169 きみがおとなになるまえに
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――広場 >>17>>18――
そうでしょう。
[叶うかどうかはわからないけど、と言いかけたのは、呑み込んだ。 それを自分から否定するわけにはいかない。]
どこへ行こうかしら。 天気がいいから買い物に出たのだけど、店というもののつくりはあまりこども向きでないのよね。 あの人に買い物に出てもらうなら他のものも今買う理由はないし、と。
――わたしも目的がないみたいなものね。
[ハムとワインに加えて野菜とチーズを買う予定はあったのだけど、一度に買い物に行ってもらえるならそれでいい。 そう考え始めたらたいしてすることがなくなって、レモネードを飲んでいたのだ。]
(32) 2015/09/15(Tue) 01時半頃
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ゆきがいいなら、ご一緒するわ。 ひとりを心配してくださるやさしい衣装さんの言うことだもの。
[よく見知った二人だからこそ、簡単に承諾した。 ゆきの了承が得られれば、手の中のレモネードは飲み干してしまおう。]
(33) 2015/09/15(Tue) 01時半頃
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どこからかしらね。 わたしのことを知らない――のは、よくあることだとしても。
とってもショーを見たそうにしていたから、旅行か、何かで、来たんじゃないかな。
[>>19皮肉ではなく、遠客が知らないのは不思議ではない。 今だって、ショーキャストがショーステージの目の前でレモネード飲んでたというのに、人だかりどころか歌のリクエストすらされないのだから。
首傾げて同行を誘われれば>>20、ゆきがいいならと言った手前もう断る理由もない。 ゆきの、繋がれている手の反対側に立って歩き出す。]
(34) 2015/09/15(Tue) 02時頃
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そうね、賑やか。 さっき何か、ステージのほうで声も聞こえたし。 落ち着いたみたいだから、行ってみる?
[その声の主が、広告に乗る自分の姿を追っているなど、知らず。 発揮するほどの野次馬根性持ってはいないが、行き先がないならわかりやすい目的地だった。]
『パセリ、セージ、ローズマリーにタイム、 それから一面コショウの実を蒔けと、 そうしたら私は恋人になれる』
[ゆきのうたう>>21のに合わせて、歌を続く。 やわらかい、けれどこども独特の響きで、歌は風に乗る。 歌いたい気分は、よくうつる**]
(38) 2015/09/15(Tue) 09時頃
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双子 夕顔は、メモを貼った。
2015/09/15(Tue) 09時頃
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[いくら喧噪のショーステージ前といえど、歌い手のこどもが二人声を紡ぎ始めれば、鼻歌ほどの響きとはいえこちらへちらちら向く顔がある。 時々、うたいながら誰かと目が合えば笑ってみせる。 ふたりで睦まじくうたいあって、目があって無邪気に笑う。 そうしたこどもの笑顔が、この場では求められていた。
ゆきはどうしていたろう。『シルク』と呼ばわる囁き声は、隣にいれば聞こえくる。 わたしはその呼び名は好きじゃない――というよりか、彼が新たに得た『ゆき』という名が好きだったから、彼のことはそう呼ぶようにしているし、そう呼ばれるべきだと、思っている。]
(63) 2015/09/15(Tue) 20時頃
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[ショーキャストの『シルク』でない存在として求められたゆきが、一時期はとても羨ましく、少しだけ疎ましかった。 わたしがお金を稼ぐオルゴールでなくなれる日が来るとは、思っていない。 けれどそれは単なる妬みでしかないのは理解していたし、すぐに淡いあこがれを抱く友に変化していた。
彼は『ゆき』であるべきだと思うし、白磁のその風貌を、儚いゆきと呼んだ言葉は、とても耳にうつくしいと思っていた。]
(67) 2015/09/15(Tue) 20時半頃
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双子 夕顔は、メモを貼った。
2015/09/15(Tue) 20時半頃
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そうかしら。 あなたは、こどもの頃ひとりに憧れたりしなかったの?
[自分の行動は大人の真似ではないけれど、ひとりで行動したがるこどもは天然も養殖も一定数いるだろう。 藤乃に刺さる視線>>72に気づきながら、特別気にも止めていない素振りで歩く。
その視線の向く先は、すぐに変わってしまったが。]
(81) 2015/09/15(Tue) 21時半頃
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[ふと、藤乃の様子が変わった>>83のに、彼を見上げる。 こどもが、ふと隣にいるおとなを伺うのに似て、あどけない表情で。]
どうしたの。
[彼の不安は、察せないこともないけれど。 おとながついているのだからこどもは安全だ。そうでなければ何のために藤乃がいるのかと、この世の"甘さ"も知るわたしは、内心は諭すように。]
(101) 2015/09/15(Tue) 22時半頃
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[止んだ歌声は、一瞬の静寂に続いて歓声を呼び起こした。 ひとまずは、笑顔を向ける。ありがとう、と笑えば、おとなたちはいいものを見たと言わんばかりに満足げだ。 けれど、次第にゆきの反応におとなたちの表情が変わっていくのに内心怪訝なものを抱えていた。
こどもだから笑っていろ、なんて、それこそつくりものだというのに。 養殖を嫌うくせに養殖じみた行為を求める矛盾に苦い息を吐きたい思いだ。]
(109) 2015/09/15(Tue) 23時頃
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[ふと、おとなたちの輪の外側に目立つ朱の色を見る。 旅の人だろうか、和服のひと揃いが目を引いた。]
(110) 2015/09/15(Tue) 23時頃
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そう。 なんでもないのね。
[>>112それ以上は先を問うことはなく、こくりと一度頷いてそれきり。 おとなの輪の対応に追われたのもあるし、食い下がったところで実のある答えがもらえるとも思わなかった。]
(122) 2015/09/16(Wed) 00時頃
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行きましょうか。
[劇場の方の喧騒は、もう随分落ち着いた様子だったけれど、何があったかくらいは、聞けばガードなりが教えてくれそうだ。 と、そこで、こどもの視線が見知った気配>>94を捉える。]
マリオ。 こんにちは。
[実のところ倍以上もの歳の差があることを知っている、キネーンのこどもの大先輩だけれど、見た目で言えば自分のほうが随分年上に見えるだろう。 マリオ、と姉のように呼びかける。手術を受けたこどもの絶対に覆らない矛盾。]
(128) 2015/09/16(Wed) 00時頃
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……?
[ゆきと共に藤乃の手を取り合い、マリオの名を呼んで、珍しいくらいにこどもが集ったというのに、わたしの意識は、すぐに他へ逸らされてしまった。 名前を呼ばれた、ような>>130。 うたっていたのだから、それは当たり前で。ショーキャストを知るおとななら、なんの不思議もないことなのに。
その声は今ここにいる自分に向けるものとは少し色が違う気がして、きょろきょろとあたりを見回した。 悲しくも、こどもの身長は低い**]
(141) 2015/09/16(Wed) 01時頃
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双子 夕顔は、メモを貼った。
2015/09/16(Wed) 01時頃
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こんにちは。ええと……
[マリオを抱いた男の人>>149に、挨拶を返す。 顔つきは記憶にあっても名前を呼べるほど親しくなく、続く言葉は失われた。 ショーキャストと関わりあるおとなは、できるだけ覚えるようにしている。そうでないと、すべてのおとながよくないものに見えた頃があった。]
マリオは、今日はお仕事はないの?
[マリオがショーキャストだけでなく、レンタルにも従事しているのは知っている。 となると、彼が隣にいる今は、仕事でなくオフなのかと問う。]
(166) 2015/09/16(Wed) 20時半頃
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[それからは、彼と藤乃が話すのを何とはなしに聞いたりしていたけれど、不意の声に視線が惑う。 様子問われれば>>150、首を横に振りながら。]
いいえ、急いではないけど。 ……誰かに呼ばれた気がして。
[抱き上げようか、と提案されれば、慌てて否定する。]
いい、いい。この人出だもの、誰が呼んだかなんてわからないし。 うたっていたのだもの、名前くらい呼ばれておかしくない……
[それでも、その声は今ここにいる、ここでうたう自分を指して呼ばれたのではない響きで、やはり何故だか、気もそぞろ。]
(167) 2015/09/16(Wed) 20時半頃
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双子 夕顔は、メモを貼った。
2015/09/16(Wed) 20時半頃
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ヴェス、パ、タイン……
[こどものままの短い舌は、彼の名前>>176を正確に一息で口にするのを許してくれない。 好きに呼んで、というのはその部分を重々承知で、鑑みてのことなのかもしれないが、愛称で呼ぶにはまだ少し距離がある気がして、ためらう。]
……ありがとう。
[今度は忘れないように覚えたと、礼を言って誤魔化すつもり。]
(182) 2015/09/16(Wed) 23時頃
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うん、急いでは、いないけど――そうね。 急いでいないのだから、探してみるのも、いいかもね。
[問題は、手がかりがないことだ。 女の声のようだった、というくらいで、聞き覚えもあまりない声。 探すというのは途方もない話に思えた。 朱染めの着物を着ていた女がいたようなのは気にかかるけれど、東国文化のものが皆々自分を知っているわけでもないだろう。 花の夕顔の話だった可能性も、ある。]
見つかるかしらね。
[声を上げてみようか、それとも、またうたってみるか。 後者のほうが、いいかもしれない。]
(185) 2015/09/16(Wed) 23時頃
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わたしこそ、ごめんなさい。 急いでいたのね。
[用事を思い出した、と立ち去るヴェスパタイン>>178に、小さな手を振る。 マリオもついていくなら、同じように見送った。]
ねえ、ゆき、藤乃さん。 わたし、ここに残るわ。
――探してみたいの。
[それは、ひとりを案じてくれた藤乃に、ひとりにしてくれと頼むのに近い言葉だったけれど、自分の身勝手で彼らの道行きを止めるのはわたし自身好ましくなかった。 彼らはどういう反応をしたろうか、それでも残るというなら止めはしないつもりで、広場中央の噴水の側まで、小走りで駆けていく。]
(189) 2015/09/16(Wed) 23時頃
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[ゆきが、ここに残るかを聞いた>>188のと、決断はほぼ同じタイミングだった。 ゆっくりと首を振れば、彼らと別れることになったろう。 ひとりになれば、行儀が悪いと知りながらも噴水のへりに立ち、少しでも高い視界を確保して、息を吸った。]
(196) 2015/09/16(Wed) 23時半頃
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[袂にしまいこんだ一輪の花を、手に取る。 歌は、何でもよかった。 ただ、花を手にしてうたう歌ともなれば、ひとつだけ。
ゆうべ、聞いた人もいるだろうか。 故郷の花想う、産まれを言祝ぐ祭りの歌だ。]
(201) 2015/09/16(Wed) 23時半頃
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どこ どこにいるの
あなたはだれなの
(-31) 2015/09/16(Wed) 23時半頃
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わたしはここにいるわ
(-32) 2015/09/16(Wed) 23時半頃
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[先の声を聞いたのも、歌をうたった後のことで。 それならば、もう一度人を集めればあるいは。
せっかくのオフの日に、しかもステージの前で堂々と、無許可で、歌をうたうなんて初めてのことだ。 明日怒られたらめんどうだな、と思うのは、今はやめにした。]
(204) 2015/09/16(Wed) 23時半頃
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