常に密接なものであるというのは たしかなものだ。>>217
現に、わたしがこの事件を記した物語を 読書たちの定義付けをするところによると、 『思想小説』と呼ばれるものらしかった。
無政府主義、無神論、 信仰、社会主義革命、ナロードニキ... さまざまな思惑の絡むの中にもうひとつ、 欠かせないものがニヒリズムであったのだろう。]
(249) 2018/10/09(Tue) 05時半頃
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[キリーロフはこう彼を評したものであった。 『彼』は自分が何も信じていないということさえ信じていない、と。 (考えようにもよれば、それはただの第三者の目に過ぎない。 それにキリーロフもどこか彼を熱っぽい目で見ていたものだ。 それが此度どう”解釈”されたかは未だ解き明かされそうもない。)
そして信用、のくだりにおいて スタヴローギンは何も語ろうともしなかった。 深められた笑みに薄笑すら取り戻して かわりにこんなことを言って、紫菫を伺っていただけである。]
(250) 2018/10/09(Tue) 06時頃
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「任せる」ですか。それはいい。 まるで本当はこのぼくがあなたを信用するかどうか、 選択肢ごとあなたが選べでもするような口ぶりだ。 ちょっとだけ、あなたのことが気に入りましたよ。
もっとも、その選択肢も...、随分と... 迷わないようにしてくれたんでしょうか。 易しいもののようですが!
[>>245 そのうち指と交互に視線を行き来していたうち 払われてしまえば両の手を参ったように上げて、 振って見せたものだ。]
(251) 2018/10/09(Tue) 06時頃
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[そのまま踵で 革靴を浮かせて、 重心に逆らうこともなく片側の足で 一歩後ろに退いた。背広の裾が揺れる。
それは奇遇にも、 >>245吹き流れる空気を変えようとでもする 一打ちと重なったところだっただろうか。 秋風に載せられた、長ったらしくはない独白を じろりと見つめていたものだったが───── その哲学の齎すものを聞いた時だけ ほんの少し白眉が揺れたのを、 彼は見たものだろうか。]
...。 密告しようとするスパイだとは疑わないんですね。 ええ、ぼくは構わない。キェルケゴール。
(252) 2018/10/09(Tue) 06時半頃
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...ぼく『個人』の名前でしたら、スタヴローギン。 ニコライ・フセヴォロドヴィチ・スタヴローギン...
[そう言い切られるまでには、>>247 なぜか揺らされた金糸を眺める間を挟んで、 たっぷり三秒ほどの含蓄があった。]
───────ですよ。
[だが、もっともそんなものなど 無かったかのようにこの『貴公子』は続けた。 そう続けられたものこそが、彼やわたしの書かれた 物語だと言うことが目の前の、 この菫色の紳士には分かっただろうか。]
(253) 2018/10/09(Tue) 06時半頃
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そして、 ぼく達のことを書いたらしいあの事件の話を... ひいては『ぼくたち』のことを、 人はこう呼ぶらしいですね。
....『Бесы(悪霊)』 と。
(254) 2018/10/09(Tue) 06時半頃
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[またもう少し押し黙ってから、 その好奇の色をやはり鬱屈げに目の色を揺らしたが それでもそれを耐えるように瞳を持ち上げた。 とは言っても彼らの背丈ではやはり、 スタヴローギンのほうが見下ろす形になった。]
...ところで、実存とそれに関する不安になら、 ぼくも悩まされていたこともありましたね。 もっともぼくの目に見えているもののことでしたし あなたのような方からすると、 『実存しないはずの本の話』かもしれませんが。
[そこまで言ってしまうとくるりと踵を返して、 今度はまた彼の方が「そんなことはどうでもいいですが」と 背で語らんばかりにその白い指に目を留めることもなく またもや街並みを見下ろしていた。]**
(255) 2018/10/09(Tue) 07時頃
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見たことのないもの。 聞いたことのないもの。 触ったことのないもの。 この街には、 “はじめまして” がたくさんでした。
『少年』は、やっぱりどうしても、どこまでも『少年』であって、決して『 』にはなれっこありません。
けれど、今なら、今だからこそ、『少年』は、分かる気がしたものでした。 知らないことは怖いことなんかではなくって、本当に怖いものが何なのか、『少年』は知っていましたから。 今を生きる人たち……、とりわけ、 “×××” は、しばしばこのことを忘れてしまうようでしたので、その人と会えたことだけでも『少年』は嬉しかったのです。
(256) 2018/10/09(Tue) 11時頃
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『少年』はほんとうに気づかれないものだと思っていました。 ですから、その人のコトバがどういう意味で言われたものなのかは分かりませんでした。 それでも、いたずらをした子どものように笑う>>227その人の笑顔につられて、『少年』もふわりと笑ったのです。
…だって、ひとりぽっちは、寂しいものですから。
それから、知らないものをたくさんたくさん見ていた『少年』は、また増えた、 “はじめまして” であるおじぎをしたのでした。 その子どもらしさとは、あまりにもふんいきのちがう服は、どう見えていたのでしょう>>228。 きっと、コトバの生き物だから、ということをその人は理由にしない気がしました。
それに、ものごとの “どうり” なんてものは分かりませんが、その人は『少年』にひどいことをしないだろうと思われました。
(257) 2018/10/09(Tue) 11時頃
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けれど、子どものきょうみというものは、なにかべつのものがあるとすぐにかわってしまうものです。 その人が、びっくりしたようなようすになっていたのだとしても>>229、です。
「わあ、すごい! でも、ないしょなら、だれにも言わないよ。」
ないしょのおやくそく、と立てたれた指ひとつ>>231にならうように、『少年』も自分の口の前に指を立てて、大きくうなずきました。 だって、みんなにはないしょ、なのですから、このことを知っているのは、きっとその人と『少年』だけなのです。 そのことだけで、『少年』はとてもとくべつな思いをいだきました。
(258) 2018/10/09(Tue) 11時半頃
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おやくそくまでするくらいですから、『少年』は、やっぱりその人のことをもっと知りたかったのです。 けれど、声をかけようとして、『少年』はようやくその人の名前を知らないことに思いいたりました。 ちょっと、ほんのちょっとだけ、教えてもらえなかったらどうしよう、なんて思う心もありましたが、そうはならなかったようでした。
「う、つ、ぎ……? ウツギ、 ウツギ、だね、ありがとう!」
その人はやっぱり笑顔でしたし、自分のおかおをさしてそう言う>>232のですから、きっとそれが名前なのでしょう。 『少年』はわすれてしまわないように、小さな声で、いくどかその名前をつぶやいておりました。
(259) 2018/10/09(Tue) 11時半頃
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その人のお話しはとてもむずかしくて、『少年』はしんけんに聞いていましたが、あまりよく分かりませんでした。 けれど、ちょっぴりこわいお話しのようでもありました。
「ひどいこと、しちゃうひとがいるの? でも、ウツギはそのひとをやっつけるなら、その、 ……ううん、と、 いたくは、ないの?」
デッドコード、と言われても、『少年』はまるで理解できませんでしたが、少しかなしい気もちになりました。 そうやって、ひどいことをするのはよくないですが、やっつけちゃうのはきっと、さびしいことです。
それに、だれかがきずつくことになるのも、かなしいことに思われたのです。
(260) 2018/10/09(Tue) 11時半頃
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「ジェフティ、は、どうして本をしらべているの? デッドコードってなあに? どうしてもやっつけなきゃいけないの? ウツギはそのひとたちを知っているの?」
きっと、 “ ” が聞いたらいいかおはしないようなしつもんのやまでしたし、きっと答えがかえされたらかえされたで、また増えるのは日を見るより明らかでした。 けれど、『少年』にとっては、知らないことだらけだったのです。
「でもね、ぼく、なにも分からないけれど、 ウツギにひどいことをするひとは嫌だな。」
『少年』にとっては、せかいなんて大きな話しは分かりませんが、目の前の友だちがきずつくのはとても嫌でした。 *
(261) 2018/10/09(Tue) 12時頃
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/* 王子様かわいい( ´ ▽ ` ) なぜか家には星の王子さまの日英版があるので 始まる前に読みたかったんだけど時間が……無念。
(-71) 2018/10/09(Tue) 12時頃
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彼なりに視界を持っているのだろう>>170。 その結果が私への羨望だと、彼は語る>>171。 虚飾もなく、誇張もなく、ただただ訥々と。
話してみて、少年に見る眼がないとは思えない。 ならばなにかしらの原因があるのだろう。 自己と世界の間に隔絶を覚える理由が、何か。
「 私は得られると思う。やり方次第でね。
本とはそもそも人間の著すもの。 であれば、おのずと滲み出るものだろう。 紙上の空気から、紡いだ者から。 その枠の外に関しても……おそらくは 」
最後に関しては確信を持てる事柄ではないから、 表現が曖昧になってしまうのはご容赦願おう。 友人は『おそらく』という言葉を好かないが。
(262) 2018/10/09(Tue) 13時頃
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……………………
私の言葉はもしかすると>>174>>175、 喚び醒ますべかざりき¢カ在>>223が 新雪を踏みしだく切っ掛けだったかもしれない。
私がそれを知るとしても、後の話だろうが…… 固められてしまえば、柔い雪花には戻らない。 それが少年にとって幸せか、不幸せかはともかく。
(263) 2018/10/09(Tue) 13時頃
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「 そうか、名前もないんだな。 しかし区別する言葉がないと難儀する。
ではそうだな、雪のような君。 ここで会った縁(えにし)に尋ねよう。 何か呼ばれたい名はあるか? 」
棲まいなき事の心許なさを、解さない訳ではない。 友のいない日々の味気なさを、よく知っている。 何より名がなければ、個の区別が叶わない。
そこで、私はそう尋ねてみる事にしたのだ。 羨望と痛みと、それから無を内包する少年に。
(264) 2018/10/09(Tue) 13時頃
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