241 The wonderful world -7days of KYRIE-
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許婚 ニコラスは、メモを貼った。
2018/05/21(Mon) 06時半頃
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──5th day/中央エリア スクランブル交差点──
[ ───またしても、雑踏の中で目覚める。
地面に投げ出していた手の中に もうお菓子の袋はなかったけれど、 パートナーの姿なら隣にあった。
ニーナは身体を起こして、 手櫛で髪を整える。
地面に座ったままというのも 行儀が悪いので、一度立って、ジリヤの元へ。]
(16) 2018/05/21(Mon) 14時頃
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──おはよう、ジリヤ 今日のミッション、届いたみたいだ
[ ちょうど震えた携帯電話を取り出して、 カチカチとボタン操作でメールを確認。 その文面をじいっと見つめて、 ニーナは多分、ワクワクした顔をしたんだろう。]
これまでと雰囲気が違うなあ ……暗号だね、きっと
[ 少年探偵団、という響きには 誰しも憧れたことがあるんじゃなかろうか。
ニーナも例に漏れずそのひとりで、 懐かしい記憶、最近の記憶、 頭の中でいろんな頁をめくりながら、 パートナーを前につらつらと語る。]
(17) 2018/05/21(Mon) 14時頃
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逆さに読むか飛ばして読むか 置き換えではないと思うけれど、 ああ、16文字だから転置式かも
……いや、この漢字、 つつじ以外に読みを知らないなあ
或いは──、 アナグラムなんてのも定番だ
(18) 2018/05/21(Mon) 14時頃
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[ ──尚、"知る"と"できる"が違うように "知っている"からといって"解ける"訳じゃない。
すらすらとそこまで澱みなく語って、 ニーナはぷつんと押し黙った。
カチカチカチと携帯電話を駆使して 色々と試しては、いたんだけれど。
結局、スッキリした声をあげたのはジリヤ>>14で、 ニーナは彼女の示す答えを見て、 ようやく、ぽんと手を打った。]
(19) 2018/05/21(Mon) 14時頃
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──なるほど、そうだね 一旦別行動にしよう、北は任せて 何か分かり次第、連絡を入れる その後の動きは都度相談しよう
[ テレパシーで、というふうに、 ニーナは指先で自身の頭を示した。 それじゃあまたあとで、と分かれる間際、 ニーナはすこうし笑って言った。]
……なんだかこれ、少しだけ あの子の話し方みたいだなあ!
[ ──その後、駆け出したニーナは 1日ぶりに出会う参加者に手を振って>>6、]
(20) 2018/05/21(Mon) 14時頃
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やあ、久しぶり 君と目的地が同じだといいんだけど
[ などと気安く話しかけ、北上を続ける。**]
(21) 2018/05/21(Mon) 14時頃
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許婚 ニコラスは、メモを貼った。
2018/05/21(Mon) 14時頃
許婚 ニコラスは、メモを貼った。
2018/05/21(Mon) 15時頃
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/* ジリヤとニーナの謎解きの図、まんま中身たちの試行錯誤の図と同じでした(アナグラムに気づいたのに並びかえるのが下手すぎてえぐえぐしていたひとより)
(-27) 2018/05/21(Mon) 15時頃
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……それもそうか ところで、君のパートナーは? どちらかに向かっているのか
ジリヤは南に行ってるから もしかすると、鉢合わせてるかもしれない
[ カツカツと、ローファーが地を叩く。 歩幅をおおよそ合わせて、 ニーナは剣を握り締めた。
……なんだか今日は ミニゲームを持ちかけてくる 死神たちが、見当たらない。]
(27) 2018/05/21(Mon) 17時頃
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[ ……死神は死神で、 この状況が想定外だなど 知る由もなく、ニーナは足を進めて。
不意打ちのような問いかけ>>25に、 ふと、顔を上げて、女の顔を見下ろした。]
(28) 2018/05/21(Mon) 17時頃
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ひとを蹴落としてでも勝ち抜きたい ──となら、思っているよ 私は、死にたくなかった
(29) 2018/05/21(Mon) 17時頃
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[ 薄い唇を歪めて、 ニーナは微笑んだつもりだった。]
……といっても、 "思っている"と"実行する"じゃ 天と地ほど差があるって、 そうは思わない?
曰く、私には緊張感がないらしい
[ そんなつもりはないんだけどなあ、と、 ニーナはやはり、のんびりと呟く。]
(30) 2018/05/21(Mon) 17時頃
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……ところで、何かあった? そんな浮かない顔をして **
(31) 2018/05/21(Mon) 17時頃
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/* ワレンチナさん、躑躅つってんのかと思ったら、髑髏では???
(-30) 2018/05/21(Mon) 17時頃
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許婚 ニコラスは、メモを貼った。
2018/05/21(Mon) 20時半頃
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──はは、君らしいな なんていうか、君って まさに”竹を割ったような” ……ってふうに、見えるもんだから
[ どうやらマユミは即行動派らしい>>71。 それに、ニーナはかるうく笑って、 「 悪い意味じゃないよ 」と足した。
けれども、笑っていられたのは そこまでで、続く言葉>>71に目を瞠り、]
……まさか! ミッションの途中に? 一体、誰が? それにしたって、 君は逃げられたんだね、よかった
(76) 2018/05/21(Mon) 21時頃
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[ ──そんな、道中のことだ。
スクランブル交差点を北上し、 北エリアの端へと足を進めるその途中、
衝撃的な打ち明け話>>72に、 ニーナは目前迫る何かに気付くのが遅れた。 立ち止まって──、咄嗟に、剣を振るう。
刺さった。それは暗かった。 真夏の日差しに生える影のような、 深い深い黒色に、刃は確かに刺さった。
”これならば両断できる”とニーナは思って、 片手に握っていた柄にもう一方の手も添えて、 渾身の力で、そのまま刀を振り切った、……はずだ。]
(80) 2018/05/21(Mon) 21時頃
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[ 油断をしたといえば、それまで。
斬り捨て御免とふざけるくらいの余裕が、 これまでのノイズならばあったはずだ。
だから、ニーナはマユミに向けて、 小さく呟くなどしようとして、]
……なんだか、今の 狼にしてはおかしな色を──、っ !
[ ひゅんと鼻先を掠めたのは、 恐らく、獣の爪だったんだろう。
引っ掻くために、というよりは 単純に襲いかかってきたのだ、と ニーナは思うより先に背を反らせた。]
(83) 2018/05/21(Mon) 21時頃
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[ 背を反らせ、膝を曲げて、地面に沈んで、 そのまま飛びかかってきた獣に目を瞠る。
……肩に、獣の硬い歯が当たるのと、 ニーナが腹の前で構えた刃を思い切り伸ばすのと、 そう、同時のことであった。
痛い、とニーナは思ったし、 平和ボケした現代人ではあれど、 ”やられたらやり返す”精神ならば それなりに持ち合わせているつもりだ。]
(84) 2018/05/21(Mon) 21時頃
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……いっ たいなあ!
[ 伸ばした刃が至近距離で、 ぐすりと真っ暗の獣の腹に刺さる。
思い切り、右足を振り上げた。 胴体を、蹴っ飛ばしてやったのだ。 ……あまり、有効打という風でもなかったが。
獣の腹に刺さったまんまの刃を、 柄から、思い切りひねってやる。 ぐりぐりと、内臓をいじめるみたいに。]
(85) 2018/05/21(Mon) 21時頃
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──君も、橘さん! 後ろ、ちゃんと見てろ っ
[ ニーナが声を張り上げたのは、 仰向けになってもみ合った拍子に、 空から迫る黒色の、鳥影が見えたからだ。
あいにく、ニーナの手も身体もこの通り、 たった一匹の獣にかかりきりだったし、 そりゃあ、声を飛ばすくらいしかないじゃあないか!]
(86) 2018/05/21(Mon) 21時頃
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……懐かれたって、 嬉しかないんだよ、このワン公!
[ 獣の腹の下から、 飛び起きるように抜け出した。 同時に、刃は一旦極限まで縮めて引っこ抜く。
立ち上がって、ニーナは逆手に剣を握っていた。 漆黒の獣は、刃の突き立てる場所を悩まなくていい。 それだけが、よいところだと思った。
──思って、 思い切り、脳天に刃を突き立ててやる。 それでようやく、奇妙な黒色はさらさらと消えた。
……彼女の方でも、一段落ついていただろうか。]
(87) 2018/05/21(Mon) 21時頃
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……なんだ、今の これまでのノイズじゃあ、ないよな
──君の方は、大丈夫?
[ よろりと起き上がって、 眉を顰めたニーナはマユミに問うた。
左肩から血が出ていたけれど、 骨まで持ってかれなかったんだから、 まあ、よしとしようと内心思って。]
(88) 2018/05/21(Mon) 21時頃
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あんなのがうようよしてるんじゃ 堪ったもんじゃあない
マユミ、君って走れる方か? 一気に目指そう、走るぞ!
あと、もしかすると 途中、嗚呼麺本舗とかに飛び込めば、 一時休憩くらいはできるかも──、
……私は、止まる気はないから ついてきてくれると嬉しいもんだけど!
[ 言うなり、ニーナは地を蹴って駆け出す。 ──知恵の実を求めて、一直線に。*]
(89) 2018/05/21(Mon) 21時頃
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今までと、勝手が違うのは確かだけど
……5日目、だから? ステージが進んで、敵も手強く
[ ……なんて、子どもみたいなことを言って、 ニーナにも答えなんて分からない。]
にしたって、 女性の髪を狙うなんて、 飼い主を見付けたら引っ叩いてやろう
……ショートに整えれば、”帰ったら” これから暑くなる一方だし、きっと似合う
[ 傷を心配された>>112なら、 肩を竦めてみせる。そう、竦められたんだから。]
(115) 2018/05/21(Mon) 22時頃
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大したことないよ、動くし これを教訓に、次はもう少しうまくやるさ
……じゃ、行こう
[ そう声をかければ、 これ以上黒にまとわりつかれないうちに、 駆け出してしまえばいいのだ。
時折、彼女が着いてく来ているのを 振り返っては確認しながら。*]
(116) 2018/05/21(Mon) 22時頃
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──北エリア/知恵の林檎像──
[ 目指していたのは、この場所のはずで。 いつもと違う様子があるか、周囲を見回し、]
ここで合ってる? 君の目的地
[ そう、確認するように問いかけた。 ……息が収まるまで、返事は待つけど。*]
(117) 2018/05/21(Mon) 22時頃
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──北エリア/知恵の林檎像──
──なら、よかった!
……そういえば、いつもと違ったのは ノイズだけじゃあなく、メールもだったね
急に暗号めいた内容になるんだから、 私たちも吃驚して──……大丈夫?
[ ローファーのつま先で とんとんと地面を叩きながら、 ニーナは今日のはじまりに思いを馳せた。
……思ったより、 聞こえた声に荒い息が滲む>>125ので、 眉根を寄せて、声をかけることも忘れず。]
(129) 2018/05/21(Mon) 23時頃
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……これまでの”やり方”からすると あの林檎──ただもいで持っていけるって そういうわけにはいかないと思うんだけど
──そろそろ、取り掛かっても?
[ ニーナは、にっこり微笑んだ。
こういうときだけお上品ぶるのなら、 三年間でずいぶんと得意になったのだ!
聞いて、……オブジェの方に向き直って>>#9、 ニーナは、短刀を構えて、また駆ける準備を。]
(130) 2018/05/21(Mon) 23時頃
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──ほら、ご覧
まるで本当の林檎みたいだ! 要は、木から落とせってことだろう
……君の力で、どうにか揺らせないかな 走って取りに行くのなら、得意だからさ *
(131) 2018/05/21(Mon) 23時頃
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── オーケイ、援護よろしく!
[ ──思っていた以上に、お誂え向きな!
幹にまとわりつくように>>140、 虹が伸びていくのを見て、 ニーナはすこぅし愉快になって、
……はしたない、と言われるのを 確かに想像したが、だから何だ!
その瞬間、確かに警戒心なんてなかった。 ニーナには危機感が足りないんだろう。]
(150) 2018/05/21(Mon) 23時半頃
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[ サポートは完全にマユミに任せたつもりで、 右手に握りしめていた剣の柄を、 ニーナは”咥えて”、駆け出した。
……軽く拳を握ってるくらいがいいんだって、 確か、誰かに聞いたはずだったのだ。
一旦、ニーナのお仕事は、 その距離を駆け抜け、 真っ赤な果実を捕まえて、 無事、持ち帰ることだった、から。]
(151) 2018/05/21(Mon) 23時半頃
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