36 なんて素敵にピカレスク
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[…火薬の玉に火を付けて、道化が見るのは走馬灯。 弾ける刹那に道化が見たは、初めて殺めた一座の仲間。 道化はくすりと微笑んで、声なき声で呟いた。]
…なんだ。 やっぱ、オイラはおまえさんが好きだったんだねぇ… ほんっと、如何し様もねぇ片思いだわ…
[そんな道化の呟きは、花火の音に掻き消えて。 身元不明の死体の口の、笑みの理由は誰も知らない。]
(-8) 2011/09/11(Sun) 22時頃
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〜道化師の見た走馬灯〜
[…道化に家族の記憶はない。 家族と思った相手も居ない。 旅の一座の拾い物。それが道化の始まりだった。 物心付いたその日から、ナイフ投げとジャグを叩き込まれた。 拾われてから十年たって、道化は一つの趣味を覚えた。 火薬を固めて火を付ける。ジャグの道具が一種類増えた。 ジャグをしながら火を付けるため、火吹きの芸を教わった。 全ての教えは舞台の為に。ソレが道化の生き方だった。]
(-9) 2011/09/11(Sun) 22時半頃
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[十と五年が過ぎた頃、一座に一人の娘が増えた。 道化はその頃火薬の玉を、見栄え良くすべく改良していた。 単なる爆発では不足していた。 派手で綺麗な爆発が要る。 新入り娘は東の生まれ。火薬使いが上手かった。 道化は彼女に火薬を学び、ジャグ用花火を作ってみせた。 道化の花火に彼女は笑い、次の花火は二人でと。 大きな花の打ち上げ花火。ソレは彼女の遺作となった。]
(-10) 2011/09/11(Sun) 23時頃
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[二十の年が過ぎた頃、二人の花火は漸く出来た。 道化が火を付け彼女が確認。ソレが二人で決めた役割。 …二人の花火は失敗だった。玉部分では無く、打ち上げが。 打ち上げ火薬は分量不足で、花火は上がらず落下した。 吹き飛ばされて、起き上がり。道化が見たのは焼け跡だった。 一座の仲間も、誰も居ない。道化はその時『道化』になった。 そこから先は、覚えていない。 殺して殺して、流されて。 何時の間にやら三番街で、殺人ピエロとなっていた。 けれど道化は、今でも思う。 自分の生は恵まれていた。]
(-11) 2011/09/11(Sun) 23時頃
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死ぬべき所で生き延びて、 自分で望んで今死ねる。 こんなに幸せな生き方が、 他の誰かに出来るかい?
[くすりと笑ったその笑みは、 子供の頃の無邪気な笑い・・・]
(-12) 2011/09/11(Sun) 23時頃
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