233 冷たい校舎村5
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[ ── そして二度と人とは深く関わるまいと決めた。 ]
(157) 2018/02/20(Tue) 00時頃
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[ ふざけた言い方は学園祭の準備中を思い出させる。 頬に触れる手が温かい。 少し安心したら相手の表情がよく見えるようになってしまった。
覚束ない視線、>>24 噛み締められた口元を見れば、>>25 視線を床へと落とす。 所在無さげに長い髪の毛先を弄った。]
なんで怖い、なんて。 そんな事言ってないじゃん。
[ 何か勘違いしてるよ日向。 とでも言いたいかのように言葉だけで取り繕う。
そんな顔を日向にさせたかったわけじゃなかった。]
(158) 2018/02/20(Tue) 00時頃
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心配してくれてありがと。 脚本の事だって責めたいわけじゃない、違うから… ……日向のシナリオは、良かったよ。
[ 髪を、弄る。 芽衣が弄ってくれた、 香里に褒められた、 長くて視界の隅を覆う程の
うざったい、長い髪。]
(159) 2018/02/20(Tue) 00時頃
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[ 日向と舞台の話をしている時は本当に楽しかった。
舞台の上で、 役者も 大道具も 小物も衣装も 目が離れなくなる瞬間を事を考えるのも。
日向と皆んなで話し合った脚本に沿っている時、 舞台の上にあるものなら優しく触れている気がした。 舞台を台無ししないように、ではない。 只々舞台の上に乗った物から目が離せなくなったから。
それは、何でだろう。 理由を考えれば考える程もどかしい。]
(160) 2018/02/20(Tue) 00時頃
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[ 日向にもうこれ以上嫌な顔をさせたくなくて、 首を振ってから笑った顔はいつも通り。]
ちょっと動揺してただけ。 無理して笑わなくてもいいよ。 もう大丈夫だから……
[ 舞台の方を見た。 映像であっても自分のクラスの劇は やっぱり何回見ても……"良い"?何と言ったら、いいんだろう。]
日向は、こんな時でも人の心配してくれんだね。 ……強い子だわほんと。
[ 小さく「ありがと」と2回目の礼を言う。 その後引き止められることがないならば、 「十朱の様子を見てくる」と笑ってその場を後にしようとするだろう。]*
(161) 2018/02/20(Tue) 00時頃
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[ 日向の事を見ていない。>>166 そんな訳ない。]
………
[ 要らないなんて、あり得ない。>>172 振り返った貌は自分でも驚くぐらい眉を顰めていた。 日向の顔からも笑みが消えている。>>173
なのに言葉が出なかった。
嫌いじゃない。 温かい手も、 後を追ってきてくれるのも、 嫌いじゃ……ない。
それ以外の言葉は思いつかなかった。 けれど言うべきはこの言葉ではないと蓋をする。 無理やり前を向いて早足で歩き出す。]
(256) 2018/02/20(Tue) 21時半頃
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[ あたしの" 好き "は重いものなのだから、わからない。 この喉元で燻る何かが何なのか。
ああそういえば、劇の打ち合わせをしている時と似ている。 舞台の上にあたしは居なくてもいい。 壇上に在る物だけが、スポットライトを浴びていればそれだけで。
嫌い、じゃない。]
(257) 2018/02/20(Tue) 21時半頃
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[ 離れる背中は引き留められない。 必要以上に足の裏が力む。 頭の中ではひたすらに一つの言葉を唱えていた。
あたしは、みんなの事を、ちゃんと見てる。
足の先を一心に見下ろしながら歩いていると、 長い髪が視界を覆う。 気づかないうちに階段を登り切っていた。
目の前のお化け屋敷に入る。]*
(258) 2018/02/20(Tue) 21時半頃
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─ 3階 おばけ屋敷 ─
[ 現実味が無い。 遮光カーテンの上に撒き散らかされた赤色も、 段ボール出てきた暮石も。 天井からぶら下がる、切れた縄の意味も。
一番見たくない人だけが此処に無かったのが幸いだろうか。 むしろ、此処にあって欲しかった。 此処に居たのが誰なのか何となく察してしまったから。]
………ちゃち。
(259) 2018/02/20(Tue) 21時半頃
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[ 転がる椅子をコツン、と蹴る。 上履きが擦れる音が虚しかった。
遮光カーテンを裂けば教室に光が差し込む。 転がる椅子にスポットライトが当たってるみたいだ。 役者は此処には居ないけど、何だか少しホッとして── 窓に手を掛ける。
開いた口はそのまま、三文字を呟いた。]
香里………?
(260) 2018/02/20(Tue) 21時半頃
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[ あ、窓開く。 冷たい風が吹き込んで来る。
よく見たらマネキンだということには気付いたが、 一度名を口にしてしまったから、 そうとしか見えない。
どうして其処にいるの。>>459 呆然と問い掛けた質問は喉の奥に消えた。 開いた窓から身を乗り出して、 よく見ようと目を凝らす。
足が滑った。]
(261) 2018/02/20(Tue) 21時半頃
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[ 咄嗟に窓枠を掴んで、脚を踏ん張る。 白いコンクリートの地面が遠い。 目眩がする程、遠い。 薄いシャツ一枚越しに、窓の冷たさが身を貫いた。 途端、死を想起する。]
(262) 2018/02/20(Tue) 21時半頃
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[ 雨が降っている。 歩道橋の上で車のライトを反射する道路を眺め下ろしていた。 赤い傘を差したまま制服が濡れるのを他所に手すりにもたれかかる。
中学二年の春、三者面談に母は来なかった。 どうやら姉がまたやらかしたらしい。 「吹田紅花」の名前を聞いた途端待合室から飛び出ていった。
先生と2人きり、成績が届く範囲内の希望先を告げれば最早あたしに用はないとばかりに、 『受験がんばれよ。お前なら大丈夫だ。』
そうだね。あたしなら大丈夫だよ。]
(263) 2018/02/20(Tue) 21時半頃
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[ 母に進路を告げる。 『あらそう。実瑠なら大丈夫だね。』
そうだね。あたしなら大丈夫だよ。
父に友達のことを相談する。 『お前は優しい子だから大丈夫だ。』
そうだね。あたしなら大丈夫だよ。]
(264) 2018/02/20(Tue) 21時半頃
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[ あたしなら大丈夫だよ。
何回、自分に言い聞かせただろう。 暗い歩道橋から身を乗り出す。 車の音も雨の音も随分遠くに聞こえて、 吐きそうなくらい気持ち悪い。
"あたしを見て。"
このまま吐いてしまえたら、楽だろうか。 それともこのまま落ちて、]
(265) 2018/02/20(Tue) 21時半頃
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[ 窓から飛び退く。
カタン、と先ほど蹴った椅子に躓いて静かに座り込んだ。 暫く動けないままでいる。 心臓がうるさい。]*
(266) 2018/02/20(Tue) 21時半頃
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[ 二階の声が此処まで聞こえていたのなら、そっと近づいて幽霊の振りでもしただろう>>267。 確かに、声は聞こえた。 しかしそれは教室の外で。
「 俺、みんなのこと好きだからさ、 悲しむ顔は見たくないな 」>>0:463
何処かで聞いた事がある言い方だ。]
永谷………?一人で何言ってんの。
(321) 2018/02/21(Wed) 00時頃
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[ 相変わらず気持ちの悪い事を言う。 文句を言ってやろうと身体を起こして廊下に半身を出す。
誰もいない。 不審に思って、鋏を手に取る。
すぐ後ろで安楽の笑い声がする。 振り返っても開けっ放しの窓から風が吹き込むだけだった。
──気持ち悪い。]
(322) 2018/02/21(Wed) 00時頃
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[ 「 心配かけて悪かった 」>>2:385
耳元で聞こえたのは十朱の声だと思った。
「 心配してくれてありがと 」>>159
微かに聞こえる別の声が混ざる。 気持ち悪い。
『 無理はするなよ 』>>2:386 『 無理して笑わなくていいよ 』>>161
耳を塞ぐ。 身を守るように縮こまった。 声は頭の中に直接響く。 繰り返し。 気持ち悪い。 気持ち悪い、気持ち悪い。]
(323) 2018/02/21(Wed) 00時頃
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[ 「 もう大丈夫だから 」
窓ガラスに映った自分の顔が笑っていた。 鋏を窓ガラスに突き立てる。 持ち手が手に食い込んで血が滲んだ。]
なんだそれ……なにそれ。 そんな顔、してない! 日向に、みんなにそんな顔、向けてない!
[ 日向の声が聞こえた。>>172 聞こえてない。 ただ思い出した。]
(324) 2018/02/21(Wed) 00時頃
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[ 声が聞こえない所まで走る。 それでも声は付いてきた。 亀森の顔が頭に過ぎる。
ふーん、って顔だ。 あたしがいつも仲間内に向けてる顔だ。 笑ってる声はあたしが大丈夫って嘘ついてる時の声。
全部人と深く関わるまいと決めた、 無関心なあたしそのまんま。]
(325) 2018/02/21(Wed) 00時頃
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あ、そっか。
(326) 2018/02/21(Wed) 00時頃
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[ 気持ち悪かったもの全部、あたしだ。
非常口の扉を抜けて手すりに背中を預ける。 追ってくる物は何もない。
足が滑ったのは偶然だった。]
(327) 2018/02/21(Wed) 00時頃
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[ 手すりを掴む。 髪の毛を何かに掴まれた。 首ががくん、と揺れて手から力がぬける。 髪の毛を掴む何かだけが命綱。
視界を覆う長い髪が邪魔だった。 拓けた視界、足の下。 鉄柵に囲まれた給水所と雪が積もった地面が見える。 目眩がする程、遠い。]
(328) 2018/02/21(Wed) 00時頃
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[ 痛い。 ぶち、と髪が切れる。 それでも腕を伸ばせば手すりには届きそうだった。
伸ばしかけた手を、下ろす。]
………は、はは… ……邪魔。
[ 全部バレてた。 ハッピーエンドを描いてくれた子にも、 もしかしたら気持ち悪いと思ってた奴にも。 此処が死に時だと握り締めていた鋏で、 見てくれだけの虚飾を切った。]
(329) 2018/02/21(Wed) 00時頃
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[ 痛い。
何だろう。 お腹が熱い。 右肩に刺すような痛みが走った。
刺さってる、と自覚するまで時間はかからなかった。 まだ血が流れてるから、死ぬまで時間がかかるかもしれない。
自分もマネキンになるんだろうか。 マネキンになったらその後は、 本当に死んでしまうのだろうか。]
(330) 2018/02/21(Wed) 00時頃
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[ 身体の何処が痛いんだかよく分かんない。 ただ静かに落ちて来る雪だけが頬に当たって冷たい。]
(331) 2018/02/21(Wed) 00時頃
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[ あたしが其処に居なくても良かった。 舞台の上にある物が舞台の上にある物として、 脚光を浴びていることが嬉しかった。
日向も、香里も、芽衣も、椿も、蘭も、 永谷も、安楽も、亀森も、十朱も、龍騎も。 あたしにスポットライトが当たらなくてもいい。
落ちてくるのはあたしの髪か、 でもその中に風で剥がれた赤い、劇のポスターがある。 それだけは、と掴もうとする。 そろそろ誰か、この喉につっかえたものの答えを教えてほしい。]
(332) 2018/02/21(Wed) 00時頃
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[ ただただまっすぐに、手放しで、 そこでようやく理解した。]
これも …… すき …… だったん、だぁ……
[ 今更気づいて、
ほんと馬鹿じゃないの。 ]
(333) 2018/02/21(Wed) 00時頃
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[ 伸ばした腕は糸が切れた人形のように垂れた。
後には、 吹田実瑠の格好をしたマネキンが鉄柵に刺さっている。 雪の上に長い髪を沢山散らして。**]
(334) 2018/02/21(Wed) 00時頃
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