97 wicked ROSE 【ハジマリの五線譜】
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記者 イアンは、メモを貼った。
2013/10/03(Thu) 23時頃
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この音色は…明之?
[甲高い鈴の音が天上から 新たな幕開けのブザーのように
それまでの《音楽》を赤く塗り変える]
(172) 2013/10/03(Thu) 23時半頃
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ちゅちゅっ!
[鼠は騒がしく鳴く]
(173) 2013/10/03(Thu) 23時半頃
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── 大聖堂上空 ──
"何を……"
[送った旋律が、変質させられる。 理解のできない力が、理解のできない音へと変えていく。]
"だめ。"
"イディオ、"
[>>117乱れを感じ、鍵盤を押し込む。]
(174) 2013/10/03(Thu) 23時半頃
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ぅ くっ……!
[ばちり]
["音"に弾かれ、駒鳥の指に亀裂が走る。 頬に、足に、紅の線が引かれていく。
もとは無垢だった南天の鳥の身のままならば、ゴートリンゲンがこれほど響く中に居続けていれば、砕けてしまっていただろう。 ロバート・グウェンドリンが人間であったからこそ、今の彼は生きている。
けれど人間だからこそ、その身は脆かった。 捻れた音が、脅威になるほどに。]
(175) 2013/10/03(Thu) 23時半頃
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" ぼくらの 糧に ────── ! "
[だが引かない。 引く場所も理由もない。]
" 静かに させる するんだ…… "
[駒鳥自身も、調律の狂った壊れ物《がらくた》に過ぎない。 チェレスタを調律することもできず、共にがむしゃらに叫ぶだけ。]
(176) 2013/10/03(Thu) 23時半頃
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記者 イアンは、メモを貼った。
2013/10/03(Thu) 23時半頃
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チェレスタ、ロビン…大丈夫かな?
[甲高い《鈴》が奏でる《音楽》は 深い傷が齎した《絶望》を通奏低音にした 《破壊》を強く願う調べ
ロビンのものとパワーが桁違い 圧倒的な強制力があった]
(177) 2013/10/03(Thu) 23時半頃
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" うるさい、 "
[わからない。 どうしてなのか、何故なのか。]
"うるさい、"
[わからない。 この音律を受け入れようと聴こえる返答が、わからない。 ただ頭のなかのゴートリンゲンだけが明確に叫ぶのは、]
(178) 2013/10/03(Thu) 23時半頃
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[なにをもとめている?]
" 求め そう "
[なにがほしい?]
"僕は、求めている から"
[どうやったらそれは、手に入る?]
"だから、 だから僕は────── "
[ゴートリンゲンに犯されてなお、求めるもののために此処にいる ]
(179) 2013/10/03(Thu) 23時半頃
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"うるさい……っ "
[裂傷走る手で、左耳を塞ぐ。 うるさくてうるさくて、うるさくて
" きみのこえが、 きこえないんだ "]
(180) 2013/10/03(Thu) 23時半頃
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[ リ ィィイイイイ イイィィィン ]
(181) 2013/10/03(Thu) 23時半頃
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……何を言ってるのですか? ここまでの音の並び、 主題……そして、あらたな音……
このままなら、長く持たないのは 自明かと……
[それでも、奏者がおのが命をかけて 奏でたいというのなら 潰える森で、なも知らぬ青年の 滅びの旋律を聴くように、 今回も青年は結末を傍観する。 …………けれど、 彼、はそれに対してどう思うだろう? どのような旋律を描くだろう。]
(182) 2013/10/03(Thu) 23時半頃
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[きゅん、と、小さく啼く。 自分の啼く声が誰かに届いているなんて仔犬は知りもしないが]
”いたい”
[耳が痛い。さっきからそればかりだ。 けれど、仔犬なりに痛いのは耳だけではないのも感じていた。 なのに、説明するだけの語彙がない。
きゅ、と、また小さな啼き声だけが落ちる]
(183) 2013/10/03(Thu) 23時半頃
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”アスランは、どうしたいですか?”
[あえて、今どちらなのかを 青年は意識しないようにしていた。 だから、どちらとも、自分の中で決めぬまま そうとといかける。]
(184) 2013/10/03(Thu) 23時半頃
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[死神が奏でる、滅びと嘆きのテーゼを歌う様に。 この世の滅びを搔き鳴らす白き歌天使の声は、背中を伝う屍者の指先の様な圧迫感を伴う]
似非神父……。 抑えてていて。鳴らしてみるから。
[難儀な音になると苦笑する彼。 少年自身、降り注ぐ、滅びの二混声を巧く追いきれるか。 然し《楽人》とは、声の音律を導くコンサートマスター。 教えられた、その言葉を思い返し、ぐ、と胸を張り]
(185) 2013/10/03(Thu) 23時半頃
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[ 純白の鈴の音が、騒音を引き裂いた ]
(186) 2013/10/03(Thu) 23時半頃
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[それから、先ほど微かに聴こえた 微かな水滴の音を思わせる声の主>>142]
神父様…アルト… 外へ出られないか見てくる、いい?
[今にも消えそうな儚さに胸騒ぎがする]
(187) 2013/10/03(Thu) 23時半頃
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" 貴方は、共に滅びを歌おう "
" 私は 、共に喜びを歌おう "
[白き後光を一身に纏う、天使の訪れに弾けた、柔らかな風を集め直し。 細やかで繊細な、風の漣を、改めて紡ぎ直す]
" 僕らの糧に、喜びを歌おう "
" 私も、共に祈りを歌おう "
[未だ残るゴートリンゲンの旋律を織り交ぜた《再現》を導き。 滅びの前葬曲を、喜びの前奏曲にも予感させる旋律を絡めて。 白く美しき天使に、そしてゴートリンゲンに巻かれた未調律の駒鳥とチェレスタに、届くだろうか]
(188) 2013/10/03(Thu) 23時半頃
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[再びあの声が《聴こえ》る
『いたい』
それは、《音楽》に苛まれたような悲痛な声]
(189) 2013/10/03(Thu) 23時半頃
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[《絶望》と《破壊》を根底に据えた旋律。 ロバートとチェレスタを案じて、外の様子を気にしているセシル…?]
――――。
[旋律を歌う傍らで、行け、と手振る様に、右手で空間を凪いだ。 オルガンを支え、結末を相変わらず傍観する青年はどうだろう。 彼に視線を送る時、じ、と少年の瞳に、質量の厚味が出た]
(190) 2013/10/04(Fri) 00時頃
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[耳を抑えたまま、仔犬は啼く。 小さい目から落ちる、小さい水]
”ぐうぇん”
[獣になっても、新しい何かになっても 唯一の縁となっている音]
”どこ”
[ぽろぽろと落ちて、小さな毛玉のようだった]
”いたい”
(191) 2013/10/04(Fri) 00時頃
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[アルトの言葉に了解と頷く。 暫、ゴートリンゲン側の旋律を 聞くためにオルガンの音量を抑えていた ストップを幾つか操作して。
まだ、《世界》が壊れる気配はない。 だから、それぞれの《奏者》が思うままに、 望むままに《調律》する。
高くなる鈴のような絶望に、 打ち消す祈りと思いの和音を合わせて。]
……《奏者》の、望むままに。
[ >>187にも、そうと告げる。 それぞれの旋律が動き出す 直前の緊張感を肌で感じて、 パイプオルガンの鍵盤を強く押した。]
(192) 2013/10/04(Fri) 00時頃
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/* 表ログなげだしてまめしばをだいて寝たい
かっわ
(-80) 2013/10/04(Fri) 00時頃
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ぁ……
[>>162眼前に現れた、美しくも神々しい天使の姿に、 未熟な羽を震わす雛は息を呑む。 身を隠したくなるほど、その翼は麗しくも静謐な輝きを湛えていた。
周囲でちかり ちかりと瞬いているのは、真なる天使に平伏す星星の讃歌が欠片。 "識る"者であれば間違いなく頭を垂れるだろう、それは絶対の高貴なる光輝。]
(193) 2013/10/04(Fri) 00時頃
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/* 頭が高いんだよひよっこが!!
(-81) 2013/10/04(Fri) 00時頃
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[《指揮者》と《楽人》にその場を委ねて オルガンの部屋を後にする
耳を澄ませば、新たな声が《聴こえ》てきて それは、涙の湿り気がする《泣き声》だった
出口を求めて、聖堂内を駆け回り 声のする方向をつき止めると
それは路地裏へと続く扉だった]
(194) 2013/10/04(Fri) 00時頃
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/* 僕も大概だけどでこちゃん総長の明之上げもひどいな wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww 頑張れラスボス確定wwwwwww
(-82) 2013/10/04(Fri) 00時頃
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/* >>191 毛玉ンギャワイイイイイイイイイイイ!!!
襲撃していいんだよね? じゃあ誘拐していい??
(-83) 2013/10/04(Fri) 00時頃
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/* 高貴なる光輝やめろwwwwwwwwwwww
(-84) 2013/10/04(Fri) 00時頃
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/* 後だね。 高貴なる光輝やめてください記憶にささる
[この辺に高貴なる光輝の芝たくさん
wwwwwwwwwwwwwwwwwww]
そもそも天使とかしかも六枚羽の上級とかその辺で既にささってんだよ つらいよおおwwwwwwwwwwwwwwwww wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
(-85) 2013/10/04(Fri) 00時頃
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"は い。"
[頷いたのが精一杯。 演奏を聞かず歌い狂っていた"イディオ"さえ、音を止めていた。]
…… "イディオ" "続けよ"……
[誘いをかけようと、震えを押さえて呼びかけていた。 が。]
(195) 2013/10/04(Fri) 00時頃
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