31 グロい村
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─ 池のほとり ─
[どれほどの時間、薮蚊が小さな無数の点を描く黒い渦に、虚ろな視線をさまよわせていただろう。不快な湿度に、額から汗がしたたり落ちる。けれども身体は悪寒を感じている。 遠くで重い物を引き摺ったあと、大きな音が聞こえた。 男は、瞬きを忘れ、死んだ魚のようになっていた目玉を、ようやく動かす。]
門、
[密林のように生い茂る草木の向こう。大門が閉ざされた瞬間。 声を発しようとした口腔はカラカラに乾いていて、乾涸びた舌が、上顎に張り付きそうだった。]
(66) 2011/05/12(Thu) 00時頃
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[何時から水を、食物を口にしていないだろう。 どうやって、自分はこの寺院らしき建物を訪れたのだろう。 最後の診察と実験の記憶から順序立てて、自分が辿って来たであろう道程を思い出そうとすると、頭蓋から背骨まで響く鈍痛に似た痛みで、視界が赤く霞んだ。]
──悲鳴?
[重い荷物が入ったズタ袋か何かが落とされたような音。響く複数の足音。 門が閉ざされた時よりは近い場所から聞こえて来る音に耳を傾ける事も無く、男は自分の背丈ほどの草に隠れる位置、朽ちかけた庭園の池の水面を覗き込む。
酷く生臭いのは腐った水の中に魚がいる所為か。 水の臭い、死体置き場から流れて来る死臭、男の白衣に染み付いた独特の薬品臭と混じりあう。]
(67) 2011/05/12(Thu) 00時頃
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[袖口をみた。 薄茶色の染みと、白衣の色。着込んだままのスーツ。 何故か、男が現在通称として名刺にも記載している「スティーブン」と言う名は、はじめての英語の授業の時、鼻梁が高過ぎる外国人教師が付けたものだった事を思い出した。当時から成績は優秀で、両親が貧しい事が少年の悩みで。]
私は、医者だ。
[それからふと、視線を上げた。]
(68) 2011/05/12(Thu) 00時頃
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……、……、 俺の鞄は、何処に行った?
[フラフラと幽鬼のような足取りで、歩き始める*。]
(69) 2011/05/12(Thu) 00時頃
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