164 冷たい校舎村3-2
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――図書室――
…………っくしょッ――いっ!!!
[チャイムの音>>#0が遠くに聞こえる。 ビク、と体が動いた瞬間に思い切り頭を何かに打ち付けた。 派手な音が響き、慌てて額を抑えた。痛い、割れる。
涙目になりながら顔を上げると、どうやらテーブルに突っ伏して寝ていたようだ。 テーブルの上には本が散乱している。そこまで考え、やっと寝る前の行動を思い出せた。 ……そうだ、過去の奇妙な事件を調べていた。]
(55) 2015/07/10(Fri) 03時頃
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[テーブルの上の、恐らく読んだ本を、ただパラパラとめくる。精神世界、という言葉は直接的には出てこなかったけれど、『誰かの中に居た』という証言はいくつか見受けられた。 本では『錯乱して』等書いてあったが、今の自分はそれを嘘だと決めつけられない。]
さむい。
[折角寝袋を持ってきたのに、使わずじまいだ。ブランケットをかけてはいるが、少し身体も冷えた。 まだ読めていない残りの一冊以外を全て棚に戻し、一冊を片手に図書室を後にした。]
(56) 2015/07/10(Fri) 03時頃
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――一階廊下――
[居なくなった人、マネキン、密室の校舎、赤。 考えるほどに、この校舎は現実味がない。そもそも、マネキンってなんだよ。マネキンって。 別所が以前から自分に似せたマネキンを持っていて、自分でそれを置き血を散らしたとして、それなら別所はどこに行ったんだ。 隠れているというのなら、どこに、いつまで、何のために。 ――自作自演、というのはどうにもしっくり来ない。
考えを止めないまま足を止める。廊下の窓に手をかけて、引いてみた。当然開かない。 『あり得ない』ことに。
そんな、あり得ないことが起こっている、ということは、]
救助は絶望的だな。
[現実でないところに、どうやって救助隊が来れようか。]
(57) 2015/07/10(Fri) 03時頃
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[ここが現実でないことは、一応納得したが。では本当に精神世界なのか、と考えると、そもそもどうやって確かめればいいんだという疑問にぶち当たる。 一人ひとりに『ここはあなたの頭のなかですか』とでも聞けばいいのか。自覚がない場合は意味がない。 八方ふさがりだ。 やれやれと溜息を吐き出す。
なんだか上の階から声>>9が聞こえる気がする。 天井をじっと睨み上げたが、一旦教室に戻ることにした。本も置きたかった。
教室に戻り、更新されている黒板に目を通す。 読んで消化した後、未使用の寝袋を一つ手にとって羽織った。
パワーアップした蓑虫になったが、暖かくなったからいい。**]
(58) 2015/07/10(Fri) 03時頃
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――教室→――
[手の中の本を机の上に置く。 寝袋を被ったことで暖かさは増したが、今度は眠くなってきた。 泣く泣く寝袋を手放し、椅子に引っ掛ける。鞄から当分袋を取り出し、朝食の代わりにカロリーメイトを齧った。これで、今日くらいは動けるだろう。
相変わらずブランケットを羽織ったまま、そっと教室を抜けだした。]
(91) 2015/07/10(Fri) 21時半頃
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[とりあえず、上の階に行ってみよう。 先ほど微かに聞いた声を頼りに、階段へと向かう。
結局きちんと眠らなかったからか、身体は少し重い。けれど頭は冴えていた。
階段を一段一段上りながら考える。 ここが現実ではないとして、それならあのマネキンは一体何を表しているのだろう。 その人がここに居た証拠。代用品。残されたものへの警告。 候補こそ幾つか思いつくが、絞り切れない。
では、居なくなった人はどこに行ったのだろう。 現実か、現実でもここでもないどこかか。 それもまた、知るすべはない。 ここが精神世界であるなら、現実に替えれたのだろうな、と思えるのだけれど。]
(92) 2015/07/10(Fri) 21時半頃
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[疲れたような息を吐く。 候補ばかり膨れ上がり、一向に答えが出る気がしない。 踊り場で足を止め、壁にもたれた。
それにしても、]
――薄情。
[これから先、きっとマネキンを見ただけでは、自分はその人がわからない。 声も、仕草も失ったマネキンは、判断材料が同仕様もなく乏しかった。
あれほど、自分が個人を認識できるほどに関わったというのに。]
最悪。
[こぼれた声は、自嘲と悲哀に濡れていた。*]
(93) 2015/07/10(Fri) 21時半頃
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――三階廊下――
[いつの間にか、足は美術室へと向いていた。 通い慣れているからか、何かの予感が有ったのか。それは自分にもわからないけれど。
静かに廊下を歩く。冷たい廊下の先で、何やら声が聞こえた。 ……美術室の方だ。少し足が早まる。
角を曲がって、美術室を覗く。 目に飛び込んできたのは、一面に広がる色彩の暴力>>2:304。 その中で一つ、キャンバスとイーゼルだけが異様に浮いていた。 視線を下ろす。 二人、女子生徒>>101と男子生徒>>84が居る。 会話の内容で、やっと穂積と樫樹であると知った。
そうしてくれないと、誰だかもわからないんだ。]
(118) 2015/07/10(Fri) 22時半頃
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――回想・文化祭準備――
――ッ!?
[人間、驚きすぎると声も出なくなる。 そんなことは、知らないままでよかった。
喉の奥から引き連れた声が出る。 頭のなかを真っ白にしながら、反射で振り返った。恐らく目を見開いて、いっそ血の気も下がっていたかもしれない。それ程に驚いたんだ。
目を白黒させながら、犯人>>117を視界に入れる。 混乱した頭はいつも以上に個別認識をサボっていたが、なんとか声で東彩であることがわかった。]
と、さい……?
[かすれた声で名前を呼び、途端に自信がなくなって語尾が上がる。 差し出されたスポーツドリンクをありがたく受け取り、ホッと表情を緩ませた。]
ありがと。
(122) 2015/07/10(Fri) 22時半頃
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――現在・美術室――
[名を呼ばれ>>125振り返る。 少し下にある視線、髪型、かすれてはいたが声。ここに居る中で一番当てはまるのは東彩だ。
彼が息を呑んだ先を見る。 色彩の暴力の中心。真っ白なそこの下。 女子生徒の制服を纏うマネキンがいた。
背後からの声で、やっとその正体を知る。 いや、美術室であることと女子生徒。そしてこの光景で薄々想像はついていた。]
三星か。
[それでも、自分自身で確信すら出来ないのか。
渦巻く感情の中で一番大きかったのは、きっと失望だった。]
(133) 2015/07/10(Fri) 23時頃
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[声>>132に、やはり樫樹だと、そこでやっと確信する。 忠告に頷いて、樫樹と彼に手を引かれる穂積を見送った。]
塗りたて、か。
[美術室を染める絵の具は、テラテラと光を反射している。確かに今にも色が着いてしまいそうだ。
自分を追い越す東彩の背を視界に入れながら、三星を模したマネキンを見る。
……三星を『三星』と確認するのに一番よく見ていた赤銅は、そこにはない。]
(135) 2015/07/10(Fri) 23時半頃
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[彼女の赤銅が好きだった。 瑠希の背の翼と同じくらいに好きだった。
目を合わせることに抵抗はあったけれど、彼女の赤銅を見ているのは好きだった。 彼女が赤銅を失わない限り、三星を間違えることはないと思ったから。
今はもう、見当たらない。 見ることは、無い。*]
(136) 2015/07/10(Fri) 23時半頃
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――回想・文化祭準備――
口から心臓が出るかと思った。
[告げられた名>>142に心底安堵する。 このことがどれほど、自分の気を楽にするか理解する人はきっと少ない。
キャップをひねり、中身を飲む。 ずいぶんと乾燥していたらしく、あっという間に半分ほど飲んでしまった。]
ああ。三星も手伝ってくれた。 もうすぐ、出来る。
[看板をするりと愛おしむように撫で、緩やかに微笑んだ。 自分はポツリポツリとしか返せなかったけれど、東彩、との会話は楽しかった。*]
(157) 2015/07/11(Sat) 00時半頃
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――現在・美術室――
[名を呼ばれれば>>140、ちらりと視線を投げる。 そしてまたすぐ、赤銅を欠くマネキンに視線を戻すだろう。 樫樹に呼ばれ、そこでやっとマネキンから視線を切った。]
もう少し、ここにいる。 さっき、カロリーメイト食べたから。大丈夫。
[そう言うと、再び美術室の中に視線を戻した。
床に転がるそれを、どうしても三星と認め難くて。 けれど美術室の様相が、それが三星の代用品であることを主張していた。]
(158) 2015/07/11(Sat) 00時半頃
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[上履きと靴下を脱ぎ、裸足になる。そして絵の具の海へと足を踏み入れた。 ひたひたと音を立てながら、マネキンへと近づく。 その胸にはパレットナイフが突き立っていた。……少し動いた形跡がある。]
抜こうとした。誰が?
[周囲をぐるりと見渡す。この色彩は、やはり三星を思わせた。 そっと、マネキンの手に触れる。硬く冷たい感触が、手のひらから染みた。]
……何があった?
[聞いてもどうしようもないと、答えはないと知っていた。*]
(159) 2015/07/11(Sat) 00時半頃
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[人は二回死ぬと聞いたことがある。
一回は、肉体的に死んだ時。 もう一回は、人の記憶から忘れ去られた時。
ならば、顔を認識できない自分は、 一体どれほどの人を殺しているのだろう。**]
(161) 2015/07/11(Sat) 00時半頃
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/* 飛躍しているけれど、そこまで気が回らなくなってる
(-57) 2015/07/11(Sat) 00時半頃
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――美術室――
[樫樹>>170に頷き視線を戻す。
ここが精神世界だったと仮定しての話。 三星と別所が居なくなってもここが消えないということは、二人はゲスト――招かれたものだったのだろう。 では、何故ホストはこの二人を返したのか。 いや、返さざるを得なかった?
ずぶり、ずぶりと思考の海へと沈んでいく。
ゲストが望めば帰ることが出来る、というわけでも無さそうだ。 それならば、雪合戦がしたいと言っていた館石あたりは、とっくにマネキン化しているはず。
では、やはりホストが返しているのか。 そもそも、ホストに『返している』自覚があるのか。
――そもそも俺は帰りたいのだろうか。]
(212) 2015/07/11(Sat) 13時半頃
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[ぐぅ、とマヌケな音が鳴った。 そういえば、昨日の昼食以降はカロリーメイトしか食べていない。]
食堂、だっけ。
[ふらりと立ち上がり、美術室の出口付近で足の裏の絵の具を床に擦り付けた。 少し足あとが残るかもしれないが、努力は認めて欲しい。
最後にもう一度マネキンを見つめ、上履きと靴下を片手に階段を下りた。 ふと気が向いて、二階の廊下を通る。そして、とある教室の前>>2:308でふと足を止めた。]
(213) 2015/07/11(Sat) 13時半頃
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[廊下から教室の中を見る。 また、女子生徒の服装を纏ったマネキンが横たわっている。 三星のそれよりも少し小さいそれは、微かにだが、思い当たりがあった。
廊下と教室の境目にしゃがみ込み、静かに声をかける。]
貴女は、日下部さんであたっていますか。
[当然、返事は無い。**]
(218) 2015/07/11(Sat) 13時半頃
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[しばらくマネキンとにらめっこをし、立ち上がる。 誰かに出会った時に聞いてみようか。ここにあるのが、日下部に見えるのかどうかを。
リノリウムの床は、冷たさをよく伝える。食堂まで裸足で行くのは無理があるかと思い直し、トイレに寄り道をすることにした。 足についたペンキを流し、適当に水を切って靴下を履き直す。多少濡れて入るが、仕方あるまい。 その上から上履きを履いて、今度こそ食堂へと向かった。]
(245) 2015/07/11(Sat) 18時頃
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――食堂――
[こんなに豪華だったっけ。 食堂に入ってすぐの感想がこれだった。
随分と様変わりした食堂の入り口に立ち、見回す。 ホストは随分と、食に関心があるようだ。 いや、それとも、]
ずっと、ここに居る気、とか。
[正直な話、限られた人としか出会わないここは、自分にとっては居心地がいい。 いつまでも居ていいと言われれば、もしかしたら頷いてしまうかもしれない。 ここは、そんな場所だった。]
(246) 2015/07/11(Sat) 18時頃
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[警戒は怠らず、券売機へと向かう。 見覚えのない選択肢が混ざったメニューをざっと見て、無難なカレーを選んだ。 出てきた食券をカウンターに置いたのは、習慣だった。
いや、カウンターの向こうには誰も居ないだろ。自嘲しながら給水器からコップ一杯分の水をもらう。 一気にそれを飲み干して、一息ついた。
どうやら、随分と疲労はたまっていたらしい。
もう一杯もらおうか、と給水器を操作する。 なみなみと注いだコップを片手に、なんとなしにカウンターを見た。]
…………なにこれ。
[美味しそうなカレーがあった。]
(247) 2015/07/11(Sat) 18時頃
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[カウンターに手をついて、向こう側を覗きこんでみる。が、やはり誰もいない。 なら、誰が作ってくれたんだよ。 痛む頭を慰めるように、眉間に手をやった。 なんだこれ。 ご飯が出てきて、寝るところもあって。ここで生きていけるじゃないか。
そこでやっと思い当たる。]
ああ、そうか。
[ホストはここで暮らしたいのか。**]
(248) 2015/07/11(Sat) 18時頃
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[カレーを一口食べて、スプーンを置く。 さっきまで確かに空腹だと思ったのだけれど、なんだか一口でいっぱいになってしまった。 とはいえ流石に勿体無いので、もう一度スプーを手に取り、半分まで無理やり飲み込む。が、そこまでだった。
カランと音を立ててスプーンが手から滑り落ちる。 ふう、と溜息をついて、半分ほど残ったカレーをカウンターへと返した。その際、腰を折ることも忘れない。 食べ残してごめんなさい。美味しかったです。
くるりと踵を返して食堂を出る。そろそろ教室に戻ろうか。*]
(271) 2015/07/11(Sat) 21時半頃
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[カレーを残した罪悪感からか、いつもより丸まっていた背筋は、瑠希の声>>279で少し伸びた。隣には、男子生徒の制服を纏った、明るい髪の整った顔立ちが居た。七五三だ。 一瞬視線を彷徨わせ、おずおずと瑠希の顔、鼻あたりを見る。]
瑠希。 ……美味しかったよ。豪華だった。
[自分は食べられなかったけれど。 そうは言わなかった。
なんとなく、声音が軽い気がする。いいことでもあったのだろうか。そうなら、良い。 ――そういえば、聞けずじまいのことがある。今は、七五三もいるから避けたほうがいいかな。
顔には出さずに迷い、結局口を閉ざすことを選んだ。]
(287) 2015/07/11(Sat) 23時頃
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カレー。美味しかったよ。
[七五三の方>>286をちらりと見て、答えを返す。美味しかった事を強調したのは、二人に明るい気分になって欲しかったから。七五三の声が、少し弱く聞こえたからだった。 ――ここのホストは、きっと舌が肥えている。 ここのチャイムが鳴る度に、多分マネキンは増えていく。 先ほどチラリと見た空はもう暗かった。もう、いつ鳴ってもおかしくないだろう。 けれど、出来ればもう少し。ここに浸りたい。 限られた人としか会わない、会えないここで、もう少しだけ。]
ここは、俺は好きだよ。 出られないし、マネキンは増えるけれど。 気が楽なんだ。
[こらえきれずに言葉がこぼれた。 言った後、自分がしたことに気づいて真っ青になる。
二人は、この世界を肯定するような言葉をどう受け取るのだろう。*]
(288) 2015/07/11(Sat) 23時頃
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[何言ってるの、とか。正気? とか。 責められるだろうと思っていた。
だから、七五三の同意>>290は本当に驚いた。 自分以外にも、ここを肯定する人がいたんだ。そのことが、たまらなく嬉しかった。
似ている、と言われれば内心首を傾げるけれど。 だって、七五三は人がわかるのだろうから。自分に自信を持っているだろうから。 自分は、そうじゃないから。
柔い笑みを浮かべ返事の代わりにする。 そして、二人が通りやすいように食堂までの道を開けた。]
あんちらーに? ……オシャレだ。
[同意者がいることに安堵した。 その事実は、同時に一つの仮定を浮かび上がらせるものだった。*]
(296) 2015/07/11(Sat) 23時頃
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そう、かな。
[自分では、とてもそうは思えない。 けど、瑠希の意見>>306をはっきりと否定するのも申し訳ない気がして、ゆるやかな疑問にとどめた。
七五三は食堂に向かっただろうか。 彼が離れた隙に、瑠希にだけ聞こえるように小さく話す。]
遅くなったけれど、いつでも聞ける。それと、俺も。伝えたいことが。 教室に居る。
[それだけ言うと、口を閉ざす。 そして、じっと七五三の背中を見つめた。*]
(321) 2015/07/11(Sat) 23時半頃
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/* やりたい事 ・瑠希とお話(今でも瑠希の背中のそれが好き&俺、顔わからないんだよね) ・七五三に、この世界が好きだということ。休めたことへの感謝。その上で、進んでいく事。向こうで待っているということを言いたい。
(-119) 2015/07/12(Sun) 00時頃
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