97 wicked ROSE 【ハジマリの五線譜】
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くそっ、やっぱ喉痛めてたか……。
[けほ、けほ、と数度咳き込んで、左手は喉元を労わる様に撫でる。 止むは得なかった事だから仕方が無いが]
……っ?コンデン……。
おい、猫野郎。なんだその名前は……。
[青年と共に訪れた、先程気絶していた猫野郎が呼んだ何かの名前>>171。 少年が属する機関とも近い名に、思わず反応して。 ぐるぐると部屋を駆け回る、何かに眼を向ける]
(184) 2013/09/29(Sun) 00時頃
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――…………ね、ず……
[ちゅーちゅー。元気に駆け回る白鼠との、目と目が逢う瞬間。 ちゅ?と小首傾げらそうなつぶらな目した、ネズミ。 ネズミだ。マウスだ。 そして、少年はネズミに耐性が存在しない]
(185) 2013/09/29(Sun) 00時頃
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[ひっ、と喉の奥で声に成らない悲鳴をあげた]
……そ、そいつ捕まえろ!
く、くんなよ?こっちくるんじゃないぞ!?
[後退り、ベッドに身体を乗り上げて、壁に手をつけて、避難完了。 このネズミは何だ。近づかない事を切に祈りながら、落ち着き無く視線を彷徨わせ。
その時、ふらふらと、紅茶の淹れたカップが、横合いから差し出されたのを見た]
(186) 2013/09/29(Sun) 00時頃
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で、神父様も自分労われ…
[よろよろ、ふらふらと。 アルトに紅茶を差し出す姿に一喝。]
(187) 2013/09/29(Sun) 00時頃
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おいで、コンデンス…
[アルトの怯える様子を見兼ねて。 純白色の鼠を呼び寄せる。]
(188) 2013/09/29(Sun) 00時頃
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[紅茶は物凄く喉に沁みておいしそうだ。 背中の手も、労わる様な声《ヴォイス》もとても嬉しい。 だがお願い。そのネズミ抑えててクダサイ…]
……大丈夫…… この位なら、大した事、ないから。
[ともあれ取り直し。 喉を確かめながら、緊張に張り詰めた体を弛緩させた。
声《ヴォイス》に籠められた願い。何処かふんわりと柔らかい声《ヴォイス》のまじない。 それは、喉か胸の何処かで緩く震えた気がして]
(189) 2013/09/29(Sun) 00時頃
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ちゅー!
[鼠はひと鳴きすると。 名を呼ぶ青年の手を伝い。
その肩にちょこん。]
(190) 2013/09/29(Sun) 00時頃
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[コンデンスは >>181アスランの言葉で、 アランではなく、こちらにきたか? 紅茶を差し出した先が、寝台まで言ったので、 青年もつられて、フラフラと動いたが そうすれば、アスランに青年を頼まれた コンデンスも着いてきたか。
ただ、アスランの >>187に、軽く肩を竦めて そのまま、寝台に腰掛けたところで コンデンスが >>188に呼ばれてアスランの方へかける。]
(191) 2013/09/29(Sun) 00時頃
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それより、お前達は……?
猫野郎は、案外大丈夫そうだけど。 えせ神父。 やっぱり、お前大概お人好しだろ……?
[紅茶は受け取りはしたものの。 下手を打たなくとも、この中で尤も堪えてる姿に、呆れた視線。 横合いから、アスランの降した一喝に、大きく首を振った]
(192) 2013/09/29(Sun) 00時頃
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”問わば問え。歌わば奏でよ。 …知りたくば、お前は何らかへ問わねばなるまい”
[左の前足に、乗る重みを見下ろしながら応える。 ぐい、と額に乗せた柔らかさが重みを増す。 ゆらゆらと尾が揺れて、直接脳裏に響く言葉は変わるまい]
”──北天の獣《Karen》たる我に応じよ 南天の鳥《グウェンドリン》 我は茨の閉ざす扉の底───浄典の弓手に眠る者《 》”
[聲が響き始めると同時 周囲を取り囲むように黒い光が円を描く。 描かれた黒の内部に白の円が重なった。
二つがまるで水が湧き上がるが如く空へと立ち上った次の瞬間 姿は鬱蒼と生い茂る、どこともしれぬ森の奥へ]
(193) 2013/09/29(Sun) 00時頃
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オスカーは、アシモフの、人語を理解している節もある従順な姿に、瞳をぱちくり。だが苦手な物は苦手だ
2013/09/29(Sun) 00時頃
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/* でーとのおさそいをいただいて はい って。
(-76) 2013/09/29(Sun) 00時頃
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/* (語弊のある表現)
(-77) 2013/09/29(Sun) 00時頃
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白くって舐めたら甘そうだから… 練乳《コンデンスミルク》ってつけてみた
[先ほど、神父に披露した。 大変、とても残念なネーミングをアルトにも。]
こいつ、いつもは大人しいんだけどな アケノの《悲しい》のを感じて、痛がってたみたい
…けど、残念だ コンデンスはアルトも仲間と思ってるよ あれだけ痛がってたし
[肩の上の鼠を撫でながら、つぶやいた。]
(194) 2013/09/29(Sun) 00時頃
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[巡礼者室を覗きこむ。覗くが、そこはすでに誰もおらず。 《聖遺体》の存在すらも知らぬ今、彼がそれを求めて行った>>29とは、知らない。]
……ええと。
[つまり、名も知らぬ彼の助力は今すぐには得られないかもしれない、ということだ。 すぐ戻る、といった手前探しまわる選択肢もなくて、元いた廊下へ。]
(195) 2013/09/29(Sun) 00時頃
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砂糖菓子《コンデンスシュガー》じゃだめだったの?
[成る程、余りにも残念なネーミングセンスだ。 少し弄り、練乳を砂糖菓子にした処で、対した改善には成らなかった。寧ろ改悪]
心配してくれるのは、うん。 まあありがたいんだけど……。
悪い、そのまま大人しくしてて。な?
[仲間意識は、本来嬉しい物だが、この場合とても微妙だ。 アスランの肩上に座するネズミを遠めに眺めながら、然し此方に来ませんように]
(196) 2013/09/29(Sun) 00時頃
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じゃあ、神父様には…とっておきの
[寝台に座る彼の前に立ち。 ぎゅうっと抱きしめて。
まるで、小さな子どもを慰めるように。 彼の頭を撫でた。]
(197) 2013/09/29(Sun) 00時頃
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[紅茶を手渡し両の手があけば 一度領の目を覆い息を吐く。
アスランの一喝と、アルトの >>192には 曖昧に笑うしかなかった。 何もできなかったわけではなく、 理由はなんであれしなかったことがあるから。 罪悪感に目を泳がせて。]
ーーーー…………いえ、大丈夫です。
[まだ、頭の芯が痛むが、だから >>192に そう言って笑みを作り、 アスランとアルトのやりとりを寝台に座って聴く]
(198) 2013/09/29(Sun) 00時頃
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……それよりも……
[練乳か砂糖《コンデンスなんとか》は、今は意識から離そう。 表情を戻して、アスランに疑惑気な表情を向ける]
アケノって……あの、アケノか? 今日見た、あのアケノ?
あいつが、今のあれを……?
[何故、誰の物だと理解できたのだろうか。 然し、そう云われてみたら、嗚呼、と何故か納得の出来る自分が存在する事も不思議で。 結果、全体何だったのだろう、と首を傾げるしか出来なかった]
(199) 2013/09/29(Sun) 00時頃
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神父様の痛いのや、苦しいのは…雪のように溶けていくよ 今すぐは無理かもだけど、ゆっくりと春は来る
[口から出るままに。 声《ヴォイス》の赴くままに。]
(200) 2013/09/29(Sun) 00時半頃
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[どちらにしても、甘ったるい名前だと アルトの改案をぼんやりときいて、 室内に干したアスランのフードがついた上着、 案外アルトも好むかもしれないと、 同じセンスを感じた時だった。]
ーーーーーーへっ?
[視界に影、いや、それはスータンをきたアスランだと わかるより前に抱きしめられた。 わけもわからず、混乱したまま、 手の感触に瞬き一つ、二つ、硬直したままで]
(201) 2013/09/29(Sun) 00時半頃
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っ……
[>>193柔らかな感触が額から伝わる。 響く言葉と、 これは ───── 映像?]
[ 『 、僕は 』 ]
[混ざりかけた一瞬。
いや、 あれは、僕じゃない。]
(202) 2013/09/29(Sun) 00時半頃
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/* ・カルセリス=ゴートリンゲン/Call, say listen. God ringing a hate. (呼べ、請え、耳を傾けよ。神は憎悪で満たし給う)
・南天の鳥《Gwendolen》 浄典の馬手(右) 音波 (fair (white)-ring)裁きの音波洗浄器(違)
・北天の獣《Karen》 浄典の弓手(左) 音譜 katharos (語意 pure)純粋たる暴力
・浄典、始原の音律《コール》 Choir。何かハイパーな旋律。良くも悪くも使えるくさい。
こうですかわかりません…
(-78) 2013/09/29(Sun) 00時半頃
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……ッ!お前、何やってんだ!?
[寝台に追加された重み。 随分と辛そうだな、と気掛りに青年を見ていたら。
隣に腰掛けた青年を抱き締めて、その頭を撫で出したアスランを前に、裏返る様な声で叫んでいた]
(203) 2013/09/29(Sun) 00時半頃
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北天の獣《Karen》……
浄典の弓手に眠る者《 》 ……?
[うまく音を載せられない。 首を傾げる間もなく、複数の円が美しい軌跡を創りだした。]
く、
[世界の動きは、ひとつひとつが奏でている。謳っている。 高音に劈かれた後の脳には、転移もまだきつい。
ぐらりと揺れて、獣の身体にしがみついた。]
(204) 2013/09/29(Sun) 00時半頃
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あ、だって…告解室で アケノが鳴らしてた《鈴の音》だったから
[《聴こえ》た《鈴の音》は記憶のまんま。 少し、様子が違っていたのは《奏者》の心の揺らぎ故。]
(205) 2013/09/29(Sun) 00時半頃
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──森──
ここ、は……
おま あなた の、住処?
[到着したのは、"見覚えのない"森。 くらくらする頭を抱え、あたりを見る。]
……"いいところに、住んでるみたいで"?
[弱っている自分を押し殺そうと、慣れた皮肉が口をついた。]
(206) 2013/09/29(Sun) 00時半頃
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オスカーは、傍目に見ていた自分が、一番慌てていた。
2013/09/29(Sun) 00時半頃
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ーーーーーーーーーっ
[2月の初めに屋外で、温かい紅茶を口にする。 体の芯に暖かさを流し込まれるような。 その暖かさに、心のそこから安堵するような。 軽く震えた息を吐き出して。
暖かさに、頭の芯の痛みが濯がれる。 思考が明晰になる感覚。
>>199聞こえる明乃の話を そのままの姿勢で考えようとした時だった >>203、ひっくり返った声に やっと状況を把握する。]
ーーーーえぇ……と
[把握したけどどうしたもんあ、というか 驚くことでもないが気恥ずかしくはある。]
(207) 2013/09/29(Sun) 00時半頃
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えっ、何かまずかった? 神父様だって…子どもの頭撫でてるし
こうすると、早くよくなるよ?
[にこっと子どもの様に笑う。 声《ヴォイス》の使い過ぎで酔っていたのだが。
それに誰かが気づくのは。 もうしばらく後のこと。]
(208) 2013/09/29(Sun) 00時半頃
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明乃、に、なにがあった……のでしょうか…… 尋常、じゃないですよね……心配です。
[考えた結果、でたのはそんな言葉。]
(209) 2013/09/29(Sun) 00時半頃
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まっずいにきまっとろうがッ!!
お前ら自分の構図良く見直しやがれっ! そこのえせ神父も、へらへらしてんじゃ無いだろうな。 済ました顔して、まさか、とんだ……っ。
[子供の様に笑うアスラン、状況処理仕切れてない青年。 自分はと云えば、断下一喝して。 思わず、引き剥がしそうに手まで伸びようと云う時に、はた、と]
(210) 2013/09/29(Sun) 00時半頃
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