35 星降る海岸に纏わるエトセトラ
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[そうして。店を出ようとした矢先、 店先でたむろする子供たちの話声が耳に入り。 おもわず。足を止めた。]
――ひろしさんと、…志乃先生、が?
急な、はなしね。
[その子供たちが言うには、仁右衛門に加え、 博志と志乃も祭りの役員に就任したとのこと。
役員となれば、二人とも暫くの間は忙殺されることだろう。]
………。
(176) 2011/08/17(Wed) 23時半頃
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>>170 そっか。 朝ちゃんにも、待ってる人がいるんだね。
[それは、何だかとても、安心できることだった。]
どうするべき……かは、わからないけど。 あたしは、朝ちゃんに言ってみたいことがあるの……。 でも――。
[でも、それがいいことなのかは――。 自信なんて、ありはしないのだった。]
(177) 2011/08/17(Wed) 23時半頃
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わわ、っととと
[大きなスイカは、すっごく重たくて 私達の見慣れた、しましまのスイカではない 真黒い色をした、まーるい物で 鉄兜、なんて呼ばれているらしい 確かに、頭にかぶれそうな大きさだものね]
落としたら、割れちゃう スイカ割りは、皆でするから面白いの
[荷物が多い上に、重たくて 私は、休み休み、お家に向かって歩き出す]
(178) 2011/08/17(Wed) 23時半頃
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女中 おみつは、メモを貼った。
2011/08/17(Wed) 23時半頃
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―空き地→自宅― [どうやら源蔵の考え事がそれたらしく ...から、帰宅方法について考えだしたみたいだ]
や先にひとっ走りして帰って飯食べますよ! 設計図はまた今度!
[...はおまけに待っているだろう勉強を回避した]
かえろがなくから かえろー。
[ダダダッっとその場を立ち去る。]
はぁー、ただいまー。 全力で走り過ぎた。
オッカー、み、みずぅう…。 後めしー。 [息を必死に整えながら水を催促した]
(179) 2011/08/17(Wed) 23時半頃
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懐刀 朧は、メモを貼った。
2011/08/17(Wed) 23時半頃
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………志乃、せんせー。
会いたかったのに な。
(180) 2011/08/17(Wed) 23時半頃
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[待ってる人が、という言葉に向けたのは、どこか曖昧な笑み。>>177 実際の所はどうなのか、それは知れぬ事だが]
(……私のような者の方が、稀なはずですしね)
[過った想いは、今は置いた]
……言ってみたい事……ですか? 何か……言い難い事でも?
(181) 2011/08/17(Wed) 23時半頃
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うっ、ひょ、ひょぅい…。
[やる気あるのか、と即座に仁右衛門からダメ出しを食らった。]
仁右衛門殿、そこまで言わなくとも……そもそもなぜこのようなことをしているのか。
[少々前のことだ。
役員の一人が、作業の終わらぬ陰鬱な空気が払拭されるようなことを考えようと言ってみたのだ。]
(+8) 2011/08/17(Wed) 23時半頃
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うんと……。 朝ちゃんが、どう思うのか。 わからないから……。 それに、あたしが勝手に思っているだけで。 ほんとに、朝ちゃんにいいことなのかも、わからないし。
あたしを、朝ちゃんの妹にしてって。 頼んでみたいんだけど。
[そう言って。 俯いた。]
(182) 2011/08/17(Wed) 23時半頃
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―自宅→神社― [水を飲んで一息ついていると、 母親から、朝顔が買い物に来た事を聞いた。そしておまけを渡したと聞いた。 だが、それは]
オッカー、何してる! あれは鑑賞用って言っておいただろ! とてもまずいから出すなって言っただろ!
[母親が何かを言っている]
違う! 違うんだよ!
[どうしようもなく、癇癪を起こして泣きながら喚く事しか出来なかった]
うっうっ…。 オッカーのばっかやろうぅぅ!
[...はその言葉を吐き出すと同時に自宅を飛びだしていった。行きついた先は、神社だった]
(183) 2011/08/17(Wed) 23時半頃
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[呟いて、志乃を想う。] [役員の仕事で忙しくなっては、自分に構っている暇など、志乃にはあるまい。]
―海沿いの道―
[道端で、長い木の棒を拾い上げた。
一昨日みた、地面にずぅっと続いていた線。 あれは、志乃先生の描いたものだったっけ。
棒の先を引き摺り、土へ跡をつけながら、ある程度、歩いて。]
それから、振りかえる。
しゃかみこんで、膝の上に頬杖をつき、 地へのこったその蛇行線を観察する。]
…………。
(184) 2011/08/17(Wed) 23時半頃
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[昨日から、少しだけ団十郎の様子が常と違っているのには気づいていた。昔のことを話す折、何処かぎこちないような。 彼の心中は分からない。けれど、もう「限界」の頃合いなのかもしれない、というのは身に染みて感じていた]
――――――――……私は、
[弱くなる相手の語尾に重ねるように、口を開く]
自分でもあまり可愛げのない子供だったと思いますが。 それでも、にも関わらず、とても良くして頂きました。 兄様にも源蔵様にも、…団十郎様にも。
[目を伏せて告げた後、顔を上げて]
早う、恩返しできるようになりたいのですけれど。 立派な大人になれるのは、まだまだ先になりそうです。
(185) 2011/08/18(Thu) 00時頃
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[怪訝そうな表情で張り子を見つめる団十郎に、何処か声を弾ませながら答える]
そうですよ。空の上を泳ぐ船です。 きっと海の上を泳ぐのと同じくらい、 気持ちが良いのでしょうね。
[掲げた張り子は――――――…きゅるきゅる、とは鳴らなかった。 先ほど衝撃を与えてしまったせいだろうか。壊れてしまったことは無いだろうが、一時的にからくりの噛み合わせが悪くなってしまったのかもしれない。 けれど、其れには気づかない。…波の音が、近過ぎて]
羽ですか。其れも素敵ですね。 羽ばたかせるなら、どんな物が良いでしょうか。 鷹のように大きな翼。それとも、蝶のように繊細な翅。
[先ほどしていたように、空に張り子の円盤を掲げた。夢想する様子は、まるで子供のよう。早く大人になりたいと言っていた、先ほどの言葉とは正反対]
(186) 2011/08/18(Thu) 00時頃
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―――――――……えっ。
[色々と膨らませていた想像は、団十郎の一言で途切れる。 大きく瞬きをしながら、じっと相手を見つめ返した]
私が、学者……ですか?
[考えたことも無かった。否、憧れはあるけれど、きっと無理だと思って考えないようにしていた。 まして、この時代では]
もしも成りたいと言って努力するなら、 ……応援してくれますか?
(187) 2011/08/18(Thu) 00時頃
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―村の傍の墓場― [宿に一回戻った後、村の近くにある墓地に来ていた。 桶に水を汲み、杓で水を落とす。てぬぐいで磨き上げ、ふぅ、と息をついた。]
少し遅れたけれど。ただいま、父さん、母さん。
[いや、祭りの前ということを考えれば、自分が先に帰ったのだろうか。といろいろ考えつつも、手を合わせ拝む。]
……。
[水がまだ入っている桶の中にてぬぐいを無造作に入れれば、適当なところに腰かけて。 何を考えるわけでもなく、ぼーっと空を見つめて。]
(188) 2011/08/18(Thu) 00時頃
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―神社―
ばかっ、ばか、ばっかやろー!
[神社にたどりつくと さっき言い足りなかった鬱憤が外へと出る。 言葉にもならない罵詈雑言が次々と出ていく 近くには伊綱と真昼が居るだなんて事はつゆ知らず叫ぶ]
…一番馬鹿なのは、俺だよな。
[一通り叫び喚き終わると、ポツリ]
(189) 2011/08/18(Thu) 00時頃
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[そんな折りに仁右衛門が「自分を解き放つのさ!」とたからかに力説した。]
もうこれはいいだろう…?
[自分が言うや否や、やってられっかと騒ぎ、仁右衛門もそれに応じた。
もみくちゃになる一団は本来の目的を果たしたのかもしれない。]
(+9) 2011/08/18(Thu) 00時頃
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餓鬼大将 勝丸は、メモを貼った。
2011/08/18(Thu) 00時頃
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[重たいスイカを背負ってみた やっぱり、重たい]
おとっとっと、と
[こけそうになる度に、スイカを降ろして休む はやく帰って、冷やさないと 温いスイカは、食べられない]
ふぅ…――――
[お家は、まだまだ遠いから 頑張って、歩かないといけない 進まないと、決してたどり着けないのだから]
(190) 2011/08/18(Thu) 00時頃
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…………妹、に、ですか?
[告げられた言葉にどう返したものか、と。 そう、考えたら、声が出るまで間が開いた。>>182]
ふむ……確かに、それは難しいですね。
[求められているものが、『姉』という存在なのか、それを越えたものであるのか。 それによって、返る答えが変わる、という事もあるのだろうか。 そんな風に考えてしまうと、確かに難しいな、とも思うが]
……二人一緒にいたい、という気持ちが、何よりも強いなら。 どちらが姉で、どちらが妹、と決めきってしまわなくともよいのではないかな……なんて。 私は、思うのですけれどね。
……私には、兄弟はいませんから……どう、言えばいいのか、わからないのですけれど。
(191) 2011/08/18(Thu) 00時頃
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PLの皆さんのこの村の想定年代の違いが面白いです。 最初、手鞠歌的なものって、この村より新しい流行だよねと思っていたのですが、「近代だけど不便な時代」くらいのイメージで捉えていらっしゃる方も多いのですね。
□割と古いイメージ 中世末から近世くらい 朧さんとか
□近世というか江戸後半期決め打ちっぽい 源蔵せんせ
□近世〜近代 でも明治のほうが合ってそう 団十郎さん
□近代 明治以降な感じ 朝ちゃん 勝っちゃん
ざっと、こんな感じ?
(-44) 2011/08/18(Thu) 00時頃
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勝丸くんは、最初の設定や小道具がとにかくちゃんと、明治終わり〜昭和初期くらいのイメージで統一されている印象。 団十郎さんの、傘の機構が反対、っていう表現はすごく的確で面白かったです。
まあ、この村は実在的日本ではなくて、架空のどこかな上、時代考証のずれが気になるというよりも、未来人のおかげでいろんな未来の習慣や物が混ざっている、という印象になるので、面白いです。
(-45) 2011/08/18(Thu) 00時頃
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そりゃあ、な。 もっと子供らしく、甘えたり泣いたりすりゃあいいのに、って思うことは、何度もあったけどよ。
[目を伏せる一平太へ、軽い調子で]
でもなあ、真面目で、兄貴思いで、やっぱり可愛い奴だよ。 親父さんとお袋さんがいねえ分、早く大人にならなきゃならねえ部分もあるんだろうが……ゆっくりでいいんだよ、ゆっくりで。 朧もきっと、そう思ってる。
[それから空飛ぶ船の話になれば、とたんに少年の声が弾む。 それでいいんだ、とばかりに頷いて。
いい歳をした船大工にも、 想像の空へ、共に翼ある船を浮かべてみるくらいの童心は、残っている。 技術者としての好奇心と、綯い交ぜのものではあるけれど]
(192) 2011/08/18(Thu) 00時頃
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[明之進の言葉に微笑んで。]
うん。 どっちが妹かとか。 決めなくても、いいのかもね。
でもね。 明さま。
あたしも。 朝ちゃんが妹になってくれるまでは。 きょうだいはいなかったの。 だから、欲しければ、願いはかなうよ。きっと。
(193) 2011/08/18(Thu) 00時頃
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たぶん今日吊られるのは、朝顔(PL視点) まあ、狼吊らなくても明日があるんだけれどね。 狼はPL視点で皆、勝朝+一とわかったはず。 ハムは明。
ここで吊ろうとするのは誰がいいか。 やっぱ団十郎かなあ。
(-46) 2011/08/18(Thu) 00時頃
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……そう、学者だ。 学問は好きなんだろ? 向いてると思うんだがなあ。
[もしも、と問われれば、目を輝かせ、しっかりと首を縦に振る]
そりゃあ、応援するさ。 試作品だって何だって、手伝ってやるぜ。 おめえがずっとこの村にいてくれりゃあ、俺だって嬉しいしな。
……なあ。 俺あ、いつかおめえとも、一緒に酒を飲めるの、楽しみにしてるんだぜ。
[ふと目に宿るのは、寂しげな色]
(194) 2011/08/18(Thu) 00時頃
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/*PL的素朴な〜
だから、もし村が近世以前にあるなら、「唐柿」をトマトと呼んで食用にしてしまうのも、未来人のうっかりか確信犯な影響な違いないと思うのです。ふふふ。
(-47) 2011/08/18(Thu) 00時頃
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一平太もいつの間にやら。 いや、年を経つ毎に立派になっていきます。
私は、弟にとって良い兄で居られているでしょうか。
[誰に問うわけでなく、その言葉は青空に溶けていく。]
父さん、母さんがいなくなった後。 暫くは村の皆に迷惑をかけました。 でも、その後、都に行ったのは。本当に正しかったのか。 私にはわかりません。
(195) 2011/08/18(Thu) 00時頃
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確かに金は稼げました。でも、拘束される時間も長く。 弟との時間を大切にできたかというと。できていなかったか、と。
[そこまで言って息をついた。]
……もう暫く。都で働くつもりです。 そして、この村に帰るつもりです。それまで、どうか。一平太を見守ってやってください。
[空を見上げたまま、言葉を空に溶かす。変わらず、その言葉に反応する者は居ない。それでもぽつりぽつりと。自身の心境や近況を紡いでいく。]
(196) 2011/08/18(Thu) 00時頃
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源蔵先生と朧と一平太のこと好きすぎるね団十郎さん
(-48) 2011/08/18(Thu) 00時頃
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―空き地―
足元気をつけるんだぞー。
[いつもの調子で一目散に逃げだしてしまった勝丸の背に、のんびりと声をかけて。 急に静かになってしまった空き地。中に誰もいない屋敷にひとり戻る気になれずに、ぽてぽてと空き地を出る。
村の真中の道を、特にあてもなく歩き出す]
(197) 2011/08/18(Thu) 00時頃
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―― 神楽邸・玄関 ――
た、ただいまぁ…――――
[私が帰った頃には、既にお豆腐が届いていて 疲れ切った声を聞いた母さんが、玄関まで来てくれた
お魚と、きゅうりを渡して 大きなスイカも、受け取ると言ったけれど これは、私が冷やしたかったから]
いいの、私が井戸まで運ぶの
[あと、もうひと頑張りと、大きなスイカを背負って歩く ギシギシと、床がなってしまうから 随分と、自分がおデブになった気がした]
(198) 2011/08/18(Thu) 00時頃
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