196 水面に映る影より遠く
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[紅い夕焼け空の下。 ぼんやり、空を眺めていると近づいてくる人影が一つ>>204 丁度俺の位置からは逆光になっていて、眩しそうに目を細めた]
おう、おつあり。 補講のテストどうだった?俺はお情け合格。 きっと来年も補講。
[ベンチの隣を開けながら、座るように勧めた。 苦虫を噛んだような表情で軽く舌を出した]
(207) 2016/08/22(Mon) 00時半頃
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あ、そだ。 ロウソクとかバケツとか持ってきてくれちゃってたりする? すっかり忘れててさー
[申し訳なさそうに語尾をさげながら、眉尻を下げる。 彼にバレないように、ポケットから携帯を取り出した]
(208) 2016/08/22(Mon) 00時半頃
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けーいち。
[名前を呼べば、こちらを向いてくれただろうか。 その瞬間を逃さず、シャッターを押した。 シャッター音とフラッシュの光。 俺は口元を緩めて、悪戯っぽく微笑んだ **]
(209) 2016/08/22(Mon) 00時半頃
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/* 18:30ってめちゃくちゃ空明るくない??19時の方が良かった?となってます。まあいいや
(-57) 2016/08/22(Mon) 00時半頃
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/* >>182 俺はお前の愛より、ジェニファー先生からの熱い抱擁のがほしい。(まがお)
(-58) 2016/08/22(Mon) 00時半頃
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[葵は窓際の席が好みです。けれど、今の葵の席は、窓際ではありません。 まあ、小夏ちゃんの席の近くだしいいかなと思っています。でも、今度の席替えの時は、くじ引きで絶対窓際の後ろの方の席をゲットしてやるぞ!とも思っています。 そんな葵は、窓際の席じゃなかったので、目撃せずに済んだ光景があることを知りません。>>185 きっと、見つけてしまっていたら、葵の心は曇ったでしょうから、葵にとってそれは幸運なことでした。
しかし、そんな幸運も知らなければ当然自覚はできません。 故に、葵は水泳の補講をどう乗り切るかで頭がいっぱいで、浮けないのに泳がされるなんて理不尽!ウチって可哀想!の気持ちでいっぱいです]
(210) 2016/08/22(Mon) 00時半頃
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―夕方・校庭― [沈む太陽を背に、律に近づいていく。 補講の話には複雑な笑みで答えた]
テストはばっちり。 元々余裕で泳げてるし。 問題は他の授業数の方だよ……俺休み長かったからな。 来年も補講受ける気か。 律も大変だな
[開けて貰った隣。ベンチに腰掛けて苦笑い]
ん、んん? バケツか! バケツは忘れてたな……ロウソクは、ほら
[問いかける律に向けて、花火セットを見せようと鞄を探る。顔を下げて、ごそごそと]
(211) 2016/08/22(Mon) 00時半頃
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[取り出した花火と、蝋燭、ライター。 じゃん、と自分で言って、満面の笑み]
わ……っ
[重なる、自分の名を呼ぶ律の声と 眩しい光。同時にカシャッと音がする]
何だよ、急に! 俺今すごい間抜けな顔してたろ
[してやったり、といった様子だろう 律に向けて、こちらも笑いながら抗議する]
どうせ撮るなら、皆で撮ろうぜ。 補講仲間の最終日記念。
(212) 2016/08/22(Mon) 00時半頃
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/* せんせの思い人は誰も決めてくれないから、じぇにふぁーせんせいにしましたぁ!>< 英語の先生にしよう。村建ての趣味です。 ジェニファー先生だからって、なにかなるかといえば何もならない。自己満足。
>>1せんせが、おしまいとか言ってると思うとじわる。 大きないい体して、おしまいってかわいい。
(-59) 2016/08/22(Mon) 00時半頃
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― プール ―
[タピオカドリンク用のストローはいい仕事をしました。 抜かりなし!これなら何時間でも潜ってられんで!と思ったものです。全身ふやける覚悟もできていました。 しかし……]
な、なんでバレるん!?
[先生に見つかってしまいました。さすがに補講最終日ともなると、先生もいつもよりやる気を出してしまったようです。夏休みやねんから、そんなやる気いらんのにーなんてぼやいたら、先生に耳をつかまれました]
ギブ! ギブ!
[じたばたする羽目になりました。ストローは補講が終わるまで没収だそうです。補講が終わった後なら返してくれなくていいです]
(213) 2016/08/22(Mon) 00時半頃
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これで最後……ってヤツも 居るんだろ?
(-60) 2016/08/22(Mon) 00時半頃
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ケイイチは、小さくため息交じりに、ぽつり。聞こえたか否か。
2016/08/22(Mon) 00時半頃
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わかったわ先生。ウチの本気見したる。
[昨日も見せた気がするのですが、仕方ありません。 葵は、浮けません。浮けませんが、前に進むことはできます。微々たる速度ではありますが。 ならば、沈みながら、意識不明になるまで前進あるのみです。 久水葵!今日がお前の命日だ!という気持ちで、スタート地点に立ちました。 できるだけたくさん酸素を確保すべく、深呼吸を繰り返します。 いっきまーす!とは今日も言いません。酸素がもったいないからです。 先生に向かって厳かに頷くと、覚悟を決めて葵はプールの壁を蹴りました]
(214) 2016/08/22(Mon) 00時半頃
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―夕方・校庭―
あれ、二人とも早いなー。
[校庭に向かえば、大原と樫木が既に校庭にいて、何か話しているのが見えた。 僕もその近くに寄っていく。ちなみに、僕は時間潰しでカフェに入って華麗に残った宿題を済ませてきたのだった]
花火、何持ってきた? 爆竹とか?
[流石に爆竹は近所迷惑だろうか。 でも、あのぱんぱん鳴る音は結構好きだったりする]
(215) 2016/08/22(Mon) 00時半頃
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/* キーホルダーはリアルタイムで時間が合ったらお渡ししたい。 が、渡しそびれたまま圭一のケータイに飾るのも悪くない。 基本的に圭一は女子ならだれでもいい子。 恋愛脳ではないのでな
(-61) 2016/08/22(Mon) 00時半頃
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ごぼべぶばぶがぶごぶがぶっ!!
[本日の葵の記録、24m 葵は水底で、真っ白な灰になりました]
(216) 2016/08/22(Mon) 00時半頃
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―校庭―
お、大樹だ。 大樹も早いじゃん なに、楽しみで待ちきれなかったってやつ?
[男が一人増えた。 むさくるしさが1アップした。 楽しみで、という所に妙なアクセントをつけて返事]
花火は皆が持ってくるだろうと思って ロウソクとライター係。 一応ちっちゃいのは持ってきたけど、大したの入ってないぜ。 定番の奴ばっか。
(217) 2016/08/22(Mon) 00時半頃
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/* おおお、葵が丁度24メートル! おめでとう。
(-62) 2016/08/22(Mon) 00時半頃
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[根性論ではどうにもならないことが世の中にはあります。 しかしこのケースはどうにかなってしまったようです。それでも1m足りないというツメの甘さが葵の葵たる所以でしょう。 来年の課題は、残り1mの克服と、溺れているように見えない泳ぎ方の研究です。 とりあえず一つ目の課題のために、肺活量を鍛えようと思います]
(218) 2016/08/22(Mon) 00時半頃
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そうかな? 僕は宿題終わって、本も読み終わっちゃったから来ただけだよ。 まぁ、楽しみにはしてたけどね。
[楽しみ、と言う所を僕も強調して、ニヤリと大原に笑ってみせる]
あれ、ろうそくとライター持ってきたんだ? じゃあ、持ってこなくて良かったかな。
[そう言って、カバンからライターとろうそくを取りだして見せる。 ろうそくを立てる皿もあるぞ]
花火は僕もコンビニで適当に買ってきた。 定番の手持ち花火ばっかりだよ。爆竹やりたかったなー。
(219) 2016/08/22(Mon) 01時頃
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─朝、教室─
[規定の時刻になれば、現れる神せんせ。 そう、今日でおしまい。終わり。終焉の宴。>>1
何かの虫の知らせだろう。 転校する人がいるなら、この中な誰かな気がする。 俺が補講にいる意味は何かあるんだ。たぶん。 ──思春期の妄想はたくましい。 悪夢の夜に、膨れに膨れた妄想。 自分をヒーローか何かと勘違いしてる節が、ある。]
(220) 2016/08/22(Mon) 01時頃
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― 教室 ―
[補講の後のホームルームが終わり、解散となった後、まっすぐに葵が向かうのは同じ列の後ろの方の席です]
いっちゃーん。
[向かいながら、昨日はいとちゃんが葵の席に来てくれたこと>>1:258を思い出しました]
あきちゃんも、こっちこっち。
[いとちゃんの席の方へ、あきちゃんも勝手に手招きます。へらっと、当たり前のような顔で笑いました。 いつも通りは意識した途端、いつも通りではなくなってしまう。そんなことわかっていて、それでも葵は“いつも通り”の顔をしてみせるのです]
浴衣持ってきてん! 先に選んで!
[いつまでも着れるものを、と両親が買ってくれた浴衣は、クラシカルなデザインです。 どれがええかなあ?なんて3着並べてみせました]
(221) 2016/08/22(Mon) 01時頃
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[心配をかける程の表情や態度ではなかった。>>0 ただ、上の空で出席の際は二回も名前を呼ばれてしまう。
水臭い、未来の転校者、君の名前はなんでしょう?]
おれたち、くらすめーとだろー。
[小さく呟いた言葉は誰にも届かない。 転校したら、何もここに、俺たちに残らないわけじゃない。
30人程度と少ない人数で構成されたこのクラス。 一人欠けたら、3%も減るんだぞ。わかってるか。 体重が3%も落ちたら、女子は大喜びだろ?]
(222) 2016/08/22(Mon) 01時頃
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[思い出に思い出を重ねたら、そこには何も残らない? 本当にそうだろうか。 小さいころにクレヨンで書いた花火。 スケッチブックの一面に、 イロトリドリの好きな色で好きなものを書いていく。 そのうえを黒で塗りつぶしてしまえば、漆黒。
つまようじで表面を削れば、ちゃんと好きなものは浮き上がる。 元の形とは違うかもしれない。 でも、消えてない。残っている。]
(223) 2016/08/22(Mon) 01時頃
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[余談だが、初恋のエミコちゃんの詳しいことは忘れた。 でも、エミコちゃんは名前の通り、笑うと可愛かった。 そこも覚えている。 お気に入りだったろう、髪飾りの色も形も。*]
(224) 2016/08/22(Mon) 01時頃
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[花火。 物として確実に形を残すことのないそれ。
今晩は6時半より集合らしい。 コンビニで買うつもりだったのに、 動揺して買うの忘れてたことに気が付く。 ま、いっか。*]
(225) 2016/08/22(Mon) 01時頃
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/* んー。ぺかちゅう。
(-63) 2016/08/22(Mon) 01時頃
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[大樹はここ数日で変わったな、と思う。 思うが、口には出さない。 そういうものだ。 にやりと笑い合って、それから大樹が取り出したろうそく立てに、あ、と声を漏らす]
マメだな…… ロウソクは多いほうがいいよ この人数だし、花火かなりあつまりそうだし。 皆が同じ量持ってきただけでも結構あるぜ?
(226) 2016/08/22(Mon) 01時頃
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着替えは、やっぱ更衣室やんな? いっちゃん、着付け頼むな!
[いつもの葵なら「頼むわ〜」と言っていたような気がします。しかし葵は「頼むな!」と強い口調で押し切りました。やっぱり葵は“いつも通り”ではありません。 でも、そんなこと、気づかない振りをしました]
いっちゃんがおってくれて助かったわ〜。
[気づかない振りで、笑ってみせるのです]
(227) 2016/08/22(Mon) 01時頃
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/* ぺかちゅうは回収させてほしいなー。 割り込みなかんじになっちゃうけど、中身の回収力がすごいからなんとかなるだろうと楽観して投げておこう。
(-64) 2016/08/22(Mon) 01時頃
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/* さびしくないか心配してくれるスズ入れ忘れた顔。 すん。
(-65) 2016/08/22(Mon) 01時頃
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