164 冷たい校舎村3-2
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[従兄弟の提案>>1:380を断る理由もなく、頷いた。 変な場所にいても腹は減る。そんなあたりまえのことだが、だからこそ少し不思議な気分になった。 目の前の黒板が目に入る。もしここが精神世界なら、ホストは何を思ってゲストに『空腹』という概念をもたせたんだろうな。
――考えても仕方ない、か。
と、従兄弟が何かを言いかけて、けれどすぐにそれをかき消す音>>1:378が聞こえてきた。]
今の、?
[完全に顔を上げ、教室の外を見る。 発生源は正確には分からないが、あの方向は、]
体育館の、方向?
[不安を滲ませて、小さく呟いた。**]
(2) 2015/07/08(Wed) 00時頃
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/* 凄まじくチャイム忘れた。
(-4) 2015/07/08(Wed) 00時頃
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[従兄弟>>15に頷き、立ち上がる。 寒いし、腹は減ったしで動きたくはないけれど、でもどうしてもあの音が気になった。
良くない意味での『気になる』だけれども。]
ん、行こう。
[瑠希の少し後ろについて、教室を出る。その際誰かに何か話しかけられただろうか。 廊下に出れば、従兄弟の真横に並んで歩いた。]
(59) 2015/07/08(Wed) 07時頃
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――一階廊下――
[――ああ、そうだ。さっき教室で、瑠希はなにか言いかけていなかったか。 けれど、今蒸し返すのも空気が読めないかな。
反目する二つの意見を抱え、少し俯く。 結果的に出た答えは、]
あ、のさ。 さっきの、言いかけてた、こと。
[卑怯にも、瑠希にすべてを任せるやり方だった。*]
(60) 2015/07/08(Wed) 07時頃
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……そう。 じゃあ、また。後で聞く、よ。
[全権を任せた罪悪感と、答えをもらった安心感がせめぎ合う。 卑劣な問い掛けだったなんて、自分がいちばんわかってる。
ごめんね、と胸の内だけで謝罪した。]
(100) 2015/07/08(Wed) 21時半頃
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[続く言葉>>90には頷き、体育館までの道のりを行く。 向けられたわかりやすい笑顔には、口の端をふっと緩めた。
わかりやすくてよかった。
切実に思う。 この脳が認識できないのは顔だけじゃない。 大雑把な表情しか読み取れないほどに、この頭はポンコツだ。]
(101) 2015/07/08(Wed) 21時半頃
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――体育館――
[瑠希>>98に続き、体育館に足を踏み入れる。 散らばった破片を上履きで踏みしだきながら、鉄の匂いの中心地へと向かった。 瑠希の隣、赤に染まっていないギリギリに膝をつく。
男子生徒の服を身にまとったマネキンがそこに居た。
一体、誰なんだろう。 その疑問は、瑠希の声で少し氷解する。]
別所?
[そうと思い込みながら見てみても、頭の中に浮かんだ別所の顔には靄がかかっていた。*]
(102) 2015/07/08(Wed) 21時半頃
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――回想・一ヶ月前――
[昔から、人を覚えることが苦手だった。 同じマンションの同級生も、その親も、管理人、お隣さん、クラスメイト、先生。全員顔を思い出そうとしても、出てこない。
道端で親とすれ違っても気がつかない。 今まで隣にいて、試着室から出てきた友人が彼と分からない。 集合写真に写る、自分がわからない。
違和感はあった。 周囲は、簡単にクラスメイトを把握していた。 すごいなあ、としか思わなかった。
瓦解したのは、テレビ番組で特集されていた、相貌失認のドキュメンタリーが切っ掛けだった。]
(106) 2015/07/08(Wed) 22時頃
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[見れば見るほど、自分と重なっていく。
クラスメイトが覚えられない。 三分前に話した人がわからない。 『人』を区別する方法は、声、髪型、体型、服。
思い当たることばかりだった。]
(108) 2015/07/08(Wed) 22時頃
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[小学生の時、担任から返しておいて、と渡されたプリントの束を思い出す。
友人も居たのに、話した人も居たのに、担任から怒られるまで、たったの一枚もプリントを返すことが出来なかった。
あの時から、人の目を見ることが出来なくなった。 目が合ってしまえば、その人は『佐久間は自分を認識した』と思ってしまうと思ったから。 そんなこと、出来るはずがないのに。
中学生の時、同級生から言付けを頼まれた。 言付ける先は、確かに何度か話したことがある人で。けれど特徴は覚えていなかった。 結局何も言えず、同級生に謝った。
あの時から、目を逸らすようになった。 人自体に、少し恐怖があったのかもしれない。]
(109) 2015/07/08(Wed) 22時頃
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[相貌失認、という事を受け入れるのは容易かった。 むしろ、安堵が大きかったかもしれない。 自分の脳はポンコツだったんだ。
だが、その安堵は一瞬で砕け散った。
『ありえないね』
目の前の両親が、口をそろえて言う。 努力が足りてない、とか、言い訳、とか。 そんな言葉で、安堵を殺していく。
やめて、と言いたかった。自分の理由を解消する物を無かった事にしないで。そう言いたかった。]
(110) 2015/07/08(Wed) 22時頃
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[言えなかった。]
(111) 2015/07/08(Wed) 22時頃
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[両親には内緒で、相貌失認を調べた。 調べるほどに、思い当たること、気付かされたことばかりだった。
それでも、誰にも相談できなかった。 両親のような言葉をかけられたら、もう何も出来なくなってしまう気がしたから。*]
(112) 2015/07/08(Wed) 22時頃
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/* やっておいてあれだけど、もうRP村で相貌失認はしない 人物把握までのプロセスが、長い。長い。
(-40) 2015/07/08(Wed) 22時頃
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――回想――
[あのとき>>0:194は何も知らなかった。 だから、手放しで賞賛できた。純粋にかっこいいと思った。 そして、もう見失うことはないと思った。 瑠希だけは。どんなに髪型が変わっても、服装が変わっても、声が、仕草が、体格が変わっても、瑠希だけは見間違えないと。
その事が、とても嬉しかった。]
(125) 2015/07/08(Wed) 23時頃
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[今は、少し知識が増えた。 瑠希のそれが、社会からすれば眉をしかめられるようなものであると知った。 けれど、思いは変わらない。 自分は、瑠希を見失わない。
自分の顔さえわからない中で、瑠希を見失わないのがどんなに嬉しいか。 それは、瑠希にもわからないだろうけれど。]
(126) 2015/07/08(Wed) 23時頃
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[けれど、その思いを伝えようとは思えない。 瑠希に否定されてしまったら。 この世でたった一人、自信を持って認識できる人から否定されてしまったら。
そう思うと、何も言う気になれなかった。*]
(127) 2015/07/08(Wed) 23時頃
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/* 佐久間がすっっっっっっっげ瑠希大好きなんだけど、 そりゃあ、瑠希だけは間違いなく認識できる術があるならなつくよな、と。 LOVEではないけど、この人も恋できないんじゃね?とは。 少なくとも、恋人の顔も認識できないから。
(-51) 2015/07/08(Wed) 23時頃
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[このマネキンが別所に似ているというのなら。 血だまりの中のそれを見ながら考えを巡らせる。 これが別所の代わりだというのなら、別所はどこに行ったのだろう。
行かないとわからない、という奴だろうか。
もし別所がここから居なくなっているのなら、このマネキンは別所の代用品なのだろうか。
推測にすぎないことを、ただつらつらと考えた。]
(172) 2015/07/09(Thu) 00時半頃
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……
[促す瑠希>>161に返事をせず、マネキンを見る。 眉をひそめて、疑問と違和感を混ぜ込んだ表情で。
ここが精神世界なら、自分がホストなんじゃないか。 そう思っていた。 ここには自分を含め十一人しかいない。 それも、顔以外の特徴で判別できるほどに関わりのある人達ばかり。
自分がホストかもしれないと、そう思うことのほうが自然だった。
けれど、]
なんで、
[代用品が特徴に乏しいマネキンなのだろう?]
(173) 2015/07/09(Thu) 00時半頃
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[背後に聞こえる声を拾う。 あの声音は、七五三と三星、それと穂積だ。
七五三の声>>145に振り返る。 そのまま彼をじっと見つめて、マネキンに目を落とした。そしてやっと立ち上がる。]
瑠希。 少し、行くところが出来た。
[視線はマネキンに向けたまま、従兄弟にそう告げる。 体育館を出るところまでは隣を歩き、そして出たところで別れた。]
(175) 2015/07/09(Thu) 00時半頃
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……
[もしも自分がホストなら。 きっと代用品はのっぺらぼうの、けれど髪型や体格、もしかしたらスピーカーが完備されているかもしれない。 少なくとも、人を認識する重要な要素の声を排除している時点で、自分がホストの可能性は限りなく低い。]
……
[そこまで考え、頭を振る。 今の自分の考えは、ここが精神世界だったら、という仮定のもと成り立っている。
そうじゃない可能性もあるのに、だ。]
知らないことが、多い。
[自分が無知であることは身にしみている。 だからこそ、知る意味がある。
もう一度、図書室に。**]
(176) 2015/07/09(Thu) 00時半頃
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――回想・数カ月前――
[木材の下に雑巾を敷いて、出来る限り静かに釘を打ち付ける。 少し大掛かりな道具を作ることに集中していた自分は、向けられた視線>>183には気が付かなかった。
秋口とはいえ、太陽の光が注ぐ中庭は、作業をするには少し暑い。伝う汗をシャツで拭い、また金槌を振り下ろした。 ひたすら集中している自分が笑みを浮かべていることなど、もちろん気がつかない。]
(214) 2015/07/09(Thu) 16時頃
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[釘と金槌がぶつかる音に神経を注いでいた自分は、足音>>184にも気が付かなかった。 背後から声をかけられて、自分の名前を呼ばれて。そこでやっと気がつく。と同時に、その場で飛び上がった。]
ひ、えっ、あ。
[振り返って、何度もまばたきをして返事をする。 赤銅の瞳が一番に目に入った。それに、この声は美術室で何度も聞いている。 三星だ。 しかし、驚いた。ひたすら驚いた。心臓に悪い。]
(215) 2015/07/09(Thu) 16時頃
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[踊るように正面に回る三星に合わせるように、首を回して彼女の姿を追いかける。 手伝いを申し出られ、静かに頷いた。彼女なら、何も心配はないしむしろ頼もしい。]
そこ。この枠の中を、その色で。
[四つん這いで移動し、腰を下ろす。その体制のまま大道具に実際に触れて、場所を指し示した。 顔を上げ、立っている彼女の顎あたりに視線を投げる。]
お願いして、いい?
[そう、小首を傾げた。**]
(216) 2015/07/09(Thu) 16時頃
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