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32 【Deathland〜minus appleU】

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マーゴは、ワレンチナがアンプルを打つ。>>0:623桜色の薬剤が静脈に消えて行く──3**

2011/06/16(Thu) 00時頃


長老の孫 マーゴは、メモを貼った。

2011/06/16(Thu) 00時頃


【独】 長老の孫 マーゴ

>>0:@28

(-127) 2011/06/17(Fri) 10時半頃

【人】 長老の孫 マーゴ

─ 回想 診察室での出来事>>0:622>>0:623

[桜色のアンプルが打ち込まれても、マルグリットの身体にそれほど大きな変化は起きなかった。例えば、ラウンジでぐったりとしていたオスカーと比べて。]


 ……あ、


[わずかに痺れるような感覚。軽い目眩い。心臓が一度だけ、強く脈打つ。
普段は沈めている父親の記憶が鮮明によみがえる。

そう、ガラスのような心臓を持っていた幼い当時。
マルグリットには、病院も注射もむしろ、好ましいものに思えたのだ。当時の自分には、漂泊された清潔な白で覆われた病院は、とても安全な場所に思えた。治療、注射には看護士と医師のやさしい笑みと、子ども向けの簡易なものであれ、痛みや恐怖を受け入れるに足る十分な説明が与えられた。

 「奇遇ですね。

  私も注射は嫌いではありません。
  そこまでは。」

今、目の前にあるはずの、ミチルの嘘やマルグリットに対する応答への違和感は、記憶の波に押し流される。窓の外を飛んで行く青い鳥には気付かない。]

(427) 2011/06/17(Fri) 11時頃

【人】 長老の孫 マーゴ

[マルグリットが、人工心臓移植後の自身の健康がおそろしく思えたのは、]


 ──……あ、あ
 お父様。


[ふっくらとした桜貝色のくちびるに夢見るような、あるいは獲物を見つけたような笑みが浮かぶ。
何でもありませんから、と言って、笑みを隠すように口元を押さえ、診察室を出た。]

(428) 2011/06/17(Fri) 11時頃

【人】 長老の孫 マーゴ

─ 回想 診察室での出来事>>0:634

[廊下に出て、睫毛を伏せた。
マルグリットは、細い指先を天井にかざして見る。]


 ……ふ、ふ。
 お酒に酔ったみたいな気分だね。
 僕、あの、時と──
 同じ事が出来るような気がしてしまう、今。

 ……大嫌いな椿の花を。
 ねえ。


[それから、何とは無しに窓の外をながめた。]

(429) 2011/06/17(Fri) 11時頃

マーゴは、その時、笛の音は聴いたのか>>0:@28──6

2011/06/17(Fri) 11時頃


【人】 長老の孫 マーゴ

[子どもたちを誘う笛の音は聴こえなかった。
けれども、「アトラクションが動いてる、なら後で、遊んでみるに限る、と思う>>0:636」と言ったホリーの言葉を思い出して、一度外へ出る。]


 お腹は空かせたままなのかしら。
 あなたは可愛いわ、ホリー*。

(430) 2011/06/17(Fri) 11時頃

長老の孫 マーゴは、メモを貼った。

2011/06/17(Fri) 11時頃


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