251 洋墨と躍れ、心の随に
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「 間違った世界を書き換えるには それに見合うだけの洋墨と紙片が必要だ
─────君達は どのような世界を綴りたい? 」
[ その無念、怨嗟、…願望。 在るからこそ、自らを埋めてゆく歴史から こうして這い出て来たのだろう …とは、 彼らを偶発的に目醒めさせたに過ぎない 禁忌を破った研究者の残す、推察であったが。 ]
(191) 2018/10/09(Tue) 00時半頃
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「 修正した歴史には、 君達が生まれ出ることが許される そんな世界も…ある、かもしれないね 」
( 囁くように、嘯くように 唆す言葉を紡ぎ出す時ばかりは 黒髪が垂らす影が揺れ動くのだ )
[ 求めるのは洋墨と紙片の収集。
書の街に馴染んだ香りは不顕性の高さと変わり 世界が書き換えられる可能性を認識出来るのは、 事の発端であるジェフティと────>>0:19
…鐘の音が響いた。 ]
(192) 2018/10/09(Tue) 00時半頃
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─ 現在・人気のない路地にて ─
[ ノワ・ヘルミアのシンボルの一つでもある 時計台は規則正しい時を刻んでいた。 それが伸ばす足の長い影を利用するように、 人通りも、陽の光も碌に当たらぬ場所で>>1 ]
……簡単なことだ その摂理を、その規律を、その法則を ただ書き換えたに過ぎない
[ その一冊はそういった書物であるが為に、 世に出ることを一切許されていなかった。 ───とは、一側面に過ぎない事であるが。 ]
(193) 2018/10/09(Tue) 00時半頃
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我 成 が さ り 身 し 合 成 塞 は り ぎ ざ 成 て る り | 処 て | |
(194) 2018/10/09(Tue) 00時半頃
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[ 異国の春の象徴たる花弁が ふわり、黒髪をくすぐりながら散っていく。 石畳に奏でる文字を解することは出来ず、 軈て、弾けて散った薄桃の上を>>3 啜るような音をたてて黒髪が這い回る。
こうして洋墨を、書霊の血肉を集めるたび 回路の灼かれる心地が身体に巡りながら、 ]
全てを書き記す為には …まだ足りないか
[ 吐き出した息には熱が漏れ、 双眸には感情のない涙が薄らと滲んでいた。 ]
(195) 2018/10/09(Tue) 00時半頃
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[同じ実存主義と呼ばわれる哲学者でも、 『わたしたち』を手に取ったことがあるのは >>176たしかに≪真の生みの親≫が文壇に立った頃 その十年後には早々として亡くなった『彼』ではなく 後代のフリードリヒ・ニーチェの方であったのだろう。 ──────キリーロフの、 あの取り憑かれたようにイカれた人神思想もそうだ。 (これについてはまた後々に語ることがあるのかもしれない) のちに生まれた<超人>思想とまるでよく似通っていた。
シェストフなんかにも語られているように、 わたしたちの著者たるドストエフスキーが かの哲学者ニーチェの先駆者だったとも、 言われていることもあるらしい。]
(196) 2018/10/09(Tue) 01時頃
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ずぶり・と 差し込む ぐずり・と うなる。
吾は吾で満ち満ちていたはずなのに ただひとさし、ただひとつき、 開かれたあな・から溢れ落ちていった。
赤不浄で在り 黒不浄で在つた。 ─────────────その うまれ は。 ・・
(197) 2018/10/09(Tue) 01時頃
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[それは、秋風とともに“書の街”に、 とある噂話が広がるよりも前の話]
(198) 2018/10/09(Tue) 01時頃
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「魔術、とは、霊子の記憶を覗いた折に観測されうるものなのでしょうか」
[おすすめの店でも訊くかのように実にあっさりと彼女は眼前の研究者に問うた。 東洋系の顔立ちをしていながら流暢にこの地の言葉を紡ぐ。 縁あってこの街で生まれ育った賜物である。
書によって栄えたこの街で、彼女は書の研究に携わることに決めた。 歴史、伝承、科学、論理、概念、思想、虚構。 世界にはあらゆる書が存在しているが、彼女が紐解くことに決めたのは“神秘”の領域であった。
すなわち。 表向きは歴史学を研究の対象としながら、その実、 世に実在する魔術書《Grimoire》こそが本命であった]
(199) 2018/10/09(Tue) 01時頃
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[別に魔術を使えるようになりたいと本気で思っていたわけではなく。 あえて簡潔に言うなら未来(さき)を照らす光がほしかった。それだけ。
何かに失望したり深く傷ついたり、 状況は様々だが人は時に神秘にすがる。己もそうだった。 その結果、ほんのわずかの救いを得られたからこそ、 魔術という存在が、何か(あるいは他の誰か)を照らせる灯火になればいいと思っていた。
とはいえ――― 書を媒介にした降霊術式、その存在を知ってしまえば、 気になるというものである。魔術書を媒介にしたらどんなことになってしまうのか]
(200) 2018/10/09(Tue) 01時頃
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大きな大きな声でないていた動物は、すっかり静かに>>156なっておりました。 その動物 ── 動く物ではありますが、動物ではないバイクという乗り物を『少年』は動物のように思っておりました ── を、初めて見るもののように見つめておりました。
けれど、その人が『少年』を見たような気がしました。 けれど、その人が『少年』に話しかけてくれた気がしました。
ですので、『少年』はその人へ、ちがうかもしれないことなんてかんがえもしないで、近づいてみることにしたのです。
「えへへ、ぼく、だれも気づかないんだと思ってた。」
(201) 2018/10/09(Tue) 01時頃
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[しょっぱなから質問をぶつけたのが“彼”との最初の会話なら、 二番目の会話はさて、どうだったのか。そもそも機会はあったのか。
あったのなら、まるで教えを乞うかのごとく“彼”に質問をぶつけただろう。 書によって解釈の異なる人物の場合、 媒介に使う書によってステータスは変わるのか。 魔術における術式陣は降霊の術式を確立するのにちょっとは役に立つか。
―――存在を亡きものにされた書物や記述は、 霊界でもその記憶をとどめてはおけないのか、などなど]
(202) 2018/10/09(Tue) 01時頃
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[そんな前書きなどは、さておく。
美しくはないロシアの春と打って変わったような、 春花を思わせる菫色が持ち上がるのを>>178 やはり足は動かすこともないまま、この男は 好奇心同士でかち合わせることをよしとした。
見知らぬフロックコートの紳士が近づくたびに その目線は近づいて、 そして彼がスタヴローギンの前に立てば 再び──(しかし、今度は上下あべこべに)離れた、 1センチよりはその猫背のぶん曲がった数値で わずかにこの<ニコラ>は彼を見下ろしていたが、 その拍子にその睫毛を震わせていた。
どうやら『ご同輩』と言う言葉を聞いてのようだった。]
(203) 2018/10/09(Tue) 01時頃
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[ただ、肝心の霊科学まわりはちんぷんかんぷんすぎて何から問えばいいのかわからなかったから、 (基礎からやれというレベルである) たくさん知識を吸収したとしても、彼女はやはり魔術書を研究する奇特な存在のままだった。
だから。 降霊実験の事故で呼び醒まされた“参照されざるモノ”とともに、 “彼”が姿をくらましたことは実験の後、 研究所の至るところが騒然とする中で知った。
周りが騒がしくなればなるほど、心はむしろ水を打ったように静まりかえっていた]
(204) 2018/10/09(Tue) 01時頃
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その人のコトバは、とてもとてもゆっくりとしていて>>160、『少年』はとても気に入りました。 “××××××” が、そのコトバには、なかったせいかもしれませんでした。
「じゃあ、ぼくもきみに、こんにちは、しなくちゃ。」
いきおいよく頭を下げて、かおを上げるころには、 “れーしか” なんていうむずかしいコトバをその人は言っていました。 『少年』はそのコトバの意味を知らないものですから、ほんの少しばっかり、首をかたむけただけでした。
けれど、ふしぎそうなかおは、すぐに笑顔の下にかくれてしまいましたから、そのコトバのことを聞いてみることはしなかったのです。
(205) 2018/10/09(Tue) 01時頃
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[追わなければ―――
そう思うのは“彼”に訊きたいことができたからだ。 つまりこれまでとさほど変わらない。動機は。
「この世界は間違っていた」と言うなら、>>89 “彼”にとっての正しき世界の在処を問い求めよう。 そのためならば呼び醒まされたモノを討伐する任にも加わろう。
――受け取った拳銃はずしりと重い心地がした**]
(206) 2018/10/09(Tue) 01時頃
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ご同輩、...ご同輩ね。いい響きです。 たしかにぼくは、あなたと同じものなのでしょう。
[好奇心をわずかに曇らせた氷の色が 閾値を超えたらしい一瞬の憂鬱を見咎めれば 多少機嫌よく興味を取り戻してわずかに晴れて
(この時は笑み直すこともなかったのだが、)
対照色を静かに見つめていた。]
そして、それも、 あなたのご想像にお任せしておきましょう。
(207) 2018/10/09(Tue) 01時頃
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ただ二度生まれ出づるなら 無雑作に伸ばされた銀紫の長髪も 左だけ隠された赤い瞳も無ければ良い・と
指先ばかりを鉛筆の穢れに汚させた手の上に 八ツ裂きと為された紙片の残骸を置いて、
────────見えぬ御天道を睨め付けたのだ。
(208) 2018/10/09(Tue) 01時頃
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『吾はいなしこめしこめき穢き国に到りてありけり かれ、吾は御身の禊せむ 』*
(209) 2018/10/09(Tue) 01時頃
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/* 一周回って初期妄想に近い感じになりました、どうも私です(初期妄想だともうちょっと魔術師に近かったけど)
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(-58) 2018/10/09(Tue) 01時頃
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それでも、子どもの心というものはくるくるとすぐに回ってしまうのです。
『少年』もそういうところは確かに子どもでしたから、答えられそうもないことに、悲しくなってしまってうつむいてしまったのです。 分からないものは、分からないものです。 けれど、分からないことを知りたいと思うのは、とっても “ふつう” ではないでしょうか。 『少年』は、その人の分からないことを、分からないままにしておくことがとてもいやでした。
けれど、『少年』にも分からないものを、だれかに教えることはできません。 思いだされたコトバは、どうしてかとてもなつかしい気がしましたが、また、自分のことではないのだとも、『少年』は気づいていました。
「ぼくは、きみだから、つけてほしい。」
『少年』の元になるものを知らなくても>>163、その人なら友だちになれる気がしたのです。
(210) 2018/10/09(Tue) 01時頃
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友だちからもらえるものが、嬉しくないはずがありません。 それに、『少年』は子どもですから、やっぱり大人よりもずっと純粋で単純、でもあるのです。
右手にも左手にも、小さくて大きなおかしの山>>164ができあがったら、きらきらとした目を、『少年』は一層輝かせて、前のことなんてすっかりわすれてしまったかのように見つめているのでした。
まあるいチョコは、表面はきっとすべすべとしているのでしょう。 ふわふわとした雲みたいなマシュマロは、きっととてもやわらかくて食べるのが少しもったいないかもしれません。 クッキーは少しいい匂いがして、さくさくと音を立てそうに思えました。 キャンディだって、小さくて持てる大きさのホシのようです。 でも、どれも口に入れればとっても甘くて、幸せな気分がするにちがいありません。
(211) 2018/10/09(Tue) 01時頃
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[────世辞かどうか? 問いかけにもならない言葉をわざとらしく拾ってから、 その時になってようやくまた、 青年は笑うことにしたのだった。]
で、なんですって? ジェフティ? ぼくはここにただ立っていただけですよ。 それともそれが...、どうかしましたか。
(212) 2018/10/09(Tue) 01時頃
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[その目に情感の彩りはない。
それは、ただ書物であるのだから。
それに情感はない。
それは情感を描かれた「役者」でもなく。
一人の男によって書かれたそれは、 一人の男の言葉から成り、 だが、 その男ではけしてないのだから]
(213) 2018/10/09(Tue) 01時頃
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厄介ごと、とも申されましていましたが。
(ピョートルならここで 『きっとどうかするのでしょうね!』と 嬉々として覗き込む目にいっそのこと飢えた ピラニアのようにでも食らいついたのだろうが、
ぼくはなにが起きているのか、 そんなことはこれっぽっちも知りませんね、とでも 言いたげに肩を竦めただけだった。
────────事実そうだった。)*
(214) 2018/10/09(Tue) 01時頃
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[ 漸く。 這い回っていた動きを止めた黒髪は 編むにも手間取る長さにまで変じていた。 地を引きずる訳にもいかず、気怠さばかり。
白い頸に手を回し、左肩へ黒髪を纏めながら 規則正しく響かせる靴先は
───── 人通りの少ない路を通り 図書館方面に向けていた。 ]**
(215) 2018/10/09(Tue) 01時頃
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/*
ロゴスかっこいい...
(-59) 2018/10/09(Tue) 01時頃
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/*ロルが消えているうちにサンドイッチが
(-60) 2018/10/09(Tue) 01時頃
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