212 冷たい校舎村(突)
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―― 馬鹿野郎!!
(149) 2017/03/18(Sat) 23時頃
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[ 話して 話して。 それだけでも叫びかけたのに、 鈍い 銀色を捉えたとき
―― 文字通り 世界が凍り付いたかと思った。 ]
(150) 2017/03/18(Sat) 23時頃
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────莉緒! 遅くなってごめん、来たよ!
[彼女はまだ、此方に気付いていない様子。 こんな時間に外に居たら寒いでしょう? って 着の身着のままで出てきた私が言う事じゃ、 ないのかもしれませんが。 風邪をひいたら、事ですよ。
走って、走って、莉緒の傍に。 コーヒーは、まだ暖かかったでしょうか?
私には、解りませんけれど 兎にも角にも、駆け寄る勢いそのままに 自分と同じくらいのその体躯に、*抱きつこうと*]
(+46) 2017/03/18(Sat) 23時頃
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[ 叫んだ途端 駆ける。 保田の前に立って ( ―― 避けられ無さそうだったら きっと突き飛ばしていた。 痛くても、許せ どうか。 ) 包丁をたたき落として、 そのまま橘の胸ぐらを掴んで、 勢いで その頬目がけて 拳を振り上げた。
殴る音がしたか どうか。 片手は絶対に話すまいと 服を掴んだまま、 吹きすさぶ風の中、避けられた前髪の奥 ようやく 目が、合う。 ]
(151) 2017/03/18(Sat) 23時頃
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[ ―― なあ お前 今何考えてるの。 俺は 想像なんてしなくても、 見たままに 怒ってるよ、きっと。 ]
(152) 2017/03/18(Sat) 23時頃
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はは、そうだな。 その時はカメラ係頼む。 つっても水野みてーに綺麗な右ストレートで 殴れる自信はねーけど。
[>>0:189回ってきた写真を思い浮かべて笑う]
そんじゃ、レジ横のドーナツとコーヒー。 入院してると食事が味気ないんだよな。 あ、くいもん制限はかかってないから。 買ってきて怒られるってことはねーと思う。
[ほしいものと聞かれて>>+38遠慮なく頼んだ]
(+47) 2017/03/18(Sat) 23時頃
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/* コート借りるの図々しすぎないか?と思いつつでもほら…かりたかった。。。。すまねえ。。。。
(-58) 2017/03/18(Sat) 23時頃
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…… お前 言ったよな 此処に来たとき、 お前がここにきても平気そうなの、 お前自身が"そんなの俺が知りたい"って、 言ったよな!
知りたかったくせに、 ―― 何が最終確認だ、ふざけんじゃねえ たった十何年しか生きてねえくせに、 そこで"最終"にするんじゃ ねえ 馬鹿
[ 思い出す。何時か落とされた囁き。 …自分だって 十何年しか生きていない餓鬼だっていうのに、 説教みたいな、…違う か。 わめき散らす みたいな そんな怒声。 ]
(153) 2017/03/18(Sat) 23時頃
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[ ―― それに、さあ。 荒い息を吐きながら、思い出すのは、 メールでも話でも見て聞いた、 "みんな" って単語と、それから この世界の主に聞きたかった こと。 ]
(154) 2017/03/18(Sat) 23時頃
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混ざる って なんだよ お前、……おまえさあ、…そんなじゃなくて、 ……"人"じゃあなくて そんな みんな とか、 どっかの数字みたいなもんじゃ無くて
[ 一般定義における"人"を、 人 たらしめるものってなんだろうな。 そもそもその定義に収まる 人 って、
世界にどれだけいるんだよ。 ]
(155) 2017/03/18(Sat) 23時頃
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…お前を "お前"たらしめてるものって、 なんだよ。
(156) 2017/03/18(Sat) 23時頃
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[ 落ちた質問。 声色は、多少は落ち着いていたと 思う。 瞳はなおも睨付けたままで、 だけどようやく 余裕が出てきた、から 保田が何か 動くようなら 生徒は大人しく 待っているつもり* ]
(157) 2017/03/18(Sat) 23時頃
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/* 通くんと那由多くんがうまいこと回してくれる。
(-59) 2017/03/18(Sat) 23時頃
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/*
ごめん保田が刺されるとおもうと しんどすぎて うごく しか
(-60) 2017/03/18(Sat) 23時頃
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── でも、ただの確認でも、 俺たちのこと、呼んでくれて、うれしかった
[ そんなこと、 そんな、ことしか言えないまま、 ── 俺は、おまえ の 秘密 を知る。
それは、俺には想像もしなかった世界。 怒ってへこんでばっかの俺には、 言葉で説明されたって、遠く 遠くにある秘密。
いつか、”もしも”を想像したように、 俺はやっぱり、きれいな対応など分からないまま、
きっと、一瞬、目を見開いて、 だけどまた、表情は歪む。]
(158) 2017/03/18(Sat) 23時頃
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わかんねえよ 俺の知ってるおまえ、最初から、そうだった 変わったやつだなあって、思うこともあったけど、 だけど、それが、理一 だったんだよ、俺には
浮いてたって、救われたよ おまえが、笑ってんの見てると、 なんとかなるような 気がして、
── おまえ、周りのことだって、気にして くれて
[ 言いながら、思う。 ── あ。
それが、負担なんじゃないの って、 そうして生きることは、消耗するだろうと。 言ったのは、俺だった。]
(159) 2017/03/18(Sat) 23時頃
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[ 俺、”知ってる”。 ずうっと、ずっと、これが続くのか って。 そう思った瞬間のこと。
これもまた、ただの 想像 ではありますが、 そのことに気がついてしまったとき、
俺、止められない と、思った。
おまえ が、包丁取り出したときも、 やっぱり、たぶん、俺は黙って、 ただ、情けない顔してたんじゃねえかな。
思い出してたんだ。 帰れよ って、おまえ、言ってくれたなあ って。]
(160) 2017/03/18(Sat) 23時頃
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/* どきどきして見守る
どきどき……
(-61) 2017/03/18(Sat) 23時半頃
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[ やっぱり、最後まで、俺にあったのは、 怒り というより、 悲しみ だった。
そうしてでも帰す というおまえの決意を、 俺は、受け止めたい とも、思ったし、
別に、それが、間違いだったとしても、 その気もち、もらえたから、充分だから、 俺、もう、ここで終わりでも、いいや。 ]
(161) 2017/03/18(Sat) 23時半頃
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[ ── なんて、きっと後悔にしかならない終わり に、
なる 寸前、声>>148が、影>>151が、飛び込んで、 なんだか、凍っていた時間が、動き出したようだった。
── あ、来てくれた って、思ったし、
俺のことまで突き飛ばして、 胸ぐら掴んで、拳を振り上げる古辺を見て、思う。
やっぱり、怖い って、バカみたいに。 あ、ここは寒いな って、 麻痺しかけていた感覚が、戻る。]
(162) 2017/03/18(Sat) 23時半頃
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― 病室 ― [待ってる時間が長くなりそうだと、 ロビーにいる人がいれば断りを入れて、 一度病室へと戻る。 ノートパソコン取り出して、メールをチェックする]
携帯ないと不便だな…。 でも父さんも母さんもショップあいてる時間に帰れねーだろ。 どうしたもんか。
……と、帰ってきたか。
[届いていたメール>>+35を見て、口元が緩む。 手早く返事を送ると 膝の上にノートパソコンを乗せて もう一度ロビーへと*]
(+48) 2017/03/18(Sat) 23時半頃
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To:昴 From:堆 Subject:おかえり
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わかった。ロビーで待ってる。
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(+49) 2017/03/18(Sat) 23時半頃
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[>>+47リクエストを受けて、頭にメモをする。レジ横、と。 入院患者にドーナツって大丈夫なのかなと一瞬過った考えは、本人の言葉がすぐさま否定した。]
そっか。 確かに病院って食事が楽しくない、イメージ。 入院したことはないんだけど。
能久くんのパンケーキとか、 食べられそうなら、みんなで食べたいね……そのうち。
[彼の幼馴染の作る料理の味を、あの校舎で食べられなかったわたしは、 羨むようにその一言だけ残して、踵を返す。
もしそういう機会があったとして、わたしもご相伴に預かってもいいでしょうか。 なんて、幼馴染ではなく本人に聞けという話だけど。 わたしは、なんとなくしか知らない、彼らのような身近な関係が、とてもうらやましい。*]
(+50) 2017/03/18(Sat) 23時半頃
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[ いつもどーり も、なにもかも、 削げ落ちた みたいな、勢いに、 俺は、あっけにとられながら、 とられたから か? 涙も引っ込んで、
おまえ、俺のブレザーどこやったんだよ とか、 ブレザーごと落とせばいいみたいな屁理屈ねーぞって、
代わり みたいに、落ちてる上履き>>148を、 なんとなく、手繰り寄せながら、
俺はまた、この世界をつくった友人に、歩み寄る。
見下ろす みたいな格好に、なっただろうか。 「 あのさ 」と、口を開く。
さっきよりも、言葉は、 きちんと話せている ような、気がした。]
(163) 2017/03/18(Sat) 23時半頃
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俺、死にたかった
これから先ずっと、 みんなが当たり前に知ってる、 フツウの幸せもわかんないまま、 ずっと、生きてくのかって、考えて、 生きんの、やめたかった
勘違いでも、なんでも、 あのメール、書いたやつのこと、 一瞬でも、知ってるって、思った
(164) 2017/03/18(Sat) 23時半頃
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[——結局のところ、天ケ瀬ささらという人間の本質は、 どうしようもなく自分勝手で、ただの寂しがり。ということ。
それが本当の自分。 誰かに甘えたくて仕方が無いだけで、究極的には、それは誰でもいいとさえ思う。
ただ、気を許せる相手が欲しかった。 何も取り繕わなくていい、ハダカの関係を欲していた。
それができないことが息苦しかったから、 我慢して大人になるのが嫌だったから、 そうなるくらいなら、一人きりでいいとさえ思えたこれまでの自分。]
(+51) 2017/03/18(Sat) 23時半頃
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[結局のところ、わたしが欲しいものを手に入れるには、 わたしが自分から、手を伸ばすしかないってこと。
それに伴う痛みに耐えられるかどうかは、自信がないけれど。
天ケ瀬ささらは、例え一人きりでも生きていかなければならない。*]
(+52) 2017/03/18(Sat) 23時半頃
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でも、死にたかったくせにさ、 ずっと、帰りたくもなかったくせに、 おまえに、帰れ って言われて、 生きろ って、言われた気がして、
なんか、ちょっと、うれしかったんだ 単純だけどさあ、 そう言ってくれるやつが、いるなら、 もうちょっとくらい、生きてもいいかなって
[ ふ と、こぼれた笑みは、 きっと、自嘲めいたものなんかでもないし、 さすがに、少し、照れくさくて、一瞬目を逸らす。]
(165) 2017/03/18(Sat) 23時半頃
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だから、俺、俺は、俺 ……、 たぶん、俺のために、生きて、帰ってほしかった 帰ってきてほしい って、思ってる
もうちょっとだけ、生きようかなって、 そう思った、俺のために、 一瞬でも、自分を重ねて、見た、 この世界の主 には、生きて ほしくて ともだちとしても、単純に、生きて ほしくて
── だから、言いにきただけなんだ
(166) 2017/03/18(Sat) 23時半頃
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/* 上履き拾ってくれたなゆたんはてんしだよ。
(-62) 2017/03/18(Sat) 23時半頃
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