268 オリュース・ロマンスは顔が良い
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[その運が良かったヤニクに関してはまだ何か 文句を言っているが>>174 いつ見つかっても今日の夕飯は決まりだ。
後でトレイルも時間があるか連絡してみようと ヤニクの財布を軽くする方へ余念が無い]
夕飯までには見つけとけよ。 今日はお前の武勇伝を聞かせてもらうから。
[ここにいない以上、彼が捜しに行くしかない。 発破をかける意味で肩を叩いて見送るくらいは してやろう*]
(201) 2019/07/27(Sat) 01時頃
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[──このまま腰が折れてしまうのではと心配になるほど謝罪を繰り返す姿。一体、何をそんなに、と困惑したことで冷静さを取り戻し、曲がった背筋もしゃんと伸びた。
寝過ごした客が悪いのだからと繰り返し、呼んでもらったタクシーには感謝を述べたが、代金は頑なに受け取らなかった筈。]
大丈夫、私の家はすぐ其処だから ……見栄を張って少し手前でいつも降りているが 元々は終点で降りる方が近いんだ
[確認せずとも新人だと解る。仕事に対する真面目さと、艶と張りのある肌。生き生きとした眼差し。 揃い車両から降りると、びゅう、と冷えた海風が火照る肌に心地良く。
酔った勢いと、目の前の青年に一瞬でも感じた不埒への罪悪感とで、つい、普段なら口にすることがない嘘が洩れた。]
(202) 2019/07/27(Sat) 01時頃
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ああ、うん、うん、見よう。見に行くよ。 楽しみだな。 君のオリジナルの時計が誰かの部屋を飾るなんて、素晴らしいことだよ。
[さて木工職人が土台を作って、画家が絵入れをしたものにリユースの時計の部品を組み込んだものが時計屋のオリジナルと呼べるのだろうか、なんてことは思考の外。 すっかりそれを眼前の彼の作品だという思い込みで、目を輝かせたが。]
おっと。
[声がかかって手元を見て、ナプキンより何より先に開いていたもう片手で下を押さえた。 指の間から、ペーパーナプキンにトマトの汁のあとがひとつ、ふたつ。]
(203) 2019/07/27(Sat) 01時頃
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― マーケット ―
[少し早足でマーケットに到着すれば、既に舞台は組みあがっていた。]
すんません遅くなりましたー!
[遅れたぶん、しっかり仕事をしなくては。 木材剥き出しのままな舞台に、布で装飾を施したり、出演する人形たちの御機嫌をうかがったり。]
……よしよし、プルプルンプルンは今日もご機嫌だな。
[愛鳥の人形は、今日も動きは滑らかだ。 糸を手繰り、バサバサと羽を動かしてみる。]
(204) 2019/07/27(Sat) 01時頃
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あーあ……
[トマトは手で押し込んで、濡れた手はぺろりと舐めてみたが、流石に横着して追いつきそうにはなく、素直にサンドイッチを置いてからナプキンで改めて手を拭いた。 食べてからにしたほうがいい、というのには、同意だ。 残念ではなく、反省の方向で情けなく眉を下げる。]
うん、アリーさんもこのあと仕事があるみたいだし。 この話はまた今度にしよう。
でも、時計は見に行くよ、必ず。
[約束を固くして、サンドイッチにかぶりついた。 トマトの汁で少しふやけたパンは柔い*]
(205) 2019/07/27(Sat) 01時頃
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/* ぷるぷるんぷるん!
(-79) 2019/07/27(Sat) 01時頃
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[そしてこちらもやっと商売に戻る。
ホテルへと言われて示された名前>>183は ランクとしては悪くない。 それなりの立場なんだろうと、先の彼の言葉を 裏付けそうな居場所に名前を繰り返してから頷いた]
ザーゴ=シェーンベリさんですね。
承知しました。
[それにしても手荷物なんて殆ど見当たらないのに、 いやキャンパスなんて大きな物でなくとも 観光には邪魔かと都合の良い解釈はそこで思考を打ち切って。
折角良い申し出までしてくれたんだから 郵送は味気ないなぁと考えて、 ハワードさんに配達をお願いしたらダメかなと 自分の財布を見る事無く口の中で呟きながら ザーゴ氏が見えなくなるまで見送ろう*]
(206) 2019/07/27(Sat) 01時頃
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ん?
[そんな時か、通りすがりの青年に声をかけられた>>111のは。]
あっはい。 えーっと、俺ら、人形劇団『ゼロイチ』ってんですよ。 街はずれのとこにある、ちっちゃい劇場……定期公演とかもやってんすよ。
[なんとなく、人形が気になっているようなので、バサッと羽など動かして見せつつ。]
市が始まったら、ここも開演するんで。 よかったら見に来てくださいよ。
(207) 2019/07/27(Sat) 01時頃
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ほしふるよるの、どうぶつたちのものがたり。
人形劇っていうより、人形たちと語らいながら、流星を眺めようっていう感じの、特別公演なんすけどね。 大人も子どもも、無料なんで!
[なんて感じにセールストークをしていれば、ほかの団員達も、猿や猫の人形を操りだして。 ちょっとした、デモンストレーション状態に**]
(208) 2019/07/27(Sat) 01時頃
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[周囲の立地を、車掌である彼が知らぬ筈もない。 冷静を取戻したつもりでいたが、柄にもなく狼狽えていたのだろう。自らが犯した失態のせいで、彼が良心の呵責を感じるなど、と。
貴方が頭を上げるまで、宥める声は途切れず。 落ち着いたなら、そういう君はこの後どうするの、と訊ねたりもしたか。 帰るのなら同じタクシーで、とは、先についた嘘のせいで申し出ることが出来ず、代わりに。]
……いつも、丁寧で安全な運転をありがとう 君たちの頑張りのお陰で、とても助かっていますよ
[なんて、場にそぐわぬ感謝を告げた気もする。 ついでに同じ白でも用途の違う手袋に覆われた指を握り、指背を撫でてしまったが、やる気に満ちた若者への励ましと受け取って貰えたと祈るのみ。]**
(209) 2019/07/27(Sat) 01時頃
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− もう一冊のスケッチブックの中に −
[そうして皆を見送った後、 彼らの背中に重ねるものがあった。 客を相手に、このオリュースの白を、オレンジを、青を 描いている間は気にならないのに。
誰かを見送った背に面影を重ねてしまう事が増えた。
マーケットが明日に控えているせいか。
あの人はまた立ち寄っただろうか。 そしてマーケットが終われば、またあの人は ここから去って行くのだろうか]
(210) 2019/07/27(Sat) 01時頃
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[僕のスケッチブックの中に特別の一冊がある。 普段は大事に屋根裏へ隠したそれに描き込んでいるのは いつも1人、1人だけの背中。
向こうは歩いているだろうに、僕が走っても 追いつけなさそうな背中。
横顔すら描けない僕は、この絵にだけ酷く消極的だ。
背を向けた彼が向かう先にはいつも輝く太陽や 眩しい波を描く癖に、彼の顔を描くのだけは いつも躊躇っている。
描いたら、僕が彼をどう思っているのか 自覚してしまいそうだから**]
(211) 2019/07/27(Sat) 01時頃
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/* このあとほんとに港近くに引っ越すか迷ったけど、さすがにやりすぎかなーーー。 まわり民家ないし真っ暗って言ってるじゃんね、はい。
あーもっとこうスマートにジェントルマンな振舞いをですね、したいなと思ってここ数か月色々調べたりもしたけど付け焼刃すぎた。 トレイル様はどうかご無理なさらず…親子ほど離れた年齢をうまく利用してやんわり逃げていいからね
…追い掛けるけど…
(-80) 2019/07/27(Sat) 01時半頃
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薬屋 サイラスは、メモを貼った。
2019/07/27(Sat) 01時半頃
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[一通り食べ終われば、出ましょうか、と促して退店を提案しよう。 よく考えたら、ランチタイム後なのに無闇に長居してもママの機嫌を損ねるばっかりだ。]
セイルズさんに会ったら、よろしく伝えておいてください。 取材だとか協力だとかは、いつでも歓迎だって。
[そんなふうに告げたら、行く道を違えることになるか。 仕事に向かう相手を横目に、散歩を継続する。]
(212) 2019/07/27(Sat) 01時半頃
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執事 ハワードは、メモを貼った。
2019/07/27(Sat) 01時半頃
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/* セイルズ様はこんなオチのない話にお付き合いいただきありがとうございます…お相手に確証が持てていたらもっと抉ってみたいひと時だった。
フットワーク重くて申し訳ないけれども絡めていない参加者様とはこの先マイペースにつなげていこう
(-81) 2019/07/27(Sat) 01時半頃
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――それから――
いい人、ねぇ……
[ため息くらいの音量で呟いた言葉を、潮風がさらっていく。 そんな美しい関係の相手はいないが、目が泳いだ原因くらいはある。 とはいえ十近くも歳の離れた相手に、こんな感情を表に出す予定はない。 いつまでたっても子供みたいに誰かを好きだ嫌いだなんて言ってられないってことくらい、わかっている。
そんな物思いにふける中、不意に近くの路地でがさりと音がした。]
(213) 2019/07/27(Sat) 03時頃
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[自分の来た道の方、港のある海側へ降りていく青年の背>>200を見ていた。 快活な声音。──声を聞いたのはたぶん、今年のこれが初めてだろう。
便利屋。ニーラント。 電話番号を脳内で諳んじる。 15桁にも満たない数字を覚えるくらい簡単なのに、必要もない名刺を受け取ってしまった。
当たり前に若く、生命力に満ちた普通の、地元の青年だ。 なのに何故、砂漠の乾いた風を視たと──あの時思ったのか]
(214) 2019/07/27(Sat) 03時頃
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[ミャァン、と文字通りの猫撫で声でこちらに声かけてきたのは、大柄な体格にふんわりとした体毛、海街めいたエメラルドブルーの瞳>>104美しい、麗しのお嬢さん。]
アロー、マドモアゼル。 お出かけで?
っ、いって。
[視線合わせようと屈んだところで、肩を踏み台にされて塀の上に上がられる。 反射的に痛いと言ったが、どちらかというと衝撃に驚いたというのに近い。 巨猫の体当たり+ジャンプは結構な強さがある。 が、そんなふうに踏みつけにしたくせ、どこか得意げな彼女はそのまま走り去るでもなく、僕の方を見つめているような気がした。]
(215) 2019/07/27(Sat) 03時頃
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/* 発言おとしたらえーびっくりした!
(-82) 2019/07/27(Sat) 03時頃
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お散歩なら、ご一緒しますよ。 どうせ予定もありませんし。
[と、どちらが主導権やら、猫の足取りに合わせてゆっくり歩き出す。 彼女の似顔絵付き捜索命令が出ていることは、まだ知らない**]
(216) 2019/07/27(Sat) 03時頃
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[キャンバスを抱えて歩きたくない我が儘マンにもにこやかに、サイラスは配送を受けてくれた>>206 これでしばらく真昼の部屋にも夜を感じられる。気分的にはにこにこしていたが、顔はにこりともせず。 去り際]
貴方の旅に投資する、というのは本気ですよ それで新しい絵が対価ならばこちらも損はしない
衝動に駆られる日がいつか来たら、私の小切手も思い出して
[金を殖やす種を探しては拾う、それは職業であって仕事だ。 モノになるとは限らずとも、損のない賭けだけ掴んでもリターンは得られない。 感謝される謂れはなかった。 単純に、私的にもそれを見たいとも思考したけれど]
(217) 2019/07/27(Sat) 04時頃
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[街を愛し、おそらくは街に愛されているだろう彼の芸術家が、別の眼差しを得たら世界をどう描くのだろうという興味。
彼の眼は、最初から私とは違うモノを認知しているらしいから。 同じ日にもきっと観たはずの流星群の夜空の温度。 映像で観たという砂漠の、厳しさと寂しさ]
寂しい?……寂しいか? その着眼点はなかった
[独り言は、角を曲がって日陰の路地に入った頃*]
(218) 2019/07/27(Sat) 04時頃
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銀行屋 ザーゴは、メモを貼った。
2019/07/27(Sat) 04時頃
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─ 時計屋『アリババ』へ ─
[意識して歩くと、意外とこの街、そこここに猫がいる。 枕くらいのサイズの長毛種であればすぐにわかるはず、と思いつつも足元や物陰に注意が散って]
あつ ぃ
[はあ、と立ち止まる。 今以上の速度で歩けば汗をかくだろうし、そうでなくてもこの気温で外にいてはいずれ汗をかく。 路地の真ん中が磨り減った石畳は、靴の裏に硬い感触]
くそ
[港からの海風は涼しかった。なるべく影の濃い日陰に立って、脳内で地図を開く。 街の片隅。あの時計屋はすぐ近くではなかったかと、顔を上げた]
(219) 2019/07/27(Sat) 04時半頃
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[5年前。 この街に不動産を所有していた顧客から、資産整理の過程で手放したいと相談があった。 立地、間取りとも、別荘としてのまま売却するのは難しそうなそれを、
旧い友じ──知人…?──友 ? 相手にとっては知人?のアリー・バッシャールに仲介したのが、オリュース市との縁だった。 時計屋として生まれ変わる前のその建物の確認と手続きを、現地に赴いてしようと思ったのは、いつもなら絶対しないはずの出張。
それから毎年来ることになるとは思っていなかった]
(220) 2019/07/27(Sat) 04時半頃
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…………
[たどり着いたが、目に入ったのは『close』の札>>66 以前はなかった立派な時計屋の看板が静かに店主の帰還を待っている。 閉ざされたドア。
イフタフ・ヤー・シムシム。 開かない]
アリー?
[靴のつま先でノックしてみるがしかし返事がない。ただの不在らしい。 連絡もしないで訪ねた自分のことはクローゼットに片付けて、涼みたい時にいない役立たず、と罵った。
ホテルはまだもっと、ずっと坂の上**]
(221) 2019/07/27(Sat) 05時頃
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銀行屋 ザーゴは、メモを貼った。
2019/07/27(Sat) 05時頃
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全く、この街から路面電車がなくなるなんて 考えられないことです。
ハワードさんならきっと私よりも電車の風景をご存じだ。
[真っ赤な二両編成が左から右へと流れていくのを眼鏡の奥で追いかけ。年上である彼の方がきっと乗った回数は総じれば多いのだろうと思いふけ。>>173 自転車で駆けまわる姿は想像できぬものの。
子どもでなくとも憧れますね。など続けながら 言葉を選びとは悩むものだが。
上向きの唇に良好を勝手に感じとりて]
(222) 2019/07/27(Sat) 09時頃
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確かに、私の仕事も随分変わりました。 夜も明るいからか、昼との境目がなくなったようだ。
[彼の仕事はどうだろう。 広告を見て、からインターネット上での評判を聞いて。というものは何処の業界でも増えた話だ。その分、時間というものにも囚われなくなったのだが。彼の考えに同調する身もまた若さが足りないのかもしれない。]
(223) 2019/07/27(Sat) 09時頃
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…すみません、如何にもこうにも。
……いや、ハワードさんの方こそ詩人ですね。 文章に触れる仕事をしているというのに私は…うん。
お恥ずかしい。
[今からでも遅くない。 その言葉で伝記を綴ってみませんかと勧誘しかけた身は頭を掻き。無表情ながら眉を少し下げた。思う相手、彼には居るのだろうか。この紳士的な老人の思い人――
夫人の話はそういえば聞いた事がない。 邪推になるが彼にもし思い人がいるのならそのひとはきっと美しい人だろう。彼と同じく生きた姿勢が]
(224) 2019/07/27(Sat) 09時頃
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[郵便局の中もこの時期、人は多い。 人が筆を持つ回数が減ってもまだこれだけ此処を訪れる人はいるのだ。目的地までのたわいのない会話。涼んでいくという彼になるほどと暑さを拭いつつ、思いながら窓口へ向かおうとして]
そうだ、…ハワードさんもぜひ 思い相手との空を今年の空はきっと綺麗ですよ
[眼に止まったのは街の空を写した写真。 この時期に合わせて貼りだされるそれらを眼鏡の奥で追いかけ。最も思う相手といれば空を見ぬとも輝くかもしれないが。と
少しばかり夢見がちな事をぼそっと綴りつつ 失礼と会釈をして背を向けた*]
(225) 2019/07/27(Sat) 09時頃
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[仕事の書類を詰めた封筒を出し。 それから、隣の便せんを見た。空を写した切手を取った。そういえば送った手紙はどうなったか>>134戻りが不確かな相手だ。何時でもいい。だが戻ってきたら連絡をして欲しいと綴り。
家のポストに投函された其れは 夢物語のような船乗りを見ている。 彼のいう現実を理解しきれていないのは子どもと同じ。
鞄に入れたままの原稿にと手が触れ、一度首を振って切手を購入した**]
(226) 2019/07/27(Sat) 09時頃
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