人狼議事


31 グロい村

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視点:


【人】 見習い医師 スティーブン

[さながら地獄絵図のような廃寺の庭園。
本能的に危険を避けるよう背高の草に隠れて、スティーブンは彷徨い歩く。漂う汚物と臓物をまき散らすムッとするような獣臭は、遠くかすかであるはずが、鮮明に鼻孔をくすぐる。]


 私の、

 俺の、

 ……鞄は、何処だ。
 あれには、

だいじな 薬が入っていた。

[楼閣で交わされた、薬の作成に関する話を男が耳にする事は無かった。
意識も飢餓と言って良いような空腹で朦朧としていた。
スティーブンが探し求めるのは、闇稼業にずぶずぶとおちて行くなかで、作って居た薬の材料が多く入っていた診察鞄で。]

(99) 2011/05/14(Sat) 05時半頃

【人】 見習い医師 スティーブン

─ 大門付近 ─

[誰も周囲に居ない事を確認して、楼閣に一度近寄って、門を叩いた。]


 ど、どなたか、
 
 黒い鞄を見かけませんでしたか、ね。

 ……ご存じない
      でしょうか、ね。


[膿だらけの乞食達を投げ込んだ門の向こう側は、“まとも”で有れば良いと言う淡い期待、希望的観測。毛生え際は黒い藁のような褪せた色の髪を、掻きむしり、引き攣った卑屈な笑みで、楼閣の上をしばらく見上げていた。]

(100) 2011/05/14(Sat) 05時半頃

スティーブンは、怯えるように移動する。

2011/05/14(Sat) 05時半頃


【人】 見習い医師 スティーブン

─ “よんばん”の居る何処か>>88

[楼閣を離れた後は、また背を縮め、他の“患者”から隠れるようにして彷徨う。今まで知覚した事がないほどに、身体が痒くて気が触れそうになるのは、汚水や汚泥に足を浸し、薮蚊、蛭、百足等の害虫達にたかられる所為か、それとも。]


 [ うぅぅぅぅぅ――――… ]

 [ あぁぁぁぁぁぁ―――…っ! ]


 ヒッ


[おんな呻き声に、怯えるような声をあげて──転ぶ。
慌てて立ち上がろうとすると、血が上からぼたりと降って来た。
ずり落ちて来る眼鏡を抑えながら、視線をあげると、目の前に、左眼球を失い、紅い瞳のおんながよろめきながら立っていた。]

(101) 2011/05/14(Sat) 05時半頃

【人】 見習い医師 スティーブン



 君は、患 者 か?
 い、いや、何者でも良いんだ。

 く、薬の材料が入っている、鞄を──
 私の鞄を知らないか。


[何処かで“よんばん”と呼ばれていた名前の無いおんなを見上げる。
術衣のようなその服装を目にすると、本来の職務を思い出して少しだけ安堵する。安堵した割に何故か、カラカラに乾いていて粘膜がひび割れそうだった喉に、突然唾液が湧いて来た。]

(102) 2011/05/14(Sat) 05時半頃

【人】 見習い医師 スティーブン

[おんなに襲われる事を警戒するように後じさりながら、薄笑いを浮かべて立ち上がる。薄茶色の染みがあるスティーブン自身の白衣を指し示しながら、“よんばん”に話し掛け続ける。]


 ……わ、私は
 医 師、なんだ。

 そ、その──
 君が鞄を見付けてくれた、ら

 きっと、ここに居る皆の治療をしてあげられ、
 私はその為にきっと派遣された……


[医師としての習慣で、抉られた“よんばん”の左の眼窩を確認するような素振りで手を伸ばす。]

(104) 2011/05/14(Sat) 05時半頃

【人】 見習い医師 スティーブン

[診察のつもりが、]


 うわああああああああああああッ!!!

 ああああああああ、

 ああああああああああッ!!!


[気が付けば“よんばん”の血塗れの左眼窩に指を押し込み、内側から頬肉を引き千切ぎろうとしていた。引っ張られて、無惨に変形するおんなの顔の造形への恐怖、それに眼窩の奥、何かが生えはじめては居ないだろうか。
いやそれよりも、──瞬間に感じた、スティーブンの内側での変化。胃の腑が跳ねるような、沸き立つおぞましい欲望への恐怖と。]

(105) 2011/05/14(Sat) 05時半頃

【人】 見習い医師 スティーブン

[指の中で、ブチッと筋繊維が千切れる感触。
僅かの食事を兄弟で取り合った幼少期のように、絶叫した口を抑えながら、千切り取った頬肉を勢いよく自分の口の中に放り込む。そして、嘔吐くのも気にせず、一気にのみこんでしまう。
かつての兄弟の食事争いにおいて、大事な肉を取り合う時、口の中でゆっくり咀嚼していると、首を押されて吐き出させられる事が有った。
畜生のようなかつての争いを思い出して、込みあげるのは自嘲ではなく。]


 あ、ああああ、
       ああああああ。

 す、す 、す ま な、い

 そんな、つもりは……。

 治療をしてあげる。
 ほ、本当だよッ!
 生かすも、殺すも、わ、私次第なんだよッ!


[喉が軋む。“よんばん”からの報復よりも、自分自身のその先の行動を怖れるように、スティーブンはその場から逃げ出した。]

(106) 2011/05/14(Sat) 05時半頃

【人】 見習い医師 スティーブン

[走るスティーブンのポケットがカチャカチャと音を立てる。

──もしかすると。
何らかの器具や薬剤の一部を所有しているの可能性がある。スティーブンはまだ気付いていない**。]

(107) 2011/05/14(Sat) 05時半頃

【独】 見習い医師 スティーブン

/*
何故、この時間帯に人が沢山……

(-20) 2011/05/14(Sat) 05時半頃

見習い医師 スティーブンは、メモを貼った。

2011/05/14(Sat) 05時半頃


見習い医師 スティーブンは、メモを貼った。

2011/05/14(Sat) 23時頃


【人】 見習い医師 スティーブン

[自分が一方的に肉を抉って奪った(とは言え、他で行われている阿鼻叫喚の出来事に比べれば、たいしたことはないかもしれない)“よんばん”から逃れて、怯え、歯をガチガチと鳴らしながら走った。
何処に、どんな もの が居るとも知れない。生温い風に草木が擦れる音にも、ビクリと身を震わせながら。]


 な、何んだ 
 あの、巨大な、か、影が……
 二、二メートルは越える 巨人?

 あ、あんな巨漢に見つかったら、
 な、何をされるか……

(163) 2011/05/14(Sat) 23時頃

【人】 見習い医師 スティーブン

[身を縮めて、走ってずれた眼鏡を直しながら、肩を震わせたまま周囲を見回す。]


 ヒィッ!
 

[ぼたりと何処からか落ちて来た蛆まみれの肉片が、白衣と首の隙間に落ちて、悲鳴を上げた。]

(164) 2011/05/14(Sat) 23時頃

【人】 見習い医師 スティーブン

[痒い。背中も首も錆びた金属になってしまったようにガチガチなのに、皮膚の内側1cm程の深さの場所に触手動物がうごめくような不快さがあり、身が肉が血管が酷く痒いと感じる。
なんとか蟲を取り出し、誰の何処の部位とも分からない小さな肉片を必死で覗き込んだ。]


 ……ァ、

[沸き上がる唾液の嚥下。
“よんばん”の頬肉を抉り取った衝動と同じだ。
蛆を乱暴に拭い取り、今度は噛み締めるようにして、腐りかけの小さな肉片を味わう。]


 う、美味い……。

[これは庭に並ぶ拷問具や草葉の影から見守ったおそろしい光景に繋がる肉──すなわち、人肉だと理解しているにも関わらず、美味だと感じる。]

(166) 2011/05/14(Sat) 23時半頃

【人】 見習い医師 スティーブン

[その病に対して知識は有った。病の者を収容して薬を作ると言う寺院の噂も。医者として真っ当でないスティーブンの耳に届いていた。]


 ……まさ、か。

 この俺が、
 お、俺が──あの『死ねない病』

 痴死病 に?

 は、はははは、はははは、


[肉片は一口しかない。スティーブンの視線は、足元に他の肉片が無いか、白い水疱が浮かんだ病みかけの池の魚は食べられるか──彷徨って、スティーブン自身の手のひらに落ちる。
幻覚が見える患者に確認する時と同じように、動かす指先。
正常に見えてはいるのだが。]

(169) 2011/05/14(Sat) 23時半頃

【人】 見習い医師 スティーブン

[まだ指先には乾いた血がこびりついていた。
爪の隙間に挟まっているわずかなそれを、惜しむように舐める。
さっき抉ったおんなの眼窩の奥、何か再生しようとする塊が蠢いていなかったか。“よんばん”も自分も、本当に痴死病なら、]


 は、はははははは、はははは、はははは、はははは、


[自分自身の左手の小指を噛みちぎる。
小指、それも利き腕でない方を選ぶあたり、男は小心だ。痴死病なら生えて来るが、生えて来なかったとしてもリスクが低い。
自分自身を傷つけたく無いと言う理性。]


 や、っぱり、
  う、美味い……。
             は
  ふ、は、はははははは、 は
                 はは、は、

(170) 2011/05/14(Sat) 23時半頃

【人】 見習い医師 スティーブン

[小指。ザラザラとした皮膚と薄い脂の境界線は曖昧で、その部位に筋肉は少なく、食べごたえは全く無い。齧り取った生肉には、子どもの頃慣れ親しんだ質の悪い動物の肉やその臓物のように、濃い調味料で味付けがされているわけでもなく。]


 まったく、美味い要素なんて、
 何処にも見当たらない、のにな。

 …… ッ 


[指を失い、血が滴る傷口を大の大人が赤児のようにしゃぶる。
傷口は熱く痛みはあるのだが、貧血の気配も無く正常に立って居られるのが、異常だった。
ほどなく、舌先に違和感を感じる。
口から小指の無い左手を離して、傷口を観察してみれば、線虫が蠢くようにして再生がはじまり、小さな小指の先らしき、柔らかな爪が肉の中に生じはじめていた。]

(171) 2011/05/15(Sun) 00時頃

【人】 見習い医師 スティーブン

[絶望に息が詰まるような、心臓が止まりそうな、感覚を覚えた。覚えたと思ったのは錯覚であるかもしれないが。
ずれそうになる眼鏡を抑えながら天を仰いで、首を横に振る。
ガチガチを歯を鳴らすのは、餓えによって。西洋人のような色に染めている所為で返って年齢より老けて見えるスティーブンの顔。エラの張った頬、こめかみをピクピクと痙攣させながら、苦悶の表情を浮かべて耐える。]


 …… だ、ダメだだめだ。
 駄目だ。駄目だ。
  駄目、だめだッ


 じ、自分の手を
 これ以上食ってどうする!

 く、食うなら……他人にしないとッ

(176) 2011/05/15(Sun) 00時頃

【人】 見習い医師 スティーブン

[ガチガチと鳴らす歯。
もっと、肉を食い千切りたい衝動に耐えようとすると、何時の間にか口から溢れた唾液が泡になってあふれた。
膝を付いた地面は乾いているが臭い。この寺院自体、獣臭漂わぬ場所は無いのではないだろうか。せめてスーツだけはきっちりと着込んでいた紺色の上等の生地に、粉っぽい何かが付着した。]


 ──…ッゥ ガ、ァ

  ハ
 
 ア、ところで、さ、さっきの患者風のおんなは、
 わ、私に抵抗しなかった ような?


[スティーブンから話掛けた言葉に対して、“よんばん”からの色好い返答は無かったが、さっきすれ違った同じ人間と思えないような巨漢を襲うよりは、女を相手にするのは適切な選択肢に思えた。子どもや老人、病に侵されている以前から身体に欠損のある者が居れば、もっと良いのだが。]

(180) 2011/05/15(Sun) 00時半頃

【人】 見習い医師 スティーブン

 …… ワ、ワクチン。

 も、貰えるかどうか、
 わ、わ、分からないが。


[泡状のよだれを垂らしながら、左手の傷口を見ないようにしながら。]


 と、兎も角、俺は俺が大事で、
 他人はどうなっても良い訳だから、な。

 わ、私以外がどうにか、なれば……良い、んだ。

(184) 2011/05/15(Sun) 00時半頃

【人】 見習い医師 スティーブン

 ──と、
 まずは当座の に く
 ……し、食糧を探さない、と

 は、は、はははははは   は。

(185) 2011/05/15(Sun) 00時半頃

【人】 見習い医師 スティーブン

[薄汚れた白衣の袖で涎を拭う。
草影、背を低くして、腰を突き出すが腰が引けている奇妙な格好で、白衣の裾をたなびかせながら、庭園の中、にくと、食糧を得る為の武器になる道具を求めて彷徨い始める。]


 ……ッ

  お、おんな
    こ、こど、も、も

      ろ、ろろろ、老人 …… 

 ど、どれでも、問題無いッ

 で、出来れば、怖いから単独行動してる や、ツ!

(186) 2011/05/15(Sun) 01時頃

【人】 見習い医師 スティーブン

[スティーブンが移動するに合わせて、カチャカチャと白衣のポケットが鳴る。商売道具の詰まった鞄は見つからなかったが、白衣の内ポケットには、アンプルが二つ入っているようだ。

それは、スティーブンが従事していた仕事。
医者とは名ばかりの、闇稼業に必要だった──。]

(189) 2011/05/15(Sun) 01時頃

スティーブンは、ヌマタロウの周囲、これまでとは異なる異臭──肉が焦げる臭いに、惹かれて立ち止まる。

2011/05/15(Sun) 01時頃


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