212 冷たい校舎村(突)
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[肩にかけた那由多のブレザーを手繰りながら、 悠の呟き>>191を耳にすれば、気遣わしげな視線を。 大丈夫? そっと尋ねてはみましたが、 次いで聞こえた那由多の問い>>175に、意識はそちらへ]
…………なんで?
[心底、理解出来ないと言った口調。 この反応は、多分正解だったでしょう。 だって悠も、咎めるみたいな声をあげています。
伸ばされた手>>178は、けれど一度、止まって。 けれど、悠は行ってしまう>>193。 その背中に、投げつけられる言葉>>205>>206>>207。
ああ── 聞きたくない。聞きたくない。 もしそれが本当だとして、だからって、 それを言って、どうなるっていうの?]
(223) 2017/03/12(Sun) 22時頃
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[みんなみんな、バラバラになってしまう。 それぞれ、好き勝手動いていて。 誰かを不安にさせる言葉を、簡単に吐いて。 それを繋ぎ止めるのは、諌めるのは、私の役目なのに。
──……くるしい。 そう思ってしまう事にすら、罪悪感。
私が、"弱い女"だから。 だから、やるべき事も出来ないんだ。 男の子ならきっと、こんなに、揺れたりしない。
あの女の血が、流れているから 弱々しく、誰かに縋って、しまいたくなっているんだ]
(224) 2017/03/12(Sun) 22時頃
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……やめてよ。
[水野だなんて、言わないで。 とてもよく似たマネキン。それで良いじゃない。 そんな、困ったみたいな表情、狡い。 困るなら、最初っから、言わなきゃ良いのに。
ぶつけそうになる、幾つもの言葉を飲み下せたのは、 健士郎の宥める様な語りかけ>>213のお陰でしょう。 ほんの少し、荒くなる息を整え様と 呼吸を深くすれば、滑り込む、鉄錆の臭い。
すん と、鼻が鳴ったのは、 泣いているんじゃなくって、その臭いの所為]
(225) 2017/03/12(Sun) 22時頃
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……わた…し、は、教室、戻るね。 あの、さっき通にも言ったけど 食べ物、教室に置いておくから。 食べたければ、勝手に食べて良いから。ね。
…………莉緒は、一緒に行く?
[深呼吸の後、幾らか落ち着いた心地で。 少しだけ冷めた声音になってしまったのは、きっと 感情を表に出してはいけないと、気を張った所為。
最後、手を繋いだままであろう莉緒へと首を傾げ 場合によっては、その手を離して教室へ向かうつもりで]
(226) 2017/03/12(Sun) 22時頃
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[>>214視線が返された、と思う。 前髪は目を隠している。けど、服とは違うから、なんとも言えません。 これはどうなんでしょうか、ネル先生。]
男女の制服、二着分ね。 ? 別に持ってるだけならいいんじゃないの。
制服でなんか変なこと、しないなら別に。
[変なことってなんだろう。自分で口にして、それはちょっと失礼だったかも。 >>215彼のリクエストにそう返事をして、 無人の保健室へ立ち入って棚を漁り出す。*]
(227) 2017/03/12(Sun) 22時頃
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[傲慢にも私は、自分達の目線で計ったラインを引いて、 そこから飛び出さないように、 誰かに踏み入れられないように、 距離を取って、生きています。
自分の身は自分で守らなきゃ、 誰が守ってくれると言うのですが。
やや明るい色の髪も、適度な化粧も、折り曲げたスカートの裾も、相槌も、笑顔も、全部、全部、私の武器]
(ほら、ちっとも似てないよ。 だから私に、怒らないでよ。
お兄ちゃん。)
(228) 2017/03/12(Sun) 22時頃
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[一年生の頃。 たまたま帰りの遅くなった兄が、 飲酒運転をしていた車と衝突事故をしてしまって、片足を失う、なんて。
兄は次の大会までに向けて毎日熱心に練習をしていました。 パパもママもお兄ちゃんっ子である私もその背中を見守り、応援していました。
だけれど、ほんの一瞬のしっぱいが、不幸が、簡単に誰かのしあわせを捥ぎ取るのですね。
不幸中の幸いに、命を取り止めても。 兄の足にくっつくのは、偽物の足。 リハビリを重ねれば歩くことは出来るのでしょう。
ですがもう、兄と並んでテニスをすることなど……とても]
(229) 2017/03/12(Sun) 22時頃
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[学校には行かなくなった兄の代わりに両親が目をつけたのは、妹(わたし)。 その日から私はたくさん可愛がられました。 たくさん、たくさん、与えられ、見返りを求められるようになったのです。
そして、たくさん、たくさん、兄からも、与えられるようになりました。
化粧を剥ぎ取った私の顔は、 兄とよく似ていましたから。
髪の毛を伸ばして、化粧をして、スカートを履いて、そうしたら、 ちっとも、あなたに似ていないでしょう、と。
それでも、終わることはありませんでした]*
(230) 2017/03/12(Sun) 22時頃
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─回想:ひみつ─
そうだね。それに決定。 しばらくは友だちと青春を謳歌するつもり。 ……こんな風にね!
ドラマにしかいないからみんな好きになるんじゃない? でも、本当空から落ちてきたらいいのにね。
[叶うわけがないと自覚しながらの夢物語は好きですよ。 自分の理想だけを詰め込んだ偶像に恋い焦がれることも。 だって、深い部分を知らなくていいんですから]
(231) 2017/03/12(Sun) 22時頃
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あったよぉ。 ほら、最近みんながハマってる曲! 『わかる〜』ってみんな言ってた。
裸、かぁ。 相手が何を望んでいるかは、分からないけど、無理して作らなくても一緒にいて楽だとか。 ………そこまでいけたらなぁ。 妥協、なんかせずに、ね。
[身体と心と。 私は生憎と前者はまだ階段を上る前ですから。 案外幼い思考は精神的なつながりをピックアップして、夢を語ったのです]
(232) 2017/03/12(Sun) 22時頃
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[だけれどもし私が今ここで制服を脱いで、入間 悠はこういう人間です! なんて天ヶ瀬 ささらに告白したら、どうなるでしょうね?
絶対の保証はないんじゃあ、ないでしょうか。 ですが、保証がないこの関係が私には心地よかったのです>>148
この関係を綺麗と呼ぶか歪と思うかは自由でしょうが、 綺麗だとか、可愛いだとか、似合うよ、だとか、外面の賛辞を行うより、こうして向き合って喋っている方が、気楽です。
どうしても、女を、男を、意識した時。 取り繕った仮面の下に隠されたほんとうの私を意識せずに済むから。
だから、私を隠してくれる、衣装はだいすき。 それを手掛けてくれたあなたたちには感謝が尽きないのです]
(233) 2017/03/12(Sun) 22時頃
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私も進路なんて考えられてないよ。 進学しよっかなってくらいだけど。 でも、ささらちゃんとつばさちゃんが作ってくれた衣装は好きなんだよね。 次回作が見られたら幸せだけど。
[だから見えたラインはこうして塗りつぶしてしまいましょうか。 噂好きの女の子たちに教えてあげられる言葉を作るためにも]
本当? じゃあ、聞いてきてもらおっかな! 可愛く見られたらちょっとは成績上がてくれる…かもしれないし?
あ、他の子には秘密ね? 成績、抜け駆けしたと思われちゃう。
[ふたりの間にやましいことなんてなさそうだよ、私もお願いしたし。 なんて、ね]
(234) 2017/03/12(Sun) 22時頃
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[告げたって噂なんか話している誰かさんたちが飽きてしまうまで続いてしまうものが多いのですけども。
こうして、共犯、めいたものを結んでおけば何か役に立つかもしれませんから]
気になる人のために努力は欠かせないしね。
[冗談めいた言葉一つ。 理想的なプロポーション>>1:39を維持している友だちに笑いかけました。 ただ、それだけ。
ひみつ。ひみつ。 ひみつの、おはなし]*
(235) 2017/03/12(Sun) 22時頃
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[>>188 ブレザーを取ろうとしたその時、 非難めいた声が一音と、 大和の慌てた声が聞こえてきた。>>220
え、って思ったけど、 その時にはもうその下を見てしまった後。
でもさ、マネキンじゃん?って思ったけど、 入間が言うのは叫んだ水野を追いかけて そんで見つけたのがコレ、らしい。>>190]
水野の……?
[代わり、なんて。 通はそんな事を言ってたのか]
(236) 2017/03/12(Sun) 22時頃
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[その現場を直接見ていなかったせいか、 どうも、信じきれなくて。 だってこれは水野じゃないじゃん。 水野に姿かたちは似てるけど、人形じゃん。
ただ、足元に広がる、血みたいな色して、 血みたいな臭いをさせてる液体は、 人間のものっぽくて。 皆の顔色が悪い事は本当で。
だから、ただのマネキンだろって 一蹴することは出来なかった]
(237) 2017/03/12(Sun) 22時頃
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[那由多の叫び>>206も健士郎の話>>213も 黙って聞いていた。 大和も分からないって調子で首振ってるし。>>221
このマネキンが何なのか。 判んねェけど、でも、]
水野じゃねェよ。 こんな人形じゃなかったろ、水野は。 誰かの悪戯だって。
[>>207 困ったような顔で言う那由多に、 なぁ、って呼びかけるようにして。
チラッ。ブレザーが掛かったマネキンを見る。
あんな変な関節してなかったよ、水野。 あんな折れやすそうな腕でストレート放ってなかったよ]
(238) 2017/03/12(Sun) 22時頃
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[でも、みんなバラバラに去って行く。
たった一体のマネキンが現れただけで、 さっきまで教室に、一緒に揃ってたのに。 なんだか途方に暮れたような気分になって。
ふと、高い背に視線を向けた。>>216]
健士郎、俺も行く。 一人で寝袋運ぶの大変だろ?
[健士郎はデケェけど、 流石に11人分を一人では無理だろ。
だから、その場を去る背に追いつくように、 小走りでトントンと付いて行く]*
(239) 2017/03/12(Sun) 22時頃
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―2F階段近く廊下―
[昴とは先程、あんな別れ方をしてしまった後でしたから、私の中にも一抹の緊張感は走ります。
何を言えば彼を怒らせないかしら。 ちらりと、様子を伺って。 彼が発した言葉。興味を向けたものは>>201]
そうだね。迷子になるわけなんかない。 ただ、途方に暮れたみたいな顔してたから。
[軽く言葉を投げつつ、ちらり。 彼の手に残る赤。 それは私の上履きにもついているものと、よく似たもの]
(240) 2017/03/12(Sun) 22時頃
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私にも、分からないの。 ただ…3F渡り廊下に、つばさちゃんとよく似た、マネキンがあってね。
この赤いのが、たくさん。 マネキンから血なんか出るわけないからさ、血糊だとは思う。
悪趣味ないたずら…じゃないかな。 でもほら、見てて気分いいものじゃないから、片付けに教室に戻ろうかなって。 タオル、あるし。
[実際はあの赤が血なのか、血糊なのかは分かりません。 鉄錆の独特の臭いは、どうしても血液を彷彿させましたが、それを彼に伝えてどうするというのでしょう。
むしろ追い込むだけのように思えます]
(241) 2017/03/12(Sun) 22時頃
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私はこれから教室向かうけど、どうする…? 昴、具合悪いなら保健室、行く?
[上階に向かわせる対案だけは一応避けて質問を。 彼から何か反応はあったでしょうか]*
(242) 2017/03/12(Sun) 22時頃
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― 回想:ネル先生との時間 ―
「そもそも裸が恥ずかしいのって、どうしてだと思う?」
[ポーズひとつ取ってもガチガチに固まっていた、ヌードを初めたばかりの頃のこと。 緊張を解すための先生の雑談が飛んできた。]
どうして、って、 変な目で見られるから……?
[モデル台の上で斜めに体を傾けて座った、比較的楽な姿勢のわたしは首を捻る。 物心ついたら服を着るのが当たり前であり、それに疑問を持つことなんてないわけで。 いろいろ思いつく理由はあるけど、難しい話はよくわからない。]
(243) 2017/03/12(Sun) 22時頃
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「まず衣服の役割のひとつは、気温や日差しや乾燥から身を守るためのものだ。 じゃあ、その危険がない時なら構わないと思わないかな?」
いやいや。 だって、やらしい目で見られたり、するし。
「同性だけの時は、どう?」
その時は……。 他の子と比べて、体つきがどうこう言われるのとか、やだし。
(244) 2017/03/12(Sun) 22時頃
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「それが、まずひとつ。」
え?
「裸ってのはいわば、“何も隠していない無防備な状態”ってこと。 逃げ道がない、人の個性そのものなんだ。 それを攻撃されるんじゃないかという不安を抱えることを、本能的に避けたいんだ。 だから、恥ずかしいって思うんだ。」
はあ……。
[わたしの体。わたしの個性。 それを守って生きている自覚は、言われてみれば、思い当たることばかり。
普段もそうだし、今もなお、こうして全裸でいる今もなお、 毛の処理が甘くなかっただろうかとか気にして、先生に笑われたくなかったし、 化粧で消した小さな古傷やシミの跡とか、 そういうのに触れられたくないなって、思っている。]
(245) 2017/03/12(Sun) 22時頃
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/* これ、大和-三星が一緒に行動してて、 上須賀-能久がまだ一緒だったら、 元賀-橘についてかないと、俺見事にぼっち!!! だ!!
(-39) 2017/03/12(Sun) 22時頃
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「もうひとつは、人間としての尊厳の問題かな。 例えば、遠い昔の話……異なる民族同士での戦争があった時のこと。 戦争に勝った民族は、戦争に負けた民族の王族を捕まえて、 裸にして鎖に繋ぎ、民衆の前に晒したという。 そうして屈辱を与えることで、勝者と敗者の差を明確に見せつけたんだ。
つまり衣服は、身に着けている者の立場の証明に使われた。 だからこそ、何も着ていないことは、情けなくて醜い、恥ずかしい負け犬の姿という、 歴史の通念が生まれたわけさ。」
[王様が豪奢な衣装を着て、高価な冠や宝石を身に着けることにも、同じ意味があってね……と、 先生の話は続いて行く。
続く話は聞くだけ聞いていた。 ハダカを恥ずかしいと感じる理由。人の個性。人の尊厳。
服を着るのが息苦しくて仕方なかった。 だけど、それを脱ぎ捨てたら、わたしは人ですらないのかもしれない。 そんな醜い姿を見せつけて、恥を恥とも思わずに胸を張るなんてできるものか。]
(246) 2017/03/12(Sun) 22時頃
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「……まあ、だからこそ。 僕ら芸術家は、その有りのままの人間の真実を追求していきたいんだ。 裸は醜いものではなく、美しいものであるとね。」
[わたしの心中を察してか、いや、察してはいないのだろうけど、 先生はわたしに顔を上げさせた。]
「いやあ、頼んでみて良かったよ。 綺麗な体してるから、描きがいがある。」
先生、なんかそういうの、ヘンタイっぽい。
「絵描きはみんなヘンタイだよ。知らなかったかな。」
……あはは。初耳。
「ふぶきも呼んで、2人で並んでアダムとイヴの構図。いいんじゃないか。」
何言ってんの。先生ってば。
(247) 2017/03/12(Sun) 22時頃
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[先生の前では、胸を張って体を晒そうと、この時初めてそう思った。 この人は本気で芸術のためにやってる、立派なヘンタイで、信頼できる兄さん。
絵を描くだけなら写真を撮ってそれを使うだけでもいいはずなのだけど、 写真に残れば拡散の危険性があるから、こうして毎週直接脱ぎに来ている。 学校の美術準備室って、よく考えたらすごく綱渡りな気もするけど。]
「別に、美術部の連中もね、悪ふざけ半分でたまにやってるんだよ。」
[真実か冗談か分からないけど、先生はそんなことを言ってたっけ。 もし変なことがあればすぐさま叫んでいいよって言いながら、笑って先生は筆を動かす。
キャンバスの中の裸婦像は、わたしなのだけど、わたしじゃないかのように見えた。]
(248) 2017/03/12(Sun) 22時頃
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服を着ても服を脱いでも、 鳥にもなれない、魚にもなれない、花にもなれない、水にも風にもなれない、 ただのホモサピエンスの雌のわたしが、キャンバスの中で変身した。
この時は、まだ。 恋愛に疲れたわたしは、先生の言葉を素直に信じて、救われていたのかもしれない。 いや、誤摩化されていたのかもしれない。
ハダカを見せることは、醜くて、情けないことだということを、 この人の前では忘れることができた。それだけ。]
(249) 2017/03/12(Sun) 22時頃
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[アダムとイヴは、知恵の果実を食べて、 裸であることが恥ずかしいということを知り、イチジクの葉で身を覆った、という。*]
(250) 2017/03/12(Sun) 22時頃
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/* 歴史の考証とかせずに、聞きかじりの知識と思いつきで書いているので 変なこと言ってたらあれですごめん
悩みに重さが足りないけど、もう考え直すヒマもないから、 あとは勢いで突っ走るしかねえな
(-40) 2017/03/12(Sun) 22時半頃
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