212 冷たい校舎村(突)
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/* こういう悩みを書くには中の人の生々しさぱわーがたりない。 つらい
先生のトーク書いてるうちに、悩みがなんなのか自分でもわかんなくなってきそうである今
(-41) 2017/03/12(Sun) 22時半頃
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― 少し前 ―
[情けない顔でこちらを見上げる昴を見て>>116]
大丈夫だ。 ただの声、幻。 気にするな。
[少し強くそう言って。 肩をつかんだ手の力、一度少し強くして、離した*]
(251) 2017/03/12(Sun) 22時半頃
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― →廊下へ ―
[那由多の後を追っていけば、 そこには古辺がいて。 その制服は赤黒く濡れていた。>>117
こちらが何を言うよりも先に昴が駆けていくから>>129 じっと、離れたところから古辺の様子を見る。 けがをしているわけではなさそうだ。 それならその色は…]
……上?
[水野のいる場所。上。それとその血の色。 "平気だ"と、"俺は"と古辺がいう。>>162 つまり、平気ではない誰かがいるのか。 駆けていく那由多を追わずに、 去っていく古辺を見送って そして、そばにいるままの幼馴染を見やる*]
(252) 2017/03/12(Sun) 22時半頃
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― 2F階段近く ―
本物なんじゃねーの。 錆びくさい。
[古辺が残して行った鉄の匂いに顔をしかめる]
昴、お前その手洗って教室戻っておけよ。 俺が3階確かめて……
……入間か。
[いいかけたところにぺたぺたと濡れた足音>>200 やはりそこここに見える赤色に 小さく舌打ちが漏れるのも仕方がなかろう]
(253) 2017/03/12(Sun) 22時半頃
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[―――夏。 ふらっと帰ってきたあお姉は華奢な人になっていた。
いなくなる前から長身で細身だったんだけど。 手足はやせ細って肌は病的に白く、 虚空を向いてぽつんと立ち尽くしていたのを見た時には、 精巧な人形を見ているような気分にすらなった]
(254) 2017/03/12(Sun) 22時半頃
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[「血糊だとは思う」
そう、強がりながらも。 背中に投げかけられたあの言葉が、私の頭の中からは忘れられませんでした]
(255) 2017/03/12(Sun) 22時半頃
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―少し前:3F渡り廊下―
血糊かもしれないじゃん。
[だけど、断言出来なかったのは。 その言葉>>205を否定するだけの証拠も、なかったから。
そして、私も、本当は。 これが、血糊なんかじゃなくて、血であることくらい、分かっていたから。 だけど、じゃあ、誰だって言うんでしょう。
背中を突き刺すような声>>206は、私の心臓をそのまま、突き破って、 どくり、どくりと、膨らんだ血管の音が鼓膜を叩きます]
(256) 2017/03/12(Sun) 22時半頃
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[でもあお姉は人間だ。 手首を切れば血が流れる。
あお姉の手首にはそういう傷がいくつもある。
喧嘩するだいぶ前、どういう風の吹き回しだったか、 切ってるところを目の前で見る羽目になったことがある。
いつもはぼんやりしてるか憂鬱そうな表情をしている癖に、 うっすら笑いながら流れる血を見て「綺麗でしょ?」って呟いてた]
(257) 2017/03/12(Sun) 22時半頃
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[ ―――綺麗なわけがないじゃない。
だから、それ以上、 ]
(258) 2017/03/12(Sun) 22時半頃
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………ちがう。
[私は、何に対してそう言ったのでしょう。 振り返りませんでした。 だから、那由多がどんな顔>>207をしていたのかも、分からないまま]
ちがう…ちがうったら、ちがう。
コレがつばさちゃんだとしたらどうしてこんな、…ひどいことするの?
………私には、分かんないよ。
[瓦解していくものは何でしょう。 私が信じてきたものは一体。
逃げるように、階段を降りていきます。 だからその後の声>>213も、何も、私は知りません]*
(259) 2017/03/12(Sun) 22時半頃
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[どうにも変だ。 ここにいるのは壊れた人形のようなひとではなく、 クラスメイトのようなマネキンなのに、
那由多くんが、マネキンの胸に刺さったままの包丁に手を伸ばした瞬間、>>178 思ってしまった。それ以上汚さないで、と。
思いはしかし、言葉にならず。 ダメでしょ、と言ってくれたのははるちゃんだった。>>191 それが正常な反応だと思った。 ちょっと前の、傍のちよちゃんの咎めるような口調も。>>223
でも、これが果たして正解ではあったんだろうか。 結局、みんな思い思いに意見を口にして、 思い思いに別の場所へと立ち去っていく。 これじゃあ助け合いも何もない]
(260) 2017/03/12(Sun) 22時半頃
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/* わー橘来てくれたーと喜ぶのと同時に何の話題をどう振るべきかで割と思考停止
(-42) 2017/03/12(Sun) 22時半頃
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/* ところで自分の中で校舎村での寝袋探しといえば登山部部室みたいな印象があるんだけども今もそうなんだろうか。ここ2村くらい参加してなかったから…
(-43) 2017/03/12(Sun) 22時半頃
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― 回想:文化祭の空き間 ―
[随分と元気よく手を振って出迎えてくれる 三星に俺も笑って手をブンブン振り返した。>>94
手渡されたチョコバナナは チョコレートの上にカラフルな粒々が乗ってて、 一口食べれば程よい甘さが口の中に広がった]
いやいや、大丈夫だって! だって同じクラスメイトじゃん?
給仕の俺が言うんだから、 あとでキッチリ運んでやるよォ。
[遠慮するような物言いの三星に、 空いている左手で親指を立ててニヤリ]
(261) 2017/03/12(Sun) 22時半頃
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[三星は俺を「りーくん」と呼ぶ。 俺はその気安さが好きだった。 だけどなんで笑われてるかな?>>95
―――― この時の俺は知らなかった。
あの日、水野に右ストレートを喰らった瞬間を 写真に収められ、あまつさえ他の奴らに 天ケ瀬の手によって広められていることに……>>0:189]
(262) 2017/03/12(Sun) 22時半頃
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[しかしそんな事は知らない俺は、 自分の根城に戻って昴に三星の件について報告した。 キメ顔で、左手の親指を立てながら。
そしたら苦笑いしながら額をつつかれたので>>1:324 許せよォってケラケラ笑った。
最初から責められるなんて 微塵も思っちゃいなかったけどな!]*
(263) 2017/03/12(Sun) 22時半頃
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── 回想:2年 秋 ──
[ なあ って、名前を呼ばれて>>177、
俺は、心の中で数字を数えるのを中断して、 声のしたほうに、視線をうつす。
まさか、声をかけられる など思っていなくて、 集中していた作業を中断されたみたいに、 目を 瞠って、鬱陶しそうな前髪の奥を見た。
時計、何秒見つめてたっけ? ……まあ、いいや。]
……んだよ
[ って、小声で、答える。 まるで、講演に飽きた態度の悪いガキみたい。]
(264) 2017/03/12(Sun) 22時半頃
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[ 古辺は、笑っていた。
俺は、笑えないまんま、 担任に見つかったらウザいな とか、 そういうのを装うように、不機嫌そうな顔。
嫌だな と、思う。 ふたり の会話じゃ、曖昧に、 「あー」とか「うん」じゃ、ごまかせない。
興味本位 みたいな言葉は、 往々にして、刺さる というより、 緩やかに首を締める真綿のようだな。
まるで他人事 の話題のくせに、 俺は、冗談めかして、あしらえない。あしらいたく ない。
それに、]
(265) 2017/03/12(Sun) 22時半頃
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[入間の説明>>241で、ようやく先ほどの古辺の話が理解できた]
そういうことか。 古辺の話じゃよくわかんなかったが。
[つまり、この世界で、水野が死んだってことだろ。 さすがに隣の幼馴染に聞かせるわけにいかない そういう結論は飲み込んで]
片づけるなら手伝うか。
……昴はやめとけよ。 お前はそういうの見ない方がいい。
[入間に申し出つつ、 昴のことは止めていた*]
(266) 2017/03/12(Sun) 22時半頃
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[ 前髪の下、薄っすらと覗く眸は、笑っていなかった から。]
(267) 2017/03/12(Sun) 22時半頃
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[ 俺は、数秒。視線を彷徨わせたあと、
マイクを通した講師の声にかきこされそうな、 小さな声で、押し殺したような 声で、問う。]
……それ聞いて、おまえ、どーすんの?
[ そういう会話って、愉快ですか。そうは見えませんが。
影になって、よく見えないその眸は、 一体、何の感情を浮かべているというのだろう。
質問に質問で返すやつって、ウザいよな。 と、思いながら、淡々と言う。]
(268) 2017/03/12(Sun) 22時半頃
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知ったところで、当事者以外には、 無価値な、ただの数字でしか、ないんじゃねーかな *
(269) 2017/03/12(Sun) 22時半頃
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―2F階段近く廊下>>240―
[入間に対して、気まずさがないわけではない。 自分が悪い、と思っている、けれど。 あまり立ち回りが器用な方でもないので――理一みたいに、上手く笑顔で和ませることもできない。]
……、そんなかお、してた?
[眉を下げて、笑った。 きっと情けない笑みだ。 >>251――気にするな、と堆にも、謂われたのに。]
……――、マネキン……
古辺が、謂ってた、けど ……血糊血、そう……、
[掌についた血を隠すように握り締めて、ポケットに入れた。 >>253本物なんじゃねえの、と幼馴染が言っていたことは飲み込んで。嗚呼、だって、確かに、鉄くさい。]
(270) 2017/03/12(Sun) 22時半頃
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しないって。 そういう趣味無いし、―― ただ、 "いいのかな"って 聞きたかっただけ。
[ それだけだって。 疑問符を浮かべる天ヶ瀬には、そう答え>>227。 血を垂らしながら 保健室の手前で、 中へと入って探す彼女を見送った。
とはいえ、 扉は開きっぱなしだったから。 動いている背は見えているわけで。 ]
(271) 2017/03/12(Sun) 22時半頃
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―― 天ヶ瀬って よく 人の目 見るよな。 ……隠し事してたら みつかりそ。
[ 袋を受け取るとき。 お礼のあと ちょっとした冗談みたいに。 ぽつり 呟いた。 ]
(272) 2017/03/12(Sun) 22時半頃
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―回想:チョコバナナとお化け屋敷と―
[もう少し早く訪れれば理一と会うこともあったのかもしれませんが、 コマドリのシンデレラタイムは限られていますから、ミスマッチも上等]
それは私の奢り。 いつも頑張ってお仕事してくれてる莉緒ちゃんへプレゼント。
[その瞳>>96にウィンクを。 演劇部の王子様を真似たポーズもしてみました]
おそろい。こんなのじゃなくて、今度は何かアクセつけよーよ。 莉緒ちゃんは何色が似合うかな。赤かな。
手首に巻きつけるブレスレットとか、髪飾りとかね。
[お揃いのチョコバナナをもしゃりつつ、私は上機嫌に鼻歌を口ずさんで。 その後死守した自由休憩中は莉緒ちゃんを迎えに行って、色々回りましたね。
その中にはハンド部の出し物もあり、少し寂しい気持ちも湧きましたが、トリを決めたのはおばけ屋敷]
(273) 2017/03/12(Sun) 22時半頃
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莉緒ちゃん、私さ。 こわいの、ほんと、ダメなんだ。 特に、血とか、ほんと。
[片言の言葉で彼女に寄り添いつつ阿鼻叫喚の時間を過ごしたことでしょう。 出口にたどり着く頃私はえぐえぐと泣いていましたが、彼女はどんな顔をしていたでしょう。
少なくとも付き合ってくれた彼女に私は大層感謝をしていて]
莉緒ちゃん…?莉緒様……?
[呼び方を変えようか。 その時に、莉緒、と呼び始めました]
助けてくれて、ありがとうぅ、莉緒ぉ…。
[文化祭の、記憶]*
(274) 2017/03/12(Sun) 22時半頃
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[ 前髪は、 裸を隠してくれる服のように 俺のこころを隠してくれるのでしょうか。 脱ぎ捨てれば、切ってしまえば、 まっさらな気持ちで相手に向き合えるのでしょうか。 俺自身も 実のところ よく分かっていません。
だってこれ、隠すために長いわけじゃあ なくて そうでは、…なくて* ]
(275) 2017/03/12(Sun) 22時半頃
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/* お化け屋敷で血……うーーーーーん?
「血糊だからだいじょうぶ」って涼しい顔してるぞ脳内の莉緒ちゃん
(-44) 2017/03/12(Sun) 22時半頃
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―2F階段近く廊下>>241―
――いたずら。 でもだれが。
そんなこと、するやつ おれたちの、なかに、…いない、よね…?
[誰かの心のなか、だとしたら。 どうして。誰が。一体。なんで。 ――すすり泣く声が聞こえる。あれは 誰の、声だ。]
……――、保健室、は、 へいき、大丈夫……ありがと、……
[――寝てなんて、きっといられない。]
教室行くなら、おれも、手伝っ、…
[>>266 静かに止めたのは幼馴染の声。眉尻を下げて、困ったような、情けないような表情で、堆を、見上げたのだ*]
(276) 2017/03/12(Sun) 23時頃
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