175 両片想い薔薇村〜Cor Leonis
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/* もだもだ楽しいけど、ちょっと石動が可哀想で好きだよって言いたい(うずうず
(-4) 2015/11/14(Sat) 01時頃
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―ダイニング―
[普段の食事と比べても豪勢な夕食を大人数で囲んだ。
若者は食欲旺盛>>1:381で、見ているだけでこっちもお腹が空いてくる。 ミロの話>>1:385はいつもならピンと来ないだろうけど、 このご馳走を前にしては、さすがにそれは残念だと思わざるを得ない。
大した手伝いはしていないけれど、 楽しそうに食事をする面々を見て達成感が胸に満ちた。]
(10) 2015/11/14(Sat) 02時頃
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……お疲れ様。 外の準備、ありがとうな。寒かったやろ?
[食事を終えて、片付けに向かおうとする石動>>7に声をかけた。 近くの席に座る度胸がなくて、今更になってしまったが。]
――――……。 じゃ、また、後で。
[他にも言いたい事はあった。
サラダは上手く出来ていたか?とか。 自分もちゃんと手伝ったとか。 あの頃から少し成長したんだとか。
褒めてほしいとか、そんな事までは思わないけれど、 石動に話を聞いて欲しくて。
けれど、それもまた彼に甘えている事に気付いて 何も言えないままその場を離れた。]**
(11) 2015/11/14(Sat) 02時頃
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/* 多角…つらい。 頭が働かぬ……
(-17) 2015/11/14(Sat) 02時頃
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[石動に声をかけた後、片付けに入る面々に加わろうとするが 結局ダイニングと厨房の間をウロウロするしか出来ず。
自分の部屋すらまともに片付けられない男に、 大人数の食事の後片付けを手際よくこなせるわけもなかった。
そんな風にウロウロしているうちに 食事をため込み過ぎた胃が違和感を訴え始める。
パソコンに噛り付いての仕事。運動なんて普段からしない。 そんな40前の男が青春真っ盛りの若人と同じペースで食べたなら、 そりゃ食べ過ぎというものだ。 胃もたれも起こす。]
(76) 2015/11/14(Sat) 20時頃
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……悪ぃ。俺、ちょい離脱。
[その場に残った面々に聞こえるか微妙な声で呟いて、 よろよろとダイニングを後にする。
向かうのはベッドのある部屋ではなく、 煙草の吸える外。
些細な体調不良なら腰を下ろして煙草の一本でも吸えば、 どうにかなると思うほどヘビースモーカーなのだった。]
(77) 2015/11/14(Sat) 20時頃
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さっむ!!
[コートも持たず、夕食の格好のまま外に出ての第一声。 それでもわざわざ部屋に取りに行くのは億劫で、 肩を震わせながらかじかむ指で火を点けた。
メンソールを吸っている訳でもないのに、 煙を肺に吸い込めば何故か胃までスッとする気がする。 まぁ、気持ちの問題なのだろうけれど。
しばらく外で時間を潰して、観測の為に何人かが外に出て来たなら、 一度部屋に戻って今度こそコートを羽織って観測に向かうだろう。]
(87) 2015/11/14(Sat) 21時頃
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[肩に掛けられた自らのコート>>94に驚いて顔を上げる。
単にあの場を離れると言っただけで、 誰かが追いかけてくるなんて思いもしなかった。 ましてコートを部屋に取りに行ってまでここに来る誰か、なんて そんな過保護な相手、思いつかなかったから。
彼以外は。]
――…っ。 俺だけ年寄りみたいに言わんといてよ。 大して歳変わらんのに。
[可能性として候補にはあっても、 最も来るはずのない相手の姿に思わず声が詰まる。
こんなに近くに石動がいる嬉しさに緩みそうになる口を引き結び、 表情を隠すように俯いて、何とか返せたのは、 感謝の言葉ではなく天邪鬼な嫌味。]
(99) 2015/11/14(Sat) 22時頃
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[石動はエスパーかと付き合っている時に何度も思った。 実際に口にした事もあった気がする。 それくらい、彼は自分の事をよく分かっていた。 甘えるだけの自分とは違って、いつも俺の事を考えてくれていた。
今回も全部お見通しだ。 差し出されたマグの白湯を使い、胃薬を流し込む。]
大した事ないんやから、ほっといてくれてええのに。
[また彼の優しさに甘えている。 そう自覚しながら、その手を振り払えずに薬を受け取った。
そんな自分にまた自己嫌悪して。 ありがとうの一言を伝えるタイミングを逃した。]
(107) 2015/11/14(Sat) 22時頃
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/* 最年長が一番子供っぽい件…
(-36) 2015/11/14(Sat) 22時頃
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あ……うん。そう、やな。
[どうして『自分にだけ』だと思ったのだろう。
彼が優しいのは昔からだ。 体調が悪かったのが偶々自分だっただけで、 それが誰だったとしても彼はここに来たんじゃないだろうか。 それこそ彼が言うように。>>114
自分だけが特別気にされているなんて、とんだ自惚れだ。]
……迷惑ちゃうよ。ありがとう。
[そう答えた声には消沈の色が隠せないままで。 それでも素直にそう答えられたのは、 自分が特別だなんて妄想を頭から追い出せたからだろう。
単なる知り合いなら気遣いに感謝するのは、当然だ。 何も気負う事なんて何もない。]
(122) 2015/11/14(Sat) 22時半頃
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/* 返信に悩んでるうちに、直近告白がすでに…!
(-48) 2015/11/14(Sat) 23時頃
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何でや。普通の事なんやろ? 体調悪いのが俺じゃなくても、こんな風に気遣うんちゃうの?
[そんなつもりはなかったが、随分と意地の悪い、拗ねた言い方だ。 そうだと肯定されたら落ち込む癖に、 そんな事ない、なんてあり得ない答えを期待している。
相手の心中を察せずに、自分の感情だけをぶつけてしまうのも また悪癖の一つ。 成長したつもりでいるだけで、実際の所は――。]
……そろそろ合流しよ。俺はもう大丈夫やから。
[肩にかけられたコートに袖を通し、立ち上がる。 もう空は十分に暗い。 いつまでもここでしゃがんでいては肝心の流星群を見逃す。
石動がどうかは分からないが、もしかしたら叶えたい願いもあるかも知れないのに。 付き合ってる時みたく、俺に縛り付けるのは申し訳ない。]
(136) 2015/11/14(Sat) 23時半頃
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でも――。 あんま……俺を甘やかすな。
[短くなって地面に落ちた煙草を灰皿に押し込んで、 困ったように眉を寄せながら呟く。]
別れた意味、ないやん。
[最後の言葉は自分への戒めとして。 風の音で掻き消えそうなほど小さく口にする。
相手に聞こえたかどうかは2人の距離によるだろう。]
(141) 2015/11/14(Sat) 23時半頃
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/* >>143 可愛い(確信
(-53) 2015/11/14(Sat) 23時半頃
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/* もう雪一に好きだって言いたいんだよ…。 >>128とか「え、まだ好きでおってくれてるん?」とか妄想するくらいには南方は雪一好きすぎる。
(-54) 2015/11/14(Sat) 23時半頃
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[ヒューに聞いた>>150と聞いて、 やはり自発的に来たのではないのだと知る。
残念がる彼への未練を頭の隅に追いやって、 観測所となる広場へと向かう。
設営に携わっていなかったから、 当然石動に場所を尋ねる事になるのだが。]
願い、なぁ。
[噂を信じている訳でもないから考えもしなかったけれど。
もし、願いが叶うなら。 大切な人の幸せでも願おうか。
自分に出来るのはそれくらいだ。]
(172) 2015/11/15(Sun) 00時半頃
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―観測所―
[それほど長く休息していたつもりはなかったが、 何人かすでに観測所には到着しているようだった。 イアンから飲み物を受け取る。>>21
都会では見れるはずもない満天の星空。 まともに天体観測するのは随分と久しぶりで、 その美しさに嘆息した。
早速座って見上げようと毛布を貰おうとするけれど、 一緒に来た石動を避けて他から受け取るのもおかしい気がして]
(179) 2015/11/15(Sun) 00時半頃
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毛布、くれん?
[手を差し出して声をかける。 確か何枚か持っていた>>94はずだから、自分に渡す分はあるだろう。
毛布を受け取ったなら後からやって来る人達の邪魔にならないよう、 さっさと脇に腰を下ろしてしまおう。
先に石動が座ってしまうと、彼とどのくらいの距離で座ればいいか、 思い悩んで場所を取るのに時間がかかってしまいそうだ。]
(180) 2015/11/15(Sun) 00時半頃
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[石動の呟き>>183を聞き逃した事に気付かないまま、 受け取った毛布>>190を膝に掛ける。
声は届くけれど、手は届かない微妙な距離。>>195 彼が遠くに行ってしまわなかった事に人知れず安堵して、 ホットドリンクで身体を温めた。
綺麗ですねと言われて、
ああ、確か……
と在りし日の思い出が蘇った。]
――そう言えば。
(198) 2015/11/15(Sun) 01時頃
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約束、果たせたな。
[この流星群ではなかったけれど、 いつだったか久しぶりに訪れるとニュースで話題の流星群が 天候が悪くて見れない事があった。
その時、今度は絶対に一緒に見ようと そんな約束をしていたのだった。
彼が覚えているかどうかは、分からないけれど。]
(199) 2015/11/15(Sun) 01時頃
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―2年間の事―
[石動を失った喪失感は想像以上だった。 寂しくて、すぐに新しい恋人を作った。 好きな人が出来たという嘘がバレないようにする為でもあったが。
けれど逆効果だった。 何をするにしても、彼と比べてしまう。彼を思い出す。 彼以外の存在に、声に、指先に慣れる前に振られてしまった。
石動以外の元恋人がそうだったように。 俺の奔放さに耐えられなくなったのだ。
その後は後腐れなく遊ぶ方法を試した。 恋人がいた時よりは彼を思い出す事は確かに減ったけれど、 それでも彼と比べる癖は直らなかった。]
(211) 2015/11/15(Sun) 01時半頃
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[いつまで経っても消せない携帯のメモリと同じく、 風化する気配もない彼との思い出。
傍に誰かいるから思い出すのだと、今度は仕事に専念した。 バーに遊びに行く頻度も減ったから、 そのせいで恋人が出来た>>245だなんてデマが流れたのだろう。
この方法は良かった。 実際、もう気持ちの整理がついたと勘違いするくらいには 効果があったように思う。
しかし結局、彼の存在を近くで感じてしまえば、 何もかもが無駄な努力だったのだけれど。*]
(213) 2015/11/15(Sun) 01時半頃
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そりゃあ、な。覚えとるよ。
[雪一との思い出だから、とまではさすがに言えない。 別れた相手から言われるには少し重すぎる。
それでも相手の声が嬉しそうに感じるのは勘違いではないと、 そう思う事くらいは許されるだろうか。]
俺も見れて良かった。 来て、良かったわ……。
[ちらりと石動の顔を横目に見て、 再び星へと視線を戻すのだった。]**
(228) 2015/11/15(Sun) 02時頃
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[先ほどの「良かった」>>216と言う言葉は、 単に過去の心残り>>238が消えた、と。
きっとそう言う意味なのだろうけれど、 もしかしたら以前のように過ごすこの時間を 彼が大切に思ってくれているのではないか、なんて 淡い期待を――妄想を抱くくらいは許されるだろうか。
この合宿が終われば、もう会う事も叶わないだろうから。 わずかでも良い思い出を焼きつけておきたい。
それが例え幻想だとしても。
もう気持ちの整理がついた、と自分を誤魔化す事が出来ないなら、 現実の彼以外に抱いて眠る何かが必要だ。]
(302) 2015/11/15(Sun) 22時半頃
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――っ、……うん。 いや、俺は野菜盛っただけやし。 味はドレッシング作った道の手柄やな。
[星を仰ぎ見る石動の横顔を、盗み見つつ感慨に耽ていたから、 かけられた言葉に慌てて視線を逸らす。
その内容に、本当に彼はエスパーではないかと思った。 先ほど自分が心の中で欲した言葉。
体温の上がった顔を隠そうと、見るべき星空とは真逆の方向 膝に顔を埋めるように俯いた。
この暗さでは顔が赤いのなんて気付かれるはずもないのに。]
(303) 2015/11/15(Sun) 22時半頃
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サラダ以外も料理出来るようになったんやで? 雪一ほどまともなモンは作れんけど……。
[あの頃から少し成長したのだと。 少しマシな人間になったのだと、そう言いたくて。
そんな自分の変化を、彼がどう感じるかまでは考えないまま。 新たな変化を告げる姿は、まるで――
誰かのために変わろうと、尽くそうとしているように見えたかも知れない。]
(304) 2015/11/15(Sun) 22時半頃
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―回想:>>233―
[ふれあう肌、なんて意味深な台詞を吐くイアンに、 軽口を返しそうになったけれど。
生憎、今は近くに石動がいる。軽率な発言は自重だ。]
人肌なぁ。 下手すると逆に冷やされるから。毛布の方がええわ。
[そんな風に答えて、インスタントコーヒーを受け取る。
同好会で顔を合わせる事はあるけれど、 大学生組のようにプライベートでも親密な訳ではないから、 イアンがどんな交遊をしているか分からないけれど。
年相応に彼が酸いも甘いも噛み分けていたなら、 ある程度は言葉の意味も伝わっただろうか。*]
(309) 2015/11/15(Sun) 23時頃
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[言葉の優しさと反比例する心の温度>>317に気付く事はなく。 また、2年前と同じ過ちを繰り返す。
ただ、与えられる優しさだけを享受して、 彼を気遣う事を忘れていた、そんな過去と同じ失敗を。
変わったつもりでいて、その本質は何も変わっていない。 そんな自分にも気付けないまま、 独りよがりに彼との時間に微睡んでいた。]
美味しいとか以前の料理やで? ほんま、食べれるってだけ。
誰かに食べてもらったのかて、今日が初めてやし。
(352) 2015/11/16(Mon) 00時頃
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[だから――
お前に褒められるのが、一番嬉しい。
さすがにそこまで言葉にする度胸はない。 振っておいて今更。 自分が狡いのは十分分かっているけれど。]
(353) 2015/11/16(Mon) 00時頃
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