132 Hogwarts School ~悪夢よ、再び~
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…ん、ぅ…… こ、こは…?
[自分はあれからどれだけ寝ていたのだろう。冷たく、湿気た地下室でヨーランダは起き上がった。]
−昨夜− 「扉よ、開け」
[3階の女子トイレ。そこには奇妙な噂があった。数百年前、生徒のペットによって殺された少女の霊が現れるという、奇怪な噂。] (…まさかね…。)
[ヨーランダは、父と母から、事件の真相を聞かされていた。少女を殺したのは、200年前に没した闇の帝王であるということ。]
『貴女だぁれ?何しに来たの?』 っ!? [不意に背後から聞こえた声に、ドキリとした。恐る恐る振り返ると、そこには半透明でげっそりとした少女の姿…。彼女が、]
な、嘆きの… 『そうよ、私がマートル。まさかまだ私の事を知ってる人が居るなんてね。』
(134) 2014/09/02(Tue) 12時頃
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[ずっと泣いていたからだろうか。少女の声は少ししゃがれ、所々掠れて聞こえる。ヨーランダは息を飲む…と、一呼吸置いて]
…あ、あの…。貴女に聞きたい事があるの… 『なぁに?まさか"秘密の部屋"の事ぉ?』 秘密の、部屋…? 『あらぁ?貴女さっき「扉よ、開け」って言ってたじゃない。だからてっきり秘密の部屋を探してると思ったのよ。でも知らないみたいだから教えなぁい!』 ち、ちょっと待って!
[ケタケタと笑いながら、決して狭いと言えない室内を飛び回る少女の霊に、必死に語りかける。]
い、今ね、200年前と同じ事が起きようとしてるんです! 純血主義が高まり、マグルや半純血が次々と殺されて…マグル出身の校長や、半純血の生徒まで…みんな、みんな殺されて…! [ヨーランダは記憶の底で、母の断末魔を思い出していた。]
人間の身勝手で人が殺されるのはもう嫌…この悲劇を止めたい…! だから、200年前、ある英雄が辿った道を知りたいの… 『…。』 [肩を震わせ、息を切らし、必死に訴えるヨーランダを、少女はどんな目で見ていたであろうか。暫くして、その掠れた声が降りてくる。]
(135) 2014/09/02(Tue) 12時頃
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『貴女、左頬の鱗は生まれつきじゃないみたいね。動物もどきか何かでしょ?』 えっ…? 『私が生きてた頃に本で読んだ事があるの。未熟なアニメーガスは、人の姿に戻る時、身体の一部に動物の印が残っちゃうって。』
[少女の半透明の手がヨーランダの頬を撫でる。といっても、触れた感覚は全く無いのだけれど。]
『ああ、ハリーを思い出すわ。彼、蛇語がとっても上手だったの。』 [そう言うと、少女はまたクスクスと笑い、今度は本当に何処かへと消えていってしまった。] ハリー…蛇語…!あ、ありがとう!
[はっとしたヨーランダは大声で礼を述べただろう。まだ、何処かで少女の掠れた笑い声が響いていた。]
早く、しなきゃ… [ヨーランダはトイレ前の廊下へ少し顔を出し、キョロキョロと辺りを見渡した。人の姿も、足音も聞こえないあたり、近くには誰も居ないようだ。] ば、バレないよね… [そう独りごちたヨーランダ…と、みるみるうちに、彼女の姿が蛇へと変わっていく。白く艶やかな鱗がヨーランダの身体を覆っていた。]
(136) 2014/09/02(Tue) 12時頃
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「扉よ、開け」
[白い蛇は、人間には分からない言葉でそう発する。と、中央にあった洗面台が音を立てて動き出す。暫くして、地下の道へとつながる穴がぽっかりと空いた。] (ここが…秘密の部屋…?) [穴の中を恐る恐る覗き込む。と、誰かが近づく気配を感じた。]
(!?きゃぁあああっ!) [ヨーランダが振り返る間も無く、身体に鈍い痛みが奔ると同時に浮遊感が彼女を襲った。彼女の白い身体が、闇の中へと吸い込まれるように投げ出される。]
う、ぐっ… [固い地面に叩きつけられた衝撃で、ヨーランダの意識は遠のいていく…。霞む視界に微かに映ったのは、薄暗い地上と、そこから覗き込む人間の姿だった。]
(137) 2014/09/02(Tue) 12時頃
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